最強と言われた艦娘   作:猫又提督

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前編と後編に分かれると言ったな…あれは嘘だ。

ちょっと前に、暁にレディらしさが足りないと言われました。うーむ考えればあまりない。しかし、レディらしさを出そうといざ書こうと思うとこう思います。レディらしさってなんだ、と。

そこで暁に相変わらずのレディの空回り等の設定を追加した結果、過去編を書くことになりましたー。イェーイ。

過去編は前々から書こうと思っていましたが、何を書こうかなと考えていると、内容がめっちゃ出てきます。書ききれるといいな。

さて!艦これの、二期も始まりました。ipadでできると聞いたのでやってみたところ出来ました。やったね。まあ、始めて何分後かには猫様が降臨するんですけどね。



横奈町深海棲艦襲撃事件 「中編」

4人は目の前の少女から目が離せない。それどころか、その冷たい目で見られているとその威圧感のせいか体が全く言うことを効かない。なんだこの少女は。

 

曙「だ、誰、よ。あ、あんた。」

 

曙がなんとかそういった。

 

「うーん、そうねえ。私はただここを通りががったレディよ。」

 

少女が言った途端体が自由に動くようになった。それに、威圧感も無くなった。

 

曙「通りががったって、ここは立入禁止のはずよ!?なんで、ここに…。」

 

「誰もいなかったから入っただけよ。」

 

その少女の声は、曙の後ろから聞こえた。

 

朧「な、いつの間に。」

 

ついさっきまで潮の目の前にいたはずだ。誰も少女が移動したとこを見ていない。

 

「じゃあ、私は行くわ。レディは、レディらしく上品に去って行くものだからね。」

 

風が起こる。4人は一瞬だけ目を閉じる。次に見たときにはあの少女の姿はどこにもなかった。

 

 

 

 

 

 

暁「あれが、今の艦娘なのね。」

 

妖精さん「なあ暁。」

 

暁「なに妖精さん?」

 

妖精さん「なんかお前深海棲艦と戦うときってかなり雰囲気違うくねえか?こうなんというか、冷たいというか、感情がないというか。」

 

確かに、あの4人に合うまで暁はまるで別人だった。あんなに冷めた暁は見たことがない。

 

暁「…昔、色々あったのよ。いつか妖精さんにも話すわ。」

 

妖精さん「そうか。…あと、お前レディの意味あんまり知らないだろ。」

 

暁「」ギクッ

 

妖精さん「なんだよあれ、上品に去るとか言っときながらただ飛んだだけじゃねえか。何でもレディとか上品とか言っとけばいいというわけではないぞ…。」

 

暁「う…わかったわよ…。」

 

妖精さんに色々言われながら暁は海の方へと向かう。

 

ふと妖精さんが言う。

 

妖精さん「あんだけ倒すとなるとドロップも結構あるんだろうな。」

 

暁「ドロップ?」

 

妖精さん「深海棲艦を倒すとな一定の確率で艦娘が出てくるんだよ。まあ、でも艦娘が元深海棲艦説っていうのが今んとこ有力だが艦娘がドロップしたときに深海棲艦から出てきたっていうのが分かる証拠がないんだよ。だから今でもなんで艦娘が出てくるのかは謎だがな。」

 

暁は妖精さんの言葉を聞いて考える。暁が先程倒したときは体液は『赤』だった。さっき暁の前で尻もちをついていた艦娘はどこかで擦ったらしいキズがあった。そこから流れている血は『赤』だった。…試してみる必要がありそうだ。

 

暁「ふーん、それじゃ試してみる?」

ちょうどよく、重巡級がこちらに走って来ている。

 

妖精さん「は?試すってなんだよ、ってまさかあのリ級w!?」

 

妖精さんが言い終わる前に暁はリ級に向かって走り出す。

 

しかし、すでに体は動いている。手刀でリ級の腹に突っ込む。見事に手刀が腹に突き刺さり赤い体液がそこらじゅうに舞う。暁は大量の返り血を浴びる。すぐに服や顔が赤く塗られていく。

 

妖精さん「のわー!?ちょ、あ、暁!?」

 

数秒たち、血の勢いが落ち着きリ級もダランと暁に体を預けるように倒れていく

 

暁が何か掴みながら手を抜く。空っぽになったリ級はその場に音もなく倒れる。暁が持っているのは『女の子』だ。

 

暁「…妖精さんが知りたかったのはこれ?」

 

妖精さん「あ、ああ…いやー相変わらずお前は凄えなあ。今まで謎だったことをこんなにもすぐに解明するよなー。」

 

暁「もちろんよ。私はレディなのよ?そんな謎の一つや二つ簡単に解明するわ!」

 

暁が自信満々に答えている。まあ、レディと言えるのかはともかく。

 

妖精さん「…自分の体の半身を赤く染めているやつがレディだとは思えないけどな。」

 

暁「ふぇ!?」

 

暁の半身は見事に赤くなってる。誰もがこれを見たら気絶するだろう。

 

いやだって、銃を持ってる少女が半身血まみれで歩いてるんだよ?恐怖のなんでも無いよ。

 

妖精さん「レディなら、上品に倒してみろよ。ね、レ、デ 、ィ、?」

 

暁「」イラッ

 

暁が無言で斧を持ち出す。さっきまで女の子を掴んでいたはずだが。

 

妖精さんは今暁の頭に乗っている。暁が斧を頭の上を滑らせば…。

 

妖精さん「のわー!?す、スマン!ごめん!ごめんって!ごめんなさい!」

 

謝りに謝り倒してやっと、暁に許してもらった。今後、暁を下手に怒らすのはやめといたほうがいいだろう。

 

全く器が小さいレディである。

 

暁「何か言った?」

 

妖精さん「いいえ!何も言っておりません!」く(`・ω・´)

 

暁の気迫で無意識に敬礼してしまう。…暁、恐ろしい子っ…!

 

 

 

 

 

 

しばらく深海棲艦をしばきながら歩いていると少し広いところに出た。さっきリ級から出てきた女の子はその場に寝かせておいた。誰かが救助に来るだろう。

 

ここはどうやら公園らしい。遊具やベンチが置いてある。そこの1つのベンチに泉が座っていた。

 

暁「あら、泉じゃない。なんでここにいるのよ。」

 

泉「地下の荷物の整理が終わったのでの、暁に話をしにきたのじゃよ。ところでM4とリボルバーの調子はどうじゃ。ちょうど弾切れになったところじゃろ?」

 

泉が話すと暁の後ろから3匹のイ級が飛びかかってくる。暁は後ろを振り返らずにリボルバーの弾を3発イ級にそれぞれ撃ち込む。3匹とも倒れすぐに動かなくなった。

 

暁「…ちょうど弾切れね。」

 

暁はM4とリボルバーを渡す。

 

泉「さて、話のことじゃがの。」

 

泉が銃を受け取りながら話し始める。

 

泉「実は、お主が行方不明になってしばらくしてからの、望月と会った。」

 

望月、という言葉を聞いた途端暁の雰囲気が変わる。冷たい感じがする。まるで生きた心地がしない。

 

泉「望月はの、こう話とった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

望月『やあ、泉?ちょっとしたプレゼントは気に入ったかい?』

 

泉『貴様ノコノコ帰ってきよってなんのつもりじゃ。』

 

望月『いやいや、ただたんにご挨拶に来ただけさ。その様子だと私からのプレゼントはあまり気に入らなかったようだねえ?まあ、まさか暁が行方不明になるとは思ってなかったけど。』

 

泉『どういうことじゃ。』

 

望月『君達がこの数年間戦ってきたのは私の失敗作ってことさ。ま、最後のやつはなかなかのことをしてくれたようだがね。おかげで予定が狂ってしまった。…今はそんなことはどうでもいい。最近やっと完成したんだ。もうすぐ量産体制に入る。暁に今すぐ見てもらえないのは残念だがね。…そうだ泉。もし暁に会ったらこう言っといてくれよ。_________________。それまで私は、更に実験をすることにしよう!では!またいつか会おう!』

 

泉『な、待て!望月!』

 

 

 

 

 

泉「そのまま、望月は消えてしもうた。それで、あやつからの伝言じゃがの…もし私が君を…」

 

『君を見つけたら君がいるところに私の研究体を送ろう。そして私から君への宣戦布告としよう。それは、のちに艦娘と深海棲艦と呼ばれるものの戦争ではない。私と暁、君との二人の戦争だ。』

 

妖精さん「な、なんだよそれ。それじゃ、これはその望月ってやつの宣戦布告でこれから戦争が始まるのか?じゃあ、今まで俺達がやってきたことは…!?」

 

妖精さんがそういうのも無理は無い。今やってることが戦争の始まりということになるのだ。今まで妖精さんたちがやっていたことは、望月の研究と実験の一端に過ぎない。ずっと、無駄なことをしてきたのだ。

 

暁「大丈夫よ妖精さん。」

 

暁の声が聞こえる。さっきの雰囲気とは違いとても柔らかい感じがする。

 

暁「確かに、今まで妖精さんたちがやってきたことは無駄かもしれない。でもこれからは無駄ではないのよ?大丈夫よ。」

 

暁は笑顔でそう言った。

 

暁の言葉ではっと気づく。そうだ。これからやることは無駄にはならない。暁との戦争に参加すればいい。そして暁を手伝ってやればいい。

 

今の暁はレディと言ってもいいだろう…そう思った瞬間である。一気にレディらしさが消え。またさっきみたいな雰囲気に戻る。

 

暁「ふふふ。望月との戦争にこれが宣戦布告…。」

 

妖精さん「あ、あれ?暁さん?」

 

急に変わった暁に戸惑い妖精さんは泉に助けてもらおうと思ったが泉も何か諦めているような顔をしている。

 

暁「面白い、面白い!ええいいわこの戦争に参加させてもらおうじゃないの!アハハハハッハ!いいわあ!いいわねえ!この戦争で望月を絶対にぶっ殺す!」

 

もう怖い。超怖い。暁はこんな娘ではないはずだ。こんなに狂気的な娘ではないはずだ。助けて、助けて泉さん。

 

暁「妖精さん!」

 

妖精さん「ひゃ、ひゃい!?」

 

暁「海の方を見てきてくれないかしら?」

 

妖精さん「わ、わかりました!」

 

暁が錬金した零戦で妖精さんは海の方へと飛んでいった。

 

暁「こんなに数がいるならば絶対に『母艦』がいるはず!そいつをぶっ殺してこの戦いに勝つ!」

 

泉「そうか。…そんなお主久しぶりに見たぞ。この本性化け物め。」

 

泉が皮肉たっぷりに言う。

 

暁「これが本来の私よ。菊月には悪いけど。今回は、暴れさせてもらうわ。」

 

泉「…お主の目的はやはり菊月の仇を返すことか。」

 

さっきまで熱くなっていた暁が急に静かになる。そして泉の方へ振り返り寂しそうに言う。

 

暁「…それが菊月、みゆにできる恩返しだと思うから。」

 

暁は、公園を出て景気づけにそこら辺にたロ級を真っ二つにして海の方へと歩いていった。




さーて、今回も意味深なことがバンバン出ましたねえ。今回出した伏線も過去編で回収できたらなと思います。このお話が終わったあと、番外編の前に1回キャラ紹介を入れたいと思います。

それと作者は来週からテストです。あとはお察しください。
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