でもバイトのせいで足腰ばかり鍛えられる
嬉しいんだけどもこれ以上足がごつくなってもなぁ・・・
・・・前書きじゃない!!!
女性寮 寝室
私は興味がないことにはとことん興味がない
いや、興味を持つことを避けているだけなのかもしれない
でも、そんなふうに周りから離れようとする私に何度も話しかけてくれて
何度も笑い合って何度も語り合ったクリスタに対する興味だけは
尽きる気がしなかったんだ
でも、今はもうひとり
エレン・イェーガー
成績は優秀で巨人に対する敵対心も同期訓練兵の中でも圧倒的に高い
そんな、一見すると真面目で死に急ぎで馬鹿の一言に尽きるようなヤツだった
けど、今はどういうことか
そいつの一挙手一投足がとても気になる
いや・・・恋とかじゃないんだ
これはどちらかというと
そう
興味なんだろうな
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「え・・・エレンが大人に・・・」
目を大きく開きこの世で最大の発見をしたかのような顔をするミカサ
それもそうだろう
成長したエレン
そんな意味不明で理解不能な存在がいきなり目の前に現れたのだから
「ん・・・」
どこか色気のあると息が聞こえた
エレンは今椅子に寄りかかるように眠っている
つまりは、無防備なのだ
その場にいた人々は口元から全身へと目を移してエレンの体を観察した
背は178cm程だろうか、スラッと伸びた体躯にはほどよい筋肉がついており
足を見ればとてもよく引き締まっていてその完成された点からエロさを感じさせる
足の付け根の方へと目を向けてみれば
「!!」
思わず目を背けるアニ、ユミル
そして凝視してその目に焼き付け用とするミカサ、クリスタ
何のためなのかスケッチを始めるミーナ
エレンのエレン(巨人)を見た反応は人それぞれであった
「あ、見て!エレンが・・・!」
クリスタの言葉を受けてみんなが再びエレンの顔に注目する
ゆっくりと、そうゆっくりと
エレンは瞼を開き、辺りを見回すために首を動かした
最初に目が合ったのは
「う・・・うぁ」
アニだった
「ん・・・?あれ、ここは・・・?」
エレンはアニを認めた後に周囲を見回す
「あ・・・おいおい、皆してなんだ?俺が起きるの待ってたってのか?」
エレンが砕けた態度をとる
もちろん、周りにいる女性陣は突然の大人エレンの会話の振りについていくことができるはずもなく、全員が沈黙の選択肢を選んだ
「あれ?なんで俺服着てないんだ?」
エレンが自分の体が服をまとっていないことに気づき、周りを見渡して女性寮のテーブルにあった長いテーブルクロスを腰に巻いた
「それにしてもミカサもクリスタも訓練兵の頃の服をいきなり着るなんてどうしたんだ?はは、懐かしいな」
「「(!!)」」
ミカサとクリスタは即座に気付いた
「「(懐かしいということは未来では別の服装で何度かあっているということ・・・もしかして将来では私が隣にいる・・・!?)」」
希望を胸にミカサとクリスタがじりじりとエレンへの距離を詰めていく
しかし
「お!アニもその格好なのか!結婚してから初めて見るな!」
ピシッ
「あ、あ、あ、アニがなんだといったの?エレン」
ミカサがどもりながらエレンに確認を促す
「ん?あぁ、だからさ、3年前に結婚して以来アニって俺のあげた服ばっかり来てくれてたから、アニが自分で持ってる服を見るのって久しぶりだなって」
「ごはぁっ!」
ミカサが口から血を吐いてその場に倒れる
そのミカサの後を追うつもりなのかクリスタもエレンに話しかける
「え、エレン、一応確認しておきたいんだけど結婚したのって・・・だれと?」
その続きに待っているのが絶望だと知りながらも、クリスタは中途半端な絶望では逆に気になってしまうと思い聞くに及んだのだ
しかし、そんな覚悟も気にせずにエレンはサラっと答えた
「そりゃあ、アニと」
「ゲボァッ!」
そして、クリスタもまた地を履いてその場に崩れ落ちるように倒れた
そして、倒れていく者がいる中、アニだけは未だにエレンの言葉をまだかまだかと心待ちにしていた
「あれ・・・?そういえばここって・・・」
しかし裏切られた期待
「チッ・・・」
エレンは周りを見渡して途端に何かに気がついたかのように声を荒げた
「こ、ここ・・・ウォール・ローゼの中の女子寮じゃないか!?」
その事実を知っているというのは入ったことがあるということなのか?
と、皆問いたそうにしていたが
「・・・あぁ、そういえば前にアルミンから俺が一時的に大人になってたって話を聞かされたことあったな・・・なるほど、それが今ってわけか」
意外と冷静なエレンの対応に動きを封じられる女性陣
「え、エレン・・・驚いてはいないの?」
と、聞いたのはミカサだ
立ち直ったというわけではないのだろうが、頑張って忘れようとしているのが見て取れる
「ははっ、そんなわけねぇだろ」
笑顔でごまかすエレン、大人びた骨格にに無邪気な笑顔というのは男性に耐性の低い女性訓練兵の胸を射止めるのには十分な素材だった
「俺だって驚いてるけど、驚いた上でどう行動するかを決められないとみんなを守るなんてできやしないからな」
そしてここで、守る対象としてみていたエレンに守られるということを意識したミカサは女性としての己を意識した
そして、改めて今この場にいるエレンが未来から来たであろう大人のエレンということを理解した
「よいしょっと、それにしても」
と、椅子に座り直したエレン
「クリスタ、ちょっとこっちきてくれないか?」
名前を呼ばれたクリスタはトテトテとぎこちない動きでエレンに近づいていった
どうやら先ほどのことが尾をひいているようだ
「おいで」
エレンは優しく微笑むと
グイッ
「ひゃあっ」
クリスタの腕を掴んで自分の方へ寄せると、膝に座らせた
「「!!?」」
混乱の色を見せるクリスタと周囲の女性達
「なっなっなっなにを!!?」
おもわずどもりながらエレンに真意を問うクリスタ
その顔は真っ赤になっており、もはや答えが返ってきても理解できるかどうかすら定かではない
「なにをって・・・あぁ、そういえばこの時はまだクリスタは俺の彼女じゃないんだっけか」
そして
その言葉で女性寮の一室に静寂が訪れた
「ど、どういうこと!?」
静寂を打ち破ったのはアニだった
その顔には怒りと焦りと悲しみと困惑と・・・とにかく様々な感情をその顔に浮かべている
それもそうだろう
嫁だと言われた直後にほかの人間に対して自分の夫であるはずの人物が他人に対して「オマエ、オレノ、カノジョ」等と言うのだ
混乱しない方が頭がどうかしている
「アニの怒りも当然、どういうことなのか説明を求める」
ミカサも一歩踏み出してエレンに近づいて睨みをきかせる
「あ?何言ってんだよミカサ、どういうこともなにもお前に関しては俺の愛人だろ」
「はひっ!?」
思わず奇妙な声を出すミカサ
「あれ、っていうことはまだベルト「ちょっといいかい?」
咄嗟に口をはさんだのはアニだった
女の勘というものだろうか
その情報をここで明かされてはいけない
そんな気がしたのだ
しかし、今ここでエレンの言葉を止めたのはあまりにも不可解だ
どうにか言い訳を・・・
「あっ、あぶないあぶない・・・そういえばそうだったぜ、ここでお前らが知らない情報を俺が教えちまうと歴史が変わるから絶対にやめろってアルミンに言われてたんだ」
と、エレンが口にした言葉でその不可解はどこかへと消え去った
ちなみにだが、この間もエレンはクリスタの頭を撫で続けている
「えへへー」
もはやクリスタはエレンの右手の虜だ
それはとても幸せそうな光景であるのだが
それを良しとしないものがこの場にはいた
「おい、死に急ぎ野郎」
それは、クリスタを愛している人
ユミルだった
寒くなってきてコートか何かをそろそろ買わなきゃと思っている今日この頃
やっほい!つづくっほい!