エレン「なんだこの飲み物?」   作:スペイン

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注意!

最後以外はαー1と同じですので(完全な手抜き)

この次に上げるβー1をどうかご覧下さいm(_ _)m

・・・・・・・・・・と、思ったけどいろいろなところを少し違うようにします!

見つける楽しみとでも御考え下さい!


少年期編
βー1 幼い寝顔、ひとつの終わり


絶望は何かを失って初めて与えられるものである

 

それは老若男女全てに当てはまることだろう

 

だれかが昔言っていた

 

『この世界は残酷だ』

 

自分もその通りだと思う

 

そして、その残酷性が私たちに絶望を与えるのだ

 

だが

 

私は知っている

 

この世界が美しいことを

 

『しかし、とても美しい』

 

エレンに出会ったことで、私はそれを知ることができた

 

アルミンに出会ったおかげで、私は知識の重要性を理解できた

 

カルラおばさんに出会ったおかげで、私は母の暖かさを失わずにいられた

 

グリシャおじさんに出会ったおかげで、だれかを助けることの意味を知った

 

それらの出会いはどれも美しく

 

どれもがエレンのおかげであった

 

エレンが訓練兵になるといったおかげで

 

私はクリスタに出会い女性の美しさを知り

 

アニに出会ったおかげで嫉妬というものを知り

 

サシャに会ったおかげで品格の大切さを知った

 

ミーナに出会い笑顔の美しさを確認させられ

 

ユミルと会話する中で女性の強さを見た

 

私は、出会い、出会い、そしてまた、これからも出会う

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「エレンは私と一緒に寝る」

 

と、目に力をこめて正面の敵を見据えるミカサ

 

「はっ、知らないね、私は自分のしたいことをするだけだよ」

 

と、間合いを図るかのように足をじりじりと移動させるアニ

 

「そんな、エレンが困っちゃうから私が一緒に寝るよ」

 

と、一件心配層にしているもののなにか黒いものが見え隠れしているクリスタ

 

「おさげー!おさげー!イッシッシ!」

 

と、ミーナのおさげで遊びながら笑顔でその成り行きを見守るエレン

 

今、女子寮の一室は戦場へと変貌を遂げていた

 

 

 

お風呂から上がったエレンはクリスタに体を拭いてもらい小さな体にぴったりの服を着て女子部屋に、そこでユミルやミーナ、サシャと共に遊んでいた時だ

 

突然エレンの目の前にどこからかミカサが降ってきてそのままエレンを奪取

 

エレンが驚きで泣き出したところに一足遅れてお風呂に入っていたアニと鳴き声を聞きつけたライナーが女子部屋に乱入

 

ライナーが肉体言語で女子部屋から強制退出させられた後にまだお風呂上がりで体から湯気の上がるアニと急いできたせいなのかそれとも興奮のせいなのか体温上昇によって湯気が出ているミカサとの一騎打ちが開始された

 

しかし

 

そこに突如として退出したはずのライナーが降ってきたことで戦闘は中断

 

降ってきた角度から算出した射出点に目を向けてみるとそこには笑顔のクリスタがおり

 

一歩をもってミカサまで近づくとそのまま蹴りで一閃

 

避けたミカサの手からエレンを奪うも、油断したところをアニが右足の蹴りをフェイントに使ったアイアンクローをもってクリスタからエレンを強奪

 

この時点で驚きのあまり泣き止んでいるエレン

 

アニがエレンを安全な椅子に座らせて現状に至ったというわけだ

 

「アニ、あなたはエレンとお風呂に入った、睡眠まで共にするのは欲張りというもの、ので、私に即時権利の譲渡をするべき」

 

ミカサの論説、しかしアニは額に青すじを浮かべて歯ぎしりをした後に言い返した

 

「悪いけど私はどこかのおさげが教官に呼ばれていたということを言い忘れてくれたおかげで一緒にお風呂に入れてないのよ、一緒にお風呂に入ったのはそこのクリスタよ」

 

と、軽くミーナを睨んだあとにミカサを睨み、最後には氷点下を思わせる瞳でクリスタを見るアニ

 

クリスタは鼻で笑うとアニとミカサの双方を見やって言い放った

 

「あなたたち、ふたりとも欲張りじゃないの!」

 

その言葉の持つ不思議な重みは天使というよりも即位した女王だった

 

「あなたたちはいつもエレンと共にいるわ!それにひきかえ私のように馬術にしか覚えのないものはそこでしかエレンと触れ合えない、笑い合えない!」

 

クリスタの言葉に日頃のエレンとの思い出を思い出して少し赤面するアニとミカサ

 

「軽い挨拶程度の関係でいつも見ているだけだったの!私だって信念を持ったエレンの姿に憧れていたけれど、いつもあなた達という壁があったから話しかけることができなかった!けど、今日はエレンから話しかけてくれたの!嬉しかったの!だから、今日くらいはこの幸せに浸らせてよ!」

 

クリスタの言葉に胸を打たようで、一瞬黙るアニとミカサだったが

 

ヒュッ

 

クリスタの姿がアニとミカサ、二人の視界から消えた

 

そして、風切り音のようなもの

 

気がつくと、アニの頬から血が流れていた

 

ミカサといえば、いつの間にか防御の体勢をとっていた

 

「私にはミカサのような筋力もなければ」

 

ミカサの防御の隙間をまるで蛇のように何かがすり抜けた

 

「アニのような長年鍛えてきた技もない」

 

ミカサの顎に何かがコツッとあたり、ミカサの体がその場に崩れ落ちる

 

「く、クリスタ?」

 

ユミルが驚きを含めた声を上げる

 

それもそのはずだ

 

クリスタは一体いつの間にこんなにも近接格闘の強者になっていたというのか

 

「ねぇ・・・アニ」

 

クリスタが動けなくなったミカサに背を向けてアニへと歩み寄る

 

「私はね、いろんな人の助けになろうと、いろんな人の考えがわかるように気を配ってここで生活してきたの」

 

クリスタの言葉は不思議な響きを持っていた

 

決して大きな声ではないのだが、とても心に残る

 

「そしたらね、いつの間にかその人が普段気にしている他社との間隔、つまりはパーソナルスペースっていうのがわかるようになっていたの」

 

そしてそれと同時に

 

恐怖を

 

相手に植え付ける

 

「段々とそれからも進化、ううん、その能力は成長していってね・・・今ではその人が攻撃して欲しくない場所や攻撃したい場所がわかるようになったの」

 

ありがとう とクリスタ

 

「フーッ!フーッ!」

 

アニは息を整えようと必死だった

 

大げさな動作や心肺機能に負荷がかかるようなことは一切していない、それにもかかわらずアニは呼吸することに難しさを覚えていた

 

「!」

 

その時、アニは確かに見た

 

クリスタの後ろ、崩れ落ちたはずのミカサが姿勢を整えて今にもクリスタに後ろから飛びかからんとしているところを

 

 

 

いや

 

 

 

ちがう

 

 

飛びかかろうとしているのは違いない、しかしミカサが待っているのは・・・

 

 

「(癪だけど・・・仕方ない!)」

 

アニは身を低く構えてクリスタに向かって走り出した

 

クリスタは予定調和とでも言いたいかのような笑を浮かべて迎え撃とうとした

 

アニの放った足元への攻撃を短い跳躍で避けて足の健が傷つく部分を攻撃する

 

しかし、突然の圧迫

 

背後からの何かに、クリスタは肺を思い切り潰される感覚を味わった

 

「かはっ」

 

ミカサだった、クリスタに抱きつくような形で彼女の肺を圧迫している

 

跳躍後に後ろから攻撃されたものだからうまく着地できなかったクリスタだったが、すぐさまアニとミカサから距離を取ると二人に向き直った

 

アニとミカサもお互いに距離をとり、一時の協力関係を終了させる

 

「うふふ」

 

「くっ・・・」

 

「フン・・・」

 

3者3用の反応を見せる中

 

一つの想定外の事件が起きた

 

ビリビリビリッ

 

「え?」

 

不思議な音に対して一番に反応したのはミーナだった

 

ミーナのいる位置はエレンの真後ろであり、何かがあればすぐに気づくのは当然のことだった

 

そして、次に声を発したのはミカサだった

 

「エレン・・・?」

 

エレンに起きた変化に、押し黙っていたことさえも忘れて言葉を発してしまったのだ

 

「キャ!」

 

思わず顔を覆いエレンを見ないようにするアニ

 

「あわわわわ」

 

そして、先程までの女王様は何処へ

 

クリスタまでもがいつもの天使になり恥ずかしさを露わにしていた

 

エレン・イェーガーに変化が起きたのだ

 

それも、とても大きな変化が

 

「え、エレンが」

 

驚きを言葉にしたのはユミルだった

 

「エレンが」

 

 

 

 

 

「成長しやがったぁーーー!?」

 

 

 

 

 

エレン・イェーガー(8)

 

1つの物語は終わり、新たなる物語が始まる

 

しかし、この物語の終着点はまだ見えない

 

そして、この物語の終着点はすくなくとも

 

 

 

 

美しくありたい




いやぁ・・・戦闘シーンって好きなんですよね
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