エレン君がちっちゃくなった
かわいかった
アルミンミンゼミ
アルミン・アルレルトは耐えていた
これまで経験したいかなる精神的苦痛、身体的苦痛よりも耐え難いものだった
現在、アルミンは食堂の真ん中で群がられていた少年と化したエレンと手を握っていた
ちなみにエレンは小さくなってしまったことで元の服を着ることができなくなったのでエレンが普段着ている薄いグレーの服を着ているだけだ。なので肩がずれて肌が見えてしまっている
「あぅみん!」
「(まずい・・・この小さくなったエレンから溢れ出る愛くるしいオーラはまるで絵画に描かれるエロスにも似た・・・いや、それ以上のか・・・!)」
アルミンが今エレンと認識している小さな少年、外見は2~3歳といったところだろう、舌足らずなところで母性を刺激されない女性はまずおらず、さらに男性からしてもエレン本来の興味のあることには首を突っ込むという人懐っこさを兼ね備えた性格から頼られることが好きな男性の心は確実に捉えるだろう
「あぅみんはなんでそんなでっかくなってんだ!?」
「!」
「(まずい・・・ここで答えを間違えたらエレンは混乱に陥るかもしれない!)」
アルミンの頭の中をいくつもの答えが駆け巡る
「(薬を飲んで?タイムスリップしてきた大人のアルミンという設定で行くか?いや、そもそも今エレンはここがどこなのかとわかっているのか!?)」
ここで自分が取るべき次の行動は・・・
アルミンは選択した
「え、エレン?僕がこれから話すことはみんなにはナイショだよ?」
その言葉を聞くとエレンは顔を引き締めた
「! お、おぅ!おとことおとこのやくそくだな!」
「(よかった・・・これでどんなに隙だらけの嘘の設定を作ってもほかの人が指摘することはない・・・子供の頃のエレンは男の約束といえば大抵のことは守ってくれたこからね)」
汚いようにも思えるが、大事な点だ
「エレンは今、夢の中にいるんだ」
「ゆめのなか?」
そう言いながら首をかしげるエレン、可愛さにたじろぎ思わず一歩後ずさるアルミン
騙している
という現状に罪悪感を感じずにはいられないのだ
「そう、でもこの夢はとてもよくできていてね、ここは君が将来いる場所とまったく同じなんだ」
「おぉ!すげーな!」
素直なエレンであった
「だから、みんな君のことを知っているから何も不安なことはないよ!」
「おぉ!」
アルミンの言葉のおかげか、今までよりもエレンの表情から緊張の色が消えている
「とりあえず、いまから将来の君が仲良くしている人たちのところに行くね」
「・・・」
興味のあることには首を突っ込んでくると思ったので提案してみたアルミンだったが
エレンはどうしたのかそれにたいする返答を渋っているようだった
「ど、どうしたいんだいエレン?もしもいやなら行かなくてもいいんだよ?」
「ちがう・・・」
そう答えたエレンの瞳には水っぽさが見られた
「(な、なんで泣きそうになってるんだ!?)」
「あのな・・・あぅみんもいっしょにきてくれなきゃ、やだ」
上目遣い 涙目 駄々をこねる子供 幼馴染 少し恥ずかしそう
「!!?」
アルミンは脳内でビックバンが起きたかのような衝撃を受けて思考を停止
しかし黙っているとエレンが心配するという考えがビックバンの起きたあとの宇宙の片隅から飛んできて途端に思考が再開した
「あ、あぁ、もちろん僕も一緒に行くよ!」
そう答えたアルミンに対してエレンは何も言葉での返答はしなかったが
握っていたアルミンの手を一層強く握り返した
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「あっ!おかえりアルミ・・・ん?」
真っ先に迎えてくれたのはベルトルトだった。しかし、途中で言葉を思わず濁したのはエレンを見たからだろう
「アルミン・・・その子は?」
怪訝な表情を浮かべられたからだろうか、不安になってしまったエレンはより一層アルミンの手を強く握った
「あ、あぅみん・・・」
不安そうなエレンの声
「(そ、そうだ、僕がしっかりしないでどうするんだ!)」
「べ、ベルトルt「エレン!!?」
アルミンの声を遮って大きな声をあげたのはミカサだった
様々な角度からエレンを眺めて、たまに匂いを嗅いだりしている
その間エレンは怖がっているのだが、自分の目的に忠実なのかミカサには見えていないようだ
「あ、あの、ミカサ?」
アルミンが声をかけたところで正気に戻ったのか少しエレンから離れた
しかし
「私の知っている一番幼いエレンよりも更に幼い・・・」
その目には・・・捕食者にも似た情欲の炎が灯っていた・・・
ついにであってしまったミカサと少年エレン
捕食者(ミカサ)から逃れることはできるのか!
つづく!
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3月28日 更新
セリフと描写説明を少し加えました