gdgdファンタジー第22話!始まるよー!
ウィーテはゲトラの誘いを受け一緒にレストランへと来ていた。
「ほら、なんでも頼みなよ!遠慮しなくていいんだよ?」
「む、そうか…じゃあ俺はこれで、リュン、お前は?」
「ぱぱと同じのがいい。」
「そう言うと思ったよ…」
「あはは、本当に親子みたいだね。羨ましいよ。」
ゲトラは笑いながら自分の注文をする。しかしその笑みはどこか物憂げだった。
「どうした?元気なさそうだな。…はっ!高いのを頼んでしまったか?」
「…あぁ、いや、気にしないでくれ。なんでもないさ。」
「悲しい?寂しい?この感情…よくわからない?」
「おい、人前でそれ使うなって言ったろ!」(超小声)
「ごめんなさい…反省してる。」
ゲトラはテリュンに驚きの目を向けると共に更に悲しそうな表情を少しだけ見せた。
「ウィト、もしかしてその娘は…?」
「すまない、ゲトラ。何も聞かなかったことにしてくれないか?」
「…すまないウィト。今回の仕事は…」
ゲトラは静かに銃をウィーテに向ける。
「…その娘の捕縛なんだ。」
ゲトラは銃の引き金を引く。撃ち出されたのは麻酔弾だった。
「ウィト、君を殺したくない。だから麻酔にしたんだ。それに捕縛にも便利だしね。」
「なんで…ゲトラ…」
「ぱぱっ!起きて!目を覚ましてよ!」
「さぁテリュンちゃん。こっちへおいで?早く来ないとパパを殺しちゃうよ?」
「ぱぱを助けて!?…私はどうなってもいいから…!」
「あはは!健気ないい子だね。いい子には麻酔弾のプレゼントだ。」
「ぅ…」
そしてウィーテに近づき囁く。
「ウィト、まだ聞こえてるだろ?──────────」
寝ているテリュンを抱えてゲトラは店をあとにした。
ズェン達はまだ宿屋でゴロゴロしていた。
「ロアーキさんが女王が帰ってきたら教えてやるって言ってたけど遅せぇなぁ…」
「おや、私の話ですか?いやぁ、恐縮ですね。」
「うわぁぁ!!ロアーキさん!?いつの間に…?」
「つい先程ですが…?あぁ、姉上が帰ってきましたよ。ユウゼンであったことを聞きながら向かいたいのですが話して頂けますか?」
「うむ、妾は構わぬぞ?」
いつの間にかヨウコがロアーキの前に立っていた。
「わぁ、可愛らしい!お名前は?」
「妾を子供扱いするでない!妾はユウゼン女王のヨウコ・タマモノじゃ!」
「おっと、これは失礼致しました。ヨウコ様でしたか、前回お見受けした時と雰囲気がその…違ってらっしゃったので。」
話が長引きそうだと察したズェンはロアーキに切り出す。
「ハールリアさん帰って来たんでしょ?会いに行きたいんだけど…?」
「ははは、これは失礼を。では行きましょうか、と、今誰かが謁見中だったような…?話がある!とか言って兵を押しのけて入ってきたのですが…」
「へぇ、豪快なやつもいるんだな。」
ロアーキはヨウコを見てからズェンの方へと向く。
「ズェン様、少しよろしいでしょうか?」
「いや、呼ぶ時ズェンでいいよ王族の方が偉いんだから…」
ロアーキとズェンは廊下に出る。
「大丈夫だとは思っておりますがヨウコ様から目をお離しになられませんよう気をつけて頂きたい。」
「なんか事件でもあったのか?」
「いえ、その…ここ最近王都で亜人種の行方不明が多数発生していまして…一応は対策を考えてあるのですが…」
いつになく暗い表情を見せるロアーキにズェンは心を押される。
「なるほど、亜人種に見えるヨウコを守っておけと。」
「さようでございます。では皆を呼んで城へ向かうとしますか。」
謁見をするために宿屋を出ようとしたその時。
「よっ!君たち気分はどうだい?私は最悪だけどね…」
「どうしたのですか姉上。」
「あぁ、そうそう。おーい!入ってきなぁ!」
ハールリアに呼ばれ宿屋の中に入ってきたのは白い髪に大柄な男、ウィーテ・ジロクだった。
「あれ?ジロクじゃん!ひっさしぶりー♪」
「カルミスタ!?何故ここに!?」
「なぜって…一応は俺勇者だしな。」
なんとウィーテとユウは知り合いだった。なんでも昔ユウが剣の練習をしていた時にふらりと来たウィーテに挑んだらしい。意外にも互角だった為ウィーテもユウも互いを認めて強くなると誓ったそうだ。
「へぇ、2人にそんな過去が…」
「懐かしいねーそんなこともあったな〜」
「ってそんなことを話してる場合じゃねえんだ!リュンが…!」
「まぁ落ち着け、白の者。私が言っただろう?懇切丁寧に勇者と魔王に頼め、と」
「う、そうだったな…なんて言えばいいんだ…?」
ウィーテがそこまで言ったところでヨウコが前に出る。
「何となくわかったのじゃ!」
「おぉ、流石ヨウコだな…っていつの間に?」
「後ろを歩いていたのじゃが…そんなことよりだいぶまずいのじゃろ?白き強者よ。」
「それぞれ呼び方違うのがなんかむず痒いが…ちっこいのの言う通りだ!俺の連れ…っていうかなんというか…家族だな、うん。が、連れ去られたんだ!」
「誰がちっこいのじゃ!だ!れ!が!」
ハールリアが続ける。
「連れ去られたのは神人らしい。」
「…神人?神人っていうとあのー死なない種族?」
「死なないっていうのは語弊があるな、正確にいうと傷を受けても即再生する種族だ。ただ…子供だと少し再生が遅いとか。」
「そうなんだよ!リュンはまだ子供なんだ…!俺が…俺がもっとしっかりしていれば…!」
ウィーテは俯き拳を握る。それを見てズェンが方法を思いついた。
「あ、そうじゃんちょっと提案があるんだけど…」
「どうした?ズェン。」
「魔王君の意見か、興味深いな!」
そうしてズェンは自分の考えた方法を語り出した──
では次回もお楽しみにー!おやすみなさぁい!
え?次の話書いてから寝ろ?えぇー?
あっちょっと待って!何その物騒なもの!レンガ?そんなことは聞いてないよ!取り敢えずしまおう、ほら!集中しないと書けないし!ね?理解してくれた?じゃ、僕寝るから…アッスミマセンカイテカラネマス…