転生したら魔王になってた(´・ω・`)   作:黒套院 時雨

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マッドとかクレイジーとか言われても…殺人鬼(スプラッター)っていかにもって感じですよね!まぁ僕にとっての殺人鬼は迫り来る更新日ですけど!
そんなgdgdファンタジー第24話!始まるよー!


第24話 実にMADでCRAZY(´・ω・`)

「クソッ!見つからないな…!別れて探すぞ!」

「ズェンは1人か?」

「いや、僕はヨウコと一緒に探す」

「じゃあ俺は1人で探すわ」

 

ユウの身体能力は白の一族と同等レベルなので1人の方が探しやすいのだ。

 

「俺とゲトラは2人で探す。」

「ロアーキ!私達も探すよ!」

 

こうしてバラバラになって探すことになったのだった。

 

 

 

 

 

──ズェンサイド──

 

「どこにいるんだ?魔力反応を覚えたから探知してるんだけど…」

「見つからんの──」

「そうだな、ヨウコ──ヨウコ?どこに行ったんだ?」

 

一瞬のうちにヨウコの姿が消えた。何が起きたのかズェンは理解が出来なかった。

 

「嘘だろ!?ヨウコまで攫われた!?」

 

ズェンは辺りを魔力探知するが、ヨウコの魔力は見つからない…まるで存在が消えたかのような。

 

 

 

 

 

──ヨウコサイド──

 

「──う、どうする…ここはどこじゃ?」

 

見慣れない空間、嗅ぎなれない匂い、小さな檻の中、そして知るはずのない人影。

人影がゆっくりとヨウコの方を向き、ニタァ、と笑う。

 

「キヒャヒャ、ターゲット捕獲完了…キヒャ!気分はどう?教えてよぉ、狐の亜人さん。」

「貴様、何者じゃ?」

「キヒャヒャ、自分の立場解ってるう?」

 

人影は手に持っているリモコンのようなもののボタンを押した。すると突然ヨウコの体に激痛が走る。

 

「いぎっ!?」

「キヒャ!いい声だ!これでわかった?ここじゃ魔法を使えないしぃ、魔道具も意味を成さないんだよぉ?」

 

ニタニタ笑う口だけ見えている人影はヨウコを舐めるように煽る。

 

「う…お主…妾を誰か知らないのじゃな…」

「キヒャヒャ!面白いねぇ!」

 

ヨウコは魔王の力を解放しようとした瞬間、檻から魔法陣が放たれた。

 

「あぎぃっ!うぁぁ…」

「キヒャヒャ!だぁかぁらぁ!無駄だってぇ!無駄ムダむだ!キヒャヒャヒャヒャヒャ!」

「…うぅ…ズェン…助け…て…」

「ズェン?誰それぇ?」

 

ヨウコは檻の中で意識が遠のいていった。

 

 

 

 

 

──ユウサイド──

 

「つーかさ、俺じゃ探せなくね?」

「肯定。1人では不可能でしょう。」

「やっぱそうだよなー…」

「…私は探知できますけど。」

「え、聖剣凄いな、オイ」

 

聖剣は探すためにヒュプノスへと変身した。

 

「あ、それとですね、この姿の場合はスレイと呼んでくださいね?」

「聖剣じゃあやっぱダメか。」

「怪しまれるので…」

 

ヨウコが攫われた事を知らない2人は凄くほのぼのとした会話をしていた。

 

「んじゃ、スレイ!サクッと見つけちゃいますか!」

「了解ですマスター、万事私におまかせを!」

 

 

 

 

 

 

──ウィーテ・ゲトラサイド──

 

「ゲトラ!そいつの特徴は!?」

「黒いローブを深く被ってニヤニヤした口だけ見えていた!あとは分からない!」

「なんだよ使えねぇなぁ!」

「う…面目ない…が、血の匂いがこびりついていた。」

 

血の匂いが分かるのはゲトラが元暗殺者だから…というより白の一族だから、というのがでかいのだが。

 

「血の匂い…か、セーブしてる体の機能を使うか。」

「ウィト、セーブできるのか?」

「そうだな、普通の人間程度の身体能力までに抑えれるな。」

 

こちらもヨウコの事など知らないのでウィーテの能力抑制についての話に花を咲かせていた。

 

「よし、機能を解放した…ってうわぁ…」

「どうしたんだ?」

「…この街さ、路地裏血の匂い凄くない?」

「──気にしたら負け、かな?」

 

 

 

 

 

 

──ハールリア・ロアーキサイド──

 

「姉上…ヨウコ君の反応が消えました…」

「攫われてしまったか…一緒にいた魔王君は?」

「ズェン君は消えていません…矢張り亜人を狙っているのか…?」

 

ロアーキは案じていた事が起こってしまったことに対して焦りを感じていた。

だが、ヨウコが攫われたことでロアーキは確信した事が1つあった。

 

「姉上、敵は超高度の空間魔法の使い手かと思います。」

「ワープ、アポート、テレポート、その他諸々か…厄介だな。」

 

ハールリア達は今回の事件で今までの失踪事件を解決しようという目論見なのだ。

しかし、予想外な空間魔法の使い手という情報によってハールリア達は頭を抱える。

 

「姉上、どうしますか?」

「フューラに連絡を取って()()を動かそう。」

 

ギラリと光るハールリアの目には断罪の焔が宿っていた。

 

 

 

 

 

 

──???サイド──

 

薄暗い部屋の中、仄かに光る試験管。

 

「キヒャヒャ!遂に完成したぞぉ!これで亜人は全てあたしの物ぉ!」

 

そう笑いながら証明のスイッチをつける。

照らされた部屋の中で笑うそいつは小さな檻が積み重なっている部屋へと入る。

 

「キヒ!気分はどぉうぅ?神人のお嬢ちゃぁん、妖狐のお嬢ちゃぁん?」

「あなたは誰?ここはどこ?あなたは…感情に見えない壁がある?」

「妾をどうするつもりじゃ!他にも亜人の子供がいるのじゃろう!?」

 

ニタァと下卑た笑みを浮かべるそいつはヨウコとテリュンに向かってただただにやけ顔をしている。

 

「キヒャヒャ!あたしのぉ!目標はぁ!あたしだけのぉ!楽園を作ることなのぉ…お前らガキはあたしの計画の生贄なんだよぉ!」

 

 

 

 

 

 

 

「──あたしはタユレア・マリッヒ。あたしはこの世界を否定する!この世界を最後の時(ラグナロック)へと進める者!あたしはぁ!新世界をぉ!創造する存在だぁ!」

 

 




実はこの章の悪役の立ち位置は最初ゲトラだったんです。ゲトラが悪役で進めるはず、だったんですがねぇ…書いてる内に気に入っちゃって…急遽悪役を新しく建てました。
タユレア・マリッヒさん、狂った科学者で感情が崩壊している、といった設定でございます。
では次回もお楽しみにー!
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