キャプ翼ファンがイナイレの世界に転生したようです   作:ウッチー39号

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第15話 自信喪失?

 

 

【皆さんお待たせしました。実況の角間圭太でございます。一之瀬チームの第2戦目です。相手は雷門中フットサル部の中心選手の佐藤三兄弟に野生中のメンバーを加えた3ー7だ!!緊張の空気の中今、キックオフです】

 

 

ピイー 

 

 

ホイッスルがなり一之瀬チームのキックオフ

 

 

 

ボールが一之瀬に渡る。

「土門、西垣、冬木、後ろは任せたよ」

 

 

 

「「「おう」」」

 

 

【おおーっと一之瀬チーム、1回戦目とは違うフォーメーションだ❗前線の土門をディフェンスに下げ守りを固めてきた~~~~~~~~~~~】

 

 

 

 

 

~一之瀬チームフォーメーション~

 

 

若松      山代

 

 

    一之瀬       

 

 

    水木  

 

 

 

冬木  土門  西垣

 

 

 

    高田

 

 

 

【対する3ー7のフォーメーションは佐藤三兄弟を活かすフォーメーションだ】

 

 

~3ー7フォーメーション~

 

 

    五利

 

 

 

    雄太

 

 

 

京太        源太 

 

 

    鶏井

 

 

 

馳威太      田中﹙モブ2﹚

 

 

 

    木島﹙モブ1﹚

 

 

 

 

 

 

 

        ~試合前~

「次の試合は3ー1ー1ー2のフォーメーションでいこう。左から冬木、土門、西垣。次に水木でその上がオレ。トップが若松と山代だ」

 

 

 

「オレは今回はディフェンスに専念した方が良さそうだな。野生のメンバーの身体能力はハンパないからな。特に鶏井の空中戦や馳威太の足は要注意だ。五利のパワーもな」

 

 

対戦経験のある土門が気合いを入れる

 

 

「空中戦ならオレがいるぜ」

 

 

 

「足ならオレだって」

 

若松、山代が対抗意識を向きだしにしている

 

 

 

「そんな簡単じゃないんだって。FFの時も豪炎寺のファイアトルネードを上から押さえられるし馳威太の足は風丸並だ」

 

 

「前半はディフェンスメインでいこう。若松、山代。オレは君たちを信じるよ。君たちなら勝てる。水木は前半は守備に赴きを置いてほしい。三つ子のパスワークを知っているのは君だけだからね。余裕が出来たらオレとゲームを作ってくれ。冬木は敵にボールが渡る瞬間を狙ってくれ」

一之瀬からの的確な指示が出る

 

「﹙一人一人をよく理解してモチベーションをあげるべく仲間を鼓舞する。さすがはフィールドの魔術師だな。にしてもオレの出番はいつくるんだろうか﹚」

少し気分が下がる蒼

 

 

「蒼、大丈夫だよ。蒼はオレたちの秘密兵器なんだから。本戦ではいっぱい働いてもらうよ」

 

 

 

「うん﹙やべー顔に出てたか﹚」

 

「よーしそれじゃ行くよみんな」

 

 

「おお‼」

 

 

          ~回想終了~

 

 

ボールを持った一之瀬に佐藤三兄弟が3人がかりでチェック。正面に京太が立ち右に雄太、左に源太が入り、一之瀬を中心に三角形を形成する

 

 

 

【早くも一之瀬に佐藤三兄弟がチェックに入る。一之瀬は囲まれながらもボールをキープ】

 

 

 

「源太、雄太、お互いの距離を保て」

エースキラー京太が指示を出す

 

 

「「おう」」

三人のトライアングルで一之瀬のボールを奪いに行く

 

 

「一之瀬、甘いパスは容赦なくカットを狙ってくるぞ気をつけて」

手の内が分かっている水木によるコーチングが入る

 

 

 

「やるね」

楽しそうに笑う一之瀬

 

 

「そっちこそオレたち兄弟のプレスをくらってここまでキープ出来るやつはそうはいないぜ」

京太も楽しそうに笑う

 

 

「いくぜ」

チェックを激しくする京太

 

 

「おっと」

一之瀬何とかキープ

 

 

 

【フィールドの魔術師一之瀬がキープするので精一杯だ!!すごくチェックだ佐藤三兄弟】

 

 

 

「﹙この京太のチェックは厳しいな。まるで鬼道と戦ってるようだ。他の二人のチェックも

決して温くはない﹚じゃあこれでどうだ」

一之瀬がイリュージョンボールの構えに入る。

 

 

『真イリュージョンボール!!』

ボールが分身する

 

 

 

【出たぁ~~~~~~~~~~一之瀬のイリュージョンボールだ】

 

 

「くそっ」

「どれが本物なんだ?」

 

 

源太と雄太に焦りが生じる

 

 

「ボールに惑わされるな。一之瀬だけを見て距離を保て」

京太が冷静に指示を出す

 

京太は無理に奪いにいかずバックステップで距離をとる

 

 

ボールが一つに戻る

「そうきたか。本当にすごいね。でも、パスコースができたよ。山代」

ドカッ

 

一之瀬のキラーパス   

 

 

【一之瀬のキラーパスだ山代が走り込んでいる。先制点は一之瀬チームか?】

 

 

 

「甘いチタ」

馳威太がボールをカット

 

 

「何?いつの間に」

 

 

「その足じゃオレには追いつけないチタ」

ドリブルでかけ上がる

 

 

 

「待て」

山代が追いかけるが追いつけない

 

 

「オレが追いつけないだと!?」

 

 

 

 

「馳威太がドリブルで爆走だ!!」

あっという間にバイタルエリアに侵入

 

 

「ここはオレが止める」

水木が構える

 

 

『抜き銅ディフェンス!』

 

 

抜き銅のモーションでボールを取りに行く

 

「おっと」

真正面から入ってくる水木を右に進みかわす

 

 

「急に動きが早くなったからびっくりしたチタがまだまだ遅いチタ」

 

 

「オレの抜き銅が・・」

少なからずショックを受ける冬木

 

 

「追い付いたぜくらえ」

山代が勢い良く馳威太に向かっていく  

 

 

 

『ベースボール・スライディング!』

馳威太の持つボールがベースになりスライディングをしかける

 

 

「ボールの形が変わっただけチタ」

ベースを足で上に蹴りあげスライディングをかわす。すると空中でボールに戻る

 

 

【馳威太が止まらない!!残るは土門と西垣の二人】

 

 

 

「オレが出る」

土門がチェックにいく

 

 

 

「こいつは抜けそうにないチタ。トリ行くチタ」

高いセンタリングを上げる

 

 

 

「やらせるかよ」 

若松がゴール前に戻って跳躍する

 

 

 

「そんな高さじゃ届かないコケ。ゴリ」

ヘディングで右にに落とす

 

 

 

「オレが自分より小さなやつに高さで負けただと」

 

 

「決めるゴリ」

 

 

『真ターザンキック!!』

 

 

 

どこからかツタをだしターザンのようにぶら下がりボールにシュートする

 

 

 

「簡単にはやらせない」

西垣が右足にオーラをためて跳ぶ

 

 

『真スピニングカット!!』

衝撃波の壁を作る

 

 

「そんな薄い壁じゃ止められないゴリ」

 

 

「スピードはそれほどないが何てパワーなんだ」

西垣が吹っ飛ばされる

 

 

【五利の超メガトンシュートだ!!スピニングカットで威力は少し落ちたがキーパー止められるか?】

 

 

 

『イナズマストレート』

高田がボクシングのルーティンから必殺技をくりだす

 

「何てパワーだ!!前にとばせない」

ボールはゴールへ

 

 

 

『真フレイムダンス!!』

一之瀬は炎を発生させボールにぶつける

 

 

【このピンチを救ったのはフィールドの魔術師一之瀬だ!!本来とは違うフレイムダンスの使い方でゴールを死守】

 

 

「走れぇ~カウンターだ」

今度は一之瀬が負けじとドリブルで中央を爆走

 

 

得意の個人技で五利を馳威太をチェックの距離が整う前に佐藤三兄弟をごぼう抜き

 

 

【今度は一之瀬の反撃だぁ】

 

 

 

 

田中と快速をとばして戻ってきた馳威太で一之瀬のコースを塞ぎ、佐藤三兄弟も戻る

 

 

「若松」

一之瀬がセンタリングを上げる

 

 

 

 

「オレは負けねぇ!」

さっきよりも高く跳躍するが

 

 

 

「それじゃあ足りないコケ」

鶏井がクリアする

 

 

水木がボールを拾うが 

 

一之瀬には三兄弟がマーク。激しいマークでボールに触らせない

 

 

司令塔一之瀬を潰された一之瀬チームは水木が司令塔に

 

水木がゲームを作ろうとするが

水木のパスは馳威太にカットされ、空中戦では鶏井にカットされる

 

 

土門、西垣は守備に全力のため、オーバーラップ出来ない

もし、どちらかがオーバーラップしてしまうと失点は免れない

 

 

一之瀬チームは防戦一方だった

 

幸いにも土門、西垣の硬い守りで前半を0ー0で終えた


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