ここから20話近く幕間編です。過去話だったり、無印からre編まで(いわゆる東京喰種JackやJokerにあたる時系列)の話だったりが続きます。
なお、ここからはカオリ以外の描写も増えてくるため、タイトルの《Side.》や《過去話》の表記は基本的に消えますのでご注意を。
今回は下記三人の視点からお送りします!
西から来た喰種(無印前半の時間軸です)
上京一年目の花(西暦2000年より前の時間軸です)
北から来た喰種(西暦2000年より前の時間軸です)
幕間第1話 だれかのいつかの物語
ミュージシャンを志望して関西から東京へやってきた20歳の青年『
上京してから早数ヶ月。親が上京前に渡してくれた弁当は2ヶ月前に底をついてしまった。
その後は自殺の名所で死体を待ち続け、稀に現れる自殺者の肉を食べることで餓えを凌いでいた。
「うっわ、いよいよヤバいわ……場所変えたほうが良えんかなぁ……でも場所変えた途端誰かくるのも嫌やしなぁ……」
そして、今日もイクマは現在住んでいる20区から自転車で片道2時間もかけ、自殺の名所と呼ばれる場所で自殺者が出るのを待っていた。
だが、この一ヶ月で成果は無く。餓えは限界に近い。場所を変えるか、変えざるか……。
「……しゃーない、変えよか! いっちょ逆の発想で近場を探してみるかなぁ……20区はおっかない喰種の
もしも彼が同じ場所で死体を待ち続ければ、きっとそこには彼を助ける喰種が現れたことだろう。
だが、彼は選択を誤った。『喰種が消える15区』を選んでしまった彼の運命は、この時に決定したのである。
「やってしもた……普段のノリで出発したから、まだ人がぎょーさんおるやん……」
予定よりもかなり早く到着してしまったため、15区はまだ人通りが多い。こんな中、死体を探すのは無理だろう。
「よっし、なら『本業』しよか!」
イクマは駅前へと自転車を進めた。
イクマは駅前広場に腰を下ろし、背中のギターケースからアコースティックギターを取り出すと、自作の歌を披露し始めた。
歌のジャンルはフォークソング。イクマの母が好んでいた音楽だ。
しばらくイクマが歌っていると、一人の客が立ち止まる。その客は美しくもあり、可愛らしくもある女性だ。なびかせる髪は艷やかであり、イクマはここまでの美人を初めて見た。
客がいればやる気が出る。それがとびきりの美女ならばなおさらだ。イクマはその女性に語りかけるかのように、東京へ来てから作った歌を披露する。
─────神様はそこにいるよ 見失わないで。
そのフレーズを口にした時、その女はニヤリと笑う。
なぜ女がそのフレーズで笑ったのか、イクマには分からない。とはいえその程度の疑問で歌を止めるようなことはしない。イクマは疑問を抱きつつも曲を歌いきった。
「ほぇー……ずいぶん『神様』を想うんですねー」
歌が終わったあと、どこかふわりとした声色で、目の前の女が告げる。
「えーっと……神様がどうかしましたか?」
「この曲、自作ですかー?」
「はい。自分のオリジナルです」
オリジナルと告げた途端、女は少し驚いた顔をした。だが、その表情はすぐに穏やかな笑みとなり……。
「オリジナルとは凄いですねぇ。なら……」
女性はポケットから何かを取り出すと、イクマのギターケースに投げ入れる。その投げ入れられたモノをイクマが見た途端、イクマは腰が抜けるかのような衝撃に襲われた……!
「ゆっ……諭吉ィ!? し、しかもこんなに!?」
それは一万円札。しかも十枚……! イクマが半月以上働いてようやく手に入る金額だ。
「ふふふっ、もしよければですけど、この後お時間はありますか? 貴方の音楽……とーっても興味がありますよー」
金持ち、そして美人からの誘い。まだまだ若いイクマにとって、これはまさに神が与えた祝福ともいえる出来事だ。
「は、はいっ! 今すぐにでも!!」
「ふふふっ……それじゃあ、ついてきてくださいねー?」
イクマは飢えを忘れるほど舞い上がりながら、女の後をついていった。
──────────
「ええと、家……ですか?」
イクマが連れてこられたのは他の家よりも少し大きな一軒家であり、表札には『花村』と書かれている。
「はい、私は花村カオリと申します。ここは私のおうちですよー」
女性の家……イクマの心臓が鼓動を早めていく。その時、自分が名乗っていない事を思い出した。
「あ、自分は桃池イクマ言います! は、入っても……ええんすか?」
「どうぞどうぞー」
カオリの後に続き、イクマはドキドキとしながら家へ入っていく。室内は様々な花で彩られており、イクマはその美しさに圧倒されるが……。
「こっちですよー?」
カオリが進んでいくのは、無骨な銀色の引き戸。ガラガラと音を立てながら開くその扉は、この美しい空間をぶち壊すように感じられた。
とはいえ、それに文句を言うわけにもいかない。イクマはカオリの後を追い、引き戸の奥へと入っていく。
引き戸の先には、地下へとつながる階段が広がっていた。
「おおっ、地下室っすか!!」
「音楽を奏でるなら地下ですからねー。地下なら防音もバッチリですし」
「ぼ……防音室持ちっすか……!?」
自宅の地下防音室。ミュージシャンを目指す者なら誰もが憧れる部屋だ。そんな場所に足を踏み入れることができる喜びに、先程とは別の意味で心臓が高鳴っていく。
「さてと……それじゃあ歌って貰う前に……」
地下室に入ったカオリは、巨大な鉄扉に手をかける。カオリが鉄扉を引くと、中からはひんやりとした冷気が漂ってくる。どうやらこれは部屋の扉ではなく、大きな冷蔵庫の扉だったようだ。
「ご飯どーぞ。電子レンジはそこにありますよー」
「……へ?」
イクマの手に渡されたのは、冷蔵されひんやりとした肉が乗った皿。肉は冷えているため、ニオイは薄い。だが……。
「な……なんでここに人間の肉が!?」
─────紛れもなく
久々の食料に、イクマの口腔から『
「んー……私が喰種だからですよー?」
カオリは目を一瞬だけ赫眼に変え、すぐ元に戻した。
イクマはカオリが喰種だったことに驚きつつも、飢えた体は目の前の肉を優先し、カオリが喰種であることは些細なことだと結論付けた。
「そ……そうだったんスね! えっと……喰っていいんスか!!?」
「どぞどぞー。だって……ご飯には困ってませんし」
カオリは更に隣の、もはや城門とも言えそうな程に巨大な鉄扉を開く。
「なっ……!? なっ……!!」
もはやイクマは言葉が出ない。そこにあるのはカチコチに凍った無数の肉、肉、肉……! イクマが数年かけても食べきれないような量が入っていた……!
「ふふふっ、私は貴方の歌に興味があります。なので歌を歌ってください。報酬にはお金でもご飯でも、好きな方をあげちゃいますよー」
飢えは正常な判断を狂わせる。本来であれば、その肉をどうやって入手したかを考えるべきであろう。だが……イクマは飢えていた。
カオリは食事、金、そしてなにより自分の歌に興味を持っている。イクマはカオリが
イクマは満腹を感じるほどに食事を摂り、二人だけの地下室で旋律を奏でる。今までの全てを披露するように、カオリのお気に召すままに。
「おみごとー!」
持ちうる全てのオリジナル曲を歌いきったイクマに、カオリは惜しみない拍手を送る。
「うん、やっぱりイクマさんは喰種っぽくないというか……人間っぽい? オリジナルにしては歌詞に喰種っぽさが無いなーって感じるけど、歌詞は別の人作成?」
「えっ? 作詞作曲全部自分っすよ?」
イクマの言葉に、カオリは目を輝かせた。
「おおっ! ならイクマさんはどんな気持ちでこの曲を作ったの? とっても人間味があるからさ、ちょっと気になってるんだよねー!」
突如フランクに話し出すカオリに、イクマは歓喜と緊張が走る。
(これは……花村さん、いやカオリさんのお気に入りになれるチャンスや!!)
イクマは今までの曲たちを作った経緯を語っていく。
自殺者の肉を食べる時、なぜこの人は死んでしまったのかと。彼らを繋ぎ止めるモノは無かったのかと。すぐそばには本当は大切なモノがあって、それこそが自分を助けてくれる存在……神様が居たんじゃないかと。
そんな思いを抱かせてくれるのは、母の存在であった。
母は人間であり、『自分ではない赤ん坊の親』だった。だが、その赤ん坊はある日突然死んだ。
突然の死。悲しみに狂い、既に息絶えた赤ん坊を抱え、母は夜の街を彷徨う。
絶望から自殺を図ろうとしていた母は、そんな中で一人の女喰種と遭遇した。その喰種は捜査官に追われており、既に攻撃を受けていたのか虫の息だった。
その女喰種は生きた赤ん坊を抱えていた。女喰種は何を血迷ったのか、見ず知らずの、しかも人間の母に赤ん坊を託した。だが、赤ん坊を失った母はそれを了承する。
母は急死した『本来の赤ん坊』と『女喰種の赤ん坊』を交換した。
その赤ん坊こそが自分である。
母は医者であったため、今まで生きてこれた。母が死体安置所から肉を調達してくれていたから。だから自分は人間寄りの喰種であり、人と喰種両方の世界を知っている。
歌は国境を超えるというように、人間と喰種、音楽を通りしてわかりあえるんじゃないかって思ったからこそ、自分はこの歌を……。
「もういいや。バイバイ」
─────突如、イクマの首が飛んだ。
「くっっっそつまんない。喰種でそんな歌が作れちゃうなら、てっきり芳村さんに近い感じだと思ったのに……人間に育てられたぁ? それじゃカネキさんと変わらないじゃん」
イクマの死体がカオリの赫子に飲み込まれていく。
関西に残した『人間の母』、『人間の友人』……彼らはイクマから連絡が全く来ない事を訝しむだろう。
だが、彼らがイクマの声を聴くことは二度と無い。
そして、イクマがミュージシャンとしてデビューする機会も永久に訪れない。
人と喰種の垣根を取り払いたいと願った青年はこの日、狂人にとって『つまらないから』という理由でその生に幕を下ろすことになってしまった。
「はぁ、例外はろーちゃんだけか……あーあ、もっと楽しみ甲斐のある子は居ないのかなー!」
カオリはイクマのギターを抱え、弦を弾く。
「んーっと……ギターってどうやれば良いのかな? ちょっとパソコンで調べよっと」
─────西荻窪駅付近に美人のアコースティックギター弾きが極稀に現れるという噂がある。
美しくもあり、禍々しくもある歌声で『神様』を想うその姿は、邪神を祀る悪の聖女のようだという……。
喰種の少女は津軽の秘境から単身新幹線に乗って東京へやってきた。とはいえ、まだ幼い少女は人間だったとしても法的に働ける年齢ではなく、そもそも人間社会に溶け込む術を殆ど知らない。
ゆえに少女は東京の地下……通称『東京24区』へと潜る。地元では敵無しの少女であったため、東京でも敵無しだと少女は思っていた……。
─────だが、上には上がいることを……少女は嫌と言うほど思い知る事になる。
ある日24区に現れた喰種『オニヤマダ』は、少女へなんとなく戦いを挑んだ。少女はいつもと同じような強さの喰種だろうと高を括ったが……少女とオニヤマダには大き過ぎる力の差があった。
少女は知らなかった。オニヤマダは強者と戦うことを生きがいにする超攻撃的生物であり、一騎当千、一人旅団、覇王……様々な異名を持つ東京最強の喰種であることを……。
無論少女がオニヤマダを下せるワケもなく、オニヤマダは少女を蹂躙し、身包みを剥がし、体中を破壊し尽くしてから、更なる強者を求め地下の更に奥深くへと消えていった。
そして……オニヤマダに蹂躙され、瀕死状態となった少女は、動かなくなった足の代わりに、腕を使って24区を這いずっていく。
その姿は、植物というよりも虫を彷彿とさせた……。
「はぁ……はぁ……ようやく喉は戻せ……っぐ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」
オニヤマダに散らされていく少女を見物していた浮浪者……もとい24区の住民達を皆殺しにし、その赫包と肉を喰らった。だが、オニヤマダから受けたダメージは深く、下半身の損傷は治らない。
むしろ、中途半端に傷が回復したからこそ、激痛が少女を再び苛んでいた。
「痛い……痛いよぉ……誰か、誰か見つけて食べないと……足りない……足りないぃぃぃいい゛い゛い゛い゛い゛っ!!」
砕けた骨盤が、抉られた下腹部が、激痛と共に強烈な飢えを齎す。少女は食料を求め、紅い軌跡を地面に記しながら這いずっていく。
─────そしてついに、
(…………? 壁を……食べてる?)
ガリガリに痩せ細った男が、壁にかじりついている。
「あ、ぐっ……ね、ねぇ……その壁、食べれるの……?」
「!? ……ひ、ヒヒヒ!! 死にかけの肉!? い、いただきまぁぁぁああああああす!!」
激痛を堪え話しかけた少女だが、男から返ってきたのは少女への捕食宣言であった。
「……死ね」
しかし、死にかけとはいえ今まで敵無しだった少女である。CレートやBレートの弱小喰種とはワケが違う。少女に向かって飛びかかった男は、飛びかかる途中で首を切断され地に落ちた。
「だめ、全然足りないっ……」
痩せ細った男を喰らったが、傷は少ししか塞がらない。未だ下腹部からは血液が吹き出しており、ちぎれた神経や砕けた骨は治っていない。
─────そんな中、男が喰らっていた壁が気になった。男の歯型状に削れた壁をよく見ると、ブニブニした肉のようなナニかが蠢いている。
「食べ……れる?」
少女は意を決し、壁に喰らいついた。
「……うぶっ!? うげぇぇえ゛え゛え゛え゛っ!!」
だが、その壁は凄まじく
「痛い……それに不味いけど……不味いだけ……? それに……この痛みは……共食い?」
不味い……だが不味いだけ。人間の食べ物を食べた時のような『拒絶感』は無い。
それは瀕死の少女にとって、救世主となりうる『食料』であった。
「不味い……痛い……まずい……いたい……まず……いた……」
少女は一心不乱に壁を喰らっていく。強烈な不味さが体中を駆け回り、嫌悪感と共に『共食いによる激痛』が体中を襲う。
だが、共食いによる激痛が体を蝕めば蝕むほど、下腹部を切り裂くような激痛は少しずつ薄れていく。
「……『この世の全ての不利益は、全て当人の能力不足……その場に咲いてるだけの花は、強者の一存でいつでも散る』……」
少女はオニヤマダの言い放った言葉を反芻する。屈辱と激痛が螺旋を描き、少女の精神に燃え盛る怒りが広がっていく。
「……今こうして私が、こんな目にあってるのは……私が弱いから……なら、もっと食べなきゃ……『なまはげ』……『オニヤマダ』を殺せないっ!!」
屈辱を怒りに、激痛を怒りに、口に広がる不味さを怒りに、少女はどこまでも壁を喰らい続けていった……。
少年には、好きな少女が居た。だがその少女は少年に興味が無い。いつも花を集め、花を眺めてばかりいる。
将来は花屋になりたいと少女は言う。だが、喰種である自分達に人間の仕事はつけない。
だから、僕と一緒に遊ぼうよ。そういったはずなのに、その日から少女はますます少年と遊ばなくなった。
少女は二種類の赫子を体に巻き付け、花屋になれないなら自分が花になるのだという。そして、花になるための方法は父から教わったのだと。
─────赫者。それは禁忌とも言える存在だ。同族殺しの罪を犯した者が負う、異形の咎……。
なぜ少女の父は止めないのか。元々人間社会に紛れていた余所者だからだろうか?
ゆえに、少年は少女の父に代わって止めようとした。
だが少年は少女を止めることはできなかった。気になる子にいたずらはしたい。だが傷つけたいわけじゃない。
それに、少女は少年に好意を抱いていない。きっと、他の村に住む連中のように殺される。そう考えると少年は少女を止めることはできなかった。
月日が経つに連れ、少女の赫子はどんどん長く、大きく、太く、そして数が増えていった。もはや大木のようになった赫子を持つ少女は、少年が知る誰よりも強くなっていた。
そしてついに、県最大の喰種組織が動いた。たった二人の少女とその父親相手に何人もの大人が徒党を組んで襲いかかるのだという。少年は少女を助けたかったが、少年の親に止められてしまい、助けに行くことは出来なった。
─────死んでいたのは喰種組織の方だった。
だが、少女の父親は死んでしまったらしい。
唯一の生存者である少女は、数百人以上居る喰種達の死体を村に中央に積み上げ、その赫包を片っ端から喰らう。
体が痛むのか、怒りながら喰らうその姿に、大人達は腰を抜かす。そんな中、村に厄介事を持ち込んだとして、村長とその取り巻きは捕食中の少女を討伐しようとするが……少女の食事が増えただけだった。
村の仲間ですら容赦なく殺戮するその姿に、村人たちは我先にと逃げていく。少女を見ていたのは少年だけだった。
やがて敵勢力の喰種を補食し終えると、少女は父親の死体を食べた。綺麗さっぱり父親を食べ終えた少女は、体を綺麗にした後、小さなカバンを持って村を出た。
「どさ!?(貴方はどこに行くのですか)」
「東京! 私はお花になるの!
いつの間に練習したのか、綺麗な標準語で話す少女は、振り向きもせず去っていった。
その日の夜、逃げた村人の何人かは帰ってきたが、多くの喰種は逃げたまま行方を消した。そして、逃げていなかったハズの少年も、村から消えていた。
少女が去った後、少年もまたこっそりと村を抜け出していたのだが、少女が向かったのは『駅』である事を知らない少年は、駅の方角ではなく南へと進む。
少年は東京を目指し、南へ南へと歩いていく。自分ができることはきっと少ない。それでもなお、少女の力になりたかった。
たくさんの人間を殺して食べた。喰種だって殺して食べた。赫包を食べる度、全身に激痛が走る。それでもなお、少年は東京を目指し歩いた。道に迷い、不思議な武器を持った人間と戦い、同族と戦い、傷を癒やすために潜伏し、大切な何かを失いながら、少年は強くなっていく。
そして、1年の時を経て東京にたどり着いた。
だが……。
「容疑者に赫眼の発現を確認。これより交戦を開始します」
メガネをかけた青い髪の少年が、少年に向けて刀を向けていた。
「良いぜ、掛かってこいよ青メガネ!」
この1年で上達した標準語を話し、少年は羽赫を生やしていく。その赫子はまるで氷のように透き通っており、ひんやりとした冷気を放っていた。
「凍えて死ねよ! ドライフラワーにしてやらぁ!!」
氷を放つ少年と、氷のような瞳を持つ少年が、今ぶつかりあった。
幼馴染の少年は雪国らしくガッツリ氷属性。片や冷気にクソザコ系植物。
Q.花の子って状態どうなってんの?
A.事後の状態は所持品全ロスト、内臓損傷と大量出血、顎と喉を破壊され発声不可、骨盤損壊による下半身不随と尾赫使用不可。
■今回の登場キャラクター
・桃池育馬
『東京喰種 日々』という書籍版に出てくる甲赫の喰種。関西弁を話す……ハズが当方西日本には詳しくないので、イクマさんが『やきうのお兄ちゃん』みたいな口調に……。
本来は自殺の名所に留まり続け、そこで四方と出会う。
本作ではカオリに出会ってしまったため、生命活動を停止……死んだのだ。
・オニヤマダ
おそらく当時最強の喰種。超攻撃的生物。原作ではあまり詳しく語られていない喰種ですが、本作では天狗になっていたカオリへ世の中には圧倒的強者がいることを教えるポジションになってもらいました。
・氷を放つ少年
オリジナルクインケ『サカモト』の元になった喰種。カオリに好意を抱いていたが理解されなかった模様。
カオリの上京によって同じく東京へとやってきた。
この後、氷の少年は青髪の少年こと有馬さんに駆逐され、クインケとなってカオリを撃ち抜きます。討伐時の強さは近接を使わない無印のアヤトさんくらい。要は無印アヤトさんの上位互換。むしろ有馬さんが出張らなかったらヤバかった。
有馬「この前は草タイプ、更にその前は氷タイプ。そして今回は電気タイプか……喰種はハイカラだな、なぁタケ?」
平子「ドわすれ3積みしたミュウツーみたいな有馬さんがそれ言うんですか?」
ヒカリ「ぅぐっ……ごめんね、あなた……アヤト、トーカ……」
■超☆余談:カオリの上京経路について
少年は徒歩で修行を重ねながら上京しましたが、本作1話でカオリは新幹線で東京に来ています。
氷「アイツに追いつけねぇ……いや、マイペースなアイツの事だから、もしかして追い越しちまったかな?(所要時間約1年)」
花「津軽線蟹田行きに乗って、蟹田から津軽線青森行きに乗って、青森から奥羽本線で新青森。東北新幹線で上野。終わりっ!(所要時間約6時間)」
2016年4月以降だと北海道新幹線があるので、蟹田より手前の津軽二股で『はやぶさ』に乗り換えるだけで東京です。しかし、20区戦が2013年の話なので、この当時どころか今現在も北海道新幹線はありません。
2016年4月っていつ頃?と言いますと、:reのオークション編が終わってジューゾーさんが特等捜査官に昇進するのが2016年4月です。
ちなみに、カオリは蟹田や青森でクッション挟んでますが、津軽線は一日に一回だけ蟹田で降りなくても青森まで直通するのがあったり、蟹田始発で新青森まで行くのがあったりします。双方一日一回だけですけどね!
■カオリの目的
花になりました。花屋にもなりました。ですが幼馴染に告げた「この村から見えるくらい大きくて綺麗な花になる」は未達成なのです。
ちなみに、カオリの居た村から東京までは直線距離で約600kmです。そこまで見える大きさが目的と言うことは……。