神室町の伝説とガールズバンド   作:ガリュウ432

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今回で序章が終わったって感じっすね。
邂逅編最終回です。


6話 BAND PARTY!!

ー谷村&Roselia サイドー

 

「怖いは流石に傷つくやないか・・・。」

 

「いや無理ないでしょう・・・。」

 

突如現れた真島さん。・・・まあ突如ではないんだが。

Roseliaのみんなちょっとビビっちゃってるよ。

 

「た、谷村さん・・・っ、その人はっ?」

 

リサちゃんが少し震えた声で聞く。

 

「あぁ・・・、この人は真島吾朗さん。今回の会場設営のリーダーをやってる人だよ。」

 

「よぅ!真島吾朗や!お嬢ちゃんたちはRoseliaやったな!今回はよろしく頼むで!!」

 

「「「「「よ、よろしくお願いします・・・。」」」」」

 

まだビビってるのか・・・。まあなりがなりだしなぁ・・・。

 

「えぇと・・・、ほならリーダーの湊友希那ちゃんはおるか?」

 

「え?私ですけど・・・。」

 

「ああ、言い忘れとったな。今回、運営のリーダーもわしがやっとるから流れとか説明せなあかんから、全バンドが集合した後、ここの会議室に来てな。」

 

・・・この人なんでもやるなぁ・・・。

 

ー桐生サイドー

 

「よし、勇太、遥、準備は出来たか?」

 

「ええ、大丈夫っす。兄貴。」

 

「うん、大丈夫だよおじさん。」

 

「じゃあまず天下一通りの門の前に行くぞ。」

 

「え?タクシーで直接劇場前に行かないんすか?」

 

「少し待ち合わせをしているんでな。お前達もついてきてくれ。」

 

「う、うん。」

 

ー天下一通り 入口ー

 

「ところで兄貴、誰を待ってるんですか?」

 

「まあ今回のライブに関係あるやつだ。もう時期に来るぞ。」

 

すると駅がある道から声が聞こえてきた。

 

「桐生さーん!すみません、待ちましたか?」

 

現れたのはpoppin’party。

昨日のこともあり、今日の朝、香澄から待ち合わせをしようと連絡が来たのだ。

 

「香澄か。いや、俺達も今来たところだ。」

 

「え!?」

 

「おじさんポピパと知り合いだったの!?」

 

「まさか。昨日知り合っただけさ。」

 

「私たちが絡まれているところを助けて貰って・・・。」

 

「本当に助かりました。」

 

たえと沙綾が感謝を述べる。

 

「ここではよくある事だからな。気にするな。」

 

「いやいやいや!それも驚きっすけど、今目の前にポピパがいることに信じられねぇっすよ!」

 

「ファンなのか?勇太。」

 

「え、ええまあ・・・。って本人の前で言わせないでくださいよ!」

 

「私たちのファンだってさ。やったじゃねーか!」

 

「嬉しいね香澄ちゃん!」

 

「うん!」

 

「喜んでくれたみたいだね。」

 

遥が勇太に言う。

 

「あ、うん・・・。みたいだな・・・。」

 

「じゃあそろそろ広場に向かうか。」

 

「はい!」

 

ー劇場前広場ー

 

さて会場は・・・。

骨組みができ出した頃か。

 

「あ!友希那先輩!」

 

「あら、おはよう戸山さん。」

 

「おはようございます桐生さん。」

 

「谷村もいたのか。」

 

「ええ。偶然Roseliaの子達と出会ったんで。」

 

「よっ桐生チャン!!」

 

「真島の兄さん。」

 

「谷村さん。この方は?」

 

紗夜が谷村に聞く。

 

「桐生一馬さん。俺と一緒で運営側の人。」

 

「桐生だ。よろしく頼む。」

 

Roseliaと挨拶を済ませた。

 

「他のバンドはまだ来とらんようやししばらくここで待とか。」

 

ー冴島&ハロー!ハッピーワールドsideー

 

朝飯を何人か食べていないということで喫茶アルプスで軽い朝食を済ませた。

 

「ここのお店、美味しかったわ!」

 

「チェーン店だから、探せばうちの近くにもあるんじゃないかな?」

 

「かもな。せやけど、俺はここと北海道にあることしか知らんわ。」

 

「冴島さん、北海道にも行ったことがあるんですか?」

 

「まあな。結構楽しかったで。」

 

そんなたわいのない話をしながら劇場前広場についた。

 

ー劇場前広場ー

 

「あら、あれは・・・」

 

紗夜ちゃんが誰かに気づいたようだ。

 

「ハロハピの人達かな?」

 

たえが予想する。

 

「みたいだね!はぐみもいたし!」

 

「桐生さん・・・、あの横にいるでかい人・・・、」

 

「ああ。冴島だな・・・。」

 

「なんか、すごい組み合わせっすね・・・。」

 

谷村が呆れたように話す。

 

「しかし、なんでかしっくりくるんだよな。」

 

「何がしっくりくるんや?」

 

「ああ冴島。気づいたのか。」

 

「よう兄弟!!そのようやと、お前もガールズバンドと合流してから来たみたいやな!」

 

「まあ成り行きやけどな。で何がしっくりくるんや?」

 

「・・・雰囲気だな。」

 

「どういうことやねんそれ。」

 

「あのやりとり・・・、すごく儚さを感じるね・・・!」

 

「いや、絶対に儚さだけは感じないでしょ。」

 

薫に対し、美咲が突っ込む。

 

「でも、すごく楽しそうなメンバーになってるのは確かね!!」

 

「うん!ライブが楽しみだね!!」

 

すると、バッセン方面から声が聞こえた。

 

「あ、あそこが集合場所っぽいね。」

 

品田がその集団を見つける。

 

「どうして品田さん分かったのー?」

 

「知り合いの姿が見えたからね。・・・相変わらずガタイでかいなぁ・・・。」

 

「たしかに・・・。遠近感が狂うぜこれは・・・。」

 

巴が苦笑いを見せる。

 

「お、品田。・・・それにガールズバンドも連れてきたみたいだな。」

 

桐生が谷村に気づく。

 

「俺は成り行きっすけどね。」

 

「・・・?桐生さん、この人誰っすか?」

 

「そういえば初対面だったな。谷村は。こいつは品田辰雄だ。この前の五大都市の事件で協力してもらった奴だ。」

 

「そうなんすか・・・。谷村です、どうぞよろしく。」

 

「ええ!俺は品田です!よろしくお願いします!」

 

ーーーーー

 

「ってあんたが谷村さんっすか!?」

 

「えっ?そうだけど・・・。」

 

「あんたのせいで俺、亜門一族とかいう変態一族と戦わされるはめになったんすよ!?」

 

「そういやあん時、秋山が電話しても出えへんかったな。」

 

「あれ?言ってなかったすかね?俺ケータイ変えたんすよ。皆さんにもメアドも番号変更のメール送りましたよね?」

 

「ああ。たしかに来ているな。」

 

「来とるで。」

 

「あれ?おっかしいなぁ。・・・まあいいや、その節についてはすまなかった。まあ秋山さんの連絡ミスと1課の仕事で忙しかったということで・・・。」

 

「あ、あんた刑事さんっすか。じゃあ仕方ないっすね!」

 

「美竹さん・・・。あなたたち、どんな人と合流してるの・・・?すごく・・・その・・・、見窄らしい姿なんだけども・・・。」

 

「いやまあ それはその・・・。成り行きというか・・・。」

 

「そこの子、あんまり言わないで。40前後のおっさんが泣くよ?」

 

「泣くな品田。」

 

「今は人並みには生活出来てるもん!!」

 

「なんの否定やねん・・・。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あとはパスパレと秋山だけやな。ここは同時にくるから安心やわ。」

 

「ん?どういう事だ?」

 

「ワシから頼んだんや。迎えに行ったってくれって。パスパレの事務所が少しやかましくてのう・・・。迎えを出したってくれってやかましいんや。」

 

「まあ芸能人ですし・・・。」

 

香澄が納得したような顔で言う。

 

しばらく時間が経ち、集合時間ギリギリになった頃。

すると突然、ミレニアムタワーの方面から声が聞こえた。

 

「秋山さん、みんな!急いで!!集合時間に遅れちゃうよ!!」

 

「ちょっ・・・!!彩ちゃん、落ち着いて・・・」

 

「彩ちゃん速すぎだよ・・・!!そんなにいそがなくてもまだ大丈夫だって・・・!!」

 

「彩さん・・・っ、とても・・・っ、はやいですっ・・・!!」

 

6人が猛ダッシュでこっちに来た。

 

「はあーっ・・・、久々にダッシュしたっす・・・!」

 

「秋山、どないしたんや全速力で。」

 

「途中・・・っ、じゅ、渋滞に捕まっちゃって・・・。はぁ〜っしんどっ・・・!!煙草やめよっかなぁ・・・!!」

 

「そう言ってやめれてないんだろ?」

 

「桐生さん・・・、どうも・・・!」

 

「こんにちは、秋山さん!!」

 

「遥ちゃんも来てたんだね。」

 

「彩先輩、おはようございます!」

 

「おはよう!香澄ちゃん!ほかの皆さんも、おはようございます!」

 

その後、全体で一通り挨拶を済ませた。

 

「よっしゃほな揃ったな!ほな、男性陣は設営行ってきてくれ。メンバーは控え室に移動、リーダーはワシについてきてくれ!」

 

真島の兄さんの指示で動き出す。

 

ー設営サイドー

 

「桐生の叔父貴!おはようございます!」

 

「西田か。久しぶりだな。」

 

「お久しぶりです!西田さん!」

 

「遥ちゃんもお久しぶりです!・・・ところでそちらの方は?」

 

「私の夫の勇太です。」

 

「夫の勇太です!よろしくお願いします!!」

 

「よろしくって!?夫!?遥ちゃん結婚したんすか!?」

 

「ああ。そんなところだ。」

 

「叔父貴が遥ちゃんの結婚を許すなんて・・・。」

 

「まあ勇太は骨のある奴だ。遥を任せられる男なのは間違いないさ。」

 

「それほんまか?俺が聞いた限りでは、1発殴ったらな・・・」

 

「冴島!それはもういいだろう!!」

 

「結局親バカじゃないっすか。」

 

品田に言われてしまった・・・。

 

ー真島&バンドサイドー

 

「ほな、今回のライブやけど・・・。まずは了承してくれてほんまにありがとうな!」

 

「いえいえ!私達も、人前で演奏したいって気持ちがありましたから。」

 

香澄ちゃんが言う。

 

「ええ。それに、なかなか私たちの演奏を聞いてもらえない人達に聞いてもらえるから、メンバー全員、気も引き締まってると思うわ。」

 

友希那ちゃんも賛同する。

 

「私も同じ。いまのaftergrowがどこまで通用するか、見てみたい。」

 

「私達もいまの、私たちが認めてもらえているのか・・・!」

 

「ええ!それでみんな笑顔で楽しめたら、とってもいいわね!」

 

「・・・おうし!気合いはバッチリのようやな!!ほな、ライブの構成から行くで・・・。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ー数時間後ー

 

「驚いたな・・・。」

 

「ああ、俺らで建てたはずやのに・・・、その実感があらへん。」

 

「まさかここまで大掛かりなものとは・・・。」

 

「金かける所はかけますねぇあの人。」

 

「すげぇ・・・!!マジのライブ会場だ!!」

 

出来上がったのは、装飾、規模、どれをとっても申し分ないくらいに見事な会場だった。

 

「兄貴、みなさん、お疲れ様っす。これ、遥が持って行ってくれって」

 

勇太が持ってきたのはスタミナン。

疲れた体にはやはりこれだな。

 

ゴクゴクゴクゴク・・・

 

プハァーッ!!

 

「・・・あとは、あの子らの出番やな。」

 

「ええ。」

 

「そうっすね。」

 

「じゃ、俺は見回りでもしてきますかねえ。」

 

「せやな、俺も一緒にやるわ。」

 

男達は思い思いにライブの為になることを考え、行動する。

 

そして・・・

 

ー開始時間ー

 

ザワザワザワ・・・!

 

『只今より、ガールズバンドフェスティバルを開演致します。』

 

ワアアアアアアアア!!!!!!!!

 

スポットライトに照らされ現れたのはpoppin'party。

そして香澄が前に出る。

 

「今日は、たくさんのお客さんに来ていただいてとても嬉しいです!!今日来ているバンドみんな、ドキドキキラキラするために、本気で頑張ります!!だからみなさんも!!どんどん盛り上がって、キラキラドキドキしていきましょー!!!!」

 

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

「大熱狂って感じだな。」

 

「そうっすね。」

 

「遥、勇太。久々に来た神室町はどうだ?」

 

「・・・すごく楽しい。ガールズバンドのみんなと出会えて、あんな近くでお話出来て。」

 

「それに、兄貴の友人の皆さんとも、仲良くなれた気がしますし。」

 

「フッ。そう言ってくれると、神室町に来た甲斐があるぜ。・・・俺達もしばらく東京に滞在するから、また暇な時、あいつらのところに遊びに行ってやるか。」

 

「え?いいんすか?」

 

「ああ。香澄からいつでも遊びに来てくれってライブの始まる数分前に言われた。どうやらCiRCLEっていう場所で今来ているバンドは練習しているらしい。いつでも俺たちだったら歓迎するだってよ。」

 

「ウフフッ、友達がまたできたみたい♪」

 

「あー!」

 

遥とハルトも喜ぶ。

 

「ああ、そうだな。・・・ですが兄貴、今はひとまず、」

 

「ああ。・・・そうだな。」

 

「え、2人ともどうしたの・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

「「ライブに集中するぞ!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・え?」

 

「「オイッ!!オイッ!!オイッ!!オイッ!!オイッ!!オイッ!!ウーーーッ!!フッフゥッ!!!」」

 

「・・・アハハ・・・、おじさんらしいや。」

 

ーライブ会場 舞台上ー

 

香澄は歌いながらある声が聞こえる。

 

(・・・あれ?この声・・・。)

 

「「ウーーーッフッフゥッ!!!!!!!!フゥーーーーッオイッ!!!!!!!!」」

 

(こっちまで聞こえるコールってどんな声量してんだあの人ら・・・!?)

 

有咲が少し呆れながら思った。

 

(でも、今までのライブで1番楽しいかも!)

 

沙綾はドラムを叩き、今までにないくらい楽しい気持ちで演奏しているのだ。

 

(香澄ちゃん・・・!わたし、上手くできてるかな・・・!!)

 

りみも今まで以上に自信を持って演奏に励んでいた。

 

(・・・桐生さん、この会場の中で1番楽しそう。)

 

たえは純粋にこう感じた。・・・そして、客とバンドという関係でありながらも、盛り上がりで負けるわけには行かないと、ポピパもさらにヒートをあげていく。

 

「よーっし!!2曲目行くよー!!」

 

「「「「おーっ!!!」」」」

 

「「いいぞーっ!!!」」

 

「それでは聞いてください!!」

 

 

『ときめきエクスペリエンス!!!』

 

 

 

 

to be continued…




次回からはごちゃまぜで、物語の舞台がCiRCLEだったり、学校だったり、神室町だったりします。
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