真夏の日差しが照り付ける日、カオリの携帯にニコからの着信が入る。
『ハァイ、ニコよぉ? 宗ちゃんいつでもいけるってよ?』
どうやらニムラは本当に短期間で人工喰種化の知識を詰め込んだらしい。
「ありがとー。どこに行けばいい?」
『えっとねェ……今から場所を言うからパソコンで調べて頂戴』
ニコはカオリへ住所を告げる。カオリはパソコンで住所を検索するが、そこには雑木林が写っているだけだ。
「んーっと、ストリートビューで見てるけど……何ここ? 森?」
『ここ、キジマの秘密基地があるのよ。キジマが捕らえた喰種を拷問したり解体したりする場所なのよん? 宗ちゃんが機材用意してるから、後は好きな時間でネ? それとこれはサービスで教えちゃうけど…………』
ニコはカオリへ『ある情報』を告げる。
「ありがとー! それじゃ明日の夜にリオちゃん連れていくねー。準備よろしくー」
カオリは電話を切ると、仲間達に電話をかけ始めた。
「ろーちゃんおつかれー。明日の夜決行するから、ろーちゃんも来てね? 宗太さんはろーちゃんに来て欲しく無いみたいだけど、油断はできないからねー」
「もしもし小林? 明日の夜10時に私の家までタクシーよろしくねー」
電話を終え、カオリの準備は完了する。そして、キジマとリオの運命もここに確定した……。
翌日の深夜、カオリ達は小林のタクシーで目的地へと向かうが、少し人通りのある場所にてタクシーは止まる。
「ここからは歩いて向かうけど……私達はこっそり向かうよー。まっすぐ行くのはリオちゃんだけ。頑張ってねー? 小林はいつもごめんね。留守番でよろしく」
「ほっほっほ、運転手の宿命ですからね」
「はい……今日でキジマと決着をつけます!」
リオは力強く頷き、一人目的地へと歩き出した。
フレディの衣装に身を包んだリオは雑木林の中を進み、一軒の建物がポツンと建つ場所に辿り着く。
「キヒヒヒッ! 本当に来るとはお手柄だよ
「えぇ、彼の兄がここに居ると情報を流しましたからね」
そこには、キジマとニムラが待っていた。
「やはり旧多君はここぞというときにできるねぇ……だからこそ私はキミに早く昇進して欲しいと思っているよ」
「いやでも僕弱いんで。キジマさんをこんな姿にした相手なんて即死しますよ即死」
キジマへ
「キジマ……」
「旧多君は見ているといい。さぁ、地獄へ仕舞っちゃおうねぇ……!」
キジマはニタリと
それでもなお、キジマは嗤っていた。
「良く来たリオくん! 君が私と決着をつけたいと聞いてね? わざわざキミの兄をコクリアから連れてきたんだ!! だがこれは慈悲ではない。空中高く放り上げられたキミが、私のクインケでバラバラになる姿を見せるためだ」
「……兄さんは返してもらう」
「キヒヒヒッ! リオくんは本当に愚かだねぇ……? この私がキミ相手に何の準備もしてこなかったと─────」
その時、周囲の地面から煙が噴き出す。
「─────思っているのかな?」
「視界を塞いだ所で……ぅぶっ……あ、れ……?」
煙から離れようとしたリオだが、バランスを崩し地面へと倒れ込んだ。
「これは『
Rc細胞。それは喰種の身体能力や赫子の形成に必要な細胞である。Rc細胞が抑制されると、喰種は赫子が出しづらくなり、身体能力も落ちる。
リオの居たコクリアでは恒常的に使われている薬であり、その効果は嫌というほど知っている。
「なん……で……」
だが、Rc抑制剤は『液体』であったはず。
「キヒッ! つい最近開発されたばかりの試作品さ!! さぁリオくん……違うな……『ジェイル』!! あの時の借りを返すとしよう」
キジマは二つあるアタッシュケースの内、一つを起動させると、その中からスレッジハンマー型のクインケが飛び出してきた。
「リオくんは『レザーフェイス』に拾われたらしいじゃないか? だから私もね……
キジマは『ぼくさつ1号』を振りかぶると、リオ目掛けて叩きつける。
「っ……!!」
CRcガスで上手く動けないリオだが、間一髪でハンマーを躱し……。
「こんなガスっ!!」
「おぶっ!?」
キジマの腹部へ蹴りを放った。
Rc抑制剤で無力化されていた半年前とは違う。今のリオはRc細胞を抑制された中でもある程度動けるくらいには強くなっていた。
「ゴホッ、ヒヒヒッ! そうでなくては殺し甲斐が無い!! さぁ始めよう、
キジマは楽しそうに笑い、再びリオへ向かって走る。リオは再び迎撃しようとするが……。
「なっ……!?」
キジマは片足が義足であるにも拘らず、先程よりも遙かに速い速度でリオに迫っていた。
「
「ぐべっ!!」
リオの側頭部をハンマーが鋭く打ちすえる。
「
脳震盪を起こし前後不覚に陥ったリオを、キジマは空中へと弾き飛ばす。
「
飛び上がったキジマは、リオを地面へと叩きつける。
「
地面に転がるリオへ、キジマはフルスイングを放つ。
腹部を強烈に殴打されたリオは、轟音とともに雑木林を薙ぎ倒しながら飛んていく。
「ふーっ……この体で連撃は堪えるねぇ……さて、リオくんの様子はどうかな?」
キジマはゆっくりとリオの元へと向かうと、リオは血溜まりの中で力無く横たわっていた。
「ヒヒヒヒヒ!! かつてあれほど苦戦したジェイルがこうも一方的とは……
キジマはハンマーを投げ捨てると、もう一つのアタッシュケースに手をかける。
「あ……ぐぅっ……」
キジマの想定通り、リオは死んでいない。だが、出血、内臓の損傷及び骨折……通常の喰種であれば治癒に何日も要するレベルの怪我である。
「……っく、ぁー……!! こん……なの…………すぐに……治るっ!」
しかし、リオもまた15区に染まりきった喰種にして、再生力の高い鱗赫を持つ。傷の再生は凄まじく速い。
「キヒヒヒッ! 想定以上の再生速度だな!! では私は『レザーフェイス』の様に……トドメは『コレ』を使うとしよう」
キジマはアタッシュケースを起動させる。アタッシュケースからは歪な形状の『チェーンソー型クインケ』が姿を現した。
「さぁ……
キジマはチェーンソーのエンジンを回す。チェーンソーはRc細胞を燃料にし、甲高い音を立てながら刃を回していく。
「……っ!? ……その……クインケは……」
チェーンソー型クインケに使われている赫子の形、そして……ニオイ。それは紛れもなく……。
『─────おっ、リオ! エロ本拾ってきたのか? なんて書いてあるんだ?』
兄の赫子を元に作られたクインケであった。
「兄さん……?」
「如何にも! そして……」
キジマはスーツのジャケットを脱ぎ捨て、『マスク』を付ける。
「あ……あぁ……ああああああああ!!!」
ジャケットを脱ぎ捨てたキジマの姿は、ワイシャツと
『リオ、お前は俺が守る、死んだ親父やお袋の代わりにな』
─────リオの兄の顔でできたマスクだった。
顔に生皮を貼り付け、チェーンソーを装備したキジマは、革靴及び義足と長靴の違いこそあれ、紛れもなくレザーフェイスの姿。
「あの日逃げたキミが悪いのさ。貴様が逃げたから、兄は死んだ。そう、私が殺した! 貴様の兄が『ジェイル』では無いことなど、始めっから知っていたとも。リオくんを呼び出す良い餌になると思ったのだがねぇ……」
兄の顔を被ったキジマが嗤う。まるでリオの絶望を糧とするかの様に。
「コクリアを脱走し、初めて私に連絡を寄越したとき……ブラックドーベル残党の『ルチ』の動画を送ってきた時だ。キミの兄はすでに! この私が! 殺してやったのさ!!」
涙を流すリオを、キジマはゲラゲラと嘲笑う。
「兄の最期はなんとも呆気なかったぞ? 随分と情けなくもあった……キヒヒヒッ! 貴様の兄をクインケ鋼のフックへ吊し、手足を『ぼくさつ1号』で何度も何度も再生しなくなるまで砕いた。貴様の兄のあの時の顔といったら……心が踊るゥッ! その後は泣き叫ぶ貴様の兄を拘束台に縛り付け、生きたまま顔の皮膚を剥ぎ取ってやったさ。命乞いをしながら死んでいくサマは絶頂すら覚えた。貴様の兄は全てを話して死んでいったぞ? 弟の貴様を何も考えていなかったなァ!! ……っと、ビデオを撮ってあるんだ。キミにも聞かせてあげようかねぇ? 旧多君、ビデオカメラを再生してくれ」
ニムラは鞄からビデオカメラを取り出し再生する。画面はニムラが見ているため、リオからは見えない。
だが、そこから響く断末魔の声は、紛れもなく兄の声であった。
「貴様はすでにクインケになった兄を救おうと、必死に無駄な努力を積み重ねてきたのさ。素晴らしい兄弟愛だ! とっても愉快で不愉快だったよ!!」
「何で……こんな酷いことを……」
全てが手遅れであった事を知り、リオは力無く呟く。
「いい加減理解したらどうだ? 私が当てずっぽうでキミを狙っていたと思っているのか? だとしたらCCG准特等捜査官をナメすぎだ。始めから言っているだろう? 貴様の兄は真実を知っていたからリオくんを庇ったのさ……なぜ気付かない? ジェイルは貴様自身だよ、リオくん」
「…………」
キジマはチェーンソーをふかす。爆音と共に、喰種を切り裂く刃が真夏の夜闇に火花を咲かす。
「さぁ、兄の赫子で死ね」
キジマはゆっくりとリオへ近付いていくが……。
「…………」
リオ何も話さず、ゆっくりと立ち上がった。
「ククッ……全てが無駄と知り諦めたか? だが良い、これで終わりだ」
「僕は…………ない」
「……?」
リオが何かを呟いたが、あまりにも小声ゆえにキジマは聞き取れない。
「何か遺言かな? 聞いてやろう」
「僕は……お前を許さないッ!!」
突如、リオの気配が膨れ上がった。抑制されているはずのRc細胞は強引に活性化し、リオは赫子を取り戻していく。
「おお、おおおお!!」
それを見て、キジマ歓喜の声を上げる。
「やはり! やはりだ!! その赫眼!! その
キジマはチェーンソーを振り下ろすが─────
「何ッ!?」
─────リオは
「……死ね」
リオは
「グガッ!?」
キジマは義足を折られ、もう片方の足も切り落とされた。
「ッき……き、貴様ァァア!!」
キジマはリオの尾赫にCRcガスを投げつけ、脆くなった所をチェーンソーで切り払う。
「ギィィイイイ!! 痛い痛い痛いぞジェイルゥッ!! 貴様の足も切り落としてやる!」
両膝から下を失ってなお、キジマの闘志は潰えず、そのままリオへと走る。
「遅過ぎる……」
リオは
「それだ! その羽赫だッ!! 私の体と部下を奪い去ったその赫子ェエエエ!!」
水晶が体にめり込み、弾ける事でキジマの体積は少しずつ減っていく……。
「ッ…………」
そして、ついにキジマの足が止まる。
「ま……まだだ……まだ……終わらないさ!! 私が……貴様を殺すまで……!!」
息も絶え絶えなキジマへ向け、リオは爪の様な甲赫を腕に纏う。
「永遠の悪夢に堕ちろ。キジマ」
リオはキジマの腹部に向け、その爪を突き出すが─────
「はーい、そこまでだよー!」
─────リオと死にかけのキジマは、細い根のような赫子に縛り上げられた。
声をかけたのは黄色いエプロンに長靴、そしてジェイソンの皮を貼り付けたホッケーマスクを装備した喰種……カオリである。
「ま、さか……奴が……15区のレザーフェイス……!」
「姉さん!? 邪魔をしないでっ!!」
リオは縛り上げた張本人であるカオリに向かって叫ぶが……。
「うるさいなー」
「……っぐぇ」
カオリは尾赫の締め付けを強くし、リオを強制的に黙らせた。
「ボウヤ、今の姉様は大層不機嫌でしてよ? ミスターキジマがあまりにもレザーフェイス然としているせいで、姉様は大きなダメージを受けておりますの」
「ほんとだよー! ハンマーとチェーンソーに、皮だけでできたお面……私のなんちゃって
カオリは『ぼくさつ1号』と『チェーンソー型クインケ』を拾い上げると……。
「はい。認証解除宜しくねっ!」
ニムラへと手渡した。
ニムラとカオリの様子に、キジマは最悪の想像が脳裏をよぎる。
「ふ……旧多君……? まさかキミは……」
「すみませんキジマさん……僕、最初からこっちの味方なんですよ」
申し訳なさそうにニムラは頭を下げる……だが、その口元は裂けるかのようにつり上がっていた。
「でも安心して下さいキジマさん。僕は裏切り者ですが、ちゃんとキジマさんは助けますよ」
ニムラは治療キットを手に、キジマへ応急処置を施していく。
「全く……ランサーが居るのは想定外なんですけどねぇ……アナタと違って僕はランサーをあまり信用してないんですよ? だってSSレートなんて怖いですし」
治療を続けながらもおどけたように話すニムラに、ロウは肩をすくめる。
「……CCGに認定されていないだけで、姉様は紛れもなくSSSレート級ですわよ?」
「フフフ……冗談。そんなの知ってますよ? そうじゃなきゃ『
愉しそうに笑いあうカオリとロウ、そしてニムラ。
キジマの顔は屈辱に歪み、リオは自らの居場所が無くなっていく感覚に囚われていた。
「ね……姉さん? なんで? 僕かジェイルだったことに何も言ってくれないの……? なんで……キジマの部下と仲良くしてるの?」
「んー? だって私、
リオは目を見開く。それはカオリが最初からリオを信頼していなかった事を意味する。
「そ……んな…………」
「ふふふっ」
カオリは優しく微笑む。だが……それはリオの心に深く突き刺さっていく。
「なら……僕は、なんのために……」
「そんなの簡単だよー? 私がリオちゃんの赫子に価値を見出したからだよー? 後はチェーンソーのクインケが欲しかったからかなー」
赫子二種持ちのカオリを超える才能である『赫子四種持ち』『捕食相手の力を得る赫子』。それこそがリオの価値であった。
「私は確かに他の喰種達より少し強いけどさー、速い相手には逃げられちゃうし、アオギリの白髪さんみたいな相手にも相性が悪いんだよー? それを埋めるのがリオちゃん。だから私にはリオちゃんが必要だった。でも、おにーさんは別に要らないかな。リオちゃんが最初に言ってた話だと、間違いなくおにーさんは私の邪魔にしかならないだろうから、もし生きてたとしても私が殺す予定だったよ? むしろクインケになってて良かったねリオちゃん! 形に残るよっ! しかもチェーンソーになってて私は嬉しいよ!」
リオの兄はおそらくカネキと同類。もしくはそれに近しい価値観を持っているとカオリは予想していた。その精神性は、カオリにとって邪魔にしかならない。
「とまぁ、これがリオちゃんを私が助けた理由だけど……リオちゃんはどうかな? 全てが最初から無駄だと理解した今、リオちゃんはどうしたい? まぁ、答えは決まってるんだけどね。一応聞いてあげるよー」
リオの心には、深い悲しみが広がっていた。
「ねぇリオちゃん、おにーさんを奪ったキジマさんが憎い?」
悲しみの海に、一筋の光が揺らめいている。
「リオちゃんのリオちゃんを何度も踏み潰したろーちゃんが憎い?」
だが……その光は白ではなく、赤。
「リオちゃんの悲しさも理解せずにふざけるペニーワイズが憎い?」
赤い一筋の光は、ゆらゆらと揺れながら大きくなる。
「キジマさんとリオちゃんをカゲから操ったフルタさんもとい、居酒屋のみんなが憎い?」
その光は怒り。
「それとも……」
赤い怒りの炎が、静かに燃え盛っていた。
「リオちゃんの
─────その時、リオは『理解』した。
「ふふふっ……おめでとうリオちゃん。これでキミは『ジェイル』から『フレディ』になった」
カオリは拍手をする。リオを見るカオリ達の目は、愉悦に満ちていた。
その中にたった一人、敵だったハズのキジマだけが、哀れむような目を向けている。
「あ、あはは……ははははははっ!! ……そうだよ、姉さんが憎い! 姉さんが憎いさっ!!」
リオは笑う。縛り上げられたまま、狂ったように笑う。
「ふふふっ……『あーるしー』がどんどん濃くなっていくねー。おめでとう! おめでとう!」
「はぁ……姉様、アタクシ達は先にあの小屋にいってますわね。鮮度が大切ですので、お遊びもほどほどにお願いします」
ロウとニムラはキジマを抱えながら、キジマの隠れ家へと入っていった。
「返してよ……兄さんとの日々を……楽しかった思い出を……男としての僕を……心と体、その全てをっ! ……僕を返してよぉっ!!」
リオはカオリの拘束を引きちぎった。
「へぇ……いつもみたいに理性を失って暴走しないんだ? その絶望こそがリオちゃんを一歩進めるためのカギだったのかなー? いくら調整しても、脳をいじっても駄目だったのにねー」
リオの拘束が無くなったにも拘らず、カオリは平然とそこに立っている。
「ふふふふっ……ブギーマンに怯えるハロウィンの子供達みたいな目をしても駄目だよ? リオちゃんは何があろうと私から逃げられない……ねぇリオちゃん? 赫子がバイクのエンジンなら、血肉はガソリン。バイクの出力が高ければ、その分ガソリンも使うんだよ? 私から離れたら、ご飯は毎日食べられない。餓えて暴走すれば、フレディはジェイルに逆戻りだよ」
カオリの余裕は終わらない。
「それに、リオちゃんはもう……私から離れられるのかな? ありえないほどの快楽と、脳味噌に直接かけた洗脳。憎くて憎くて狂いそうなのに、狂おしいほど私が好き……ふふふっ……虐めるだけ苛めて、させてあげたことすらないのにねー? さぁリオちゃん、裏切られて、染められて、全てを失って、それでも憎い私にすがりつく?」
カオリは笑いながらも、ゆっくりと『特殊な赫子』を纏っていく。
「……裏切られて、虐げられて……男を辞めさせられて……それでも……っ!! 堪らなく憎いのに、僕は……っ!! 憎いハズなのにッ!!」
リオは朱い涙を流しながら、その身を『特殊な赫子』で包み込んでいく。
「……大好きだよ、
「
リオの赫者は、ロウと戦った時の姿と異なっていた。
「おねぇちゃん……オネェチャン……」
肩から追加の腕が一対、股関節から追加の足が一対生え、栗色の髪は井戸から現れた幽霊のように長く揺れる。手足はみるみる長くなり、体も全体的に肥大していく……。
「その姿は……へぇ、リオちゃんは蜘蛛? 蜘蛛は虫だけど花の味方……まぁ正確には虫の敵なんだけどねー。花と敵対する虫になりたくても、結局花の敵になりきれない、そんな可愛い可愛いリオちゃん……ふふっ……遊んであげるね」
異常なほどに伸びる8本の手足……否、8本の脚で佇むリオの姿は、まさに巨大蜘蛛であった。
最 終 回 死 堪 モ ー ド
ただし髪の色は黒髪じゃなくて栗色。
お姉ちゃん呼び。ついに果実はここに成った。
原作JAILはここからリオくんが急激に強くなっていきます。
本作のリオちゃんはこの時点で原作最終形態に。
でも、リオちゃんはまだ強くなるよっ!
キジマさん、安定の中の人ネタざんまい。次話も中の人ネタ多めでお送りします。
■ぼくさつ1号
原作に『ぼくさつ2号』があるなら、1号もあるよね?って事で生まれた独自解釈なオリジナルクインケ。
2号よりも柄が長い。
■原作と違う点
・原作よりもリオちゃんが遥かに強いのでキジマさん本気モード。CRcガスも使うぞっ!
・原作ではキジマさん撃破後、真実を知ったリオくんはカネキさんに優しく励まされます。本作ではカオリがおいうち。
次回、すぐに終わるフレディVSレザーフェイス