花屋喰種   作:みぞれアイス

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前回の掲示板回から時間が飛んでます。そして今回はキエさんの独自設定増し増しなのでご注意を……。


幕間第6話 林檎婆と花娘4

 少女が村松花子となって一年が経過した。とはいえ花子のやることは一年前からあまり変わっていない。

 花子は日がな家に()もって映画、ゲーム、パソコンで遊ぶ……そんな日々だ。

 

 これだけをピックアップすれば立派な引き籠もりだが、夜になればちゃんと狩り(しごと)をしている。

 

 キエが運転するワゴン車に乗り、人間を世帯ごと行方不明者に変えていく。時には小さな雑居ビルや犯罪組織なども対象になった。

 いつしかキエの家には業務用の巨大冷凍庫が設置され、キエだけなら一年以上は食べていけそうな程の食糧が溜まっている。

 

「さて花子、アンタが家に来てもう一年。肉は凄まじい量が溜まってるし、集めてきた現金や金品も相当な数になった……だが、このままじゃ使えないのは分かってるかい?」

「はーい! それを『まねろん』する必要がありまーす!」

 

 花子は18歳になったが、『人間の18歳』程の知性は獲得できていない。それは学校に通わず、庇護者から適切な教育を受けていないためだろう。

 だが、悪事の知識やセンスについては大幅に上昇した。映画や書籍から悪を学び、キエがその知識を補完するサイクルは、花子をただの食人鬼(グール)から立派な極悪人(ラケッティア)へと進化させたのだ……!

 

「ふむ……なら花子、アンタはコレをどうやって捌く?」

「うーん……こういうときは……ツテを持っている人を捜します! キエさんは売るツテ、持ってますよねー?」

 

 花子は禁制品や盗品を売る場所を知らないし、資金洗浄を請け負ってくれる組織も知らない。

 だが花子は理解している。自身にこれらのノウハウを教えたのは全てキエだ。ならば、キエがその伝手を持っていても不思議ではないと考えた。

 

「……ふん、望んだ回答じゃないがまぁ良いだろう。元々アンタには私の持っている伝手を教える予定だったからね。だが忘れちゃいけないよ? いつまでも同じ組織が使えるなんてこたぁ無いさね……裏切り、高飛び、抗争、国家権力……消える理由なんざいくらでもある。だからアンタもゆくゆくは自分で新しいトコを見つけなきゃならないよ?」

 

 花子は少し不安そうな顔をしている。果たして自分がそのような場所を見つけられるか自信が無かった。

 

「ククク……安心しな。次に連れてってやるのは悪党の見本市みたいな所さ。人間用と喰種用のをそれぞれ教えてあげるとも」

 

 キエはニヤリと笑うと、花子の頭を優しく撫でた。

 

──────────

 

 質素なツナギに身を包んだ花子は、キエの運転するトラックに乗り、どこかへ向かっている。

 

「普段と違う車ですけど、これでどこにいくんですかー?」

「喰種用のオークション兼禁制品の取引所さね。買い付けのために行くんだよ。喰種は安価でモノを売り買いするから、喰種の店で買って、人間の店で売る……これがアタシのシノギってワケさ。だからわざわざ『引っ越し用のトラック』なんて用意したわけだからねぇ……」

 

 キエが運転しているのは某運送会社のペイントが施されたトラックである。ゆえにキエ達は運送屋の作業員にしか見えない恰好をしていた。

 なお、2㌧トラックの荷台の中には、今まで集めてきた禁制品や貴金属、紙幣等が集められているものの、トラックにはまだまだ空きがある。

 

「喰種からは何を買うんですかー?」

「当然人間さね。人間相手にゃ十数億で売れるのに、喰種からは最安数十万で買える。これを使わない手はないねぇ。後は……『麻薬』かねぇ……? 喰種にも効くような劇物は、イカれたジャンキー共にも大人気なのさ。後は弾薬。でも銃そのものは買わないよ。どうせ喰種達に流れてくるのはコピー製の劣化不良品(パチモン)さね」

 

 銃……人間の使う武器だ。だが、キエに銃が必要だと花子は思えなかった。

 

「ククク……言いたいことは分かる。赫子を使えって言いたいんだろう? でもね……人間なら赫子を使うまでもなく、銃がありゃ殺せるのは分かっているかい? それに、銃は人間相手なら不意打ちや脅しに使えるのさ。アンタもハンドガンとスナイパーライフルの使い方くらいは覚えておいた方が良いね」

 

 キエは銃の話を続ける。キエの話の中にはショットガンやアサルトライフルの話も出てきたが、花子には不要と判断した。

 銃は日本社会では完全なる違法だ。所持しているところを見られてはいけない。ゆえに大きなショットガンやアサルトライフルは邪魔にしかならない。

 そして、それらの射程ならば近付いて赫子を使えば充分だ。

 

 

 その後トラックを走らせる事数十分、キエ達は7区にある『ゼウムホール』という豪奢な建物へやってきた。

 

「さぁ()()、ここからはマスク着用だ。これを付けな」

 

 キエは大型車用入口に車を停め、花子へマスクを手渡す。それは人形の顔を無理矢理マスクにしたような造形をしており、花子はホラー映画にありそうだなぁと思った。

 

「良いマスクだろう? 知り合いのマスク屋に作らせたのさね。さぁ、中に入るとしよう」

 

 キエは花子と同じマスクを付け、入口に立つ大柄な男へ封筒を手渡す。

 

「招待状を拝見します……ようこそ罠師様、そしてお連れ様。ごゆっくり当オークションをお楽しみ下さい」

 

 

 ゼウムホールへ足を踏み入れると、絢爛豪華な装飾品が花子の視界を埋め尽くした。そして……。

 

 

「罠師さん、私達の恰好って……すごーく場違いじゃないですかー?」

 

 周りを歩く喰種達は、誰もがドレスやタキシードに身を包んでいる。マスクも仮面舞踏会等に用いられる洒落たモノばかり……。

 片やキエと花子は運送屋のツナギに不気味な人形マスク。途轍もない違和感を放っている。

 

「ククク……これで良いのさ。アタシゃブルジョアジーを気取るつもりなんか無いさね。何せアタシは……」

「─────ソビエトかぶれのエセ社会主義者。プロレタリアートの皮を被ったルサンチマン……でしょう?」

 

 キエの発言を遮るように、誰かが声を重ねる。

 

 声の先には、ゴテゴテした装飾を身にまとったドレスの喰種がいた。

 

「……おや、これはこれは……まさか主催者様がアタシに声をかけてくださるとは……ご機嫌麗しゅうビッグマダム」

「ハッ! アナタが、わざわざ、アタクシの元にやってきたのよ? 思わず控え室から飛び出してきちゃったわよ。さて……とうとうアタクシに()()()()を話す気になったってワケかしらぁ?」

 

 ビッグマダムはとある場所の情報を欲している。そして、それはキエしか知らない事をビッグマダムは知っている。

 ゆえに、ビッグマダムはキエに避けられていると知りつつも、キエの私設私書箱に招待状を出し続けていた。そしてついにそのエモノが来たのだ。自ら出向きたくなるのも無理はない。

 

 だが、当然キエはビッグマダムに飯の種を話すつもりなどなく……マスクの下でニヤリと嗤いながら、首を横に振る。

 

「ククク……さぁ? なんのことか分からないねぇ」

「とぼけなくていいのよぉ? アナタが持ってるロシアンマフィアへの伝手を、アタクシにも教えて頂戴な? 利益の独占はブルジョアジー的な思考じゃなくて?」

 

 キエは独自の取引先を持っている。それこそがソビエト時代から暗躍しているロシアンマフィアだ。

 その販路は人身売買に銃器の密輸、禁制品の売買にマネーロンダリングと手広いため、資産家の喰種達も目を付けていた。

 

「とんでもない、ブルジョアジーの利益独占を防いでいるアタシは敬虔なプロレタリアートであると確信していますとも……それに、彼らは生粋のプロレタリアートさね。ブルジョアジーの極地に到る貴方が、アタシの革命的取引先を知っても無駄なだけじゃないかと思いますがねぇ……」

 

「ソレはアタクシが決める事よぉ? そもそも、アナタとアタクシじゃあ、財力も武力も違うのはお分かり? アナタを拘束して、アナタのいう革命的取引先の情報を奪う事など容易くてよ?」

 

 ビッグマダムが軽く手を翳すと、無数の喰種がキエ達を取り囲んだ。

 

「ククク……そう来ると思っていたさ。でもねビッグマダム……アタシが何の策もナシに貴方が主催するオークションに来ると思うかい? ……坊主、どうかな?」

「びっぐまだむ? って人を含めても余裕ですねー。この周囲に強いニオイはしないですよー」

 

 天然のスカウターの如き花子の嗅覚は、ビッグマダム達の持つ赫包の濃度を正確に嗅ぎ分ける。

 そして、花子はSSレート喰種『ビッグマダム』を『弱い』と判断した。

 

 ゆえに……キエは安全を確信する。例え周囲の客が敵に回ろうとも、花子の敵になりうる喰種は居ない。

 

「そりゃ何より。さてビッグマダム、紹介しようか。ここにいるのはアタシのボディガードにして革命的弟子さね。ここには社会見学として連れてきたんだ。仲良くしていただけるとありがたい。()()()()()()()()()?」

「調子に乗っているのかしら? アタクシ達の強さはアナタが一番良く知っているでしょう?」

 

 一触即発の空気に、周囲の喰種達が逃げ出し始める。だが、取り囲まれているハズのキエ達はいたって涼しげな雰囲気で佇んでおり、ビッグマダムのイライラを加速させていく。

 

「坊主、向かってくるヤツは足首を切り落としてやりな。アタシ達は買い物に来ただけだから、命までは取らなくていいさね」

 

 舐め腐ったキエの態度に、ビッグマダムの怒りが頂点に達した。

 

「……ぐほ、ぐほほほほ!! 逃げ隠れしかできないお前の言葉がハッタリなのは知ってんだよ罠師ィ! ひさびさに痛い目見やがりなァ!!」

 

 ビッグマダムの号令とともに、取り巻き達がキエへと飛びかかる。ビッグマダムの取り巻き達は、誰しもがAレートを越え、中にはSレートの喰種すら存在するが─────。

 

─────鋭い風切り音が響き、床一面に鮮血の泉が広がった。

 

「終わりました」

 

 まさに刹那。取り巻きの喰種達は両足首を切断されていた。

 取り巻き達は突如足を失った事で転倒し、激痛に喘いでいる。

 

「見事だね。さぁ、アタシ達はアタシ達のやるべき事をしよう」

「はーい」

 

 そんな中、悠々とキエ達は立ち去っていく。

 

「ま、まさか……噂は本当だったの……?」

 

 先程までの怒りは一瞬で消え、ビッグマダムの内には困惑と恐怖が渦巻く。

 

……ビッグマダムは17区へ実力者達を送り込んでいた。全ては罠師が持つ資産と人脈を奪うために。

 だが、17区に派遣した喰種達は去年を境に一人の例外もなく行方不明になっていた。

 

 そんな中流れてきた噂は『17区の罠師が本気を出した。あまねく人や喰種が気付かぬうちに罠へかかり、消えていく』といったものであり、罠師の弱さを知っているビッグマダムは鼻で嗤っていた。

 

 だが、この日ビッグマダムは知る。

 

 もはや罠師は脅せば金や情報を吐き出すATMでは無くなったのだと……。

 

「チッ……良い気になるんじゃないよ林檎婆(アップルヘッド)

 

 ビッグマダムの吐き捨てるように呟いた言葉が耳に届き、キエは嗤いながら振り返る

 

「ククク……その名前で呼ばれるのも久し振りさね……好きな様に呼べば良いとも。侮蔑されて逆上するようなプライドは、資本主義と共に過去へ棄ててきたからねぇ」

 

 ギリギリと歯軋りするビッグマダム。突如として引き起こされた惨劇に戦々恐々とする客達……強者たる資産家達が集うゼウムホールの空気は、弱者だったハズの老婆によって支配されていた……。

 

──────────

 

 主催者の取り巻きを血祭りにあげたキエ達は、何食わぬ顔でゼウムホールを闊歩している。

 

「坊主、オークション開始にはまだ時間がある。だから始めに行くのは『バラ撒き用』の格安販売所だ。普段はバラ撒き用の人間もオークションになることが多いんだけど、今回は人間が普段より沢山入荷したらしいからね。ありがたい事さ、手間が無い」

「でも主催者攻撃しちゃいましたよー? 売ってくれるかなー?」

 

 花子は主催者たるビッグマダムの部下達を攻撃した。主催者がビッグマダムである以上、当然スタッフや売り子の喰種もビッグマダムの関係者だ。

 

 だが、そんな事はお構いなしにキエは嗤う。

 

「ククク……そもそもアタシにゃビッグマダムへ『やり返す理由がある』。そして、今この瞬間はビッグマダムの命もメンツもアタシ達が握ってんだ、好き勝手させてもらうさね。例えば……他の客やスタッフ共を連れてくってのはどうだい? 勤勉な同志は喰種の生態系にも関心があるからねぇ……喰種を解体して売り飛ばすのもまた一興」

 

 キエは調子に乗っていた。だが、それを指摘するものは居ない。

 花子はキエのやり方が正しいと疑っておらず、他の者はキエ(花子)に目を付けられるのを恐れ、口を噤んでいた。

 

「……というワケで当然売ってくれるだろう? 勤勉なる労働者たる貴方は、ぼったくりなんかしないと信頼しているとも」

 

 ゆえに、キエはこれ見よがしに売り子を脅す。周りに聞こえるように、ビッグマダムの関係者を煽るように……。

 

「ケケケ……! 今までの礼、たっぷりさせて貰うからねぇ……?」

 

 この日、キエは格安で人間達や禁制品を買い占めた。

 トラックに商品を詰め込み悠々と去っていくキエ達を、ビッグマダム達は見送る事しかできない。

 

 とはいえ、ビッグマダムも黙って送り出す程寛容なワケがなく、何人もの追っ手と刺客をキエ達へ放ったが……誰一人帰ってこなかった。

 

──────────

 

 ビッグマダムの追っ手達をサクッと暗殺し、キエ達はロシアンマフィアのアジトにやってきていた。

 とはいえ彼等もまた特殊な事情を持った組織であり、所謂『まともなマフィア』ではない。むしろその本質は凝り固まった思想を持つテロ集団に近い。

 

 

 キエとロシアンマフィアの男は久々の再会を喜び、速やかに商談を始める。

 

「それじゃあ同志、次はアタシの分だ。M1895の弾をあるだけ貰えるかい? 後は……サプレッサーの予備もいくつか欲しいね……2つ貰えるかい?」

「……こんなモンでいいか?」

 

 M1895。正式名称『ナガンM1895』とは、西暦1895年にベルギーのナガン兄弟が製作した7発装填のリボルバーである。

 第二次世界大戦の終わりまでソビエトで愛用されてきたハンドガンで、最大の特徴は『サイレンサーが装着できるリボルバー』であることだ。

 

 M1895はサイレンサーが装着できる都合上、当然ながら他のリボルバーの銃弾に互換性が無い。それでも、キエは昔からこの銃を愛用していた。

 

「罠師さん、私はどれにすればいいですなー?」

「そうさねぇ……坊主は初めて銃に触るわけだし、ハンドガンはマカロフ、ライフルはドラグノフで良いんじゃないかい? 安いし弾薬も豊富さね。何せ日本で良く使われている銃だからねぇ」

 

 日本の銃犯罪で多く使われているハンドガンは『トカレフTT-33』と『マカロフPM』である。また、ドラグノフは日本では猟銃として使われているスナイパーライフルだ。つまり、キエの持つM1895と比較し、これらの銃弾は容易に入手が可能である。

 

「なるほど、銃初心者か。試し撃ちなら地下室を使うと良い。射撃場がある」

「そいつは助かるね。坊主、地下で銃の使い方を教わってきな」

「わかりましたー!」

 

 花子は別の男と共に、地下射撃場へと降りていった。

 

「それで同志、支払いは以前と同じくルーブル4の日本円6で良いのか? とはいえ今回は金額が金額だ。洗浄済みの金はすぐに用意できない。分割で払うことになる」

 

 今回の取引は今までに無い規模の取引になった。人間、喰種製の麻薬、金やプラチナ、宝石、その他禁制品……どれもが今までとは桁違いの量を売り捌いたため、キエの手元に入る総額は日本円にして百億近い金額へと跳ね上がる……!

 

「いんや、今回はかなりの稼ぎになったから円で2億だけ貰えればいい。それで、残りの分は全部そっちに預けておきたい」

「随分と気前が良いじゃないか。理由は?」

「金の持ちすぎはブルジョアジー的になっちまう……なんて綺麗な理由もあるけど、真の理由はちょっと違うね。なぁ同志、どうせアフガンに介入してるんだろう? なら今は普段手に入らない様な武器も手が届いてるんじゃないかい? ちょっくら東京で有数のブルジョアジーに喧嘩売ってきたところでね。派手な武器が欲しいのさ」

 

 男はキエが標的としているブルジョアジーを何人か知っている。その中で最も資産を持っているのは……。

 

「……月山か?」

「いや、ビッグマダムさ。月山に喧嘩を売るのはまだ早い。いずれは月山も消すが、その役目はアタシじゃない」

 

 キエは男から目を離し、地下射撃場へ向かう階段を見つめた。

 

「ほう……あの若き娘にはそれほど見込みがあると?」

「ああ。アタシの見立てじゃ後10年もすれば誰も手が着けられない化物になるハズさね」

 

 恍惚と未来を語るキエを横目に、男の目はギラリと光る。それは新たな仲間を見つけたような目でもあり、新たな敵を見つけたような目でもあった……。




 イ ッ キ ル ヘ ッ ド 
虐げられてきた者が突如力を手にしたときに陥る典型例。
なろう小説によくある展開ともいう。

アップルヘッドのマフィア関与は完全な独自設定。キエさんの生存術を独自解釈しすぎて独自設定になった最たる例です。
ちなみに、カオリが20区戦で所持していた武器類はここの伝手から入手しています。

……マフィアというか、本質はソビエト時代に取り残された犯罪組織に近いのかも。普通のマフィアなら資産家に介入しますし。

実際の東京は中韓から来るマフィアが一番多いんでしょうけど(偏見)、そっちは後々アオギリのタタラさんに持っていかれてしまうので、こうするしか無かったんや……。

ちなみに、キエさん達が今回使ったマスクは『ヒルズ・ラン・レッド』という映画に出てくる『ベビーフェイス』を元ネタ……にしているのですが、ヒルズ・ラン・レッドの公開は2009年……まだロードショーしてねぇやん!?
というわけで、本話では『ホラー映画にありそう』とだけ述べ、具体的な映画名には言及していません。

本話で『人間に人間を売れば十数億』と言っていますが、実際に健康な人間をまるごと闇の臓器市場で売りさばくと約30億円になるそうです。
とはいえ、この30億が仕入れ価格なのか販売価格なのか私には分からなかったので、喰種であるというマイナス査定も加味しキエの手元に入る金額は相場よりだいぶ低く設定しています。
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