今回は番外編となっております。
はあ、くっそ疲れた…。めんでぃー。…え?い、いやなんも言ってませんよお?
響「横奈に深海棲艦が上陸したあ!?」
「は、はい!横奈町の警察の方からそのような通報がこちらに…。」
なんてこった。近頃、上陸した深海棲艦を確認していたから警戒をしていたが、まさかこうなるとは…。とりあえず迎撃をしなければ。あそこにあった鎮守府は…。
響「横須賀支部鎮守府は!?」
「横須賀支部ですか!?あ、あそこは先日のブラック鎮守府騒動により提督が変わってから時間があまり経ってませんよ!?」
響「提督が新人であろうが、艦娘の練度はそこそこ高いはずだ!すぐに連絡を!」
「は、はい!」
クソっまだ、横奈にしか上陸しなかっただけマシか…。にしても、これは…流石に…。
電「響。」
がちゃっと先程の職員よりも大人しく開けられた扉からは電が出てきた。
響「電…。」
雷「私もいるわよ。」
電のあとから気だるげな顔をした雷も出てきた。
響「雷もいたか。」
電「響、今回はヤバイですよ…自分たちも出なければいけないかもしれないです。」
響「…やはりそうなるか。」
雷「私達が3人とも出るなんて前代未聞なことは分かるわ。でも、流石に今回ばかりは…。」
珍しく雷が慈悲をかけているように思える。それもそうだ、本来深海棲艦は海にしか出てこない存在。それにあわせて艦娘は海で動きやすいように作られている。もちろん、その反対は容易に思いつくだろう、つまりそういうことだ。
響「大丈夫だ。…雷と電は先に向かっていてくれ。」
雷「あんたは?」
響「天龍と龍田がもうそろそろ、遠征から帰るところだろう。持ってくる弾と燃料の使用を許可させて横奈に向かわせる。あと…ひっぱり出してくる。」
電「分かりました。では先に行っときますね。」
雷と電は部屋を出ていった。響はふうっと1つため息を付く。
響「…全く疲れるなあ。…ねえ、お姉ちゃん。お姉ちゃんは今どこにいるの?」
ガチャっと無線機を取り出す。
…何処かにいると信じて…天龍に指示を出す。
雷「クソッ!多すぎよ!」
ロ級を殴る。勢い余りに貫通してしまった。返り血を大量に浴びる。
雷「あー!もう!クソクソクソクソクソ!!!」
電「雷、女の子が使う言葉ではありませんよ。」
雷「あんただけには言われたくないわよ!」
電も真っ青に染まっており、手甲にはかなりの肉片がついている。
電「まあ、雷のことも分からないことは無いというか、もはや同感ですけどねっ!」
飛んでくる砲弾を叩き割る。
10分前に横奈から2〜3kmのところに入ったが、急に深海棲艦が沸いてきた。潰せど潰せど全く数が減らない。それどころかだんだん増えているような気さえする。
雷「こいつらどんだけいるのよ!あ~もう!片っ端からぶっ潰してやる!」
電「おーおー。物騒ですねぇ。ですが私も同感なのでね…。雷!どっちがより多く潰せるか競いませんか!?」
雷「望むところよ!報酬は酒よ!」
電「いいでしょう!」
こうして二人の大量虐さt…ゲフンゲフン、戦いが始まった。
1時間ぐらい立っただろうか。辺り一面に深海棲艦の死体や、もはや原型をとどめていない肉片が多く浮いている。いつの間にか、深海棲艦の群れはいなくなり、雷と電がただ立ち尽くしているだけだった。
雷「はあっ!はあっ!電…貴方は何体?」
電「ふう…345です。」
雷「私は334だから。」
電「な阪…?な阪…?」
雷「なんでや阪神関係ないやろ!…じゃなくて!はあ、負けたわ…。」
雷による、ノリツッコミが終わったところで丁度響も来たようだ。
響「おや?なんだいもう終わってしまったのかい?」
雷「あんたが来るのが遅すぎるだけよ。」
周りの残骸を見たところこの量を1時間では無理なはずだが…。
響「全く。また暴れ回ったのかい?」
雷「酒がかかってんのよ、酒が。」
電「お二人とも、お話はそこまでにしてください。」
突如、電がそういった。先程から殺気がどんどんこっちに近づいてきているのだ。
響「隠す気が無いような殺気だな。」
雷「私達相手にそんなことをするなんて、よっぽどの馬鹿か。」
響「もしくは、自分たちよりもよっぽど強いという自身があるやつか…。」
電「後者出ないことを願いたいですね。」
そんなことを言っている間にもどんどんと殺気は近づいてくる。
だんだんと姿が見えてきた。見た目は少女だがあれは…白衣を着ていて、髪はオレンジ色だろうか?赤色の眼鏡もかけているようだ。
そして…『海上を歩いて』そいつはやってきた。
電「何なんですか?あいつは。」
雷「海上を歩いている?どっかの艦娘かしら?」
響「いや、違うと思うけどね。少なくとも海上を『歩いく』艦娘は私は1人しか知らない。もちろんあんな奴ではないけどね。」
そいつは少し遠くから拍手をしながら大声で言った。
「いやはや!まことに見事だよ!まさか1時間であの量を殺るとはね!…流石暁の妹になっただけはあるね。」
最後の方は上手く聞き取れなかったが…激励、されているのだろうか?
響「貴方は誰だ?」
「私かい?私はねえ、まあ名乗る程のものでもないさ…ただ一つ言えるとすれば、私は君たちの敵だ。」
その言葉は先程までの陽気な言い方とは違いあまりにも冷たくさらりと言った。その言葉に3人は背筋がゾクリとした。この感じどこかで…。
電「そうですか。なら話は早い…敵なら即刻潰します。」
電は勢いをつけ突進する。その速さはまるで目が追いつかない。反応もしきれないはず…であったが…。
電「なっ!?」
「おおー。いきなり突っ込んでくるとは怖い怖い。」
そいつは、確かに電の拳を『片手』で掴んで受け止めた。
雷「電の攻撃を受け止めた…っ!?くっ…!」
続いて雷も突撃する。が、謎の少女はすぐに電を放棄、雷の腹に的確に蹴りを入れた。
電「グッ!」
雷「ガハッ!?」
響「雷!電!」
まさかこの二人が簡単にやられるとは…。
「あんまり手応えがないねー。どうだい?君も突っ込んでくるか?いっそ3vs1っていうのも面白そうじゃないか?」
明らかに笑っている。これは覚悟をしたほうが良さそうだ。目を見ただけでも足がすくみそうになる。
「さーって?はじm」
「________________ッ!」
その時、おぞましい鳴き声が遠くから聞こえてきた。
数秒後また同じように、
「________________ッ!」
響「なんだ?この鳴き声は?」
「…母艦が2隻やられたか…。流石にやばいかな。やっぱり、暁を倒すのに3隻じゃあ無理そうだなあ。今回は君の勝ちだよ暁。」
少女は言った。確かに『暁』と。
響「今、暁と言ったか!?生きているのか!?」
「なんだ?暁はお前達に会ってないのか。…はあっ。全くあいつは変わってない。そうだ生きてるよ。横奈を探せば見つかると思うよ。」
少女はいかにも昔から暁のことを知っているかのように答えた。
「じゃあ、私は帰る。…次にまた会ったらよろしくね。響ちゃん?」
響「!?なぜ私の名前を!」
そう言ったときにはもう姿は無かった。あれは何だったのか…いや今はそれよりも雷と電を助けに行かねば。
響「二人とも!大丈夫か!?」
電「私は、大丈夫ですよ。」
雷「ゲホッゲホッ!的確に入れていきやがったわね…!次会ったら絶対潰す…!」
なんとか無事そうだ。
響「とりあえず帰投しよう。おそらく今回の元凶はあいつだ。」
電「でしょうね。深海棲艦の気配も消えましたし。」
雷「あいつの言っていたことが正しいなら…。」
響「…お姉ちゃんに会える。…雷電!早く戻ろう!お姉ちゃん早く会いたい!そろそろアカツキニウムがほしい!早くしないと死んでしまう!」
電「落ち着いてください。あとその訳し方もやめてください。私達はどっかのスパイじゃないんですよ。」
興奮する響を抑えながら足早々と帰投する三人であった…。
来週は修学旅行なんで投稿できません。
さあ!次は3章ですよお!簡単に3章の内容を説明しますと…暁…提督になるってよ…。
ではまた!次回でお会いしましょう!