少し変わった廃墟の中、ある1人の女子高生が身を潜めていた。
?「…どうしてこうなった…」
白髪ストレートの女子高生はため息をしながらボソリと呟いた。
(どうしてこうなったんだっけ…確か…)
ー2時間前ー
?「廃墟の噂?」
?「そう!廃墟の噂!いや…謎だったっけ…?まぁいいや紫月は知ってる?」
目を輝かせられながらぐいぐいと迫られてる僕の名前は月來未 紫月(つきくみ しずく)。滝ヶ丘夢眠高校に通っている。
紫月「さ、さあ?どんな噂?っていうかなんで近づいて来てんの」
僕に苦笑されながら肩を軽く押されてるショートヘアの彼女は咲音 舞希(さきね まき)。
小学校からの僕の親友。現代くの一で修行中らしい。
舞希「え〜いいじゃん別に〜」
紫月「全く…で?噂ってなn…ホラーなら僕はパスだよ」
少し睨みながら言うと、
舞希「大丈夫だよ〜和風とファンタジー(?)が混ざった感じだからww」
紫月「なぜ笑う」
舞希「いやぁw相変わらず怖がりだなぁとww」
紫月「んなっ…!?」
舞希「それじゃぁ話すねw」
紫月「うん…ってまだ笑ってるし…」
それから舞希に噂を聞いた。
(ーそう、確かからかわれながら舞希に噂を聞いたんだ。それで…何となく気になってここに来たんだ)
紫月「でも何で〈アイツら〉に追いかけられるの?」
実は今〈アイツら〉に追いかけられていた。
真っ白な服、真っ白な布で口元を隠していて…何もかも身につけているものは真っ白だった。
(ただ廃墟の中を見てただけなのに…目が合った途端追いかけてくるんだもん…流石にあれは焦ったなぁ)
と自分が起こったことを他人事のように思ってたら足音が聞こえてきた。
(まさか…〈アイツら〉…!?)
紫月「どうしよ…あ」
近くに棒状の物があった。まぁまぁ太い木の棒だ。
紫月「これを使えば…っ」
木の棒を持ち、近づいて来る足音に襲い掛かる。
紫月「ぉりゃああぁぁぁあ!!」
?「ったくあいつどこiぅわあっぶね?!」
足音の主は驚きながらもひょいとかわした。
(避けられた!?ならっ…!)
紫月「おりゃりゃりゃりゃああぁぁあ!!」
叫びながら木の棒をブンブン振り回してたら慌てながら足音の主が僕に言った。
?「紫月?!うゎちょっ待て紫月!俺だよ俺!!っうおっ?!」
紫月「オレオレ詐欺は間に合ってます〜!!!」
?「バカなんでそこでオレオレ詐欺が出てくんだよ!ってそうじゃなくてお前いい加減振り回すのやめっ…いっ?!」
ゴッと鈍い音がしたと同時に喋らなくなった。どうやら頭に当たったらしく「っってぇ…」と頭を抑えながら悶えていた。
紫月「ど、どーだ!参ったk…ってあれ?」
悶えている人物を確認しようとしたら
?「どーだ!じゃねぇよバカ紫月!危ねーだろ!それにここは心霊スポットとして有名なんだから俺じゃなかったら警察沙汰だからな!?」
と怒鳴ってきた。
見えないがこの声、そしてこの怒鳴り声…まさか…
紫月「……龍一?」
龍一「…じゃなかったら俺は何なんだよ」
紫月「いえ何でも…」
ため息をし、左側の頭にに当たったのかそこを撫でた後制服を叩きながら立つ青髪の青年は氷河龍一(ひょうがりゅういち)。
僕の幼馴染で僕をバカにしながらも何気に助けてくれる。まぁ…ツンデレみたいなもんかな。
紫月「えーっと…ごめん龍一、血とか出てない?」
龍一「もういい…起こった後にグチグチ言っても意味無いしな…それに血も出てない」
紫月「そっか…ならいいんだけど…でもどうしてここに?」
血が出てないことを確認した後僕の問に答えた。
龍一「どうしてって…お前を追ってたんだよ。バカがなにをするのか、嫌でもわかるからな」
紫月「…ワーサスガオサナナジミ」
龍一「棒読みすんな」
即ツッコミもらいながら〈アイツら〉を思い出した。
紫月「ねぇ龍一。僕に会う前に〈アイツら〉会わなかった?」
龍一「〈アイツら〉って?」
紫月「身につけているものが何もかも真っ白な人達」
龍一「いや会ってねぇと思うけど。でもさっき目が合った途端こっちに来た奴らならぶっ倒した」
紫月「……うん、僕が言った〈アイツら〉は多分龍一が倒した奴らだよ……」
龍一「…マジか。そういやなんか追いかけてたけど」
紫月「それは多分僕…因ミニドウヤッテ倒シタンデスカ?」
龍一「なんでカタコトなんだよ…どうやって倒したって、まず避けると同時に腕を掴み、足を引っ掛け、相手の体勢を崩してから首を掴んでそのm」
紫月「もういい、聞くだけでなんかやられた感じがする」
龍一「なんだそれ…」
〈アイツら〉は気絶してるということで(してなかったら大変な事に…色んな意味で)ここからどうしようと考えてると
龍一「どうすんだよお前」
紫月「え、どうすんだよって言われても…」
選択肢は二つ。そのまま帰るか、もしくは…
龍一(こいつの事だ。どうせ…)
紫&龍(「このまま行こう!」とか言うんd…は?)
龍一「は?」
紫月「だから!このまま行こう!」
龍一「何しに行くんだよ。もう充分探索s…まさかお前、〈あの噂〉を確認すんのか?」
恐る恐る聞く龍一。
僕は龍一をバカにしながらもバレないように言った。
紫月「そりゃ勿論!」
龍一「…お前バカにしただろ」
速攻バレた。エスパーかお前は。
紫月「そそそそんな事…」
龍一「嘘乙w」
紫月「う、うっさい!」
今度は僕がバカにされた。普通に悔しい。
ん?〈あの噂〉?
紫月「ところで龍一、〈あの噂〉って?」
龍一「俺らの学校じゃ有名だけど、まさかお前〈あの噂〉知らずに行こうとしたのか?」
紫月「いや知ってるけど、龍一が知ってる噂がもしかしたら僕の知ってるやつと違うかもだし一応」
龍一がえぇ…というような表情をしながらも説明してくれた。
〈あの噂〉とは
この廃墟の奥にある半壊した小さい神社があって噂は妖怪や呪いなどそれぞれ違う。
中には、僕達が通っている高校の「夢眠」という名前の由来〈夢眠ノ天狐〉が封印されてるのでは?という噂もあるという…
紫月「ふぅん…〈夢眠ノ天狐〉ねぇ…」
紫月(やっぱ僕の知ってる噂とは違う…)
龍一「〈夢眠ノ天狐〉の封印を解かれたら即呪いにかかるとかなんとか。んでその神社は校長が管理しているんだと」
紫月「え、校長が?」
龍一「噂だけどな。面白半分でこの廃墟の奥の神社に行ったら校長らしき人物を見た〜ってな」
紫月「…僕達の高校って噂好きが多いのかな…色んな噂が耳に入る」
龍一「まぁ確かにここまで来るとな。で、〈あの噂〉を聞いてもまだ行くって言うか?」
と少し心配そうな顔して聞いてきた。
僕はそれとは反対に満面の笑みで
紫月「勿論!なんだか気になるしね!」
と言うと、「…そうか、わかった」と元気無さげに言い、奥へと進んでいく。僕は慌てて追いかけた。
…あれ?今日の龍一は龍一らしくない。
今までなら「そんな理由で行こうとするな!」とか「あーはいはい、帰んぞ」と無理矢理帰らせるのに今日はあっさり許された。
何かあったのかな…?元気がないのも関係が…?
凄くモヤモヤしてつい聞いてしまった。
紫月「龍一、今日何かあったの?」
龍一は僕の言葉にピタッと止まった。
そして僕の方に振り返って一言。
龍一「別に何もねぇけど。なんだよ急に」
キョトンとした顔で言ってきた。だがどこかしら元気が無い。
紫月「いや…なんか、その…元気が無いなぁって…」
龍一「…お前が………」
俯きながらボソボソと呟いているがなんて言ってるのか分からない。
紫月「?僕が何?」
龍一「…お前が木の棒で俺の頭を殴ったからじゃねぇの?」
紫月「え、あ、そ、それはごめんって…でもそれだけ?」
龍一「それだけ」
そう言うとそそくさと先へ行ってしまった。
少し離れたところで後ろを振り向いて僕にこう言った。
龍一「何ボーとしてんだよ。行かねぇのか?」
紫月「え、あっ行くから待って!!」
同時刻ー
白服の男1「……っ…?」
頭を撫でながら起き上がると横からうめきながら話しかけてきた。
白服の男2「おい…っ大…丈夫…かっ…ゲホッ」
口から少々だが血を吐いている。顔に一発殴られたんだろう。
白服の男1「あ、あぁ…オレは、何、とか…お前は…?」
状態は知っていながらもこの廃墟は暗い為、一応聞くことにした。
白服の男2「俺も、何とか…ゴホッ」
と言いつつも、咳をし腹を抑えながら立ち上がる。どうやら腹にも一発やられたらしい。
白服の男1「咳、してんじゃねぇか…」
そう言う自分も頬に手を当てる。
殴られた時頭を強く打ったためか記憶は曖昧だが自分たちを殴った人物の特徴をしっかり覚えていた。
白服の男1(青い、髪の男………まさか…な)
だがやられたままでは気分が悪い。
白服の男1(何がなんであろうと…今度会ったらぶっ殺してやる…!)
【夢眠大狐神社】ー
廃墟に抜けた先には森に囲まれた『大きい』神社だった。
確かに半壊しているがそれ以外はごく普通の神社。
龍&紫「…………」
紫月「…ここが…」
龍一「…あぁ、【夢眠大狐神社】だ…」
紫月(なんだろう…この感じ…)
神社を見つめているとなんだか懐かしい感じがしたが気にしないようにした。
ただ問題が一つ。
『大きい』のだ。
噂では木々の中でぽつんと小さい神社があると聞いた。
だが目の前にある神社は『大きい』。
紫月「………龍i」
龍一「何も言うな」
紫月「…噂では小さいんじゃなかったっけ?」
言った瞬間、両方の頬が引っ張られる。
龍一「おっ前はどうしてそう空気を読まないんだよ!」
紫月「い、いはいはいひゅういひ!ほめん!ほめんっへ!!」(訳:い、痛い痛い龍一!ごめん!ごめんって!!
龍一が「ったく…」と言いながら紫月の両方の頬から手を離してくれたがまだヒリヒリと痛い。
龍一「…まぁ噂だからな。違うところとかあるだろ」
じゃあさっきの行動は一体…と頬を撫でながら思っていると神社の奥の林からガサガサと音がした。
紫月(まさか《アイツら》?!)
と紫月は即座に龍一の後ろに隠れ、龍一は咄嗟に足元にあった木の棒を手に取り構えた。
音の方向はこちらの後ろへと回り込んでいる。
何が来るかわからない。ただでさえ噂が耐えない場所【夢眠大狐神社】だ。
警戒してると目の前で音が止まった。
次の瞬間草むらから出てきたのはー…
紫&龍「…え」
次回「夢眠ノ天狐〜廃墟の謎2〜」
草むらから現れたものは一体…!?
そして紫月を追いかけ龍一に倒された《白服の男達》の正体とは?!
次回へ続く!!
初めまして、〈夢眠ノ天狐〉の作者。風松です。
小説書くの初めてですしこのサイトを使うのも初めてなので色々分かりませんが、暖かい目で見ていただけると幸いです。
多分アカウント?の紹介にも書いてあるんですけど、たまに番外編を書くことがありますので良ければそちらも読んでもらえると嬉しいです。
今はまだ書いてないんですけどね…((ボソッ…
更新は亀…いやナメクジほど遅いです。
マイペースなので…(;´∀`)…ァハハハ…ハハ…ハ…
それではまたいつか!(*´﹃`*)…zzZ
前書き、後書きとは一体…((ボソッ…(;;Φ Φ)