転移したら進化した件   作:循環

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ふと思いついた、別の始まり方。
本編ではドラゴン達の記憶については消してしまったので、残してみたらこんな感じになったのかなと思いついたので書いてみました。



番外
番外1


様々なシーンが頭によぎる。

 

自分が謎のビームで殺される。拳に殴られ殺される。首を切り落とされ殺される。炎によって焼き殺される。氷の矢に貫き殺される。

 

何体もの自分が仮面を被ったピエロ達に殺される。

 

あの仮面達を殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す憎い殺す殺す殺す殺す妬ましい殺す憎い殺す殺す殺す殺す生きたかった殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す憎い殺す殺す殺す嫉ましい殺す殺す殺す殺す力が欲しい殺す殺す殺す殺す殺す殺す呪う殺す殺す怨む殺す憎い殺す殺す殺す殺す妬ましい殺す憎い殺す殺す殺す殺す生きたかった殺す殺す殺す殺す殺す恨む殺す殺す殺す殺す殺す憎い殺す殺す殺す嫉ましい殺す殺す殺す殺す力が欲しい殺す殺す殺す殺す殺す殺す怨む呪う殺す殺す

 

《確認しました。ユニークスキル『復讐者』を獲得・・・成功しました》

 

ああ、あの仮面達に復讐したい…

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目が覚めると身体に違和感を感じた。

そして手足を見た瞬間に二つの疑問を感じてしまった。

それは、どうして爬虫類の様な手をしているのか。そしてもう一つがどうして人の形をしているのかだった。

ふと、先程までの自分が殺される光景を思い出し、そこでの姿が人では無かった事を思い出した。

 

「落ち着け、落ち着け自分。自分は人間だ。自分は人間だ。自分は人間だ…」

 

咄嗟に自分という存在が不安定なものに感じて自己暗示を行い精神を保つ。

しかし、どうしようもなく自分の姿は化け物に変化してしまっていると言うのに気づいてからは自分と言う存在を肯定することにした。

 

「そうだ。あのドラゴン達とは違う。自分は生きている、死んではいない。昨日までの記憶はある。先程までの行動は憶えている。ああああああああああああああああああああ」

 

自分を保とうと記憶を遡れば、自分の記憶が残ってはいたが、更に自分では無いドラゴン達の生きていた記憶も同時に思い出してしまう。自分が自分では無くなってしまう気がする。

 

なんとか気を晴らす為に体を動かし、空を飛ぶ。イライラしていた時は自分はこうして空を飛んでいた筈だ。体が変わった所為で若干飛びづらく感じるが、風を切り裂く感覚を何処か懐かしいと感じる。

 

もはや、自分の記憶が混同し始めている事に気づく事が出来なくなるくらいに発狂しているなんて気づいてしまわない様にただただひたすらに空を飛ぶ。

落ち着いた時に、元の自分に戻っている事を信じて。そしてその元の状態とはどれかを考えず。

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カリュブディスへの被害の対応に追われている最中、突如高速で空を飛ぶ生物の反応を大賢者が感知した。

 

《告。高速飛行している存在を感知しました。対象は龍人(ドラゴニュート)です。》

 

またミリムが何かやらかしたのかと思えば、龍人と言う事はガビルか?

何やっているんだと呆れながら作業に戻ろうとすると

 

《告。対象はガビルではありません。龍人が感知に反応し急速接近を開始しました。このままではこの周辺に3割の損害を与える事になります。接近対象はリムル=テンペストと推定します》

 

なんて来た。ガビル以外の龍人がなんでこんな所にいるんだ?ってそんな事考えているよりここから離れないと。

しかし、なんで俺が狙われているんだ?

今は丁度、抗魔の仮面をつけているから完全に魔素を漏らしていない筈。また、ミリムみたいな奴が来るとか勘弁して欲しいんだが…

 

「GRAAAAAAAAAAAAAAAAAA‼︎‼︎」

 

空から飛んで来た奴は空中で静止したかと思うといきなり叫び出した。

何処からどう見ても正気と思えない相手にどうしたもんかと悩んでいると、シオンが龍人に向かって攻撃し砂埃が舞う。何処か既視感を感じながらも殺して無いよなと不安に見ていると、龍人はシオンを無視してこちらに向かって来た。

 

今度はソウエイが糸を使って龍人を捕らえようとしているが、目に入っていないのか糸を無視して強引にこちらに向かって来ようとする。

それに続いてベニマルがヘルフレアを打つ。

おいおい、殺してしまうかもしれないぞ、と思ったが流石ガビルと同じ龍人少し焦げていたが全然効いている様に見えない。

先に攻撃を仕掛けたシオンやソウエイ達に目が向かない事から俺に用があるのは確かだがあんな奴知らないぞ?

 

「リムル様!ここは私達が相手しますので、離れて下さい!」

 

そんな出来事をぼんやりと見ているとソウエイが言ってくる。よく見ると先程まで縛っていた糸がいくつか千切れている。

まあ、確かにミリムほどでは無い様だしソウエイ達に任せても良いんだろうけどコイツは俺に用があるみたいだし

 

「嫌いい。どうやら用があるのは俺だけみたいだしな。俺がやるよ」

 

と仮面を懐に仕舞うと先程まで暴れていた龍人はいきなり静まり返り気絶したのであった。

そんな様子にシオン達も戸惑い、せっかく意気込んだ矢先の出来事にどうすれば良いのかまた悩むのであった。

______________________________

気がつくといつまでも頭の中に響いていたドラゴン達の呪いが聞こえなくなっていた。

 

訳が分からず辺りを見回して見ると、何処か家の中にいる様でベッドに寝かせていた。

一瞬、全てが夢で自宅で目が覚めたのかと思ったが、家の構造などから自宅で無い事がわかる。そして、混乱してしまうまでに見た爬虫類の様な体がそのままな事からあれらが現実だった事が嫌でも思い知らされる。

そうして心を落ち着かせた時に

 

「ようやく落ち着いた様だな」

 

なんて女性の様な声がかかって来た。部屋の中に人影なんて見なかった筈ともう一度部屋を見渡すがやはり、人の姿は見えない。

ドラゴンに続いてまた幻聴でも聞こえるようになったのかと思うと

 

「ここだよ!こ・こ!目が見えないのか?」

 

なんて声がする。声のする方向には人はいない。しかし、そこにはスライムの様というかスライムが存在していた。

 

「………スライム?」

 

何故こんな所にスライムがあるのか?と言うか先程まで聞こえたのは日本語だったか?結局何処から聞こえていたのか?なんて疑問がなり続ける。

 

すると目の前のスライムが口?を開けて

 

「よし、気がついたみたいだな。俺の名はリムル。お前はここに何をしに来たんだ?」

 

なんて声がかかる。しばらく理解が追いつかず固まっていると、リムルと言ったスライムが手に触れてくる

 

「うわああああああああああああああ、スライムが喋ったあああああああ‼︎」

 

そうして、つい手に触れていたスライムを壁に向かって投げつけてしまった。

 

「ぐはっ、なんて事をするんだ。こんな愛らしいスライムに。僕は悪いスライムじゃないよ」

 

そして、その言葉を聞きまたはっとする勢いで投げてしまった事に謝罪をしようとした時にまた固まる。某ゲームで聞き覚えのある言葉を聞いたから

 

「すみません。……⁈その言葉、もしかして?」

 

「おっ、その反応って事は日本人なのかな?日本語が聞こえて来たからもしかしてと思って言ってみたが、通じるもんだな。

改めてまして、俺の名前はリムル=テンペスト。元サラリーマンだ」

 

とリムルさんが名乗ってくる。色々と疑問が残っているが、挨拶を返す。

 

「ええと、自分は…坂本 竜です。確か学生だった筈です」

 

そうしてリムルさんとの交流が始まるのだった。




最近、クトゥルフTRPG動画などを見て、異世界転生系も発狂していいんじゃないかと思いました。
死んだ後と言っても複数のドラゴンの記憶に触れれば、しばらく記憶の混同や正気でいられはしないだろうと思い、発狂させてます。そして記憶の混乱はしばらく続きます。
リムルを襲った理由はただ仮面を持っていたから、つまり仮面を見ればこの主人公は狂って暴れる危険がまだあります。
一応、スキルの復讐者にドラゴン達の復讐心などを閉じ込めていて、その怒りなどから力に変えてなどと考えています。
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