やはり俺が病で余命が分かっているのは間違っている。 作:ヨイノツキ
すいませんでしたーーーーだいぶ出すのが遅れてしまいました。
とりあえず本編どうぞ!!
奉仕部
ー雪乃sideinー
今私は由比ヶ浜さんと小町さんの3人で奉仕部にいる。
あの鈍感谷くんまだかしら?
結衣「ヒッキーなんか遅くない!?」
小町「ごみぃちゃん何やってるんだろ?」
二人ともそう言いながら顔は寂しそうな顔をしていた。
雪乃「まぁ待ちましょう、どうせ彼の行くところはここか生徒指導室なのだから」
いつも通り悪口を言いながら3人で待っていた。
彼に出会ってから私は…いえ、私たちは変わったわ。誠に遺憾だけどそう思ってしまう。元々私は1人でなんでも出来る、誰の手伝いもいらない、と思っていたのを彼に変えられたわ。彼も最初は1人で依頼を解決、本人から言ったら解消ね、してきた、でも由比ヶ浜が私たちを頼ってもいいよって言ってくれたわ。ふふふっあれはすごく嬉しかったわね。それからだったわ、彼が人に頼り始めたのは、いえ、私もね途中から彼にばっかり任せていたわ、自分では何もしてなかった。だからあの修学旅行みたいなことになり、私は1度彼とすれ違ってしまった。
今思えばあのことだって何か意味があったのでは?と最近は思い始めた。でも私はあの自己犠牲のやり方は嫌だった、彼にあれ以上傷ついて欲しくなく、そして、私の胸のもやもやしたものが嫌で、彼を拒絶してしまった。彼は何かを守るために動いたというのに私は自分の気持ちのためだけに、「あなたのやり方嫌いだわ」と言ってしまった。本当に情けないわね、私
そのあとの生徒会選挙でも、私たちは彼が動いてしまったらまた嫌な気持ちになると思い、彼を遠ざけてしまった、今度は私が解決するんだという気持ちで、その依頼で私自身が生徒会長になればあなたの気持ちを知ることが出来ると思ったわ。
でも間違っていた、彼は裏で私たちのことを思い、依頼を解決した。どんな方法か分からないけどまたひねくれたやり方でやったに違いないわ。
それから私は何も出来ない、無能なのかと思って2人が望通りの日々を作ろうと思ったのだけれど、彼は初めて私たちを信用し、頼ってくれた。その時に言ってくれたあの言葉、「本物が欲しい」
その時はなんの事か分からなかったのだけれど、今ならわかる気がする。そんな彼に私は…いえ私たちは惹かれ恋をしたわ。
雪乃「ふふ」
結衣「どうしたの?ゆきのん?」
雪乃「な、なんでもないわ///」
いけないわ、考えてたら笑みがこぼれてしまったわ。気をつけないと…
これからどんなことが起こるのかしらね、楽しみだわ
その時、部室のドアがノックされた
-雪乃sideout-
-八幡sidein-
平塚先生と今部室前にいる。あいつらの笑い声が聞こえるが、俺の今の心はとても冷たい
平塚「比企谷、入るぞ」
八幡「はい」
そう言って平塚先生はドアをノックした
雪乃「どうぞ」
雪ノ下の声と同時に平塚先生はドアを開けた
平塚「やぁみんな」
八幡「…うっす」
小町「ごみぃちゃん遅い!!」
結衣「まぁまぁ!ヒッキーやっはろー!遅かったね!」
雪乃「あなた今度は何をしたの?もう少し大人しくできないのかしらね」
いつも通りの挨拶に俺は少し緊張がほぐれたが言わなくてはならない
平塚「皆に少し話がある」
雪乃「?なんでしょうか?」
平塚「私からの話ではない。比企谷からだ」
八幡「…俺は今日をもって奉仕部を辞める」
その時、部室が凍りづいたように静かになった。雪ノ下も由比ヶ浜も小町も口をパクパクさせながら、目が見開いたように驚愕している。
平塚「…退部は私が認めた。比企谷はもう奉仕部員じゃない」
まだ3人は頭が混乱しているようだった。が由比ヶ浜が先に戻った
結衣「っ!!どうして!!ヒッキーなんで辞めるの!!」
その言葉で雪ノ下も戻った
雪ノ下「…あなたついていい嘘と悪い嘘があるのを知らないのかしら、あなたの更生はまだ終わってないわ!」
八幡「…うるせぇよ、元々強制的に入らされたんだ。それに毎日のようにお前らから罵声を浴びて、もううんざりなんだよ」
俺は低い声でそういった。こいつらを突き放さなければならない。心を殺して、表情にも出さずにやらなければならない
八幡「元々俺はここがそんなに好きじゃない、だから辞める。じゃあな、長い間こんな気持ち悪いやつといてくれて世話になった」
俺はそう言って部室をあとにしようとしたが
結衣「待ってよ!!どうして!そんなひどいこと言うの!!」
八幡「バカには分かるかよ、だいたい酷いこといっぱい言ってきたのはそっちだろうが。」
俺はそう言って。3人の顔を見た、3人とも訳が分からないような顔をしていた。俺は心が折れそうになって泣き叫びたくなったが、それを堪えて、部室をあとにした。
-八幡sideout-
-小町sidein-
お兄ちゃんが部室を去ってから、平塚先生が帰宅をうながすまで、ずっと部室内は時が止まったかのように静かだった。だけどあの時のお兄ちゃんの顔はものすごく辛そうにしていた。絶対にあれは本音じゃないと分かっていたが、それでもなんであんなことを言ったのか小町にも分からなかった。
ありがとうございました!!
いやほんとに申し訳ないっす!色々と忙しくて全然書けなかったです。
許して(๑>•̀๑)テヘペロ
んんっ!コメント、誤字脱字ありましたら宜しくお願いします。