(さぁてと、隠し持ってきたノートパソコンっと)
昼食時
誰も上がってこない部屋に隠れつつ
ノートパソコンを立ち上げ
家での続きをプレイ
ノートパソコンの持ち込みは、教師陣にも内緒だ
(エロゲやってるってバレたら私死んじゃう)
鼻歌交じりにキーボードを叩き
ゲームを起動
(昨日、いいとこで終わっちゃったんだよなぁ)
オート機能を起動させ
炭酸片手に画面を覗く
(うっわ、妹ちゃんほんと一途だなぁ)
こんな妹、欲しいなぁと思いつつ
文章を耳と目で読み込んでいく
(あ、コレってこんな使い方も出来るんだ、でも暴走させてるから通常使用じゃ使えなさそうかなぁ)
作品中で出て来た技をみて、そんなことを考え始めた
ウウーーーーー
(あれ、警報?)
『セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難して下さい』
「うわ、屋外って……ここ結構遠いのに」
急いでスリープモードにして、懐にしまう
「ってあれ?」
階段を降りる最中に声が聞こえた
場所は職員室
この非常事態と呼ばれる時に
落ち着いた様子で何かをあさっている人影
ってマズい
もし、アイツが不審者なら……
(最悪ッ……見て見ぬふりとかあんまやりたくないし)
選択肢
1 ぶちのめす
2 そっこうでにげる
3 あいてをさぐる
4 げんじつはひじょう
(うん、4はないな)
この状況なら3が安定……かな?
問題は制限時間(インターバル入ったら間違いなくバレル)と、
いくつかピックアップしたみたけど……有用なのが少ない。
(そもそも扉開ける行為が有るから……)
一つだけあるにはある
問題は、相手次第では私のことがばれると言うこと
(作中でも抵抗強かったら普通にばれてるしなぁ)
盗聴するにしても
オープンウィンドウじゃ断片的だし……
透視……あ、あった!
あまり声を立てないように歌う
BGM White Eternity
(うーん出力落ちてるから顔とか全然分かんない……)
目を凝らし透視を続けると何か書類のような物を持って消えていった。
(ハァ……気づかれなくてよかったぁ)
そして気がつく
(あれ、コレって先生に報告しなきゃ駄目だよね……?)
ため息が口からこぼれた
その後職員会議にて
案の定先生方から「お前どこで何をしてたんだ」といわれ
責めてくるような目で私を見てきた
その時、校長先生が
「あー、江口さん……アレ学校でやってたの?」
「」顔真っ赤
「君の個性ついては、ワイズマンから聞いてるけど本来君の年齢・学校でやる物じゃないからね」
ワイズマンとは、父のヒーローネームだ
意味が分かると最低なネーミングだけど
「ハィ」
「まぁでも、今回はそれが有益な情報に繋がったから不問にしておくよ」
「アリガトウゴザイマス」
「……後は、先生達に任せて帰りなさい」
「ワカリマシタ」
父親 江口 精矢(えぐちせいや)
時限式ヒーローワイズマンの名で活躍しているプロヒーロー
個性は……まぁアレだ
賢者タイムの間だけの超人化だ