花屋喰種   作:みぞれアイス

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Re:第3話 The Silence of the Lambs

「さてと……それじゃそろそろコクリアいこっかー!」

 

 キジマ班の4人だけが専有する執務室にて、カオルはそう提案した。目的はコクリアに収監されている『神父』こと『ドナート・ポルポラ』を拷問にかけることである。

 

 神父はカオルにとって対処しておくべき存在であった。

 なぜなら、この男は『Helter Skelter(ピエロ)』の一員であると同時に、非常に頭の切れる喰種であるが……長年コクリアに入っているからだ。

 いくら信用するHelter Skelterの一員とはいえ、十年以上もコクリアに入りっぱなしになっている存在を信用などできない。

 

 それどころか、ドナートはその知力を積極的にCCGへ示し、協力する存在である。いつ自分達の事を喋るか分からないため、早急に口封じする必要があると感じていた。

 

「そうね。尋問初日にカオルが神父の脳味噌を弄ったから、もう15区や私達の事は話せないと思うけど、最終テストはしておいた方が良いわね」

 

 ゆえに、ドナートへは『対処』を行った。

 なお、実はロマも長いことコクリアにいた喰種ではあるのだが、それをカオルは知らない。

 カオルが知っているロマの別名は『オバQ』と『うろんの母』であり、ロマが収監されていた時の名前は『ジプシー』だ。

 もしもカオルがそのことを知っていたら、きっとロマもナニカされていただろう。

 

 また、アップルヘッドこと村松キエもここに収監されているが、カオルにとってそれはなんら問題にならない。キエが知っている最後の情報は『神楽坂ヤヨイ』だ。花村カオリという名前を知ることはない。

 かつてCCGをあれほど警戒していた村松花子が、よもや花と一切関係の無い仕事どころか、CCGで捜査官をしているなど、キエが思い至るハズもない。

 ゆえに、どうやってもキエの頭脳で辿り着けるのは『花屋アルバイト・如月カオリ』までであり、『独居老人・花村剛三郎』や『三等捜査官・大坪薫』に辿り着くことは無い。

 

「ヒヒヒ!! ではいつも通り、ヤツが所属していた『ピエロ』と15区の喰種『ペニーワイズ』の関係性に関する尋問の名目で予約は入れてある。今日も楽しく神父を削ぎ落とそうじゃないか! それと、今日で最後の尋問だから、旧多くんにも来てもらうよぉ?」

 

 キジマは今まで参加させなかったニムラへ声をかける。ニムラはピエロに所属する人物のため、カオルが参加をさせなかったのだ。

 

「あれ? 僕がクラウンの尋問に参加していいんですか? てっきり最後まで駄目かと思ってましたよ?」

「うん。多分問題ないと思うから、ニムちゃんにも来て貰うねー」

 

 ニムラはどこか一抹の不安を(おぼ)えつつも、カオル達の後に続いた。

 

──────────

 

「ごきげんよう『灰崎(はいざき)監獄長』。今日で最後になるドナート・ポルポラの尋問を行うからねぇ……ヒヒヒヒヒ!」

 

 喰種収容所(コクリア)にて、キジマは監獄長の『灰崎深目(はいざきシンメ)』に声をかける。

 

「……キジマ准特等。連日の尋問により、ドナート・ポルポラは酷く消耗している。佐々木一等から尋問にもう少し手心を加えてほしいと言われたぞ」

 

 凄む灰崎に、ニムラは思わずビクリとする。

 灰崎もキジマや戸影教官と同じく、コクリアの尋問官を勤め上げた男であり、そこから放つ雰囲気は相手に恐怖を与えるが……。

 

「佐々木さんかー。無視で良いんじゃないですかー?」

「そうね……キジマ准特等、いかがします?」

 

 カオルとシーナは涼しい顔で受け止めていた。

 

「おやおや? 監獄長ともあろう御方が喰種に手心を加えろとは……シーナ、喰種を庇い立てする人間には、どんな罰があるかな?」

「執行猶予無しの一発実刑。死刑もありえます」

 

 ニヤリと笑うキジマ達に、灰崎は気圧される。それはまさに獲物を見る捕食者の目。

 

「シーナの言うとおりだ灰崎監獄長。15区に潜む喰種共の捜査がCCGにとって極めて優先度の高いことなのは分かっているのかい? アオギリと違い、レザーフェイス一派は現状ほぼ何も分かっていない……規模、戦力、潜伏場所……奴等をいち早く解き明かさなくては、アオギリなんかよりも遥かに多くの市民が犠牲になることを理解しているのかね? それとも……もしかしてキミは……15区のスパイなのかな? ならば神父の次は友達を尋問することになる。それはとてもとても悲しいものだ……」

 

 キジマ、灰崎、戸影教官の3人はコクリア尋問官時代の同期であり友人だ。

 そして、灰崎はその中でキジマが最も過激なことも知っている。

 

「キキキキキ! そういえば灰崎くんは御坂(ミサカ)さんのお気に入りだったねぇ……懐かしいなァ……私や豪正くんは嫌われていたがね……」

 

 突如思い出を語るキジマに、灰崎は首を傾げる。

 

 その話題はかつて監獄長であった『御坂矜持(ミサカきょうじ)』のこと。彼らの上司にあたる存在であり、その見た目は『老けすぎたルシウス・マルフォイ』を彷彿とさせる。

 

「キミが御坂さんのやり方を踏襲しつつ、彼と同じ轍を踏まないようにしているのも分かっている」

 

 穏やかに話していたキジマだが……。

 

─────キジマは突如灰崎に掴みかかった。

 

「何故分からない()()()()ッ! 御坂さんはフレディを含め、数多くの喰種を脱獄させた上、無様に死んだ。分かるか? 御坂さんは甘過ぎたんだ! 喰種共が脱獄する気力さえ失うような尋問を行えば、あの嘆かわしい事件は防げたッ!! ……まぁ、これは私がフレディに行った尋問もまた……甘過ぎたという戒めでもあるがね……」

 

 キジマは自嘲するように呟くと、灰崎から手を離す。

 灰崎は僅かに怯えの混ざった表情をしつつも、キジマから逃げることなく睨み返した。

 

()()……だがこのままだと査問会が行われる可能性もあり得る」

「ククク……私のやり方こそ『最低限』だ。今までが最低限にすら達していなかっただけのこと……それにどの道……深ちゃんは上に言わないだろう?」

 

 キジマはニヤリと笑う。立場上灰崎が過激な拷問を行うことはないが、灰崎もまたキジマ達の同類である。決して拷問に否定的な男ではないのだ。

 

「……やれやれ。まぁ、こちらとしても佐々木一等の意見など聞き入れる気はないがな。いくら上が『人工喰種は状況により人として扱われる』と決めたとはいえ、記憶を消される前のヤツは3年前、我々CCGに対し『喰種として生きる』と宣言した落伍者だ……さてと、いつものように記録機材が無い尋問室へ移送しておいた。好きなように痛めつけるといい」

 

 灰崎はキジマへ尋問室の鍵を投げ渡すと、その場を後にした。

 

──────────

 

 SSレートの独房は全面クインケ鋼の壁で埋まっており、エレベーターのようなスイッチを押すことで、房そのものが扉の前にせり上がる作りになっている。

 ゆえに、通路にある扉のむこうは虚空が広がっており、通路から房の中を覗き見ることはできない。

 

 そんな虚空を映す扉達を横目に進んでいくと、とある独房の扉が目に入る。

 

─────『アップルヘッド・鱗赫』

 

 カオルはCCGに入って以降、あえてキエへの接触を避けていた。それはキエと接触する事で『大坪薫=村松花子』と悟られないためでもあったが……。

 

(ふふふっ……今はその時じゃないんですよね? キエさんが3年前にコクリアから脱獄しなかったのは、きっとまだ……『ぷろれたりあーと』な世界じゃないからですよね?)

 

 まだ、外はキエの望む世界ではない。ゆえにキエは外に出ることを望んでいないと判断した。

 

 ならば自分もキエに伝えることは無い。今日もまた、カオルは扉を通り過ぎていく。

 キジマとシーナは見慣れた光景のため、口を出すことはない。だが、ニムラはチラリとカオルを見た。

 

「今はまだその時じゃないよー」

「そうですか? なら僕から特に言うことはありませんね」

 

(分かってますよキエさん。私が花になれば、人も喰種もいつかは全てが花になる。みんなが花になれば、誰も資産を独占しません。平等に花として生きるんです。これがキエさんやマフィアの人達が望む『ぷろれたりあーと』ですもんね)

 

 キエやマフィア達が聞いたのなら、間違いなく否定するであろう。

 彼等は頭が良く、話す内容も難しい。ゆえに、カオルは彼等の言うことがあまり分からない。

 

 だが、なんとなくは理解した。

 

 つまり格差を無くしたいなら、全部を花にしてしまえばいいと。

 

(それに、これはニムちゃんの目指す『超平和』と同じ。人も喰種も、そしてニムちゃんが作り出す予定の竜も……全てが花になれば、みんな仲良し)

 

 そして何より……それらはカオルの夢を達成することで勝手に成し遂げられる。

 

 全てが花へと変わっていく過程で、多くの混乱や人死にが発生するだろうが、カオルには関係ない。目的を成したのであれば、その後のできごとは全て『どうでもいいこと』でしかないのだから。

 

 ゆえに、カオルはキエとニムラの望みを否定しない。

 

 本当は相容れないのだと、互いに気付くことなく……。

 

──────────

 

「ヒィッ……! やめてくれ……もうやめてくれ!!」

 

 尋問室に入ってきたのがキジマ達だと理解した途端、ドナートは悲鳴を上げながら部屋のすみっこへ逃げ、うずくまる。

 

「こーんにーちはー! 遊びにきたよー!」

「キヒヒヒヒ! ごきげんよう、薄汚い似非(エセ)神父」

 

 脳改造と連日繰り返される拷問、これらはドナートの精神をズタズタにしていた。

 

「ひゃー、これがクラウンですか。今後の計画に支障きたさないかな……?」

 

 ニムラのことを知っているはずのドナートが、ニムラの事を知らないかのように振る舞っている……それは演技か、はたまた記憶を弄られたか……。

 

「だいじょーぶ! 脳味噌弄ってるけど、()()()()()()()戻るように暗示かけてるよー!」

「……それ、脳味噌が元に戻らなくなっちゃった可哀想なガンボに謝ってくれます? 僕が彼を手放すしかなくなったのは知ってますよねぇ? 神父がそれになる可能性、微粒子どころかガッツリ存在してますよねぇ?」

 

 ニムラは今後、神父がかろうじて使い物になる場合と、ならなくなった場合の2パターンを考慮する必要ができてしまった……。

 

 正直なところ、もうニムラはカオリを切り捨てたくて仕方がないが……。

 

(無理だ……リゼさんはレザーフェイス側……それにそんなことをしたらレザーフェイスが先に『開花』を発動する……くそっ……また考えることが増える……!)

 

 しかし、計画の要であるシーナ(リゼ)が15区陣営にいる以上、もはやニムラはカオルを抱えるしかないのだ……!

 

「まったく……カオルも准特等も神父を虐めすぎですよ? さて神父様、まずはRc抑制剤を打ちます」

 

 シーナはテキパキと極太の注射器を用意すると、中に薬剤を注入していく。ニムラがその注射器をよく見ると、内部に気泡が混ざっているのが分かった。

 

「あの、リサさん? それ半分くらい空気混ざってません?」

「旧多一等、わざとです。注射後に内側から気泡が弾けて面白いですよ? カオル、拘束外して押さえつけて」

「はーい」

 

 カオルはドナートの拘束具を外すと同時に胸ぐらを掴み上げ……。

 

「や、やめ……やめてくれぇ!!」

「そぉい!」

 

─────勢いよく床へ叩きつけた。

 

「ぐごっ……や、やめてくれ……本当に何も知らないんだ……!! や、やめ゛っ……!?」

 

 助けを求めるドナートの瞳に、シーナは容赦なく注射器を突き刺す。

 薬液が眼球から全身へと巡ると同時、ドナートの眼球は気泡によって弾け飛んた。

 

「キヒヒヒヒ!! 良いぞシーナ! 若干眼球が溶けてるところを見るに、泡と強酸性の何かを混ぜたな?」

 

 悲鳴をあげながらカオルの下でジタバタともがくドナートを、キジマは楽しそうに眺める。

 

「ええ、この前カオルが強アルカリ性の水溶液を男性器に注射していましたからね。なので私は眼球に酸性の液体を注入してみようかと……なるほど、こうなるんですね」

 

 ふとカオルの方を見ると、左手に釘、右手にネイルハンマーを持ち、ドナートの右人差し指の『爪の内側』に釘を当てている。

 本来なら強固な表皮によって釘が皮膚を通ることはない。だが、Rc抑制剤によって人間と同じ強度へと落ちた指先は……。

 

─────ぐじゅりと音を立てて、爪の内側へと突き刺さった。

 

「──────────ッ!!?」

 

 声無き絶叫をあげるドナートへ、カオルは次々に『血のマニキュア』を施していく。

 右手の全てに釘が突き刺されば、左手へ。次は右足、左足と、20本の指には等しく釘が突き刺さり、赤黒いマニキュアの完成だ。

 

「キヒヒヒヒ!! 次は私の番だ。神父殿は非常にお喋りな性格のようだ。それだけなら良いが、人間を食べるのは宜しくない」

 

 溶ける眼球の痛み、灼けるような指先の痛み……悲鳴をあげ続ける神父の口に、キジマはおもむろに指をねじ込み……。

 

「ゆえに、歯は必要無かろう?」

 

 キジマは強引に、歯茎ごと歯を抉り取っていく。

 神父の口からはぶちぶちと悍ましい音が響き、ズタズタになった歯茎から、夥しい量の血液が零れ落ちる。

 

「……うへぇぇ……キジマさん達やることえげつなー……」

「おや、旧多くんは変な事を言うんだねぇ……『面白くなければ生きる価値無し』なのだろう? 今こうして神父殿は我々に『面白さ』を提供している。まさに『ピエロ』の存在価値そのもの。神父殿も本望であろうさ……ヒヒヒッ!」

 

 激痛に泣き叫ぶドナートだが、段々と声が弱々しくなっている。流しすぎた血と痛みで、命の灯火が消えつつあるためだ。

 

「……おっと、このままでは死んでしまうな。カオルさん、肉を」

「はいはーい!」

 

 カオルは前もって用意しておいた喰種と人間の合い挽き肉を、ドナートの口腔へ叩き込んでいく。

 失われた歯の跡地に肉が擦れ、ドナートへ凄まじい激痛を伴わせるが、栄養の補充により命を繋ぐことができた。

 

 否、命を繋いでしまったと言うべきなのかもしれない。

 

「さてと、では神父殿……『15区の喰種』について話す気になったかな? もしくは『ピエロ』についてでも良いぞ? カオルさんが祈りを終えるまでに教えてくれたまえよ?」

「それじゃ、いっくよー! 『天に増し増し我らの父よ……』」

 

 カオルが間違った聖句を述べ始める。本来ならばドナートは間違いを正すのだろうが……。

 

「知らない! 知らないんだぁぁ!!! もう全部話した!! やめてくれ!!それを止めてくれェェ!!」

「『願わくば、皆に、尊まれんことを。ミクニの汚いことを……』」

 

 それは死を告げる唄のように、美しく、そしてドナートのコーラスを受け凄惨に響く。

 

「『み胸の天に行わるるごとく、血にも行われんことを……』」

 

 キジマは3枚の皿と、3つのグラスを用意する。

 

「『我等の日曜の糧を、こんじきを我等に与えたまえ……』」

 

 シーナは銀色のナイフとフォークを用意する。

 

「『我等が人を赦すがごとく、我等の全てを赦したまえ。父と、子と、せーれーとの皆において……』」

 

 それらはまるで……晩餐会のようであった。

 

「オーメン!」

 

 カオルはナイフ型のクインケを手に持つと、ドナートの全身に『666』と刻んでいく。

 

「ふふふっ、でも貴方はダミアンじゃない。悪魔の力なんて使えないもんね?」

「オーメン! キヒヒヒヒ!! さぁ祈りは終わった、晩餐にしよう」

「オーメン。ええ、パンと葡萄酒の代わりに、神父の肉と血液で乾杯しましょう」

 

 全身に666と刻まれ、少しずつ刻まれ食されていく自らの姿に、ドナートはいつまでも絶叫をあげつづけた。

 

──────────

 

「御馳走様でした。それじゃ、私達が貴方を食べた記憶は消させて貰うねー?」

 

 カオルはワイヤーのように細い赫子を腕の裾から出すと、ドナートの耳と鼻、そして目の中へとねじ込んでいく。

 ドナートの頭からはナニカが潰れ、破けるような音が断続的に響き、その下半身からは黄色い汁が溢れ出す。

 

 しばらくすると、カオルはドナートから乱暴に赫子を引き抜いた。

 

 血液を初めとした様々な液体がぶちまけられたそこは、まさに凄惨な拷問現場としか言い様が無い。

 

「では拘束具をつけるとしよう」

 

 キジマは気絶したドナートへ拘束具を付け直し、床へ放り捨てた。

 

「旧多くん、どうだったかな? 神父は決してピエロや15区の事を喋らない。何せ覚えてないし、考えようモノなら尋問の事を思い出して発狂する。キミも安心できるだろう?」

「え、えぇ勿論。同時に色々個人的な課題も見つかりましたけどね……」

 

 こうして神父への尋問は終了した。

 

 きっと『その時』になれば神父は元に戻るのだろう。

 だが……体はきっと覚えている。その影響は決してゼロではないだろう。




 サ ブ タ イ 詐 欺 
神父様が発狂してるせいで、羊たちの沈黙要素無くなっとるやんけ!

Q.カオルの言ってたダミアンって誰?
A.オーメンという映画の登場人物。髪の毛で隠れた部分に『666』のアザがある。悪魔的能力を使う。

■リオ・カオリの所持している特殊能力
共通:
 進化する変態
 ファンネル
 他者回復
 赫子超遠隔操作
 赫子で捕食
リオのみ:
 飛翔
 飛竜モード
カオリのみ:
 変化
 分身
 開花
 炎・氷弱点

というわけで、カオリは無事ピエロ全員の能力を獲得です。

■平成コソコソ噂話
素行の悪過ぎるキジマ班ですが、SSレートの角折れや、14区の喰種といった複数の半赫者を討伐しているため、来年の昇進は確実だったりします。鈴屋班や有馬班より功績が凄いから仕方ないのです。
というか、CCG上層部としてはジューゾーさんやマツリさんを特等捜査官まで昇進させたいので、キジマさんを特等にしないとキジマさんより功績の劣る二人が昇進させられないのです。

ちなみに、キジマさんはマツリさんが極めて仲の悪い関係にしていますので、それにより非出世組からの好感度が高めになっています。よって、キジマさんを差し置いてジューゾーさんやマツリさんが昇進すると、出世街道組と非出世組で内部分裂不可避。アオギリや15区の喰種討伐には内部の結束が不可欠である今、キジマさんは非出世組の星として昇進させざるを得ないのです。
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