「いず坊」
未だ個性を解除しない精矢さんに呼ばれる
「アイツ、幾つ使った?」
「……3つは確実です」
「……内容は「わかりません」まぁ、そうだろうな」
ヴィラン達は撤退したが、僕と精矢さん2人が謳に近づこうとする人を抑えている
その時、彼女の体が動いた
そしてその髪が桃色に染まっていく
頭に耳が生え、服がコスチュームだった服から和服に替わっていく
「チッ!……最期に使ったのがルナでよかったと言うべきか、暴走状態のルナを呼び出したことに怒るべきか……」
苦々しくつぶやく
「アイツの力は簒奪、相手の命・能力を奪う……気をつけろよ?」
「……わかりました」
瞬間、精矢さんが突撃し拘束技を仕掛ける
そして僕はいつも通り
ベシン
ハリセンで頭を叩いた
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「それで、ヴィラン達は撤退しました」
「うん、ありがとう相澤くん」
「いえ、ほとんど彼らが対処しました」
報告している相澤先生がこちらを見てくる
そして、個性を解除している精矢さんが挙動不審になった
「なぁ、出久くん……僕帰っていいかい?ほら、謳の様子もみなきゃ……」
「社会人としての義務を全うして下さい」
「ハイ、スミマセンデシタ」
個性が切れて、オドオドし始めた精矢さんをみてクラスメイト達がびっくりしている
まぁ、印象が大分変わるからね……
「そういえば、何故あの3人は江口さんをご主人様と呼んでいたんでしょうか?」
八百万さんがそんな疑問をあげると、至る所から声が上がる
「そういえば、もっとイジメてやら、私が椅子にとか言ってたな」
相澤先生!それ言わないでください!!
「ワイズマン、答えてくれるかい?」
校長先生がそう言うと
「恐らく……調教ゲー……凌辱ゲーとか……です」
うん、そんな大きな声で言わないであげて
分かった人みんなドン引きしてるし
「いや、ワイズマンもうちょっと声を抑えて、知らない人も多いから」
校長先生のフォロー
しかし僕は知っている、そのフォローではダメだって
「え、みんな謳の個性がエロゲ関連って知らないのかい?」
瞬間、生徒や先生方の空気が凍る
その中で動けたのは僕と校長先生だけだった
「「大きな声で言うことじゃないだろ(ないでしょう)!!!!」」
全力でハリセンをぶっ叩く
「一人娘の事をちったぁまともに考えなよ、自慰青年」
「おま、その呼び方はやめろって、第一僕だって」
「娘の誕生日に新作を買ってプレゼントするのは親としてどうかと思う」
「謳は喜ぶからいいじゃないか!」
ごめん、謳
みんなにバレちゃったよ