花屋喰種   作:みぞれアイス

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今回はCCG回です。少しずつ原作からズレていくre編ですが、今は微々たる変化があるくらいです。


Re:第2話 喰種対策法13条

 CCG本部の会議室に、7人の捜査官が集まっている。内訳は下口上等捜査官とその部下、平子上等捜査官とその部下、真戸アキラ上等捜査官とその部下であるハイセ……そして、准特等捜査官のキジマ式だ。

 

「先日真戸班の瓜江二等らが対峙した喰種は『トルソー』ではなかったようですね」

 

 下口は不機嫌そうにアキラへ告げた。

 本来トルソーは下口班が担当していた喰種であり、下口班にとっては捜査に横槍を入れられた形になる。

 

「キヒヒヒヒ! 残念ながらトルソーではなかったようだが、むしろこれはクインクスの今年度で最も優れた成果と言っても良いんじゃないかな? 何せクインクスの有用性が示されたのだからねぇ。戦闘能力は()()()()()(かんば)しくないようだが、『鼻が利く』というのは大変素晴らしい。何せ神出鬼没のレザーフェイス一派を見つけたのだからねぇ」

 

 一方、キジマは上機嫌に笑う。

 本来キジマがこの会議に出席することは無いのだが、今回真戸班(クインクス)が発見したのはキジマ班が捜査を担当している『15区の喰種(ペニーワイズ)』であったため、急遽キジマが参加することになった。

 

「それにだ、ペニーワイズはトルソーに繋がるたくさんのヒントをくれたようだし、捜査はスムーズに行くんじゃないのかい? ペニーワイズの情報は()しくも下口上等が調べている線の正しさを証明したわけだし、すぐにトルソーを駆除できるだろう。期待しているよ下口上等」

「お任せください。我々は引き続き、『玩具屋』で対象商品を大量購入した男が居ないか調査に当たります」

 

 下口はクインクスが入手した情報である『タクシードライバー』の線は切り、オナホールの大量購入者の線で調べていた。

 それは、クインクスの情報を使いたくないという下口自身のプライドもあるのだろう。

 

「そういうわけで真戸上等、そもそもトルソーはウチの担当ですので、真戸班は他の捜査をお願いします。そういえば……この前クインクスは喰種出没のタレコミを捜査したらしいですね? うなり声が聞こえるとの事で調べた結果が……野良犬だったとか? ハハハ、クインクスの仕事は探偵事務所か何かですかな?」

 

 下口は嘲笑うようにハイセを睨む。それを受け、ハイセは苦笑いを返した。

 

「あ、あはは……気が抜けちゃいますよね……」

「ヘラヘラするんじゃない」

 

 そんなハイセの態度に、下口はイラついた様子を見せる。

 クインクス設立は上の意向だが、下口はクインクスが好きではなかった。

 

「全く……以前にクインクスが捕まえた喰種は高く見積もってもレートB、大した情報も持っておらず……なぜその場で処理しないのかね? 『人民の安全が最優先』と喰種対策法13条にも書いてあるでしょう。対策は速やかに行う必要がある」

「……ですが2項には『必要以上の痛みを与える事を禁ずる』と……」

 

 ハイセの返答に、下口は大きな溜め息を吐いた。

 

「解釈が違うのでは? 2項は『喰種を痛めつけるな、喰種を殺すな』という項目ではない。必要最低限の痛み……即ち『即殺』こそ求められているのです。この解釈については、この中で最も喰種を捕縛及び駆除しているキジマ准特等にお伺いしましょうか……キジマ准特等、あなたはどう思われますか?」

 

 下口は自信たっぷりにキジマを見る。キジマもまた自分と同意見だろうと見越しての発言だが……。

 

「ヒヒ! 周りから『削ぎ師キジマ』と揶揄されている私に聞くのかい? キジマ班(わたしたち)の解釈は『必要最低限とは、我々の匙加減』だ。下口上等のように即殺でも良いし、佐々木一等のような考えでも良い。そして何より……『我々のやり方も、我々が最低限だと判断すればそれが最低限になる』……ゆえに、私達の喰種へ行う尋問が対策法に抵触すると(のたま)う者達もいるが、我々のやり方は適法であると確信しているよ」

 

 下口とハイセは苦い顔をする。下口はキジマがハイセの考えも支持した事に……ハイセはキジマの過剰ともいえる喰種への尋問を違法だと認識していない事に……。

 

「キジマ准特等」

 

 すると、今まで黙っていた平子上等が口を開く。

 

「確かにキジマ准特等の班は15区周辺区域でかなりの喰種討伐数を挙げています。そこまでは良いのですが、その後が問題となっています」

 

 平子の問題提起に、キジマは首を傾げる。

 

「ふむ? 私の尋問によって今年度は多くの喰種を駆除できたのだが、駄目だったかな?」

「……いえ、キジマ班の功績は理解しています。しかしコクリアの看守達から貴方達の尋問は度が過ぎていると苦情が来ています。それと……コクリアへ行く度に『ドナート・ポルポラ』へ拷問するのもやめて下さい。最近では『キジマ』『大坪』『椎名』の名を出すだけで錯乱する有様です。奴は有益な情報源のため壊さないで欲しいと『灰崎(はいざき)監獄長』から依頼されました」

 

 ドナート・ポルポラ。甲赫のSSレート喰種であり、優れた洞察能力を持つ。

 その洞察能力をCCGに提供することで、今まで処分されずに来た喰種だが……。

 

「うーむ……だが、私達が奴を『教育』したことで、奴は良く喋るようになっただろう? 現に、奴が他者に罵声を浴びせることが無くなったと聞いているよ? それに、奴はコクリアに居る喰種共の中で一番再生力が高いから、新人教育に最適なんだけどねぇ……」

「……新人研修で拷問を学ばせているのはキジマ班だけですのでやめて下さい」

「仕方ない……では『神父』への尋問は予約を入れている明日で最後にしよう。それでは、私は次の仕事がありますのでこれにて失礼しますねぇ……っと、そういえば真戸上等、豪正(ごうまさ)君から『クインクス(そっち)』にも()()()()()が居ると聞いています。一緒に捜査できる日を楽しみにしてますよ? ヒヒヒヒ!」

 

 キジマはゆっくりと椅子から立ち上がると、会議室を後にした。

 

 

 

 その後、下口は再び真戸班がトルソーの捜査に横槍を入れた事の叱責を行い、アキラは下口班の捜査が遅すぎるせいであると反論。

 

 言い争いとなった結果、トルソーの捜査は下口班と真戸班で並行して行われる運びとなり、真戸班は1ヶ月以内にトルソーの人相を突き止めるという約束をしてしまった。

 

──────────

 

「いやぁー、いつ見てもキジマさんはおっかないねぇ……あの班のメンツはニムラとしか話せる気がしないよ。あ! ニムラってのはキジマ班の一等捜査官『旧多二福(ふるたニムラ)』のことね」

 

 会議終了後、平子の部下である糸目の青年『伊東倉元(いとうくらもと)一等捜査官』は、廊下でキジマ班についてハイセと語り合っていた。

 

「ニムラの話だと新人達……カオルちゃんはノリノリで拷問するらしいし、リサちゃんは実験動物を見るような目で拷問するんだってさ……」

 

 倉元はぶるりと身を震わせる。

 

「ヤバいよね? 流石キジマ准特等の推薦入局組……そいえば、ハイセはあの二人がアカデミーに居た時クインケ繰術教えたことあるんだっけ? どんな感じだったん?」

「あー……強かったよ。大坪三等はとにかく力と反射神経が凄くて、椎名三等は足運びが凄い。有馬さんやジューゾーくんを相手にしている気分だったよ……」

 

 新人二人組はとにかく強かった。半喰種であるハイセを以てしても、彼女達の竹刀を止めることができないほどに……。

 

「まぁ今年のキジマ班は功績凄いもんな。やっぱ身体能力はかなり高いんだね。他には?」

「後は……他のアカデミー生とは交流が全くなかったね。その代わり戸影教官と仲良く話してたかな……」

 

 カオル達は寮で暮らしておらず、昼休みも食堂ではなく外へ食べに行っていた。各教練もほとんど独立して行っており、休み時間も戸影教官と話し込んでいた事が多い。

 遭遇する機会が少なく、その数少ないチャンスの時は怖い教官が一緒にいる。アカデミー生で彼女に話しかける事のできた者は居なかった。

 

「あー、類友ってやつ? キジマさんと戸影教官は友達らしいから、そっち繋がりかもしんないけど……」

 

 

 

 

「─────そうなんですよ。おかげで最近食欲が無くて痩せちゃって痩せちゃって……」

 

 そう声をかけるのは、細身の美青年……一等捜査官の旧多二福である。

 

「お、噂をすればニムラ」

「こんにちは倉元さん。それに、初めまして佐々木一等。僕は一等捜査官の『旧多二福(ふるたニムラ)』です」

 

 ニムラはハイセの事を知っているが、ハイセはニムラの事を知らない。そのため、二人は簡単な自己紹介を始めた。

 

「どうも、佐々木ハイセです。一等捜査官で、クインクスの指導者(メンター)をやっています」

「んでハイセ。このニムラこそ『キジマ班唯一の良心』と呼ばれている男さ。去年までは捜査官じゃなくてラボの研究員だと思われていた男にして、今年は最も上等捜査官への推薦が集まっている男でもある……つってもキジマ班は推薦が無くても功績的に絶対全員昇進だろうけどね」

 

 少しナヨっとした印象を抱かせるニムラに、上等捜査官への推薦が集まりそうには見えない。

 事実、ニムラが上等捜査官に推薦されている理由は、ニムラ以外の要因を多く含んでいる。

 

「アハハ……僕個人の実績というよりも『キジマさんと新人二人の過激すぎる捜査を抑えるため』って理由で他の方達から推薦を受けてるんですよねぇ……んな無茶な……」

 

 一等捜査官から上等捜査官になれば、部下を持つことができる。

 そのため、『新人のどっちかをキジマ准特等と分離させる』という目的のためだけに、ニムラへ推薦が集まっていた。

 

「ニムラんとこの新人が過激なのは『角折れ討伐』の動画がネットに流れてるせいで、ネット民も知っちゃってるしなー……まぁ推薦理由はアレだけど、現状の問題点はキジマさんとカオルちゃんが組んでることなんだよね……カオルちゃんやリサちゃんにやり過ぎだって注意しても『キジマさんの指示なので、キジマさんに言って下さい』ってバッサリらしいじゃん? かといってキジマさんは拷問止める気全くないし……」

 

 カオルやシーナは『自分達はキジマや戸影教官の教えを実行しているだけであり、こちらに非は無い』というスタンスを貫いている。そして、キジマはこれらをやり過ぎとは思っていない。

 ゆえにこの問題を止められるのはニムラだけなのだ。

 

「だから、ニムラには上司捜査官になってカオルちゃんを受け持って貰いたいってのが皆の意見ってわけ。リサちゃんは基本的に観察がメインみたいだから、キジマ准特等と組んでも今ほど拷問はエスカレートしないだろうし、カオルちゃんもキジマ准特等とリサちゃんが居なけりゃ悪ノリできないっしょ?」

「僕としてはリサさんと組みたいんですけど……」

 

 ニムラはとある事情から、シーナに好感を持っている。そのため、ニムラはシーナと組む事を希望するが……。

 

「諦めろニムラ。お前がリサちゃんラブなのは応援したいところだが、ありゃ脈ナシだぞ? 第一ニムラとリサちゃんで組むと、キジマさんの方が近接二人になるだろ。ニムラなら遠近両方の戦い方ができるんだから、カオルちゃんと組めるのはニムラしか居ないさ。でもキジマ准特等は基本的に四人行動したいらしいし、そんなに気にしなくても良いんじゃね?」

 

 倉元の合理的な発言に、ニムラはガックリと肩を落とす。

 

「ですよねぇ……というか、僕を推薦するよりも人を入れて下さいよ。15区担当は危険手当入りますよ? お金多いですよ?」

「まぁ無理だろなぁ……みんな15区の喰種に対する恨みや怒りはあるんだろうけど、ぶっちゃけ怖すぎ。つーか、特等達を薙ぎ払ったどころか、有馬さんでも勝てなかった奴ら相手に捜査続けてるニムラもすげぇよ……」

 

 15区担当とはいえ、実際に活動するのは15区を含めた隣接区域(14区や武蔵野市など)を含む。

 なぜなら15区の喰種達は個体数が極めて少ない上に、姿を見せることが無いため、15区だけを捜査するとむしろ暇になってしまうのだ。

 

 それでもなお、15区担当の捜査官はキジマ班の4人以外に居ない。

 それは激化するアオギリの対応で人が割かれているのもあるが、多くの捜査官達は15区の喰種と関わりたくないとも考えているためである。

 

 それほどまでに、かつての20区戦は絶望的で恐ろしいものだったのだ。

 

 だが、そんな中でも積極的に15区を捜査する捜査官は存在する。鈴屋什造はその一人だ。

 彼は13区担当から20区担当の捜査官に変わったが、20区と隣接する15区の捜査も行っている。

 キジマ班と違ってメインの捜査地域ではないにしろ、彼はレザーフェイスに並々ならぬ因縁があるため、積極的に見回りを行っていた。

 

「まぁ、俺は平子班の一員として『オロチ』の捜査をするよ……っと、オロチで思い出した。なぁニムラ! オロチって現状Sレートの喰種なんたけど、ちょっと意見頂戴。コイツ中々シッポが掴めなくてさ。かなりの手練れっぽくて、最初は准特等率いる別チームが捜査してたんだけど、返り討ちにあって全滅しちゃったからウチに案件が回って来たワケ。んで、こっからが質問。コイツ『喰種を狩ってる』みたいなんだけど、これどう思う? ハイセの意見も聞きたいな」

 

 倉元は平子班が捜査している喰種について、二人の意見を求めた。

 

「喰種を……? 仲間割れ……もしくは縄張り争いとかでしょうか」

「んー、15区担当(ぼく)の意見ならまず共食いの線で捜査しますね。平子班なら大丈夫だとは思いますが、共食いを行っている喰種は総じて危険なので気をつけて下さいね」

 

 二人の意見に、倉元は大きく頷く。

 

「やっぱそうなるよなぁ。オロチが殺した喰種はアオギリの服を着てるヤツも居たから、アオギリとは敵対してるっぽいんだが……ほら、かといって15区陣営かどうかは微妙なんだよな……ほら、最近『フレディ』がキジマ班の居ない場所を狙うようにして暴れ回ってるっしょ?」

 

 リオ(フレディ)が行動を起こす時、必ずキジマ班がいない場所で暴れるようにしている。

 ゆえに、キジマ班とリオが戦うことは決して無いのだ。

 

「僕らも通報があり次第駆けつけてはいるんですけど、いつも間に合わないんですよねぇ……空を飛ぶ喰種相手だと足取りも追えないですし。隻眼の梟もフレディも……空を飛ぶ赫者は本当に厄介ですよ……」

「ニムラー? いくらウチらが倒せなかった角折れを討伐できたくらい強いとはいえ、それを『厄介』だけで済ませるなー? キジマさんに毒されてんぞー? キジマ班唯一の良心帰ってこーい」

 

 平子班主体で角折れの討伐隊を組んだ時、倉元もそこにいた。

 故に倉元は知っている。角折れを4人で討伐する事がどれだけ凄い事かを……。

 

「っと脱線脱線。話を戻すけど、フレディが殺した喰種は『絶対に赫包が抜き取られてる』んだよね。でもオロチが殺した喰種は結構赫包が残ってること多いから、どう言うことなのかなーって。15区の喰種だったりしそう?」

「なら担当が僕らに変わることはなさそうですね。15区の喰種にとって赫包は主食のようなモノです。残す事はありえません」

 

 ニムラの意見に、倉元は腕を組みつつ考えを纏めていく。

 

「てーとアレだな。20区の残党かもしれんなー。二人ともサンキュ! ちょっくら資料室で情報纏めてみる!」

「はい、お疲れ様です。それでは佐々木一等、僕もこれで失礼しますね。キジマさんが待ってるかもしれませんし」

「はい。お疲れ様です」

 

 三人は、それぞれ別の方向へと歩いていく。

 

──────────

 

「それで大坪さん、オロチとは何者です?」

 

 ニムラが廊下の角に向けて声をかけると、その影からカオルとシーナが現れた。

 

「資料見たけど、多分元あんていく従業員の『西尾さん』かなー」

「西尾……そんな店員居たかしら?」

 

 その名前に心当たりが無いシーナは首を傾げる。

 

「シーナちゃんが無様に潰れて死んでから入った子だよー。ちなみに、シーナちゃんが死んでから、金木さん、西尾さん、ヒナミさん、帆糸さん、リオちゃんが新しい従業員として働いてたよー」

「無様に潰れて死んだとか言わないで頂戴。私生きてるからね? それにあれは旧多一等のせいだから」

 

 カオルの言い様にシーナは眉をよせつつ、ニムラをにらみつける。ニムラはそんなシーナへ深く頭を下げた。

 

「すみませんでしたぁ!! なので昔みたいにニムラと呼んでプリーズ!」

「……目的は私達から身を守るためかしら? あんていくのお爺さんが居ない今、20区は私達の喰場になってるし」

 

 謝罪するニムラを無視し、シーナはカオルへ質問する。

 

「別にどうでも良いかなー。2年前まで戦う力すら無かった西尾さんの強さなんてたかが知れてるし、勝手にすれば良いんじゃないかな? もし西尾さんが捜査官に捕まって私の情報が漏れたとしても、『花村カオリ』から今の家には辿り着けないし」

 

 地下へのスライダーがある『花村』の家は『花村剛三郎(ごうざぶろう)』という『老人の家』である。

 花村カオリから辿り着く事ができるのは『花村カオリと花村リオの住むアパート』だ。

 

「それに……ふふふっ、仮に花村の苗字を総当たりして今の家に辿り着いたとしても、もうパソコン以外の生活基盤は地下に移してるから、入り口を変えるだけで良いし。ま、その時は私の家ごと爆破するだけだから」

 

 今や()()()()()()()()()()()()()カオルにとって、もはや身バレは恐ろしいモノではなくなった。

 追ってきた相手はマフィアから大量購入している爆弾で吹き飛ばせば良いだけなのだ。

 

「それよりも小林だね。ひとまず状況が落ち着くまでは『牧場の管理』かなぁ……『オナホー』が身バレしたらタクシードライバー相手の捜査は減ると思うから、そん時は手頃なタクシードライバーに成り代わって貰おうかなーって思ってるよ? 小林の意思次第だけど私専属にしても良いし」

「大坪さん、オナホーじゃなくて『トルソー』ですよ?」

 

 ニムラはカオルの間違いを指摘するが、カオルにとってトルソーは近い内に下口班かクインクスが消すと踏んでいるため、正しく覚え直そうとは思わなかった。

 

 




 キ ジ マ 班 の 良 心 
しかし本当のニムラさんは……。

そしていつの間にか幕外でかじられているウタさん。カオリが変身能力を習得しています。

■原作と異なる点
・ニムラさんがキジマ班の良心として有名に。
・ニムラさんとハイセさんが早めに邂逅。
・オークション編後にキジマ班全員昇進確定。
・『神父』が捜査官へ罵倒をしなくなった。
・『神父』の精神状態がやや崩壊気味。
・既にキジマ班が問題児扱い。

次回は本作初のコクリアです。神父様こと『クラウン』さんを拷問しまぁす。

■本作における原作キャラ説明
佐々木琲世(ささきハイセ)
記憶を無くしたカネキ。原作と違いカオリが人工喰種についてバラしている関係上、人工喰種についての保護する流れができているのだが……。
─────2年前、亜門に対して『僕は喰種でいい』と宣言したのを覚えている捜査官も多く、原作よりも評価が低め。現に捕縛した喰種を13条2項を盾に保護しているような側面があり、多くの捜査官からの信頼がゼロ近くまで落ちている。平子班は有馬派閥なので評価は低くないが、下口班からの評価はマイナスといってもいい。
ただし、真戸アキラの評価が原作よりも高めになっているため、そこで差し引きゼロ。

真戸暁(まどアキラ)
真戸呉緒の娘。有馬がカオリから奪い返した『ドクター改』を使っている。
現在と違い、ラビットやフエグチを追っていない。
15区の喰種を殺すという熱意に燃えているため、あの時に心が折れてしまった捜査官達から羨望を集めている。
その見た目と不屈の心、そして敵陣営に『ランサー』がいる関係上、CCG内部のアキラファンからは『セイバー』と呼ばれている。ネット上ではセイバー姉貴よりもセイバーしていることから『真・セイバー姉貴』とも。
ハイセが信頼されていない関係上、CRc狙撃銃の一つはアキラ占有となっている。なおキジマと違い、班員に使わせることは許されていない。

瓜江久生(ウリエくき)
三白眼と泣き黒子が特徴的な青年。どこかリヴァイ兵長を彷彿とさせる。クインクスになってから嗅覚がかなり発達した。
殉職した父親も捜査官であり、特等捜査官であった父の背中をおいかけている。
アカデミーを主席で卒業しているため、いきなり二等捜査官からのスタート。ゆえに他クインクスより階級が高く、班長となっている。
本作ではネット上で『あいさつの魔法』と呼ばれていた喰種の赫包が使われている事にしています。

不知吟士(シラズぎんし)
ギザギザの歯とちっちゃなアホ毛がチャーミングな青年。クインクスになった事で聴覚がかなり発達した。
ROSを発症した妹がおり、寝たきりになっている。そんな妹を治療するために多額の金を必要としている。
本作ではネット上で『ターミネーター』と呼ばれていた喰種の赫包が使われている事にしています。

六月透(ムツキとおる)
眼帯をしたスレンダーな男装女性。クインクスになってから視覚がかなり発達した。
過去の事情により、男性として生きている。
どうやら戸影教官から『将来有望』と思われているようだが……。
本作ではネット上で『迫真スコーピオン先輩』と呼ばれていた喰種の赫包が使われている事にしています。

米林才子(よねばやしサイコ)
小柄でちょっとふっくらした女の子。クインクスになってから嗅覚がかなり発達した。
家庭の事情により、捜査官としての意欲はゼロ。この半年一切捜査に参加せず、宿舎に引きこもり、Twitterや愚板に常駐している。
本作ではネット上で『触手仙人』と呼ばれていた喰種の赫包が使われている事にしています。

平子丈(ひらこタケ)
強さと経歴なら間違いなく特等捜査官クラス。
しかし、何故か昇進しない上等捜査官。昇進を拒否しているという噂も……。
特徴の無い容姿をしているため、モブにしか見えない。

伊東倉元(いとうクラモト)
糸目茶髪の青年。現時点では一等捜査官。糸目だけど良い奴というレアケース。

下口房(しもぐちノブ)
タラコくちびるの上等捜査官。性格の悪くなったアナゴさんに似ている。
ハイセを喰種として即殺すべきだと考えているが、下口自身も20区戦で心が折れてしまったクチなので、アキラの顔を立て、少しだけは譲歩する。それでも今回ハイセの行ったトルソー捜査の横槍は許せなかった。
また、下口上等はアキラや平子と肩を並べて捜査をしている関係上、原作よりも強さを上方修正しています。
具体的には『どんな小さな捜査であろうとも、絶対CRcガスを複数持っていく人物』にしています。
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