魔法科らは逃げれない。   作:天道無心ビームサーべ流
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知り合いをナンパしたり接客するのは一番辛い

「え~流石に全員纏めてナンパしに行くのはダメなので、各校一人ずつお願いします。

因みに音声を拾えるタイプの監視カメラで観ていますので、イカサマとかは出来ません」

 

渡辺摩利による彼氏への盛大なる愛の告白(公開処刑)を終えると、着替えてきた光國。

無地の黒い服で【他人の不幸で飯がうまい】と白い字で書かれていた。それは全員を煽るためだけに着ているのが分かる。

 

「さぁ、トップバッターは誰が行く!」

 

他人事なので笑うしかない光國。

各高校は集まって、会議をはじめる。

 

「確実に勝てるのは深雪…だけど、深雪が出れば最後、後に続く人が確実に失敗をする…」

 

「雫、なにを真面目に」

 

「達也くんは黙っていて!美しさと言う点では、対抗出来るのはリーナぐらいよ!

だけど、肝心のリーナは裏方で手塚くんが居るから、逃れる事が出来る…出る順番を間違えたりすれば、その時点で敗北確定よ」

 

「…申し訳ありません、私が邪魔になってしまって」

 

「深雪さんが気にすることじゃないわ」

 

 

なんだこれ?

 

 

達也は疎外感を強く感じてしまった。

逃げずに真面目にナンパ対決をするだけでもおかしいと言うのに、謎のテンションになっている雫、エリカ、深雪、真由美…と言うか自分以外。

本気で勝ちに行く姿勢は良いのだが、完全になにかちがう。九校戦で見せなければいけないのだが、何故かここで見せてしまう。

 

「頼むぞ、皆…」

 

全くといって被害が来ない立場のレオは第一高校の勝利を願っていた。

そこを俺と変われと達也は言いたいが、言えない。絶対に逃がしてくれない。

 

「トップバッターはオレだ!」

 

「じゅ、十文字会頭!?」

 

確実にとは言えないが、ほぼ高確率で成功しそうなエリカが前に出ようとしたのだが十文字が名乗り出た。

ここで十文字が来るのかと、いきなりで良いのかと服部元副会長は驚く。

 

「オレ達は声を掛けられる事はあっても、かける事は中々に無い。

事前の情報もなくどうすれば良いのか分からない…ならば攻めて口説くよりも守って口説く方が大事だ」

 

「そうか、十文字くんにはファランクスがあるわ!!」

 

「七草元会長、正気に戻ってください。

十文字会頭のお得意のファランクスは4種8系統の魔法をランダムで出して防壁を貼る魔法です」

 

「司波…ファランクスは防御魔法。

その気になれば、4種8系統の魔法を防ぐことが可能な魔法…つまり、4種8系統、肉食系、ガテン系、草食系、文科系、理系、様々な女性の攻めを防ぐことが、受けきる事が出来る。

男尊女卑など当に滅びた時代だが、オレにも男としてのプライドと言う物がある。女性の我が儘を受け入れつつも、己を通していく…任せろ」

 

達也のツッコミは一切効かず、トップバッターとして出た十文字克人。

まぁ、巌の様な方だし、心は大きくて入学した際には沢山いた名ばかりの魔法師とは比べ物にならないと少しだけ安心感を持った達也。

 

 

『「ごめんなさい、おじさんはちょっと…」』

 

大人な彼は学生の範囲内に納まる男ではなかった…そう、大人な、おっさんな彼はだ。

一般の女性を見つけ出した十文字は口説きに走ったのだが、おっさんだと思われた。

 

「すま、ない…」

 

「十文字会頭!!」

 

ナンパが失敗したので戻ってきた十文字は膝をついた。

何故か口から血を流しており、桐原がかけよって、肩を貸した。

 

「…どうやら知らず知らずの内にオレは慢心をしていたようだ。

今までの相手はファランクスを破ろうと無茶をしたり、ファランクスを無視して直接攻撃をしようとしてきた…ファランクスは4種8系統…それ以外は、どの種類でもない無系統の精神干渉系の攻撃には対応できない…ATフィールドが使えんオレは、まだまだか」

 

フフフと笑みを浮かべつつ、何処か満足げな十文字。

ATフィールドってなんだとなることはなく、市原が近づいてくる。

 

「まだまだ青二才な十文字会頭にはこの青酢がお似合いです」

 

「ぐぉぁあああああああああ!!」

 

「十文字くぅうううううん!!」

 

 

 

 

 

 

 

十文字克人 ナンパ失敗!!

青二才な貴方には青酢ジョッキイッキ!

 

 

 

 

「…死亡確認!」

 

「死んでいません、市原先輩…」

 

「まさか、十文字くんが失敗するだなんて…」

 

「第三高校の四十九院沓子、ナンパ成功だ!取り敢えず、最高級パフェでも食ってこい。代金はクソジジイのマジの個人資産から出るから気にせず食え!」

 

「天才的じゃろう…っと、それは本当かの!」

 

「っく、出鼻を挫かれたわ…」

 

「…」

 

諸事情と言うか人工魔法演算領域のせいで感情が薄い達也。

激しい感情を持てなかったりするのだが、今日はその事に珍しく感謝した。

一線引いて見守れる立ち位置から見て、とてもおかしかった…が、怪しい魔法をくらった形跡は無かった。

 

「任せてください、七草元会長…巻き返します」

 

いきなりの失敗で焦る真由美に良いところを見せようと二番手として出る服部元副会長。

十文字と違って親父顔じゃない。顔はそれなりで、モブかと言われればちょっとモブっぽいけども、それでも老け顔じゃない。

 

「将輝、君の分も僕がやるよ」

 

「お兄様…彼は、カーディナル・ジョージ」

 

「…そうだな…基本コードを発見したあのカーディナル・ジョージだ…」

 

「…女性が男性に求める基本的な部分を見せ、喜ばせるのね…」

 

エリカ、それはひょっとしてギャグで言っているのか?

何故か、彼等の輝かしい経歴なんかがナンパに変わってしまう。そして誰も指摘しない。

 

『「…あれ、あの人ってもしかしてカーディナル・ジョージ!?」』

 

「手塚、逆ナンの場合はどうなるんだ?」

 

「ナンパしたカウントに入らない…そのままナンパしにいけるルールだが…」

 

『「僕がどうかしたのかい?」』

 

吉祥寺はこの機を逃さないよと女性陣に近付く。

おおっと!生の吉祥寺に会えた事を喜び、二番手の吉祥寺もナンパ成功かと思ったら

 

『「って、事はクリムゾン・プリンスの一条様も近くに!」』

 

『「え、ああ…将輝は近くには居ないよ…」』

 

『「そう、ですか…頑張ってくださいね、優勝できると信じてます!」』

 

「…酷いな…」

 

クリプリスが居ないと分かれば離れていった女性陣。

まだナンパはしていないのだが、吉祥寺はホテルに戻ってきた

 

「…逆ナンだから、もう一度いけるんやけど…」

 

「手塚さん、やめてください…心、折れていますよ…」

 

「…っ…」

 

カーディナル・ジョージは凄いが、クリムゾン・プリンスの方が凄かった。

情熱、思想、理念、頭脳、気品、優雅さ、勤勉さ?否、カーディナル・ジョージには美貌が足りなかった!!クリムゾン・プリンスに匹敵するほどの美貌が足りなかった。

 

 

 

 

 

吉祥寺、ナンパ失敗!未知の苦一人旅

 

 

 

 

後、皆が見てなかったけども服部元副会長がナンパ成功!

 

 

 

 

「これでイーブン…だけど、まだまだ始まったばかり!次は私が行くよ!」

 

 

 

三番手、北山雫!!

 

 

 

「はぁはぁ…雫たん、デュフフ…」

 

「どう見ても、ただの変態じゃない!!

一般人を口説くのがルールで、変態は失格よシズク!粉悪胃悪(コーヒー)でも飲んで、美的感覚を戻しなさい!|

 

「ぎゃあああああああ!!」

 

 

 

 

北山雫、変態をナンパしたことにより失格!

粉悪胃悪(コーヒー)で目を覚ませ!

 

 

 

 

 

「壬生…オレは、本当は」

 

「私、貴方の事は大嫌いよ」

 

「ぐっふぉあ!!!」

 

 

 

 

四番手、桐原武明!

ナンパする前に負傷し、不戦敗!

 

 

 

 

『「ど、ど…どうしよう…」』

 

五番手の光井ほのかは怯えながらも足を進める。

一番の友は死んでしまった。頼れるお兄様も、こればかりは力になれない。自分一人の力でどうにかしないといけないのだ。

 

「…ん?」

 

誰かにぶつかってしまったほのかをモニター越しで見ている光國

 

『「す、すみません!!」』

 

『「いや、此方こそすまない。

少々、人を探していて前を向いていなかった…」』

 

「あの人、デケえな!」

 

ほのかがぶつかった人の身体を見て、叫ぶレオ。

二メートルを余裕で越える背丈で、落ち着きのある男性だった…

 

「……この人、どっかで見たような…」

 

『「あ…」』

 

のだが、何処かで見たことあるリーナ。

何処だったかは思い出せず、男性が尻餅をついたほのかに手を差しのべて立ち上がらせたのだが

 

『「…」』

 

「え、ほのか!?」

 

「どうやら彼女は睨まれて、プレッシャーが掛かりこの人に従わないといけないと本能が働いたみたいだね」

 

 

光井ほのか、ナンパするどころか逆に連れていかれてしまい、失格!

シンジャエールとあくと飯とセスナの刑予定!

 

 

「ふぅ…皆、ダメすぎるわよ」

 

他の高校は着々とナンパを成功しているのに、イマイチな第一高校。

このままでは本当に魔法だけの集団になってしまうと危機を感じた真由美は真面目な顔で残った面々に言う。

 

「は、はじめてのことで焦ったりするのは仕方ないですよぉ!!」

 

「あーちゃん…そうね、巻き返しをするためにも私が出るわ!任せてね、達也くん」

 

「元会長、俺を口説いても意味はありませんよ」

 

「もう、冗談よ冗談」

 

六番手、七草真由美はホテルを出てナンパをしに行く。

 

「七草元会長なら、ナンパを成功しそうだな…あの人は落ち着きがあり、人を弄ぶ事が出来る…」

 

「司波くん…果たしてそれはどうでしょうか?」

 

モニター越しで元会長のナンパを見る達也。

真由美ならば十中八九の確率で成功すると言う安心感があったのだが、市原には心配する所があった。

そして何処か嬉しそうで、あくと飯とエクスタ(ティー)を用意していた。

 

「ふっ、完全勝利よ」

 

「待ってください、七草元会長…」

 

「なにかしら、西城くん?

と言うか、他の人達もそうだけど元会長じゃなくて先輩呼びにしれくれないかしら?」

 

「それは嫌です…あ!」

 

ナンパをしてきた子を調べるとなにかに気付いたレオ。

市原に耳元で気付いた事を伝えるとエクスタ茶とあくと飯を差し出した

 

「リンちゃん?」

 

「残念です元会長…その方は女性です」

 

「え?」

 

「お姉さまと呼ばせてください!!」

 

「残念無念、また来週です」

 

「きゃああああああああ!!」

 

 

七草真由美、異性をナンパしなかった事により失格!

あくと飯とエクスタ(ティー)

 

「貴方の栄光の道は、夢で見てくださいよ…|

 

「そ、んな…ガクッ…」

 

意識を失った真由美を見て、お坊さんが鳴らすおりんを何処かから取り出して鳴らすヨシヒコ。

摩利が参加していないので、これで第一高校の三巨頭は全滅をしてしまった。

 

「七草元会長…貴方の死は無駄にはしません!」

 

「普通に生きているぞ、深雪」

 

「此処からは私が指揮を取ります!さぁ、巻き返しましょう!!」

 

「…どうしてこうなったんだ」

 

ついていけない達也が悪いのだが、謎のテンションのまま進むナンパ対決。

 

 

「ヒャーヒャヒャヒャ、デビルズインフォレストランドだぁ!!」

 

 

 

森崎駿、悪魔化してハイテンションのままナンパ成功!!

 

 

 

 

「つ、連れてきましたよ!!」

 

「…もう可愛いわね!!」

 

 

 

中条あずさ、小動物扱いされつつもおネエのナンパ成功!

 

 

 

「いやぁ、危なかった!」

 

 

千葉エリカ、逆ナンされている草食系男子を助けた事により逆ナンパ成功!!

 

 

「…残り、二人で一高が一番リードしていますが…三高が直ぐ後ろに居ますね…」

 

とかなんとか巻き返している内に、他の高校は失敗を続けて気付けば一位の第一高校。

しかし、直ぐ後ろには第三高校の影があり、次に失敗をすれば第三高校が優勝をする可能性がある。

 

「…優勝をとるために、私が行きます。お兄様」

 

「…お前なら勝てるぞ、深雪…」

 

「待って、深雪。

ここで深雪が出れば最後の達也くんが影になってしまうわよ!

一高が勝つには深雪、貴方が最後じゃないと」

 

「エリカ、大丈夫よ…私だけが勝利すれば、お兄様に繋げることなく勝てるのよ。ナンパなんて破廉恥なもの、お兄様にはさせられません!」

 

それは俺がお前に対して言うことなんだよ深雪。

とは言えない達也は深雪を応援するが

 

「あら、随分と意気込んでいるじゃない」

 

「さ、三高はエクレールだって!?どちらも本気で勝ちを取りに来たぞ!!」

 

確実に勝ちを取れるであろう、三高の美女こと一色愛梨が参戦。

ここでナンパを成功しなければ三高は負けてしまうと本気で勝ちを取りに来て、走り出した。

 

「…甘いな…」

 

それとなく相手を探している愛梨だが、この時点で敗けだと達也は確信した。

 

「遂にお前も毒されたか」

 

そして光國は達也もボケる側の住人に来たと確信をした。

 

「深雪はお人形でもなんでもない、ありのままの深雪が一番なんだ」

 

観察したりとか走ったりとか慌てたりとか変な素振りを一切見せない深雪。

ただ普通に歩き、ただ普通にフルーツジュースを購入し、ただ普通に美味しいと微笑む。

それだけで深雪の美しさは輝き、歩く人々は魅了されていく。

 

『「そんな…」』

 

一色愛梨は胸は…まぁ、あれだけども美女だ。

絶世の美女だがしかし、今の深雪には勝てない。例えリーナでもだ。

 

 

 

 

 

『「私の美技に酔いなさい!」』

 

 

 

 

 

『「「「「「「「酔わせてください女王様!!」」」」」」」』

 

 

指パッチンをして決めると、周りにいた男性女性全てが膝をついてひれ伏した。

 

『「そん…な…」』

 

愛梨は敗北を認めてしまい、ORZのポーズを取ってしまった。

司波深雪には女としての美貌で勝てないと、劣っている、負けていると心の底から思い知らされた。

 

「よし、これで一高の優勝が決まった!」

 

「待って、ハゲ崎…アレを!」

 

ハゲ(森崎)が優勝に喜ぶが、まだ勝負は終わっていなかった。

深雪を中心にある程度の所までの人達が深雪の美技に酔って平伏しているのだが、深雪を見ていない人には通じておらず何事かとなっている。

 

『「どうしたの、君?

もしかして、財布でもなくした?俺が奢るよ?」』

 

「愛梨、そいつを連れて帰るのよ!!」

 

深雪に目もくれない一人の男性が落ち込んでいる愛梨に声をかけた。

第三高校最後の選手である十七夜は引き分けに持ち込むために叫ぶが、その声は届かない。

 

『「さっきから可愛い子がいっぱいナンパしてたけど…もしかしてナンパ対決でもしてるの?」』

 

『「何故、それを…」』

 

『「うわぁ…本当だったんだ…じゃ、オレと一緒に行こうよ。

そうすれば罰ゲームとか無さそうだし、オレも可愛い子となんか出来る一石二鳥でラッキー、ラッキーってね…負けたらイギリス料理かな?」』

 

「…あれ?」

 

愛梨を助けようとする男を見て記憶の奥深くに眠っているなにかが呼び覚まされるリーナ。

さっきほのかがついていった奴もそうだけど、コイツも何処かで見たことあるような無いようなと必死になって思い出そうとする。

 

「そんな…」

 

自分一人だけ勝つ筈が、偶然を取ってしまった愛梨。

このままだとお兄様に回ってしまうと焦り出すのだが、愛梨は止めれない。

 

「連れてきましたよ…」

 

一色愛梨、ナンパ成功……

 

「おぉ、美男美女がいっぱいだ!

あ、もしかして魔法科高校の生徒?…いやぁ、遺伝子操作されてるとか言うけど、美人とかイケメンになるなら俺も遺伝子操作されたいなぁ…」

 

ニッヒッヒと汚い笑みを浮かべる愛梨が連れてきた男性。

美女が多いし、御近づきになれないかなと沢山の生徒を見ていると

 

「…君は!?」

 

リーナを見て、表情を変えた。

それと同時にリーナも誰か思い出して、後ろを振り向いた。

 

「確かあの時の…」

 

「…ええ、そうよ…」

 

「って、事はやっぱり此処に…いたぁ!!」

 

「…すまん、西城、後はお前に全てを任せた!!」

 

男は光國を見ると叫び、光國は今まで見せたことの無い速度で走り出した。

 

「皆、光っちゃんがいたよ!!

やっぱり、魔法師になったって言う噂は本当みたいだ!!!!」

 

光國を追いかけてホテルを出ると叫ぶ男。

背負っていた大きな肩掛け鞄からラケットとテニスボールを取り出した。

 

「ね、ねぇ、アレってもしかして?」

 

第八高校の名もなきモブ崎以上のモブで男子クラウド・ボール新人戦に出る予定のモブは愛梨が連れてきた男性の正体に気付いた。

 

『「光國が居たと言うのは本当か?」』

 

『「月さん、本当だよ…ほら、あそこ、あそこ…て言うか、ナンパしてたの!?」』

 

『「…あれ、手塚さん?」』

 

男の叫びにより、ほのかがついていってしまった長身の男性もやって来る。

ついでにほのかも帰って来たのだが、そこは気にせずに長身の男性はラケットとテニスボールを借りる。

 

『「オレのボールでもラケットでもなく、テニスコートでもないこの場所だが…さしあたって、オレのサーブには影響は無い!!」』

 

光國にボールを当てようとサーブを決める長身の男性。

そのサーブは誰にも捉えきれない速度で、光國の後頭部に向かうのだが光國は念のためと持ってきた優勝景品のオジイのウッドラケットで難なく打ち返した。

 

『「ほぉ、これを打ち返すとは流石は光國はん…ほなら、これはどうや!!佰八式波動球!!」』

 

「え、っちょ、佰八式!?」

 

打ち返したボールが長身の男性の元に返ってくると、現れた坊主頭の男性。

打ち返したボールを更に威力を上げて打ち返して、光國を狙うのだが

 

『「波動球よりも俺の足の方が上やっちゅう話や!!」』

 

それよりも速く走る男が光國に追い付きそうだった

 

『「甘いな、お前は縦には強いがジグザグには弱い」』

 

『「え、っちょ、待てや光國!!そっち行ったら、アカン!!」』

 

『「次はコシマエか?それとも立花か?

例え誰が来ようとも、お前達はオレを捉えることは…うげっ!!」』

 

追いかけてくる男からも逃げた光國。

完全に身を消そうとしたのだが、ジャージを着た中年親父にお腹をドロップキックされる。

 

『「…お前んとこの親父さんが仕事で来てるっちゅー話や…」』

 

『「マジで…」』

 

「…誰なんだ、アイツ等は?」

 

モニター越しで光國が破れるのを見ていた生き残った生徒達。

第八高校のモッブに正体を訪ねる。

 

「No.4、越智月光、No.7、戦極清純、No.5 石田吟 No.8 忍足謙夜

…どれもこれも、高校生以下で一桁代に入る日本最強のテニスプレイヤーです…世界大会のU-17が近いのに、どうしてこんなところに…」

 

「ん~…光っちゃんは手紙を読んでないね…はぁ」

 

ホテルに戻ってきた戦極は大きくため息を吐いて、ポケットから1と書かれたピンバッジを取り出す。

 

「取り敢えず、居場所が分かっただけでも良しとするか。

あ、リーナちゃん、伝えてくれないかな…今回日本で開催する事になった、テニスの国対抗の世界大会ことU-17の日本代表主将に任命するって」

 

「…え!?」

 

恐怖のナンパ対決は、波乱の巻く引きをした。

 

 

そして九島烈のマジで好き勝手出来る個人資産が若干減り、全員がナンパだからって浮かれていて変なテンションになっていることに気づき目を覚ました。








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