そんなgdgdファンタジー第19話!始まるよー!
「ハハッハハッハハッハハッハハッハハッノ ヽノ ヽッノ ヽ/ \ッ/ \/ \ッ!!!」
突如として響き渡る声。その声は紛れもなくデインの声だった。
「クソッ!まさか城と融合したのか!?サキラさん!バトラさん!」
「はい!なんでしょうか!ズェン様!」
「何なりとお申し付けくださいませ。」
「2人は城下町の人達を助けてくれ!僕はデインを片付けに行く!」
「了解しました!」「お任せ下さいませ。」
「ユウ!動けるか!?」
「おうともよ!って言いたいところだけど体が痛い…」
「なんじゃ、だらしないのう!ちと見せたもれ。」
「え、あ、はい。」
「ふむ、これなら妾の魔法で直せそうじゃな!妖術:復狐快活!」
ユウを翠の光が包む。するとみるみるうちに傷が治っていった。
「おぉ!すげぇ!ありがとな、ヨウコ!」
「うむ!妾に感謝するが良いわ!」
「凄いなヨウコ、終わったら教えて欲しいな…」
「ズェンになら…教えて上げても…別に変な魔法でもないわけじゃし…」
「マジで!?ありがとう!」
顔を赤らめながら話すヨウコの手を取りブンブンと握手する。
「ひゃぁ!?ほ、ほれ!こんなことしとる場合じゃないじゃろ!?さっさと行くのじゃ!」
「あ…ごめん!そうだったな…デインを早くぶっ倒して魔法の練習だ!」
「目的変わってる気がすっけど…気にしても無駄か。」
3人は城へと走り出す。
「はハはははハハ!!まダ俺様に牙ヲ向けるカ!?俺様はこの城ノ魔力を全テ吸収し、最高ノ力を手にイレた!ソノ俺様に楯突くとハいい度胸ダな!」
「っぐぅぅ!なんて魔力の奔流だ…前に進めない…!」
「魔力?別に俺はなんも感じねぇけど…」
「押し返される…魔力が…ないの…が原因か…の」
「ったく、不甲斐ねーなー魔王ってのに2人とも!」
「言っとくけどこれは魔王だからこうなってんだからな?」
「あーはいはい言っとけ言っとけ」
ユウは2人をひょいと持ち上げた。
「んなっ!離せ!降ろせぇ!無礼だぞ!」
「いや、ヨウコ。これなら多分進めるかもしれない。」
「んー…やっぱ若干重たく感じるな…ま、進めるから関係ねぇか。」
「…はっ!まさかこのまま運ぶのかの?」
「まぁそれ以外方法が浮かばなかったからな、ここで止まってても埒が明かねぇだろ?…んじゃ、行くぞ…!」
ユウは2人を小脇に抱えて走り出した。
「真正面から行ってもやられるぞ!?なんで真っ直ぐ歩いてんだ!」
「はぁ?奇襲とか俺の趣味じゃねぇんだよ!全力でぶつかるから意味があんだろ!?」
「しっ…しかし妾達にそんな度胸求められても困るんじゃが…」
「あーもう!分かったよ!そのまま跳んで!足場は僕が作る!」
ズェンが魔道具を飛ばして究極防御魔法を撃ち出し足場を作る。その足場にユウが飛び乗り進んでいく。そしてヨウコは…
「ユウ…もう少し揺れを…どうにかならぬか…?妾慣れておらぬから…うっ…気持ち悪くなりそうじゃ…」
「文句言うな!これだって精一杯抑えてるんだよ!」
「そうじゃの…我儘を言ってすまぬ…だけど…妾…もう限界…うっ…おえぇぇ…」
揺れに慣れてない、というかそもそも乗り物に乗らないヨウコは揺れに耐えきれず思い切りリバース。それはもう盛大に。
「ヨウコ!大丈夫かそれは!一国の女王としてどうかと思うんだけど!」
「五月蝿い…分かっておるわ…ただ…」
「どうしたんだよヨウコ?」
「ちょっと傷口に塩塗っていくのやめて貰えんかのぅ!ただでさえショック受けてるのじゃから!」
「小脇に抱えたやつが吐くとかある?え?俺1番被害受けてね?」
突然のハプニングが起きたが、ユウは迷わず進む。いや、正直に言うと今すぐにでも手を離したいけど離せないから進んでいるだけだった。
「クソガ!まダ進ンでクるか!イイだろウ!俺様ノ力を思い知らセてやル!」
デインの声が聞こえた次の瞬間、城の形が変化し、巨大なゴーレムのような形になっていた。
「嘘じゃろ…?妾の城が…──許さぬ…消し炭にしてくれようぞ!」
「にしてもでっけぇなぁー…つーかなんかゲームに出てくるゴーレムみてーだな…」
「ゴーレムだよな…やっぱそうだよな…」
あまりの大きさにユウが足を止める。
「ズェン、どうやって倒すんだ?」
「そうだな…融合といえど必ずコアがどこかにあるはずだから…」
「コアを探すにはまずあやつを少しばかり破壊せねばならんのぅ」
「爆破しちゃえばいいじゃん!ズェンならできるだろ?」
「あのなぁ…爆破って簡単に言うけどな…いや、普通にできるわ。」
「だろ?トドメは俺が刺してやるからコアを炙り出してくれ!」
ユウは爽やかにサムズアップをする。
「いや、グッ!じゃないんだよ全く…ヨウコ!自分たちの足場の形成できるか?」
「ふっふっふ…一通りの魔法は使えるからの、強度はないが固定魔法で足場を固定出来るのじゃ!」
「じゃあ大丈夫そうだな!…さてと、いっちょやりますか!」
ズェンはそう言うと翼を開き飛び立った。魔力の流れは既に止まっていて、ゴーレムの魔力量がその魔力を全て使った事を伺わせる。
魔力の回復まで時間がかかりそうだ。
「どう攻めるか…いや、取り敢えずはゴーレムの周りの空気を冷やすことからだな。
ゴーレムの動きを牽制する意味も込めてゴーレムを凍結させたがあまり牽制にはなっていないようだった。
「…部位ごとに5回爆破するか。先ずは右腕からだ。いっそのこと凍結魔法を構築するか。」
魔法陣を構築し始めから数十秒。
「よし、構築完了っと…早速使おう
先程とは比べ物にならない速度で凍結していく。
「おお!いい凍結速度だな!範囲狭いけど…で、さっき構築した時に一緒に作っといたこっちを使うから…よし、いくぞ!
局所的に冷やされた空気が超高温の熱で一気に温められることで空気が膨張し、ゴーレムの右腕を爆発と共に吹き飛ばした。
「あァ?俺様ノ右腕ガとバされタだト?何を使いヤがッた!?」
「教える訳ないだろ。さぁ、さっさとあと4つ、爆破していこう!」
あと爆破する部位は左腕、右足、左足、首と胴体の境目だ。
狐火に照らされキラキラと光る凍った水蒸気の中でズェンはこれまでにない程の笑顔で爆破作業をしていた。
次回は爆破の様子をダイジェスト形式でお伝えしようかと思っております。(変わり映えしないので…)というわけで全く展開かんがえていませんが次回もお楽しみにー!