花屋喰種   作:みぞれアイス

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【シーマニア/グロキシニア】
繁栄、交流など


Re:第11話 Gloxinia

「ふむ……彼は確か二等捜査官の『滝澤政道(たきざわせいどう)』ですね。法寺(ほうじ)准特等の部下だった人間です」

 

 ミルモはオウルの姿を見て、その正体を看破する。なぜなら法寺と滝澤コンビの捜査担当は『グルメ』……自身の一人息子だからだ。

 

「なるほど、御子息を害そうとする者ですか……今は人工喰種になっているようですね」

「……あぁん? おめぇらグルメの関係者なのか? もう今更カンケーねぇけど、仕事の放っぽりだしは法寺さんに怒られちまう……なんてなァ!!」

 

 オウルは右肩からブレード状の赫子を生やし、ミルモ達へ飛びかかるが、ミルモは剣型の赫子でオウルのブレードを弾き返す。

 あまりにもあっさりと攻撃を弾かれ、オウルは屈辱に顔を歪めた。

 

「その赫子、僕の息子がお世話になっていた喫茶店のマスターと同じ赫子だね。なら二人には厳しいかな。メイド長、ハイセくんを任せるよ」

 

 ミルモはCCGに捕捉されていないため、レートこそ設定されていないが、彼はビッグマダムと渡り合う存在……言わば彼もまた東京の四皇にあたる。オウルの攻撃を防ぐ程度は造作もなかった。

 

「チッ、澄ました顔で弾きやがったなオッサン……ん? ハイセ……?」

 

 オウルはミルモ達の後方に倒れている存在へと目を向ける。

 

「くくく……そうかコイツが『ささきハイセ』か!! だからエトは俺をここに……? くく、クヒヒ! ヒャァハハハハァァアアアア!」

 

 突如狂ったように笑い出すと、オウルはハイセ目掛けて突撃をしかけた。

 

「何度来ても同じこ……おっと!」

「お兄ちゃんは私達が連れていきます」

 

 ミルモは再びオウルの迎撃に入ろうとしたが、ミルモめがけて背骨の様な蛇腹剣が飛来したため、それを打ち払う事に専念せざるを得なくなってしまった。

 

 ヒナミの援護があったことで、オウルはミルモを通過する。ミルモを通過したオウルに、もはや止められるモノはない。カナエと松前をブレードで吹き飛ばし、ハイセの首根っこを掴む。

 

「サンキューチャンヒナ。んじゃいただいてくぜ?」

「くっ、させません」

 

 ヒナミの攻撃の隙をついて、ミルモはオウルめがけて剣を一閃する。

 

「ぐぁっ……だがこんなんじゃ響かねえのよ? 慣れてるからなぁ!! ギャァハハハハァァ!!」

 

 オウルには深々と切れ込みが入ったものの、オウルは強がるように嗤い、猛スピードでハイセを連れ去っていった。

 

「ふむ、やはり梟の赫子は厄介ですね。二人とも、大丈夫ですか?」

「すみません。私としたことが……」

「ああっ……美食が持ち去られ……なんとお詫びしたら良いか……!!」

 

 平謝りする二人に、ミルモは優しく笑いかける。

 

「大丈夫ですよ。今し方、肉の一部は確保しましたから」

 

 ミルモは左手を高くかかげる。その手には血の滴る足が握られていた。

 

「……お嬢さん、ひとまずは貴女達の勝ちです。流石は芳村氏の赫子を持つ者と、15区からスカウトがかかるような者といった所でしょうか? CCGがいつ来てもおかしくない今、3人で貴女や滝澤元捜査官と戦うのは少し厳しいですからね……ですがお忘れ無きよう、いずれ彼は手に入れます」

 

「…………」

 

 ハイセの足をビニール袋に包み、ミルモ達はその場を去る。ヒナミは彼らが去るのを確認してから、オウルの逃げていった方向へと走っていった……。

 

 

 

「……さて、あのお嬢さんは行きましたね?」

「はい、ミルモ様」

「それでは……」

 

 ミルモは自身の手にべったりと付着した『ハイセの血液』を、カナエと松前の手に垂らした。

 

「習くんへのプレゼントですが、この血液を捨てるのは勿体ない。僕達で味見をしましょう」

「はい! ミルモ様!」

「いただきます……!」

 

 3人はゆっくりとハイセの血液を口に含み……。

 

「!!」

Blitz(ブリッツ)(衝撃)ッ!!」

「習様……!!」

 

─────その味は、まさに衝撃……!

 

「おかえり遊ばせ……グロア……」

「分かります……この味ならば……習様も助かります……!」

 

 あまりの美味さに使用人達は涙を流し……!

 

「ワ──────────ッ!!!! très bien(トレッビアン)ッ!! なんだこの味はっ!? たかだか血……ッ、それが最高級の血酒すらも汚水へと変えるほどの魔性の味ッ!! これが眼帯の味だというのか!? …………っと、失礼。取り乱しました」

 

 ミルモはあまりの美味さに我を失うほど狂乱した。

 

「ひとまずは足だけでも手に入って良かった。確かにミス・ソーヤーが言うように、値段相応の価値がある……というわけですか……」

 

 ミルモはゆっくりと頷くと、裏口へと走り出した。

 

「早く帰りましょう。僕達の帰りを待つ習くんに、一刻も早く食べさせてあげないとね」

「全ては習サマのために!」

「運転はお任せください」

 

 月山家の主従は、死体以外には誰も居ない裏口の出口から、会場を後にした。

 

 

──────────

 

 

 羽赫の喰種固有の特徴として、瞬発力は高いが持久力に欠けるという問題がある。

 猛スピードで冴木を捜査官から奪還したのは良いが、自分より大きな冴木を抱えて走るのは、アヤトにとってはなかなか厳しかった。

 

「チッ、抱えたまま逃げるのはしんどいな……一旦あいつらを追い払う、お前はナキ達と合流しろ」

 

 アヤトは、段々と距離を詰めてくるアキラ達を鬱陶しそうに一瞥すると、トルソーを床に降ろす。

 

「わ、わかった! 後はよろしくね!」

 

 冴木はアヤトにこの場を任せ、一人で走り出した。

 

「瓜江、トルソーを追え。ラビットは私がやる」

「(この女、俺の功績を横取りか?)……分かりました。お気をつけて」

 

 追いついたアキラは、瓜江に冴木を追うように命じる。瓜江はどこか不満そうな雰囲気を漂わせながらも、それに応じて冴木を追いかけた。

 

「ほう? 瓜江へ攻撃を仕掛けると思ったが、案外冷静だな、ラビット?」

「俺が背後を見せたら切りかかってくるだろ。分かってんだよ、そんな事くらい」

 

「……そうだな」

 

 アキラはクインケを振るう。背骨のような蛇腹剣は鋭い風切音を立ててアヤトに迫りくる。

 

「ハッ! その赫子は見慣れてんだよ!!」

 

 アヤトはヒナミの訓練で見慣れたその赫子を、普段通り回避する。

 

 だが……。

 

「ッ!!? アガッ!!」

 

 ヒナミでは有り得ないレベルで、蛇腹剣が軌道を変え、アヤトの脇腹を大きく削り取った。

 

「フン、肩から少しズレたか……この『フエグチ』はレザーフェイス用にチューニングされていたせいか、私には扱いが非常に難しくてな……まともに動かせるまで1年かかった。腕力不足ゆえか未だ完璧な制御には程遠いが、今では多少なり扱える。こんな風にな」

 

 アキラは蛇腹剣を真っ直ぐに突く。先程と違い、蛇行しながらアヤトへ向かわないため、アヤトが起きあがる暇すら与えなかった。

 

「……ぐぁぁああっ!!」

 

 アヤトは赫包のある肩を抉られないように回避するが、今度は胸部を抉り取られた。

 

「私は『隻眼の梟』と『レザーフェイス』を殺すために、この腕を磨き続けてきた。ならば、ヤツから『綿埃以下のあーちゃん』と呼ばれる程度の貴様に敗北する訳が無いだろう?」

 

 アヤトは怒りで歯を食いしばる。アヤトに綿埃というキーワードは、とある高校生に『サザエさんみてーな髪型』と言い放つのと同様の意味を持つといってもいい。

 

「終わりだ、ラビット」

「俺を綿埃みたいな翼って言うんじゃねぇぇえええ!!!」

 

 激昂したアヤトは体の痛みすら無視して、アキラへ羽赫を掃射する。多くの捜査官を殺してきた凶悪な弾幕は……。

 

─────(はね)のような大盾に、ガッチリと防がれていた。

 

「言っていないが、これはキメラクインケだ。羽赫の攻撃も防げる」

「なら近せ……ッ!?」

 

 近接攻撃を仕掛けようとしたアヤトは、アキラの姿に体が(すく)んでしまう。

 

 大きく構えた盾から揺らめく、長い蛇腹剣。

 

 それはアヤトにとって、忌まわしい記憶の姿と重なって見えた。そう、それは大いなる屈辱と、屈辱を上回る絶対的な恐怖の1年間。

 

 

─────巨大な葉の盾と、どこまでも届く根の剣を揺らめかせるブギーマンの姿。

 

 

「クソがっ!! どうして今になって!!」

 

 アヤトは羽赫をデタラメに乱射し、窓をぶち破って外へと逃げ出した。

 

「……ヤツはいきなりどうしたんだ? ……いや、そんなことより追いかけねば」

 

 人間であるアキラは窓から飛び降りる訳には行かないので、階段で地上階まで降りてからアヤトの行方を探し始めた。

 

 

──────────

 

 

「ひとまず管理棟に行くぞ! サッサンを連れ去ったアイツ等は管理棟方向に向かってたし、アイツ等がいなくてもそこなら監視カメラのモニタールームが在るはずだ!」

 

 シラズ達は管理棟方向へ走り出そうとするが……。

 

「シラギン班長……ちょっちおぶってプリーズ……これ以上走ると吐きそう。てか吐く……」

 

 普段から宿舎でゴロゴロしており、運動不足気味の才子は苦しそうにうずくまる。今日は既に2回も赫子を使い、ハイセを追いかけて走り回った才子は、例えやる気に満ちていても体は限界だ。

 

「お、おう……仕方ねぇな……でも戦いになったら頼むぞ?」

「もち。次なる戦に備え、今はシラギンパワーを補充するなり」

 

 シラズは才子をおぶると、再び管理棟に向けて走り出した。

 

 

 

 管理棟はやけに静かであり、人の息遣いさえ聞こえてこない。いつ喰種が襲ってきても良いように、シラズ達は周囲に気を配るが……。

 

「ヤケに静かだな……喰種達はここに来てないのか? おっ、モニタールームを見つけたぞ」

 

 聴覚に優れたシラズの耳を以てしても、何も音は聞こえない。

 

 そして、恐る恐る扉を開けると……。

 

 

「ごきげんよう、商品の皆様。ここは関係者以外立ち入り禁止の区画であり、皆様は関係者ではありませんよ? それにしても、貴方達は運が良いのか悪いのか……幸運にもパーシーの見回りをすり抜け、少し前までここにいた隻眼の梟にも会わずにここまで来たようですが、残念ながら私がいましたね? ……貴方達には再び商品となってもらいましょう」

 

 モニターの前には、扇情的な衣装に身を包んだナッツクラッカーが立っていた。

 

「おいおい……ナッツクラッカーはなんつーカッコしてんだ」

「シラギン! あれコスプレ! ライダーのコスプレ!! なら、やっぱり『ローリー・ストロード』がランサーだったんやな!!」

「才子ちゃん、知ってるの?」

 

 急に饒舌な語りをする才子に、シラズとムツキは首を傾げるが、ナッツクラッカーは大きく頷いた。

 

「素晴らしい! 貴女はよく分かっています! そう、私は『ライダー』。偉大なる姉様『ランサー』の妹分。そして貴女達は『セイバー』に従う円卓の騎士達! ランスロットはいないようですが、別行動中ですか? それともお客様から取り返せませんでしたか?」

 

 才子の問いかけに、ナッツクラッカーは拍手を交えて肯定する。

 

「セイバー呼び……喰種も掲示板見るんやな……てかランスロット? ママンの事なん?」

「さぁ? どうでしょうね」

 

 ナッツクラッカーはニヤリと口元を歪めると、ムツキめがけて鎖付きの杭のようなモノを投げつけた。

 

「クインケ!? ……じゃないみたいだ」

 

 ムツキは咄嗟にナイフ型クインケを構え、杭を弾き飛ばす。杭はあっさりとナイフに両断され、床へと落ちた。

 

「様式美というものです。私は姉様と違い、見た目以外にライダーの要素が殆どありませんので……さてと、私はあまり強くありませんが、戦いに興じましょうか!」

 

 ナッツクラッカーは床に尾赫を突き刺した。

 

「くふふ……どうしました? 早く来ないと、大変なことになりますよ?」

「言われなくてもやってやらぁ!!」

 

 シラズは『ヴァイス・トート』と赫子を構え、ナッツクラッカーめがけて掃射するが……。

 

「尾赫には羽赫……定石ではありますが……無駄ですよ?」

 

 ナッツクラッカーは甲赫を生やすと、目の前に大きく広げ、弾幕を防ぎきった。

 

「尾赫と甲赫の二種持ちだと!?」

「そんな……それじゃあ……」

「レザーフェイスと同じやんけ!?」

 

 才子の言葉に、ナッツクラッカーはムッとした様子になる。

 

「確かに大姉様と同じ赫子ではありますが、私などまだ程遠い……私はより強く、より美しくなるために……姉様達に少しでも近付くために……貴方達の全てを……いただきます!」

 

 その瞬間、ナッツクラッカーは姿を消す。

 

「シラギン! 後ろ!!」

「シラズくん!? させないっ!」

 

 才子の叫びにあわせ、ムツキはシラズの後方に現れたナッツクラッカーへ飛びかかるが……。

 

─────ぱきゅんっ。

 

「やさしく、ぷちゅっとね」

 

 ナッツクラッカーはムツキを素早く躱し、シラズの背後から全力で足を振り上げた。ナッツクラッカーの足は、シラズの股……その中央に鋭くめり込む……!

 

「─────ぅモ゛ッ」

 

 それはどれほどの痛みか。シラズは小さく悲鳴を上げて崩れ落ちる。ぶくぶくと泡を吹きながら痙攣するシラズは、どうみてもしばらく復帰できそうになかった。

 

「シラズくん! このぉっ!」

「ヒットアンドアウェイは基本中の基本ですので」

 

 ムツキが再びナイフを手にナッツクラッカーへ飛びかかる。だが、ナッツクラッカーはムツキが飛びかかる前に再び距離を離したため、ムツキのナイフは空振りに終わってしまう。

 

「ノォ─────!? シラギンの白子が潰れてシラコにィ─────!!」

「シラズくん!? でも俺達はクインクスだから再生できるよ!!」

「ええいむっちゃんこ! やっぱり女やろ! その反応は男じゃできんぞ!」

「うぇっ!? ち、違うよ!? というか女は才子ちゃんでしょ!」

 

 ギャーギャーと叫ぶ若い女二人に、ナッツクラッカーは苦笑いをしつつ、次なる標的を定めた。

 

「─────隙有り」

「気付いとるわい! 『燕返し』ッ!!」

 

 才子を貫こうとしたナッツクラッカーだが、才子はすかさず刀状の鱗赫を3本に枝分かれさせ、ほぼ同一の速度で斬りつけた。

 

 初撃、二撃目は難無くよけるナッツクラッカーだが……。

 

「ぐっ……!!」

 

 3撃目は不可避の一撃。ナッツクラッカーは脇腹を僅かに切り裂かれた。

 

「いたた……やるじゃんアサシン。でも赫包には当たってないよ?」

「ハァ……ハァ……そっちこそやるやん……これ、ウチの必殺技だったんやけど……」

 

 赫包に到達していない故か、ジワジワとナッツクラッカーの傷は塞がっていく。ナッツクラッカーは15区の末席に位置する喰種であり、鱗赫では無かったとしても傷は即座に回復していた。

 

「くふふ……段々キツくなってきた? でも、もうすぐ楽にな……ん?」

 

 ふとナッツクラッカーは扉の向こうをみる。どうやら何者かがこちらへ猛スピードでダッシュしてきているようだ。

 

「……ォルトオルトオルトオルトオルゥゥゥウウウ!!! 今助けにきたよぉ!!」

 

 扉を蹴破って現れたのはトルソーであった。

 

「お前は……オナホーか!」

「トオルをいじめるなァ!!」

 

 トルソーはナッツクラッカーめがけ、凄まじい勢いで鱗赫を叩きつけようとするが……。

 

「突き刺さって死になさい」

 

─────地面から生えた無数の尾赫がトルソーの体に突き刺さっていく。

 

「おごがっ……!? こ、こんなのトオルのためなら……何てことないッ!!!!」

 

 トルソーは自身の赫子でナッツクラッカーの赫子を無理矢理切り離すと、ムツキを抱き抱え……。

 

「トオルゥ! 一生大事にするよぉおおお!!」

「ふぇっ!? ちょっ、このっ、離れろっ!! 離せッ! さ、才子ちゃん助けてえええぇぇぇぇ……」

 

 そのまま壊した扉から逃げていった。

 

「…………え?」

「…………は?」

 

 ナッツクラッカー達が呆然としていると、今度は部屋の中にスキンヘッドの喰種が入ってきた。

 

「……パーシー、オナホーを追ってた?」

 

 パーシーと呼ばれたスキンヘッドの喰種は、ナッツクラッカーの問いに深く頷く。

 

「今、商品の『ムッチャン』を奪われた。オナホーから取り返しておいて」

 

 パーシーはその問いに敬礼で返事をすると、トルソーを追うために扉を出ていった。

 

 

 

「……あれ? もしかして今……ウチしかおらん?」

 

 

 

 才子は周りを見回す。唯一の仲間は、気絶したシラズのみ……。

 

 それを理解した途端、才子から急速に血の気が引いた。

 

「おいおいシャレならんぞッ!? 起きろ班長ッ!! 三等捜査官かつ初仕事のウチ独りで15区のサーヴァントに勝てるかボケェェエエエ!! 死ぬ! これ死ぬからァ!! 本部本部こちら米林! ナッツクラッカーはSSSレート! シラギンが一撃でやられた! みんな管理棟来て! 誰か助けてぇぇえええ!!」

 

『……ようやく通信が来たかと思えば……こちら和修。助かりたいからと嘘のレートを報告するな。貴殿の働きに期待する、以上』

 

 だが、才子の助けは無情にも切り捨てられた。

 

「あ……あの糞眼鏡……生きて帰れたら本体叩き割っちゃる……!」

「安心して? 貴女はもう、CCGには戻らない」

 

 ニヤリと嗤うナッツクラッカーに、才子は震えながらも『ぼくさつ2号』を構える。

 

「や……やったるでぇ……メデューサハンマーソロ討伐……やってやらぁぁああ!!」

 

 今ここに、グールハンター才子のG級ソロクエストが幕を開けた……!




 フ ォ ル テ ッ シ モ 
紳士なクロックムッシュさんからグルメみたいな子供が産まれるなら、クロックムッシュさんにもそういう一面があるのではという独自解釈です。

そしてついにナッツクラッカーと出くわしたクインクス。
ナッツクラッカーはロウの元で鍛えられた関係上、強さや性格がだいぶ変わっています。
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