魔法科らは逃げれない。   作:天道無心ビームサーべ流
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ピンチの時は110番!

魔法科高校生としての初日は授業らしい授業はなくオリエンテーションで魔法科高校でどんな事を学ぶのかと二、三年の授業を達也達とは時々被る様に見て回った。

 

「もう昼か…」

 

朝は勉強系の見学で、昼以降は実技演習の見学となっており時刻は既にお昼時。

 

「お~い手塚、一緒に飯を食おうぜ!」

 

別の所を見学していた二科生御一行-1がやって来てレオが光國を食事へと誘った。

別の所にいたのにわざわざ誘って来てくれた事は嬉しい光國だが、それと同時に申し訳無い気持ちに溢れる。

 

「悪いな、オレは弁当だ。学食は食べない」

 

「弁当って…や~るぅ!」

 

弁当を持ってきている意味に気付くと囃し立てるエリカ。

一緒に暮らしていて、弁当を持っていると言うことは愛妻弁当だとニヤニヤと笑う。

 

「素敵ですね!」

 

美月も意味を理解したので微笑む。

リーナの事を知らないレオと、どういう意味か分からない達也は頭に?を浮かべる。

 

「いや、リーナが色々と煮物を要求するからそれなりに手間がかかる。

春だから春らしくしてねって結構な無茶ぶりを…混ぜご飯に筑前煮とか筍の煮物、それなりに手間がかかる…まぁ、美味いと笑ってくれるのが唯一の救いだ」

 

「え、手塚さんが作っているんですか?」

 

「ああ…別に驚くことでもないだろう。

と言うよりはお前達、ここで無駄話をしても良いのか?学食は確実に混んでいる、一科生がなにか面倒な事を言ってくる前に早く食べておいた方が良いぞ」

 

「それもそうだな…じゃ、また後でな!」

 

「ああ…達也!」

 

「なんだ?」

 

一科生と言う言葉はかなり効く言葉で、光國と会話をやめて食堂へと向かおうとするレオ達。

塩だろうが売れるものは売っておこうと光國は達也を足止めする。

 

「達也は明日から弁当の方が良いと思うぞ…」

 

「?」

 

この先に起きる事を知っているので、一応言っておいた。

どういう意味だと食堂へと向かった達也はその意味を直ぐに理解をした。

深雪が会いに来てくれたが、深雪に勝手について来た一科生の男子に席を譲れと言われた。

二科生は補欠、だから一科生に譲るのは当然と言う滅茶苦茶な理由をつけてだ。

幸いにも深雪と会い来た時には全員食事を終えており、大きな騒ぎにはならず達也達が引くことにより事が納まった。

 

「ミユキ達、大丈夫かしら…一応、明日から弁当にした方が良いって勧めておいたけど」

 

「心配するのはむしろ深雪達よりも、ついてきている奴等だ…」

 

「あんなのどうだっていいわよ…あ、シャキシャキしてる」

 

遅れてやって来たリーナと共に、教室で弁当を食べる。

殆どの生徒が昼は学食にするつもりだったので、弁当を作ってもらっているリーナには人は余り来ず、自然と深雪の方へと人が流れていった。

 

「いや、まだ始まったばかりだぞ。

深雪も弁当にしようとすれば、自然と他の奴等も弁当になる可能性が…」

 

「無いわよ…料理人(シェフ)やメイド以外で料理をしている人は中々に居ないわ」

 

「…そんなもんか?」

 

「そんなもんよ…光國って、その辺は鈍感よね」

 

「下には下が居るんだ、覚えておけ」

 

果たしてそれは威張って言うことなのか?

そんな疑問がリーナにはあったが、この美味い唐揚げは下だからこそ出来たものだと聞かないでおく。

 

「ああ、もうムカつくわね!」

 

「あ、お帰り」

 

一科生の自分を見てくる目に対する愚痴を聞きつつ、食事をしていると戻ってきた司波御一行。

一科生の態度を思い出したエリカが力を込めてドアを開いた。

 

「弁当にした方がよかっただろう?」

 

なんとも言えない顔の達也に声をかける光國。

 

「ああ、家に帰ってからその事を話してみる…」

 

どういう意味か理解できた達也は少しだけ感謝する。

 

「あ、大丈夫よ。

私がミユキに手作り弁当の方が良いって勧めておいたわ」

 

「助かる…こうなることが分かっていたのか?」

 

「…リーナは高嶺の花で、モテたからな」

 

「光國がそんな格好をしているのが悪いわ、罰として卵焼きを寄越しなさい!」

 

「はいはい、ついでに唐揚げもどうぞ」

 

「光國、愛してるぅ!」

 

割と現金なリーナ。

とりあえず、達也以外は目の前でイチャつくんじゃねえと額に怒りマークを浮かべていた。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

昼食を終えて、今度は実技演習を見物する一年生。

七草真由美と言うこの上ない面倒な存在とは関わりたくない光國は、彼女が居る射撃場にだけはいかない様にしており、自然と達也達と離れた。しかしそれはミスだったなと少しだけ後悔をしている。

リーナと深雪は直ぐに打ち解ける事が出来ており、一緒に授業を見て回っていてリーナを待っていると嫌でも司波御一行と関わってしまう。

現に、今も校門前で達也達は深雪を、自分はリーナが来るのを待っている。

 

「今日は見ていかないのね」

 

今日もテニス部の活動はあるのだがいかない光國。

 

「まぁ、何時までもしがみつくのもな…」

 

「?」

 

光國の言っていることが分からないエリカ。

どういう意味だろうと考えていると、リーナと深雪が先頭の一科生の集団が此方に向かってやって来る。

 

「あ、全員居るわ!」

 

「あの馬鹿…」

 

堂々と自分達に向かって手を振ったリーナ。

深雪も達也を見て、微笑むのだが後ろにいる一科生達は余り良い顔をしない

 

「達也…一度、走って深雪とリーナに追いかけて貰うと言うのは?」

 

「ダメだ」

 

「はぁ…一番の有効な手だと思うが」

 

「一度しか使えない一番有効な手だ、ここぞと言う時の手を二日目で使うわけにはいかない」

 

昼の事を考慮して、揉める前に逃げることを達也に提案。

しかしそんなことは出来ないと達也に却下されてしまい、深雪とリーナは近付いてくる。

 

「さ、帰りましょ」

 

「…ああ」

 

あ~これ揉めんなと諦める光國。

案の定、深雪とリーナは一科生である自分達と帰るんだとか言い始め

 

「いい加減にしてください、深雪さんはお兄さんと!リーナは手塚さんと帰ると言っているでしょう!!」

 

二科生の中で一番物静かな美月がキレた。

一番キレなさそうなのがキレた。

 

「なんで私だけ呼び捨てなのかしら?」

 

そしてリーナは自分だけ呼び捨てなことを気にする。

 

「なんの権利があって二人の仲を引き裂くんです!」

 

「引き裂くって、美月ったらそんな…」

 

「ねぇ、タツヤ」

 

「なんだ?」

 

美月の言葉で妄想に走った深雪を見て、こりゃダメだと思ったリーナは動いた。

 

「タツヤとミユキは兄妹なんでしょ?」

 

「…それがどうかしたか?」

 

「いや、兄妹なら住んでるところは一緒なんだから帰り道が一緒になったりするのは当たり前でしょ」

 

そう、本当に当たり前だ。

実際、深雪と達也はデカすぎる一つ屋根の下で暮らしている。

その事を確認するとそれもそうだなと言う顔をして一科生を見る達也。

それを理由に上手く言いくるめようと試みるが先手を打たれる。

 

「家でも会話を出来るなら、下校時ぐらいは譲れ。

補欠の二科生(ウィード)なんだから、どうせ家に帰っても特に会話をすることなんて無いだろう?それと、アンジェリーナさんはそいつと帰る方向は違うだろ、身のほどを弁えたまえ」

 

「…オレかて好きでこないなところおらんねんぞ…」

 

モブ顔の男の言葉に呟く光國。

達也はその呟きを一つ残らず聞き取っており、更に光國に対して疑心を持つ。

 

「っ、あんたが光國のなにを知っているって言うの!」

 

「リーナ、落ち着け…問題起こしたら主にオレが怒られる…もう無視するんが一番や」

 

「光國、口調、口調!」

 

何処かで似たような光景だなと深雪と達也は感じる。

 

「同じ新入生じゃないですか。

あなたたち一科生(ブルーム)が、今の時点で一体どれだけ優れているというんですか!?」

 

怒りが納まらない美月は一科生に対してそう言うと手首に触れたり、懐に手を入れる一科生達。

 

一科生(ブルーム)二科生(ウィード)を同列に語るな!!力の違いを教えてやる!」

 

モブ顔の男は叫んで拳銃型のCADを取り出して、美月達に向ける。

美月の言葉が気にくわないようで、実力行使に出る。

魔法が発動する前に出てくる演出が起こり、美月はその魔法を自分に向けられる事に気付き身構えてしまうが

 

「この間合いなら二科生の私の方が早いわよ、一科生さん」

 

エリカが間合いを一瞬にして詰めて、警棒型のCADで拳銃型のCADを弾いて魔法を強制的に止めた。

 

「千葉、それ以上はやるな」

 

ニヤリと挑発的な笑みを浮かべるエリカだが、それ以上は本当にまずい。

と言うかエリカはギリギリセーフな所に今いる、まだ魔法を使わず体術で物理的に弾き落としただけだ。

 

「今のは犯罪だが、見逃してや」

 

「ブルームがウィードに劣るなどありえるかぁあああああ!」

 

「そっちがやるなら、こっちもやってやるぜ!!」

 

拳銃型のCADを向けた男に、退散しろと勧めようとしたのだがエリカとモブ男のやり取りを切っ掛けに魔法を発動しようとする一科生達。

 

「…無理だな」

 

レオやエリカは戦うならとことんやると構えたり腕を鳴らしたりするのを見て、色々とふっ切れた光國。

これ以上はやってられるかとこっそりと逃げようとするのだが

 

「光國、昔みたいにやっちゃって」

 

「なんで、お前が持ってんねん…」

 

リーナがラケットとテニスボールを見せる。

昔、リーナを助けたようにボールをぶつけて一科生を倒せと言う意味だろう。

だが、光國はそんな事をするつもりはない。テニスは人を傷付ける道具では無いのだ。あの時は仕方なくやっただけで、テニスは人を傷付ける道具では無い。大事なので二度言う

 

「えっと…魔法科高校の住所って…あぁ、まぁ、言えば分かるか、有名だし」

 

「?」

 

リーナから道具を受け取らず、携帯を取り出した光國。

 

「全員、そこを動かないで!」

 

「お前達、魔法による対人攻撃は、校則違反以前に犯罪だ!」

 

「んなもんはわかっとる!

だから、今こうしてポリに通報しようとしてるやろ!」

 

それより少し遅れて七草真由美が、一高の風紀委員長の渡辺摩利がやって来たがもう遅い。

光國は110を入れていた。

 

「待ちなさい、なに勝手なことを」

 

「いやいやいや、この状況やったら逃げるか通報が正しいやろ?なに言うとんの自分?

あ、ちょ、繋がったから、黙ってて…えっと、一高の住所って…言ったら一発で分かるか」

 

普通ならばここからバトルして勝つか、それなりの力を持った第三者が介入して中断するのがお約束だろう。

しかし、この馬鹿はそんなの関係無しだと普通に警察に通報をした。

言えることはこの場合、警察に通報をしようとすることは間違いではない。

魔法科高校ではなく普通科の高校に置き換えて見れば、さっきまでの状況は剣道部が使っている竹刀や野球部で使っている金属製のバットで殴打しようとしているのと同じことだ。

幸いにも目に見える明確な被害らしい被害は出ておらず、生徒会長と風紀委員長の登場により、全員が魔法を発動するのをやめたのだが、事件が起こった事実は変わりない。

 

「あ、ポリでお願いしま」

 

「っ、貸せ!」

 

「…はぁ」

 

 

世間は魔法師に厳しすぎる。

自業自得な部分もあるにはあるのだがもしここで警察に通報をされれば、どうなるか。

入学して早々に第一高校で事件が起きたと世間に知られ、他の魔法科高校を各メディアが冷たい目を向けるのは勿論のこと、魔法科高校を都心ではなく何処かの孤島に移せと、隔離しろと言われるかもしれない。

摩利は携帯を奪い取ろうとしたのだが、光國に巧みに避けられ、携帯をポケットにしまわれる。

 

 

「そのまま通報してくださいじゃなくて、貸せか…あ~もう嫌だ。

…ふぅ…今の状況を普通科の高校に変えれば、暴力問題が起きているのと同じことだ、通報することの何処に間違いがある?」

 

一度冷静になり気持ちを切り替え、摩利と真由美に通報してはいけない理由を聞くのだが答えれない。なにを答えても、問題を誤魔化そうとする教師や政治家と一緒なのだから。

 

「手塚、お前の言っていることは最もだ。

だが、結果的には魔法を発動したものは誰もおらず怪我人も0だ。問題をそこまで大きくする必要は無いはず、お前としても、問題を大きくはしたくないだろ?」

 

「結果的にはと言うが、あのモブ顔の男はCADを向けて魔法を発動しようとした。

オレは余りCADに詳しくはないが、拳銃(チャカ)のCADは色々な魔法が出来る万能性が売りじゃなくて、一つの魔法の威力を特化させるのが売りで高度な魔法を入れてるのが定番らしい。まぁ、その辺は調べたらわかるとして…達也、怪我人は0だが、その次に殺人未遂の罪もしくは容疑をつけろ。」

 

「っ!」

 

答えない二人に対して達也が代弁するも既に事件は起きている。罪も犯してしまっている。

 

「リーナと深雪とそこの小柄な女を除いた一科生が容疑者…いや、この場合は加害者…どっちだ?…とにかく現行犯は拳銃型のCADを使おうとして一番最初に抜いたお前と、そこにいる小柄の隣にいるお前だ。」

 

一科生の中にいる凹凸が激しい小さな二人組の凸体型の女の子を指差す。

彼女はモブ顔の男の次に魔法を使おうとした一科生だ。

 

「わ、私はそんな」

 

「ちょ、ちょっと待て!

そこにいる奴はどうなの、森崎に向かって攻撃をしたわ!」

 

「あれは正当防衛だ。

急に間合いを詰めたから魔法に思いがちだが、ああいう動きがあるんだ。

なんなら見せてやろうか?オレも似たような事は出来るし、この状況だ、千葉も見せられませんとは言わないというか、言えないだろう」

 

女の子が弁明しようとするが、それよりもエリカの方はどうなんだと聞き弁明出来なかった…が

 

「それと仮に騒動を納めようとして使った最初の一発で出来なかったら、もう一度って威力の高い魔法を使ってしまうかもしれない…魔法を使った時点でアウトだ」

 

弁明をするまえに無駄にする。

凸体型の女の子は閃光魔法を使って、皆を落ち着かせようとしたのだが使った時点でアウトだった。

 

「…と言うことで、一番の被害者である柴田、被害届を書いて出してくれ。

監視カメラはあるかもしれないが、やっぱこういうのは被害者の口と被害届が一番だしこのままだと誤魔化されるからな…お前の青春は終わりだ、森崎」

 

「…そん、な…」

 

足をガクガクと震わせて、汗を流すモブもとい森崎。

彼は魔法師としてはそれなりの名家の人間で、ボディーガードの仕事をしており、魔法師であることを誇りに思っている。特別だと思い上がっている。

今年入った男子の中では上から数えて直ぐに位置する成績で、その成績に見合う実力を持っているが、彼はもう終わりだ。

 

「…森崎くん…」

 

キランと眼鏡を光らせる美月。

森崎の呼吸は大きく乱れる、自分の感情に任せた行為で警察に捕まるのだけではなく、その事が大々的にメディアで取り上げられれば、自分の家はおしまいだと捕まった後の事を考えてしまい、呼吸が出来なくなっていく。

 

「…謝ってください」

 

「…え、あ…」

 

「もう一度言います、謝ってください。」

 

「…すま、ない…」

 

「私にだけじゃないです。

ここにいる二科生の皆に謝ってください、昼食とここでの件を…私はそれ以上はなにも言いません。」

 

「森崎にだけ、謝らせるん?」

 

「手塚さんも、皆もそれでいいかな?」

 

エリカ達の方を見る美月。

謝るのならば許すの意味合いを込めた頷きをしたので全員から了承が取れた。

 

「あ、土下座が絶対な。」

 

手塚は若干違っていたが、それでも取れた。

 

「七草会長、森崎の謝罪で終わりにして強制解散で良いですか?

今回の件をこれ以上掘り下げた場合、森崎網走刑務所生活記か森崎・プリズン・ブレイクが始まる道がうまれます。そして一高の公式サイトが炎上します。あ、そちらの女子は軽く説教してください、使ったこと自体は言い逃れの出来ない事実ですので」

 

「え、ちょ」

 

「待て、彼女が放とうとしたのは軽い閃光魔法だ。

目眩ましになるレベルで人体に影響を及ぼすレベルの威力ではない」

 

「タツヤ、なんの魔法を発動しようとしたのか分かるの!?」

 

「俺は観察が得意なんだ…俺は実戦向きだと見抜いたんじゃないのか?」

 

本当は違うのだが、取り敢えずは誤魔化し凸体型の女の子をフォローする達也。

ありがとうと涙目の彼女は言いたそうなのだが、森崎の方が先である。

 

「まぁ、とにかく謝れ…オレは土下座必須だから、土下座な」

 

「…もうしわけ…ありませんでした…」

 

土下座で謝る森崎だが、両手が握り拳だ。

 

「誠意がこもってないが…もう面倒だから帰るか。

七草会長、帰ってもよろしいですか?最後にオレ達に言うことなどはありませんか?」

 

「…CADを、魔法を人には向けてはいけません。」

 

「ありがとうございます…はい、かぃさん!!」

 

ここで止めれば、森崎を警察につきだすと脅されて止めることの出来ない真由美。

摩利も同様に止めずに帰る新入生達を見守る。

 

「真由美、あの男は…」

 

そして騒動の中心人物が帰ったあと、摩利は真由美に聞く。

手塚については聞いていることは言うまでもない

 

「手塚光國くん、入試二位のアンジェリーナさんと一緒に居る二科生の子で、アンジェリーナさんが言うには徳川の埋蔵金を発見したのは彼らしいわ」

 

「なに、アレは九島が見つけたものじゃないのか!?」

 

「アンジェリーナさんの方が見栄えするから、そうなったみたい」

 

「可哀想に…それで、他には?」

 

「他は…あっち向いてほいが物凄く強かったわ」

 

「…真由美?」

 

「だ、だってしょうがないじゃない!

達也くんや深雪さんの方が目立っていたし、手塚くん自体そこまでなのよ。

今年の新入生は森崎くんみたいにそれなりの家の子が多くて、手塚くんは魔法関係は全て平均、例年なら一科生だけど、今年は新入生に優秀な子が多くて更に筆記は一科生となんら変わらない二科生がそれなりにいるし…どうしてアンジェリーナさんと居るのかしら?」

 

光國が二科生の理由を語ると、彼女もリーナと一緒に居る理由が気になった。

 

「明日、聞いてみましょう!」








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