艦これすとーりーず ―僕が異世界版艦これの提督になった件について―   作:謎のks

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 さぁ、祭りの時間だ。

 まともな艦これは一ミリも期待しちゃいけない、いいね?


これが超次元艦これだ!(なんだそりゃ)

「ではこれより演習を始めます」

 

 無人島鎮守府(仮)の海岸沿い、そこから少し移動した海の上で、僕たちの鎮守府生活を賭けた演習が始まろうとしていた。

 加賀さんははっきりとした口調で、金剛率いる艦隊に呼びかけた。みんなやる気なのかとってもイキイキしてるぅハハハ(苦笑)

 

「…というか、加賀さん一人なんですけど?」

 

 僕は艦隊と対峙する加賀さんを見やる、そこには海の上に佇む、加賀さんの麗しい立ち姿しか見当たらない…つまり一人で挑む、「6対1」の構図になる。

 

「ハンデと思ってちょうだい? 貴方たちは私から一本取ればいい、それだけに集中して」

 

 加賀さんの機械的な言葉に威圧感がひしひしと伝わる…よく赤城Love勢とか焼き鳥()とかネタにされるけど、彼女の言葉少なめだからこそのオーラは、対峙しないと実感しにくいと思う…僕もここまでとは思わなかった、正直怖い。足震えてない? ガクガクと超高速で?

 

「ふふーん! 舐められてるみたいデスねー? 皆さん! ワタシたちの実力、見せてあげまショー!!」

「いや金剛、油断するな。アイツは"連合親衛隊"の一人、海魔大戦の大元と戦い生き残った化け物だ」

「ホワッツ??」

 

 天龍の言葉に金剛のアホ毛ははてなマークを形作る、可愛い。じゃあと妖精さんに内緒で聞いてみた。

 

「海魔を生み出した大元…マナが穢れて誕生した怪物を打倒したのが"選ばれし艦娘"、大提督イソロクさん直属の五人の艦娘です〜!」

「なるほど、戦いで生き残った娘が鎮守府連合で働いてるってこと?」

「はい〜! 海魔大戦は、その詳細の一切が秘匿されていますが…彼女はそんな大戦の秘密を知っている、と言われています〜」

 

 へぇ、向こうの世界の雪風みたいな立ち位置かぁ。加賀さんは向こうだと沈んじゃったけど…世界が変われば、色々変わるんだなぁ?

 

「オォーウ! そんな人だったなんて!! シット!!!」

「何も知らんのだなお前は…」

「テンリューが教えてくれるから、ノープロブレムデース!」

「自分で調べろ。全く…」

 

 金剛と天龍、二人のやりとりを遠目から見ている加賀さん、彼女は何を思っているのか…?

 

「(…鳳翔さんの言っていたとおり、やはり彼女は……)」

 

 …と、いいところで切り上げて僕たちと加賀さんの演習が始まろうとしている…妖精さんの話からすると、油断ならない相手のようだ。

 

「金剛ー! 頑張れー!!」

「テートク! これが終わったらケッコンしましょー! マリッジリング作るんデース!!」

「それフラグだから出来れば言っちゃダメだからー!?」

「ケッコンは否定せんのか…」

 

 思わず天龍が突っ込む、あぁ付き合えば分かるけどこういう隙のあるところが天龍だなぁ(ほっこり)。

 

「…何を考えてるか知らんが、"気持ち悪い"の言葉が頭に浮かんだぞ」

「ひどっ!?」

「みっなさーん! そろそろいきまショー!! バアァァニングゥ! ラアァァァアブ!!!」

 

 金剛の号令と共に整列する艦娘たち…ん? 陣形、聞いて驚け、この娘たちにそんな姑息な手段は必要ないのです。どういうことか? 見てれば分かるよ?

 

「それでは〜演習を行いますぅ! よーい……はじめ!!」

 

 何故か妖精さんが戦いのゴングを鳴らし、艦娘たちは臨戦態勢に入った。妖精さんの存在って一体…?

 

「バーニングゥ! シュウウウウト!!」

 

 金剛が先制射撃で牽制、砲弾を相手にめがけてシュウーーーーゥ!!

 

「…っく!?」

 

 見事着弾、超! エキサイティン!!

 

 …はい、やりたかっただけです、ごめんなさい。

 

 加賀さんの目の前に放たれた弾丸は、海中にて爆発、彼女と金剛たちの間には水のヴェールが、よかったね加賀さん、これでやけどにはならないよ(ポ○モン)。

 

「…馬鹿ね」

 

 加賀さんはおかまい無しに弓を構えて攻撃を仕掛ける、放たれた矢はミニチュアの飛行機の群になり空に舞い上がる。うわぁ! アレが航空隊発艦の瞬間かぁ! すげー、一瞬で変わって、変わる時に炎がぶわぁーって!? …うん、分かんないよね、僕も分かんない。

 

「馬鹿はそっちネー! 皆さん! 今デース!!」

 

 やーっておしまーい! (ド○ンジョ)

 

「あらほらさっさー」

 

 望月が言いながら側に控えさせたゴーレムを加賀さんに特攻させる、もっちー…後でネタについて語り合おう(ネタが通じて嬉しい)

 ヴェールで視界が遮られたせいで対応が遅れた加賀さん、絶対絶命!

 

『ゴゴアァー!!』

 

 ゴーレムが巨大な腕を振り上げる、ただでさえ大きい身体が身体全体で振りかぶったからか圧迫感が感じられる…あいや、何でゴーレムが水の上を? って細かいことは無しね? もっちーが天才なんでしょ(適当)

 

「…っふ!」

 

 加賀さん、いきなり跳躍しゴーレムの攻撃を回避、そのまま空へ舞い上がり、自身の航空隊の第一波を見やる。

 

「オオーゥ!?」

「っち!」

 

 後ろに控えていた金剛と翔鶴が回避行動していた、加賀さんは表情一つ変えずに弓の弦に手を掛けた。

 

「…ウェポンシフト「k-bo」」

 

 望月が何かを呟くと、ゴーレムの目が光ると同時にカシャカシャと音を立てて変形していく…「弓」の形に。

 

「よっ。…しゃ、発艦開始!」

 

 望月の小さい身体に不釣り合いな大型の弓、白衣の裏側から一本の弓矢を出すとそのまま弦にかけて引き絞り、空へ解き放つ。

 ヒュン、と風切り音がすると、瞬間弓矢は空へと向かい上に上がりつつ航空隊に変化、加賀さんを捉えている…はい。

 言いたいことは分かる。望月に航空発艦なぞ"出来る訳がない!!"っとジョ○ィばりの弱音吐きたい気分は、だがよく考えてほしい、これは艦これ「RPG」…そう基本何でもあり。繰り返す「何 で も ア リ」。となればこれも頷ける。

 

「はっ!」

 

 加賀さんは弓矢を射る、そのまま航空隊発艦…そう「鳥形の炎」を纏って。

 

「させん! ぬぅあああ!!!」

 

 天龍は空中に向かい二振の刀をバツの字に描く、剣気を伴ったそれは、そのまま「気の斬撃」として空間を駆け、加賀航空隊を粉砕。望月航空隊による加賀さんへの「王手」を真近にした…しかし!

 

「はぁ!」

 

 望月航空隊の機銃掃射を、空間を跳躍(!?)しイナバウアーかという体勢で華麗に避け、その避けざまに弓を射る…いや加賀さん、流石にその体勢は無理でしょ? また弓道警察に尋問されるよ! (白目)

 

「綾波ー! 出番デース!!」

「…了承」

 

 加賀航空隊、第三波を迎え討つのは綾波、彼女が手にしているのは「斧」…もはや砲撃すらしないという、天龍はまだ分かるけど綾波はそれやったらガチの鬼神だぞ(戒め)、でもね? 斧の武器チョイスはナイスだと思うんだよね?

 

「……!」

 

 くわっ! と目を見開き、文字通り鬼気迫る表情の綾波は、機銃を今まさに撃たんとする加賀航空隊に向けて攻撃、大きく振りかぶった斧を全力の一振り。振ってから振り終わるまでのモーションが見えない、高速の断撃により暴風が巻き起こり、同時に太く大きい一閃が航空隊を薙ぎ払った。

 くうぅ〜! やっぱり斧の攻撃は見ていてスカッとするなぁ! …誰だ「大剣やハンマーの方がメジャー」とか言ったの!? 見てあの重々しい重量感(?)を! あの迫力は斧だから出せるんだよ! 他には真似できないよ! いいね!? (迫真)

 

「ブラーボ! ではボクも…輝かなければ!」

 

 なんか言ってる(シラけ)、野分は腰のレイピア、かな? 細身の剣に手をかけ、引き抜くとそのまま顔の前に。

 

「恨まれるな、これも我らの宿命。どちらの信念が輝くか…勝負!」

 

 野分の剣から迸る光、天龍のはどっちかというと何ちゃらボールに出てくるような猛々しい炎みたいだったけど、野分は………アレ、美形フィルターのキラキラ(?)をそのまま剣に纏わせた感じ? (分かりづらかったらスマソ)

 

「光よ集え! 我が美貌の輝きをもって眼前の敵を貫かん! …"epee de brillance"!!」

 

 やだ…厨二(呆然)。てか美貌の輝きてw 美貌は武器ちゃうよww

 

「世の中には、様々な武器を使う人がいるんですねぇ〜?」

「妖精さん、それっぽく言わなくていいから…」

「コマンダン! 我が美貌に見惚れるなかれ! どうかご照覧ください!」

「分かったからもうちょっと真面目に戦ってね…?」

「ウィ! もちろんです! (キラーン☆)」

 

 オメェそれぜってー分かってねぇかんな? 経験則だかんな!?

 …はい、野分の剣突は閃き、空を疾る。その光は加賀さんにダイレクトアタック! しかし…?

 

「…ふっ!」

 

 また空間跳躍、月歩だこれ!? 下へ回避して海面に無事着地。さっきからことごとく攻撃を躱している加賀さん…これが、選ばれし艦娘…ですよね? (潮)

 

「ちょこまかと…大人しくしなさい!」

 

 翔鶴の航空隊発艦、彼女の放った弓矢は加賀さんと同じく艦載機群となり、加賀さんの真上を通過する…そして落とされる爆弾。でも様子が違う。

 

「……!?」

 

 パキパキ、と何かが凍る音がする。加賀さんの足元を見ると、先程の「魔導爆弾」の爆発により生じた冷気により、海面に氷の床が出来ていた…加賀さんの足を巻き込んで。

 

「…貴方「適合体」だったのね? どこの鎮守府所属なの?」

「貴方たちが見捨てた鎮守府…とだけ言っておくわ」

「南木(なぎ)鎮守府…成る程」

 

 適合体、南木鎮守府、二人のミステリアスな会話…ち、厨二〜! 大好物です(興奮)。ってかその鎮守府の名前、どこかで…?

 

「拓人さん〜? どうですか? この世界の艦娘の戦いぶりは?」

「………っえ!? ごめん聞いてなかった…あ、感想か。うんうんいいんじゃない?」

「あら〜? 現実逃避って感じですねぇ?」

「当たり前でショ!? 何この原作改悪な派っ手な戦い! どこの超次元サッカーだよ!!?」

「まーまー、こういうのがあってもいいじゃないですかぁ? というか拓人さんが願ったんじゃ?」

「それは…そういう世界観と艦娘ワールドが上手〜く混ざった感じだと? 何この合体事故」

「いいじゃないですかぁ? 私は好きですよ〜? 貴方も「そう」だと思ってたのですが…?」

「……ん?」

「あ! いえ〜? 忘れてください〜」

 

 …なんだろ? なんか今の感じ、どこかで……?

 

「ほら〜金剛さんが決めますよぉ!」

 

 っは! 嫁の出番! 録画しなければ!! …あ、スマホねぇや。まいっか! 金剛頑張れー!!

 

「どうですカー? ワタシたちの実力は?」

「…そうね? 目眩し、各々の陽動で私の隙を作り、動きを止め、貴方の一撃でとどめ。…悪くないわ、でもまさか貴女が…」

「…?」

「…いいえ、さぁ、とどめは刺さないの?」

「む! そこまで言うならいきマース! バァーニングゥ! ラアァァァブ!!」

 

 金剛は気合いを入れた砲撃で、加賀さんに必殺の一撃をお見舞いする……でも。

 

「……え?!」

 

 僕たちはこの後、衝撃の光景を目にする…!

 

 待て! 次回!! …何て言ってみたり?

 

 




〇選ばれし艦娘

大提督であるイソロクさんが提唱した「艦娘建造第一計画」、彼女たちはイソロクさんの肝煎りで造られた艦娘たちです~。
加賀さんの他に四人、加賀さんが火の力を操ったように、他の娘たちも何らかの属性を操ると思われます~。ちなみに全員鎮守府連合本部で「連合親衛隊」として働いています〜。
彼女たちが、海魔の大元である「マナの穢れ」を浄化(退治)したと言われており、その大半が謎に包まれた「海魔大戦」の秘密を知っているとうわさされてます~。
…それにしても、加賀さんが金剛さんにいやに注目してましたね~? 何かある…? うふふ~どうでしょうかねぇ~☆
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