お気に入りをしてくださった方は22人。
これからも沢山の方々が本小説を覗いてくださるでしょう。
ですから、ここで一つ、お礼を申し上げたいと思います。
本小説をお読みいただき、ありがとうございます。
非常に亀更新ですが、たくさんの方の暇つぶし程度にでもなれば幸いです。
それでは、本編をどうぞ。
「ポニータさん!あ、私の鞄……」
『中身もちゃんと無事ですよ。すぐに渡そうと思っていたんですが、人間さんがさっさと連れて行ってしまいましてね……』
「うん、ありがとう。いろいろと」
ポニータさんが提げていた鞄を両手で回収する。
ポニータさんの熱が移っていて、少し暖かい。
改めて自分の肩にかける。ずっしりとしたタマゴの重みが感じられる。
「そのポニータとクレンくんは仲がいいようじゃのう。良きパートナーになれそうじゃ」
「博士?いきなり何を……」
博士がいきなりブツブツと言い出した。傍から見れば結構危ない。
その本人は何かを決めたようで、固い目でこちらを見てきた。
「クレンくん。旅に出てみんか?」
「……はい?」
☆☆
博士からの、旅に出てみるかという提案。
私はそれに頷いたし、ポニータさんも話をしてくるそうだ。
でも、私の我侭だけど、この卵は安全に孵してあげたい。
そのことを博士に言ったら快く、暫く泊めてくれると言ってくれた。
優しい……黒いとか言ってごめんなさい、博士。
で、今は博士のお孫さん、ナナミさんが今家主となっているらしい家に向かうことになった。
ナナミさん……ゲームじゃタウンマップをくれたり毛づくろいをしてくれる優しい(これは想像)お姉さんだったと思う。
弟は主人公のライバルで、名前は……あれ、どっちだろ。
ゲーム、ポケスペではグリーン。アニメではシゲル。……どっちでもいいや。
ナナミさんは元コーディネーターで、ポケモンジャーナルに特集されるほど。
紅茶が好きで、時々タマムシデパートに……これはどうでもいいか。
「さあ、着いたぞ」
言われ立ち止まり、じっくりと見てみる。
結構大きい。お金持ちだけあってか、庭も広くちょっと羨ましい。
オーキド博士はドアに手をかけて引きながらナナミさんを呼んだ。
「ナナミ、今帰ったぞ。紹介したい人もおるからこっちへ来い」
「はい、なんでしょ……!!!」
かなりの美人なナナミさんは、玄関まで来て私を見て固まってしまった。
え?私、なんかした?
とうとう下を向いてプルプル震えだしてしまったナナミさんが心配になって、私は駆け寄った。
「あの、どうし―――」
「可愛いッ!」(ガバッ)
「ひやぁっ!?」
むぎゅうすりすり。何故か私はナナミさんに抱きしめられてしまった。
あ、あなたはどうする!?
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たたかう
ポケモン
バッグ
▽にげる
逃げられない! ▼
たたかう
▽ポケモン
バッグ
にげる
ポケモンが いない! ▼
たたかう
ポケモン
▽バッグ
にげる
きがえ
たまご
おいしいみず
かろりーまいと
\(^p^)/ ドウシテドンドコド
▽たたかう
ポケモン
バッグ
にげる
抱きしめられて 行動が できない! ▼
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いや、無理。普通に無理。何をしろと。
あれ、なんだか苦しくなくなってきた。ナナミさんは多分力を緩めてないのに、フシギダナー。
「ナナミ、やめんか!クレンくんが昇天しかけじゃ」
「え?あ、だ、大丈夫!?口からなにか白いものが!今すぐ入れてあげるからね!」
「ま、待て!そっとしておいたほうが……」
「そりゃああああ!」
口に何かが突っ込まれた。同時に、どこか飛んでいた私の理性は戻ったと思う。メイビー。
でもきっと、何か別の物が飛んでいったと思う。
「ふむ、案外大丈夫そうじゃのぉ」
明らかに大丈夫ではない私へそう呟いた博士は、万面の笑みを浮かべてさらにこう言った。
「では、クレン君も来たことじゃし、クレン君には三人分の食料を買ってきて貰おうかのう」
「え」
「ナナミにはワシの手伝いをして貰うぞ。こっちへ来い」
「はい!じゃ、クレンちゃん、お買い物よろしくね」
「え」
前言撤回、あのお爺さんは真っ黒だった。
まさか、本当に三人分の食料を買わせられるとは思わなかったけど、ナナミさんはいい人だった。
……ナナミさんは。
それから毎日、雑用をさせられ続けていたことをここに記す。
あの人、真っ黒すぎて光沢が出てるよ……。