短くて、ネタも少なめですが、これが、一応2018年最後と2019年最初のということで。時系列に関してはガン無視の方向でお願いします。
「今年も、早かったな。」
11時頃、CiRCLEの前にいる桐生が呟く。
それに同意するように遥も頷く。。
「私たちが1緒に住んでから5年。そして・・・、ガールズバンドのみんなに会ってからもう1年経つんだね。」
「ああ。そうだな。」
「おじさん!!」
「太一。みんな帰ってきたか?」
観光と初詣をするべく、あさがおの子供たちも東京に来ており、ホテルから各ガールズバンドや、冴島や真島達を呼びに行ってもらってたのだ。
「桐生さん!こんばんは!」
「ああ、香澄。」
poppin'partyの香澄が桐生に声をかける。
「1年間ありがとうございました!」
「こちらこそな。また来年もよろしく頼むぜ。」
「はい!」
そして、その後ろにいたほかのメンバーも楽しみそうに個々にしゃべっている。
「いまから、新年の挨拶と初詣に行くのよね!このメンバーなら新年から楽しそうだわ!」
「せやのう。新年からこのメンバーなら、オモロい元日になることは間違いなしかもしれんな。」
冴島とこころの考えが合致する。
「・・・お二人さーん。まだあと1時間ありますよ。」
その後ろで美咲が静かに突っ込む。
「・・・寒い。」
「・・・寒いのは事実だけど、なんだかんだで楽しみだったくせにー。」
「ちょっ、モカ・・・!」
「俺が練習会場に迎えに行った時、いち早くに準備してたもんね。」
「品田さん!やめてください!」
Aftergrowの蘭が、メンバーのモカと迎えに行った品田にいじられる。
「谷村さん。どこか既に疲れてる感じがしてるけど・・・。」
「年末年始の警備だってさ・・・。一応仕事中だけど・・・。まあ、自警団が頑張ってくれるでしょ。」
「堂々のさぼり宣言ね・・・。」
Roseliaのリサが最初の谷村の疲れように心配になるがその後のサボり宣言に隣で聞いていた友希那が呆れる。
「・・・眠いんだけど・・・。帰っていいかなぁ。」
「ダメですよ秋山さん!せっかく集まったんですから!」
「そうですよ!ブシドーに反します!」
「いや武士道関係ない・・・。」
秋山が眠気に襲われつつもPastel❀Paletteの彩とイヴに突っ込む。それくらいの元気はあるようだ。
「ヒヒ!夜遅うてもみんな元気なようやのう!!」
「あんたがいちばん元気じゃねえか。真島の兄さん。」
「ワシはそれだけが取り柄やからのう!!さ!ほなみんな行くで!!初詣済ませて、新年会と洒落こもうやないか!!」
おー!!
そんな楽しそうな様子を、CiRCLEのオーナー、月島まりなは眺めていた。
「じゃ、私は留守番してるから。みんないってら・・・」
「何を言うてんねや~!まりなちゃんも行くでぇ~!」
「うぇっ!?真島さん・・・!!」
「ヒヒ!もうこうなったら強制やで!・・・っとその前に、カウントダウン・・・いくでぇ~?」
「「「「「「5」」」」」」
「「「「「「4」」」」」」
「「「「「「3」」」」」」
「「「「「「2」」」」」」」
「「「「「「1」」」」」」」
「「「「あけまして!おめでとうございまーす!!!!!!」」」」
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ー神社ー
神社に着いた一行はそれぞれの思いをのせ、初詣をすませる。
そして、石段の前に一行は並び、街を眺める。
「まだ街は明るいわね!」
「この日ばかりはねぇ。」
こころが楽しそうに言う。この年越しの瞬間ではまだ街は明るい。
「ヒヒ!ほな、今は帰ってちゃんと寝て!今日の12時!CiRCLEに集まって、新年会と洒落こもうやないか!!」
「ハードスケジュール!?」
「・・・でも、楽しいことの連続のハードスケジュールなら、幸せだね。」
「かもねー。」
さすがに深夜まで起きているので、一旦全員解散し、家に帰る。
桐生達もホテルに戻ろうとした時、
「桐生さん。」
「ん?どうした、香澄。」
「・・・来年も、よろしくお願いします!」
「・・・ああ。よろしく頼むぜ。」
ガールズバンド達と、神室町の伝説の波瀾万丈な日常は、2019年も続く。
次回からまた、通常のネタ多めの回に戻ります。
新年会の回ももしかしたら書く・・・かも。