リゼさんはシーナちゃんとして15区入りしてますが、ノロさんはもう死んじゃったなぁ……
でも、アンノウンは別の人がちゃんとやる予定だよ!
ペニーワイズの赫子がクインクス達へ飛来する。
「今度は切り落としてやる……!」
瓜江は赫子を展開し、蛇腹剣を迎撃する。蛇腹剣は衝突と共に勢いを弱めるが、瓜江の赫子はゴリゴリと削られていく。
「無駄だ。あの方の甲赫ならともかく、その程度の甲赫で俺の赫子に耐えられるワケがなかろう」
瓜江にペニーワイズ赫子が届く……その瞬間にムツキのカバーが入る。ムツキは蠍ような尾赫でペニーワイズの赫子二つを打ち払った。
「ほならね、
やや口調がおかしくなっているムツキが、ペニーワイズの赫子を破壊する。
「北斗百裂拳ッ!」
才子は自らへ飛来する蛇腹剣に対し、鱗赫を拳型に変換。蛇腹剣を削りにかかる。鱗赫同士の激突により、互いの赫子は少しずつ粉々になっていく。
「今度はこっちから行くのじゃ! ゴムゴムのバズーカ!」
才子は一対の赫子を再展開し、ペニーワイズへ向けて放つ。長く伸びた一対の赫子に対し、ペニーワイズは同じく二本の赫子を展開、才子の赫子を迎撃した。
「俺も班長としてしっかりしないとな!」
シラズは赫子から無数のロケットを射出。数の暴力によってペニーワイズの赫子を破壊し、残りをペニーワイズ本体に向かわせる。やはりペニーワイズは赫子を再展開し、ロケットを次々に貫き、空中爆破させていった。
「そうこなくては面白くない。俺は鱗赫しか使えないから、尾赫である野獣の力こそが俺を倒す鍵だぞ。それにしても、触手仙人もターミネーターも中々どうして練度が上がっているじゃないか。他の15区メンバー相手は無理そうだが、俺なら倒せるかもな!」
攻撃の合間を縫うように飛んでくるフエグチの蛇腹剣を、同じく自身の蛇腹剣で打ち返しながら、ペニーワイズは楽しそうに笑っている。
黒磐も目、口、性器、肛門といった粘膜を狙い、突きを繰り出すが、攻撃が当たる前に赫子で弾かれてしまう。
「ふぅむ。脅威度を再評価するのであれば、『野獣』>『仙人』>『ターミネーター』>『セイバー』>『あいさつ』>『黒磐』といったところか。だが、ターミネーターはライダーのクインケを持っているから、総合的な脅威度は一番上か? ともあれ、あいさつと黒磐は脅威にならんな」
そう呟くペニーワイズ。瓜江の心に、ドス黒い何かが吹き出していく。
「クソピエロ絶対殺す……ッ!(俺が脅威にならないだと? 許せん。使うか? フレーム4……いや、ダメだ。いくら何でも真戸の目の前で許可無く使ったら、どんな処分を下されるか分かったもんじゃない……)」
瓜江が怒りを
「北斗羅漢撃じゃッ!」
「爆砕かけますね!」
迫り来る無数の蛇腹剣を、片や枝分かれさせた無数の赫子で凌ぎ、片や一本の尾を振り回し、赫子を破壊していく。
だが、いくらRc促進剤ありでも、ペニーワイズの赫子の方が強いようだ。二人はジリジリと後退を余儀なくされ、背後には壁が迫る。
「消し飛べ! ペニーワイズッ!!」
シラズが弾幕を張り、才子達を援護するが、ペニーワイズは止まらない。ペニーワイズは再生力に優れた鱗赫の喰種なのだ。多少被弾したところで、たちどころに再生してしまう。
「真戸准特等! このままでは全滅する! フレーム4の許可を!(俺の手柄だ……誰にも渡すモノか……!)」
瓜江が叫ぶ。アキラは僅かな時間逡巡し……。
「やむを得ないか……瓜江と
シラズと瓜江はフレーム4を解放した。さらに上乗せされた赫胞の力と、そこに潜む狂気も合わせて解放されていく……。
「いい音でしょう? 余裕の音だ。馬力が違いますよ!」
シラズが先程よりも大きく、数の増えた弾幕を放つ。次々とペニーワイズに着弾し、爆発を繰り返す。ペニーワイズの足が止まった。
「おはよう! ぼくうりえ! さようならぺにーわいず!」
瓜江は凄まじ勢いでペニーワイズへと駆け寄り、赫子を一閃。ペニーワイズの肩からナナメに引き裂いた。ペニーワイズは即座に再生するが、たまらず後方へ引き下がった。
「おーう、中々やるじゃないか。だがどいつもこいつもフレームアウトギリギリだな? あまり使い続けると戻れなくなるぞ? セイバーも非情な決断をするものだ。それとも、流石騎士王と褒めるべきかな?」
衣装は爆発や斬撃でボロボロになりつつあるが、ペニーワイズの肉体はまだまだ健在。先は遠い。
「
才子がペニーワイズに肉薄し、ぼくさつ2号を叩き付ける。鱗赫特有の強度の低い生身では受けきれないと判断。蛇腹剣を盾のように展開し、ハンマーの一撃を防ぐ。
「モードチェンジ─────
才子の攻撃は止まらない。ハンマーを防がれたと同時に赫子を展開。砂のように広がる赫子はペニーワイズを包み込み、握りつぶす。
ペニーワイズは握り潰されてクシャクシャになるものの、即座に体を復元。才子から距離を取ろうとする。
「まだまだじゃ! 赫子キャンセル! そんでもって
横薙ぎの一撃がペニーワイズを真っ二つにする。だが、斬られた両断面からは赫子の様なナニカが伸び、ペニーワイズは体を再結合させる。
「赫子キャンセル! 影首縛りの術!」
才子はロープの様な赫子を展開。ペニーワイズの全身を締め上げていく。
「シラギン! 宝具を使うのじゃ!」
「OK!」
シラズはナッツクラッカーを射出。
「さらばじゃ道化師! シラギンの
ナッツクラッカーはペニーワイズに着弾。大爆発を起こす。
ペニーワイズもノロ同様粉々になり、あたりに散らばる。
「皆の者! すぐに肉片を叩き潰すのじゃ! 何処かにペニーワイズの
それを聞いたアキラ達は、あたりに散らばるペニーワイズの肉片をクインケや赫子で叩き潰しはじめた。
だが、無数に散らばったペニーワイズの肉片は、意思を持っているかの様に自立し、攻撃を避け始める。
「……本体はどこだ?」
アキラは肉片が集まる場所を探す。無軌道に見える肉片の動きは、徐々にアキラ達から遠ざかって居るようにみえる。
「お前達! 奥側の肉片を狙え、手前の肉片はダミーだ! シラズ! 奥側に弾幕をバラ撒け!」
「野郎オブクラッシャーー!!」
シラズは弾幕を放つ。幾つもの肉片が弾け飛び、あたりをベチャベチャと汚す。
「まだだ、攻撃を続けろ! どこだ……どこに本体の赫胞がある……!?」
必死に肉片を叩き潰していくアキラ達……。
─────だが、時間切れだ。
「ペニーワイズと聞いたら、真っ先に地下を思い浮かべないか? どうやら誰も気付かなかったようだな? 原作を知っている米林一等が
ペニーワイズが顔を覗かせた。その場所は、ペニーワイズが出てきた穴の中……床に散らばっていた肉片は、全てダミーだったのだ……!
「……さて、戦力は把握できた。残念だが、ここで何人かには脱落して貰おう……『サウンドカード』にはクインクスの肉体が必要でな。プロトタイプは既に幾つも作っているが、そろそろ本番に取り掛かっても良いだろう」
ペニーワイズの姿が消える。
「
─────ペニーワイズの赫子が、瓜江の腹部を貫いていた。
「ごふっ……っ!」
「さて、このままでは再生されてしまうだろう。ゆえに俺はこうするわけだ」
ペニーワイズは瓜江の手に手錠をかける。その手錠はCCG謹製のRc抑制剤を注入するクインケ鋼で作られた特別製手錠だ。捜査官として潜入している15区陣営は、CCGの色々な備品をこっそり盗んでいた。
「こ……こんに、ち……は……」
「まずは一人目」
続いてペニーワイズは近場に居るムツキへ迫る。
「頭にきますよ!」
ムツキは赫子を展開し、ペニーワイズの脳天目掛けて放つ。だがペニーワイズは素早く首を傾けて回避すると、一気にムツキへ肉薄する。
「野獣の赫子は取り回しが悪い。ホモはせっかちだがガバガバだからな」
「ンアッー!」
ペニーワイズはムツキへ手錠を嵌める。急速に力を失ったムツキは、べしゃりと床に倒れ込んだ。
ペニーワイズは次の狙いである才子の元へ。
「モードチェンジ! ウルトラブルカノ砲!!」
才子は赫子を大砲型に変形、分離型赫子の要領で、赫子の砲弾をペニーワイズに射出。
轟音と共に飛来する赫子の大玉は、ペニーワイズの上半身を吹っ飛ばす。だが即座にニョキニョキと体が生え、次弾装填前へ才子に肉薄する。
「三人目」
「ぐぬぬ……無念じゃ……」
飛来するフエグチを弾き返し、果敢に挑んでくる黒磐を蹴り飛ばし、最後に残ったシラズ目掛けて、ペニーワイズは走る。
「地獄に落ちろ、ベネット!」
今までに無いほど無数のロケット弾幕が展開される。だがペニーワイズは赫子を盾のように展開し、弾幕を防いでいる。そのままシラズに接近すると、その手に手錠をつけた。
「さぁセイバー、黒磐。頼りのクインクスは全滅したぞ。速度の遅いドクターと、火力の無い刀でどこまでやれるかな?」
─────そこからは蹂躙であった。
ペニーワイズはフエグチの攻撃を避けきり、幾度もアキラを拳で殴りつける。
黒磐の刀は避けるまでもなく赫子で弾き、蹴りを腹部に叩き込む。
やがて、出血とダメージでアキラと黒磐が動かなくなった頃、ペニーワイズはゆっくりと無線機を取り出した。
「こちらペニーワイズ。クインクスを片付けました。
『じゃー、ウリィとシラギンを持ってきてよ。屋台骨を両方失ったクインクスが、今後どうなるのか興味あるし』
ペニーワイズはシラズと瓜江を担ぐ。
「仙人と野獣は動けないだけで意識はあるんだろう? ターミネーターとあいさつは貰っていくぞ。お前達がこのまま
ペニーワイズは穴から去っていく。
ムツキと才子の目からは、止めどなく涙が流れていた……。
火 力 不 足 の 黒 磐
どれほど身体能力が高くても、クインケが弱いと15区相手には何もできない。
Q.瓜江はともかく、不知もフレーム4使えるの?
A.15区とかいうとんでもない敵がいるので、クインクス達はみんなフレーム4まで使えるようになっています。
モブばっかり脱落していた本作ですが、ついに物語のメインキャラが脱落してしまいました。
不知さんの脱落は原作通りですが、本作では瓜江さんもここで脱落です。むっちゃんと才子ちゃんは二人で頑張ってね!
……でも出番はまだあるゾ(愉悦の笑み)
今まではほぼ原作沿いでしたが、ここから少しずつ原作と話がズレていく予定です!
瓜江さんがいないことで、色々なフラグが消え、色々なフラグが立ちますねヾ(*´∀`*)ノ
カオリ「ねぇ小林?マユちゃんのクインケは回収した?」
小林「あっ……」