ウルトラマンティガ 邪神の降臨   作:晩舞龍

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星の戦士

『象牙の書』に記述がある。

 それは、宇宙の彼方よりやってくる。

 それは、光線を放ち怪物を倒す。

 それは、炎。

 それは、光。

 

 戦士。それは、星の戦士。

 

 彼ら三人の巨人は、運命によってこの宇宙に集められた。全員が、邪神と戦った戦士。それを、この宇宙は呼び寄せたのだ…。

 

 

 昼 日本

 

 ニュースは、空飛ぶ怪物と、巨人のニュース、避難情報などを伝えていた。

 主に、東京大都市圏と大阪周辺に、怪物は飛来。

 その数は、それぞれ、およそ100体にも及ぶ。

 

 東京

 

 怪物のうち、二体が東京の地に降り立つ。その後、破壊を始めた二体の前に、一人の巨人が立ちはだかる。

 

 光の巨人、ウルトラマンティガ マルチタイプ。

 

 銀を基調とし、赤と紫の意匠の体は、人々になぜか恐怖を与えなかった。

 光に包まれたマドカは、巨人となっていることを自覚する。普通の大学生である彼は、なぜか、戦い方が思い浮かんだ。

 その腕から光の刃――ハンドスラッシュ――が放たれ、一体の怪物がひるむ。。

 もう一体の怪物が襲い掛かる。ティガは敵にパンチを放ち、怪物をひるませる。そして、後ずさりした怪物に向けて、必殺光線・ゼペリオン光線を放った。

 大地が揺れ、光線は怪物の体を貫通して後方の怪物をも薙ぎ払った。

 地上にいる人々は喜んだ。怪物が、あっという間に倒されたのだから。しかし、ティガとなったマドカは、上空に無数の怪物がいることを知覚していた。そして、少し離れたところに、別の巨人が現れたのも。

 

 

 

 

 自分を助けてくれた男がいなくなったことに混乱するユリカは、街の向こうに、怪物を打ち倒す巨人を見た。次の瞬間、ユリカの前に、もう一人の巨人が現れる。

 彼は、宇宙を駆けるさすらいの太陽。

 

 

「俺の名はオーブ!ウルトラマンオーブ!!銀河の光が我を呼ぶ!」

 

 その巨人は、基本形態であるオーブオリジンの姿をとっていた。その手には、大きな光の剣が握られていた。オーブはそれで頭上に円を描く。

 ティガが見つめる中、オーブは剣をかまえ、叫ぶ。

「オーブスプリームカリバー!!!!」

 剣を上空の怪物たちに向けて突き出す。

 仲間の二体を倒され、降下してきた怪物たちが一掃される。

 

 東京周辺の怪物はすべて倒された。

 オーブは空の彼方へと飛んでいく。

 初変身の負担なのか、ティガはすぐにマドカの姿へと戻った。

「今のは、いったい…。それより、みんなは無事だろうか」

 大阪に向かうといったレンジの無事を祈り、その場に倒れこんだ。

 

 

 

 大阪

 

 同じく二体の怪物が降りてくる。

 しかし、そこに巨人が現れた。

 

 ウルトラマンネクサス。

 適能者(デュナミスト)と呼ばれる人物に力を与え、共に戦う戦士。

 レンジを適能者として、銀の鍵でつながった別の宇宙から降臨したのだ。

 

 その姿は、適能者のほとんどが最初に為る銀色の基本形態。

 ウルトラマンネクサス アンファンス。

 

 

 腕を十字に構え、必殺光線のクロスレイ・シュトロームを放つ。しかし、その効果は薄く、怪物はネクサスに突進してくる。ネクサスは、それをかわし、腕を胸にあてる。腕を払い、次の瞬間、ネクサスの体の色が変化した。

 ネクサスは、適能者に応じたそれぞれの強化形態へと変身する。レンジもまた然り。

 

 ネクサスは、赤い強化形態へと変身した。

 鮮やかな赤色。

 

 

 ウルトラマンネクサス ジュネッスルージュ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




補足:三人のウルトラマンは、いずれも邪神またはその名を冠する怪獣と戦った巨人という事でこの話に登場させました。
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