pokemon XY   作:natsuki

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第十話 VSハリボーグ ◇

【みんな大好き、ポケパルレ!】

 

 4番道路。

 今彼らは、ポケモンと触れ合って遊んでいる。

 ボール遊びをしたり、ツンツンしたり、ポフレというお菓子を食べさせたり。

 イクスたちは皆、それで遊んでいた。とくに女性陣――イグレックとサナが夢中になっている。

 どうしてこうしてこういうことをしているのか――、それは少し前に遡る。

 遡る程の内容もないのだが、だいすきクラブの女の人がポケパルレについて詳しく教えてくれた。ただそれだけのことである。

 

「あっ、たくさんポフレもらえたよ!」

 

 サナがぴょんぴょんジャンプして喜びを表現する。

 ポフレ――簡単に言えばポケモン用のお菓子である。

 難易度の高いミニゲームをクリアすることでたくさんもらうことが出来、更にそれをポケモンに食べさせることで仲良し度が上昇する。

 そういえば。

 どうやって、ポケモンをポケパルレで遊ばせているのだろうか。

 モンスターボールには、ポケモンの夢を読み取る装置が標準装備されている。それを利用して、ポケパルレやスパトレ――ポケモンをトレーニングさせるものだ――にポケモンを送り込むことが出来る。中には、ポケパルレとポケモンの寝姿を同時に見ながら楽しむというトレーナーも現れているほどだ。

 

「やーん、またミニゲーム失敗しちゃった。どうしてサナはそこまでうまいのかしら?」

 

 イグレックはそう言いながら、ポケパルレを一旦中断した。今彼らは二つのベンチを独占する形になっており、そこでポケパルレを行っていたのだった。

 イクスもハリボーグでポケパルレを行っている。今行っているのは、仮想空間にある木の実を、ポケモンが欲しい木の実にして落とすといったもの。これが単純な様にも思えるが、なかなか難しい。

 

「ふう……四十個か……。これ以上は厳しいかな」

 

 ふと、イクスは空を見上げた。

 空を見ると、若干赤くなってきていた。もう夕暮れ時なのだろう。

 ともなれば、急いで次の街――ミアレシティへ向かわねばならなかった。

 

「ねえ、みんな」

 

 イグレックとイクスが、その言葉を言ったのはちょうど同じタイミングのことだった。

 

「どうしたの、二人とも?」

「そろそろ私たちも次の街に向けて向かうべきだとおもうのよ」

 

 イグレックの言葉に、サナは首を傾げる。

 

「えーと」

「ミアレシティよ! あれほどみんなで『行こう』って言ったじゃない!」

「……そうだったね」

 

 初めに言ったのは、ティエルノだった。

 

「確かにぼくらはそこへ向かわなくてはいけないよ。……プラターヌ博士の研究所できちんとお礼もしたほうがいいだろうし」

「そうですね、確かにそう思います」

 

 ティエルノの言葉に、トロバが続く。

 

「よーしっ! それじゃあ、ミアレシティ目指して突き進むこととしますか!」

 

 最後にイクスが言って、全員で「えい、えい、おー!」と右手を空に突き出す。

 ミアレシティへと続くゲートは、目の前に迫っている。

 

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