転移したら進化した件 作:循環
念話の件は意見があれば変更します。
トレイニーさんについて行くと、そこは大きな日本屋敷の形をしていた。
リムルと言う人は、もしかしたら日本人、もしくは日本文化が好きな外国人かもしれない。
どちらにせよ、言葉が通じそうで安心できそうと思い。
門をくぐった。日本を感じさせる建物に気を取られていると、
『貴方がリムル様の申していたお客様ですね?シュナと申します。応接室までご案内します。』
声を掛けられて見てみると、その人は薄桃色の長髪から白い二本角が生えている綺麗な女性だった。多分角があるのを見て鬼かなと思いその女性について行くと、引戸の前に立って
『リムル様がお待ちです。どうぞ中へお入りください。』
と言われたので、入って見るとそこには薄っすらとした銀髪の美少女がいた。するとトレイニーさんが跪いて、
『リムル様、貴方と同じ異世界者らしき者を連れて参りました。』
と言うので、一応跪いた方がいいのかと思いトレイニーさんの真似をする。すると少女は
『はい、ご苦労さん。トレイニーさんまた何かあったら教えてくれると助かるよ。』
と国王が言った言葉とは思えない軽い言葉が出てきた。
『はい、それでは失礼します。』
と言ってトレイニーさんは部屋から去り、部屋には自分とリムル様しかいなくなった。国王に向かってどう対応すればいいんだ?敬語とか得意じゃないぞと考えていると、リムル様がこちらに近づきてきた。すると片手を出して握手を求めるかのように
「初めまして、俺がこの国の王をやっている、リムル。本名、
とフランクな感じで日本語で話しかけてきて、やはり日本人だったと安心しながら。自分も名乗らないといけないよな、嫌だなと思いながら名乗る
「初めまして、
そう、自分の名前は俗に言うキラキラネームと言う奴で、よく挨拶をし名前を名乗ると真っ先にドラゴンというところに反応して、その後笑いを堪えるか、憐れむ顔になるのが複雑な気分になる。
「おおう、よろしくな。"リュウ"」
と言われると急に力が漲ってきてなんだと思っていると、三上さんがふらついたと思うとスライムの様になった。
「え、ええええええ!三上さんがスライムに?え、自分何もしてないよね?え、何かしてしまったのか?」
と叫んでると、異常を感じたのか引戸から先ほどのシュナさんが入ってきた。
『失礼します。何か異常でも起きましたか?』
と言うので、スライムになった三上さんを見せると何だか、またか見たいな感じでスライムになった三上さんを見ていた。
『これは低位活動状態といい、名付けなどして魔素が少なくなるとこの状態になります。リムル様に名前を呼ばれましたでしょう?』
そんなことを聞いて取り敢えず、命に別状はないみたいだ。名付けってのはリュウと呼ばれたことか。てか、スライムなんて聞いてないんだけど
『名前はリュウと呼ばれましたね。あの名付けってのはなんなんですか?』
取り敢えず三上さんを薄桃色の鬼が持ち上げ椅子に座らせたのを見て聞いてみた。
『基本魔物は名前を持たないものなのです。名付けとは、力を分け与える行為で相手の強さに応じて魔素を消費します。名付けで消費した魔素は回復しないことも多いため、基本的にはそんな気軽にしないことなんです。』
つまりパワーアップの儀式見たいな物なのか、いきなりでビックリしたけどまだ自己紹介しかしていない自分にするなんて、お人好しなのか間抜けなのかよくわからないが、これからお世話になるし感謝しよう。
そういえば、魔素が足りなくなっているんだったら、魔素を増やせばいいのかな
『あの、低位活動状態って魔素が足りない状態なんですよね。じゃあ魔素を増やしたら早く回復しますか?』
取り敢えず無断でするのはいけないだろうと思いシュナさんに聞いてみる。
『ええ、そうですね。魔素が回復すればですが、どうするおつもりで。』
いきなり動いたからか、すこし警戒するような体勢をしている。
『いえ、魔素とか増やす能力あるのでリムルさんに回復して貰おうと』
といい、三上さんに触れ増加者で魔素を増えろと考えると、しばらくすると意識を取り戻したのか三上さんが声を上げた。
『あれ、今回は結構早く目が覚めたか?』
今回はって、この人もう何回も体験しているのかと言う考えは置いて、漸く話し合いができるなと思うのであった。
俗に言うキラキラネームですね。もし読者に変わった名前の方がいて気を悪くされたら申し訳ございません。
名付けでは15万ものオークに名付けするのも凄いですが、500のゴブリンに被りを作らずつけるのも凄いですよね。