艦これすとーりーず ―僕が異世界版艦これの提督になった件について―   作:謎のks

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 これにてセイレーン戦、決着でございます。
 また展開早いかも…すみません。

 しかしてこのトモシビ編、もうちょっとだけ続くんじゃよ?


決戦! 要塞都市の攻防 ④

 拓人を抱えながら地を駆ける天龍、その後ろから猛スピードで追随するセイレーン。結構な距離を取っていたはずが、徐々にじょじょに差を縮められていく。

 

「…っ!」

「(このままじゃまずい…敵の”風”もどんどん大きくなってる…!?)」

 

 セイレーンが纏う風は、進むたびにその規模を拡大していく…現時点でも「まるで竜巻のような」破壊力が周囲を蹂躙していた。

 そして明らかに天龍のスピードも落ちていることは確か、このまま自分を背負い続ければどうなるか…拓人は焦燥に駆られながらも、一つの結論にたどり着く。

 

「…天龍、()()()()()()

「断る」

「早いよ…いや機獣は僕を狙ってくると思うんだ」

「何故そう言い切れる?」

「機獣の種には、事前に攻撃目標をプログラミングできるって、望月が言ってたんだ。黒幕は僕や艦娘を忌み嫌っていた、完全に消し去りたいって言っていた。でも…それには優先順位があると思う」

「つまり、黒幕は機獣にお前を真っ先に殺すよう命令されているはずだ…と?」

「うん…なんか怒ってる?」

「当たり前だ」

 

 さっきの俺の言葉を忘れたのか? と言わんばかりの威圧感が、彼女の顔を見て理解できる。だが…なにも拓人も「考えなしの自己犠牲」をしているわけではない。

 

「あの機獣の強さは相当なものなんだ、望月も言っていただろ? それを覆せるのは…金剛や君みたいに並外れた強さを持つ艦娘だけだ」

「タクト…」

「僕も死ぬつもりはない、ただ…自分なりの覚悟として、君たちを守れるぐらいにはなりたいんだ…たとえ囮になるとしても、男として…ね?」

 

 拓人の言葉に、天龍は口を閉じ無言になる、そして彼の気持ちを汲んで囮を承諾…?

 

「──だが断る」

 

「…いやいやいや、今完全に流れだったよね、そういうさ?」

「確かにヤツにトドメを刺せるモノなど数知れているだろう、それこそ選ばれし艦娘クラスの強さでないとな」

「そうでしょ、天龍だってそうなんだよ、だから…」

「そこなんだタクト、俺をここまで強くしてくれたのはお前だ、ならば…あの黒幕を止められるのは「お前しかいない」と、俺は思っている」

「天龍…」

 

 買い被りだ、と言いたいが…もし艦娘の改二改装の権限が自分にだけあるのなら…あながち間違いじゃない、とも拓人は考えている。

 

「俺は龍田を喪い生きる意味を見失った。それを思い出させてくれたのはお前だ、お前の恩義とこれからの世界のため…お前だけは喪うわけにはいかん」

「…そうか」

 

 天龍の気持ちを理解した拓人、だからといってこの状況がどうなるわけでもなく、現実は非情にも刻一刻と迫りつつある。

 

『Kieeeーーーッ!!』

 

「…っ! こうなったら、俺だけでヤツの懐まで突っ込んで…」

「ダメだ、そんなことしたら天龍が犠牲になる、僕は許さないよ」

「タクト…しかし…!」

 

 突きつけられる現状。二人の言い争いすら搔き消す、凄まじい風の吸引力と轟音が近づいている…選択肢はもうない、これまでか…と拓人たちは死を覚悟する。

 

「…っくそ!」

「もう…ダメ、か…!」

 

 

 

 ──その時、彼方から砲撃の音が響く。

 

 

 

『──ってえぇーーーっ!!』

 

 四方八方から降り注ぐのは…巨大な鎖?

 

 アンカーのついた大型の鎖が、セイレーンの纏う風に吸い込まれるように身体に巻き付き…その動きを止める。

 

『Kieeeーーーッ!?』

「…っ!? な、なんだ…?!」

 

 ぐるぐる巻きにされたセイレーンは風を掻き消され、その場にズドンと倒れ伏せた。セイレーンを止めた鎖は要塞の壁と一体となり、各所に設置されている高台(見張り台?)から伸びているようだ、これは一体…?

 

『小僧、無事か!』

『タクトちゃん、大丈夫?』

『タクトーーっ!!』

 

 混乱している拓人たちの耳元に、高台の拡声器から頼もしい声が響いた。

 

「っ! この声…ヤマザキさん、コバヤシさん、マユミちゃんも!?」

「なんだ…どうなっている!?」

『この鎖は、かつての海魔がこの要塞内に侵入した非常事態用に製作された『封魔の鎖』と呼ばれるもの、吾輩がシゲオ殿から伝え聞いた情報だ!』

「っ! そんなものが…」

『小僧、独眼龍! 今のうちに彼奴に止めを刺せ! 貴様らにはそれが出来るのだろう!』

「ヤマザキさん…」

「…ふん、礼は言わんぞ!」

『そんなもの期待しとらんわ、いいから早くやれ! 彼奴が鎖を引きちぎるのも時間の問題だ!!』

『頑張って、タクトちゃん! 眼帯ちゃん!!』

『いっけーーーっ!!』

 

 …拓人は改めてこの要塞の…いや、人の「強さ」を垣間見た。

 ありがとう…万感の思いを心で呟きながら、拓人と天龍は並び立つ。眼前には…怪鳥セイレーン。

 

『Kieeeーーーッ!!』

 

 鎖が絡みついてがんじがらめとなったセイレーン、もがきながらも地に伏している。しかし翼が閉じていても、その狩人の鋭い眼差しが拓人たちから逸れることはない。

 

「こ、こわ…」

「怖いならお前もここで待っていろ、タクト?」

「…冗談だよ、僕だって君たちと一緒に戦う」

「特異点として?」

「それもあるけど…一番は提督として、かな?」

「っは! 前線で戦う提督なんてそうはいないがな」

「ですよねー、ははは…」

 

 お互いの顔を見つめ合い、談笑。もう迷いはなかった、後はただ…進むだけ。

 

「…行くぞ、タクト」

「うん…!」

 

 頷き、標的を見据え、一呼吸の静寂…そして──

 

 

『Kieeeーーーッ!!』

 

「おおおおおおっ!!」

 

 

 一斉に走り出す拓人と天龍、しかし…セイレーンも黙っていない。

 

『Kieeeーーーッ!!』

 

 嘴を広げると、そこから無数の砲口が顔を出す。

 

「撃ってくる!」

「承知の上だ!!」

 

 拓人らも負けじと艤装を装着し、爆炎を生じながら弾丸を撃ちまくり、とにかくひたすら走り続けた。

 

「うぉおおおおおおおおおお!!!!!」

 

 拓人の中で何かがはち切れたのか、これでもかというぐらいの怒声と野生の咆哮を解き放つ、鬼気迫る拓人の隣には…様々な死線を共に潜り抜けてきた「相棒」…!

 天龍は敵の砲撃を「気の斬撃」や高角砲乱射などを駆使して全て弾き飛ばしてくれている、だがここからが正念場…!

 辺りは怪鳥と拓人が撃った砲撃の流れ弾により、火柱と硝煙が立ち込めている…もはや石造りの建物は見る影もなく、平らな地面が剥かれ瓦礫が無造作に散乱している。

 一歩、またいっぽと確実にセイレーンの首元に近づいていく…しかし。

 

「…っ! 砲撃が…!?」

 

 近づくたびに砲撃の密度は増していく、それこそ天龍でも捌き切れないほどに。

 そして…その捌き切れなかった流れ弾が、無慈悲にも拓人の方へ向かって来ていた。

 

「っタクト!」

「っく! おおおっ!!」

 

 必死で弾を撃ち込んで空中で相殺を狙う拓人…しかし、やはり狙いが定まらず、そのまま凶弾が拓人目掛けて撃ち貫こうとしていた。

 

「くっそおおぉーーーっ!!」

 

 正に今、拓人の命運は絶え果てようとしていた…生命にしがみつく叫びは、断末魔の宣告となるのか…?

 

 

 ──しかし、"運命"は彼を見捨てはしなかった!

 

 

『ゴアアァーーッ!!』

 

 

 その時、頼もしい声が聞こえると拓人の目の前を遮るように、空中で盾となる岩の人形…これは!

 

「べべっ!」

 

 望月の艤装であるゴーレム「べべ」が飛び込んで来て、拓人に当たるはずだった凶弾を身代わりで受けた。そして遠くから白衣を着た天才少女の声が響いた。

 

「わり、遅くなった!」

「望月! よかった、間に合ったんだね!」

「あぁ、ちょっち新しい機能の調整しててな、手間取ったわ!」

「どういう…っわ!?」

 

 拓人が言い終わる前に、べべがトランスフォームしながら拓人の手元へ来る。

 

「…なんだ?」

 

 拓人はその形に見覚えがあった…これは以前に坑道で使った「べべキャノン砲」か…?

 

「チャージは行きがけに完了してるぜ、大将! そのままぶっ放しな!」

「えっ!? えーと…こうっ!」

 

 テレビの見様見真似で、キャノン砲発射の構えを取る拓人。すると…確かにエネルギーがチャージされているのか、光が収束しているのが分かった。

 

「大将アレだ、この前言ってたヤツ! なんちゃら砲発射!」

「え…あ、そうか! "フルチャージ完了、べべキャノン「フルブラスト」ォ"!!」

 

 それっぽい技名を叫びながら、セイレーンに向けて極光となったべべキャノンを射出する…一瞬視界がまっ白に塗りつぶされると、轟音と共に尋常ではない熱量の光線がセイレーンへと向かっていく。

 

「え、なにこれすごい振動、しかもビームでかっ! めっちゃ光ってる!?」

「動くなよ大将、そのままそのまま…よし、着弾!」

 

『──Kieeeーーーッ!?』

 

 セイレーンの嘴の中にある無数の砲塔の悉くを飲み込み、全てを破壊し尽くしたべべキャノン、セイレーンのくちばしの中は文字通りの火の海だった。

 

「すげぇ…!」

「へへっ、簡単な機能だが時間かけて正解だったぜ」

「よし、砲撃が止んだ! 今ならトドメを刺せる!」

 

 セイレーンの砲撃は完全に沈黙していた、動きも封じ攻撃手段も無くなった、今なら確実に"決められる"。

 天龍はそのまま跳躍し、一対の得物に手をかける。必殺の一撃で「コア」の破壊を狙う。

 

 

 今、この要塞を襲った厄災に決着がつこうとしていた。果たして──

 

 

「…いやまだだ、最後まで油断出来ない…っ! 天龍っ! 気を抜いちゃダメだ、まだ何か仕掛けてくるかも…」

 

 

『──Kieeeーーーッ!!』

 

 

 拓人の言葉を遮るような甲高い鳴き声、セイレーンが目を見開くと…瞳孔から赤い閃光が…!?

 

「天龍っ!」

「っ!?」

 

 

 ──天龍ちゃんっ!

 

 

「…っ!」

 

 いち早く異変に気づいた天龍は、反射的に左手に構えた刀でビームを弾いた。…その時「ピシッ」という致命的な音が聞こえる。

 

「…龍田」

 

 天龍が赤い刀を見ると、刀身にひびが入っていた。天龍は悲しく、虚しく、愛おしそうにその赤い刀を見つめる。

 

「…ああ、そうだ。こんなものがなくても…俺たちは「一緒」だ!!」

 

 ひとまず着地し、すぐに脚に全力を入れて再び跳躍する。狙うはセイレーンの首元のコア、得物を胸の前でバツの字に構えて…標的まで一直線に飛ぶ。

 

「天龍うぅ!!」

 

『Kieeeーーーッ!!』

 

おおおおおおっ!!

 

 光速の跳躍から振り抜く、二刀の斬撃が…遂にセイレーンのコアを捉える…!

 

『Kieeeeeーーーーーッ!!?』

 

 双閃が交わり、その中心では見事に斬り捨てられたセイレーンのコア、真っ二つになるとそのまま爆散した。

 

 

 ──パキィン!!

 

 

 同時に、狂いし龍をずっと見守っていた紅き刀は、その役目を終えるように…華やかに散っていく。

 

『ありがとう、天龍ちゃん──』

 

 天龍はどこからか、そんな声が聞こえたような気がした…。

 

 

 

 

・・・・・

 

「や…やった」

 

 拓人は一人ごちに呟く。

 彼らの目の前には、完全に動作を停止したセイレーンが、物言わぬ巨鉄の塊となって転がっていた。スキュラの時はあれだけ力の差があったというのに…いや、下手をすればアレ以上の力を見せつけられた相手だった…しかし。

 

「勝った…僕たちが……「勝った」…!」

『やっ、やったのねぇ!』

『うん、拓人たちが…やったんだよ!』

『うむ、誰が欠けても勝利は掴めなんだ、よくやった!!』

 

 人は、その小さな力故に、強大な壁を乗り越えた時「一致団結の達成感」に駆られる、それは人だからこその尊さであり、見方を変えれば愚かさにもなる…その場限りであるが「戦争を許容している」ということにも成り得る。

 

「…終わりましたね」

「はい…」

「っひ…まぁこんなもんだね」

「……」

 

 対する艦娘の心には、一時の安堵感と終わりない戦いへの不安感が広がる。兵器として戦いというものを知り尽くした彼女たちに、もはや生への憂いはないのかもしれない。

 

「龍田…終わったよ」

 

 だが…どんなことがあろうとも、魂を持つものから生きる意志が消えることはない。

 天龍は虚空を見つめながら、天で見守る相棒に誓う…。

 

「天龍っ!」

「…っ! タクト…!」

 

 今度こそ、己の過ちから逃げない。と──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──キヒヒ…ッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…!? タクトっ!!」

「え……っ!?」

 

 天龍の無事を悟り走り出す拓人だったが、声を荒げる天龍に促される形で上を見上げる、そこに黒鎌を振りかざすのは…死神。

 

「レ級!?」

『キヒャァッ!!』

 

 眼光から殺意が迸る、その鎌の切っ先で拓人の命を刈り取ろうとしていた…。

 

「っぬあぁ!」

 

 瞬間、高速移動し立ち塞がる天龍が、刀で凶撃を防ぐ形で拓人を窮地から救う。天龍によって弾き飛ばされたレ級だったが…。

 

『…キッヒ♪』

 

 何と、そのまま背後のセイレーンのコア内部へと侵入する、天龍によって切り開かれたコアだったが、もうコア本体は爆散しているはず…?

 

「なんだ、何がしたいんだ…?」

「…っ、アレは…!?」

 

『キッヒヒヒ!』

 

 出てきたレ級が手にしていたのは…コアではない別の黒い球体型の物体、何か黒い靄のような邪悪なオーラが視認できる。

 

「あ、明らかにヤバイのが…!?」

「望月、何だアレは?」

「あ、ありゃ「穢れ玉」じゃねぇか? コアとは別にため込んだ穢れを予備動力にするため貯蓄してるヤツで…っ! テメェらまさか!?」

「最初から…「それ」が狙いだったのか!?」

『キッヒャァ!!』

 

 まるで正解と言わんばかりに、レ級は尾っぽの深海艤装から砲撃を繰り出すと、地面を抉り爆破した。巻き上がる土埃が煙幕の役目を果たす、そして…。

 

「…! 消えた…っ!?」

 

 穢れ玉を持ち去ったレ級は何処へと姿を消す、そのあまりにも鮮やかな逃げ口に…拓人たちは言いようのない怒りに駆られた。

 

「やられたぜ…奴さん、何企んでやがるんだ!?」

「どっちにしろ、黒幕はアレだけのために、非人道的な行為を繰り返してきたというのか…!」

「そんな…っ! 一体…艦娘のいない世界のために、どれだけの人を犠牲にするつもりだ…っ!!」

 

 勝利の余韻に浸る暇もなく、拓人たちは次の戦いを想起する。

 

 次に黒幕と対峙するとき、それは「決戦」を意味する…。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 一方、百門要塞入り口前では、拡声器より流れる勝利の報告に、住人たちは湧き上がる喜びを露わにした。

 

『──こちらヤマザキ! 全要塞住民に告ぐ、"鳥は翼を捥がれた"! 繰り返す、鳥は翼を捥がれたっ! 我らの勝利である!!』

 

「やった、やったんだっ!!」

「生きてる…生きてるぞぉ!!」

「よかった…やったんだな、バンザーイ!」

 

 誰がやったか万歳三唱、その心地よい歌のリズムに艦娘たちも思わず顔が綻ぶ。

 

「…やったのね」

「おぅ、タクトたちならやれると思ったぜ!」

「やったー! ばんざーい!!」

「…良かったです、本当に」

「うんうん、ホントーに良かったよね! ねぇノワツスキー! …? ノワツスキー?」

 

 だが…その裏では、ひっそりと逃げ延びようとする巨悪が、確かに存在する──

 

 

 

 

 

・・・・・

 

「っく、まさか…金剛なしでセイレーンを倒すとは…っ、あのガラクタめ…っ!」

 

「──もし、そこの貴方」

 

「…っ!?」

 

「失礼ながら、このようなところで…お一人で何をされていたのでしょう?」

 

「(あの緑髪は…まさか!?)」

 

「お答えください、さもなくば…貴方を「尋問」しなくてはならない!」

 

 そのような醜い所業を、どうかさせないでください。そう言いながら…美の探究者は、隠れ潜む「悪」と遂に対峙する──

 




○穢れ玉

人類の脅威である海魔打倒を目的に建造された艦娘、そして彼女たちを補助するために製造が計画された機獣、その機獣がマナの穢れを予備動力として貯蓄していたのが「アンチマナ蓄力装置」通称”穢れ玉”です~。
この穢れ玉には、ひじょ~に濃度の高いマナの穢れが溜まっています~。一応魔力として活用できますが、強すぎるエネルギーが一度漏れ出すと様々な厄災を呼び寄せる、と言われ問題視されています~。
なので、イソロクさんが艦娘建造計画を提唱して以降、機獣は(試作以外の)製作予定だった「四体」の設計図を残し建造そのものが中止となりました~。
しかし、裏では穢れ玉の利用による新たな時代のエネルギー供給計画、なんてのも話されていたのだとか~、怖いですね~!
もちろん連合はそれらを一切表に出さず、穢れ玉も存在自体を封印される形で人々から忘れ去られて行きました~。はてさて~黒幕は穢れ玉で何をしようとしているのでしょう~~?

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