(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件   作:スカーレット@エボルト憑依中

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楯無:天ッ才物理学者の息子、石動龍兎こと仮面ライダーエボル(仮)は、前回検査、杏ちゃん、篠ノ之博士にも何か動きが……?
…誰もいないし、変わらずいつもの。
さてさてどうなる第100話!



〜ご都合主義の世界〜

龍兎:…遂に100話か…早いもんだなぁ…。

エボルト:記念すべき100話のあらすじに出られないなんて…

龍兎&エボルト:…どうせ俺なんか…


楯無:……(後ろからものすごい視線を感じる…)


検査の結果!……あの、時計は。

どこかの学校、どこかの教室の席に僕は座っている。

いや、寝た振りをしていると言った方がいいのかもしれない。

今すぐここから抜け出したいと思っている僕に、突如背中を衝撃が襲う。

勢いで机にお腹をぶつけ、力無く教室の地面に倒れる。

 

「な?起きてるだろ?」

 

「ちょっと、それだと無理矢理起こしたみたいになるってば〜」

 

「なんならこのまま寝てて死んでる、とかだと一番良かったのにねぇ」

 

何人もの笑い声が僕に向けて降り注ぐ。

悔しさと悲しさなんてものは、高校生になる頃にはもう無かった。

小学校、中学校、高校。

全て同じようではあるものの、レベルは上がっていく。

もちろんそれは、勉強だけじゃない。

 

小学校の最初は、教師という存在に希望を持っていた。

こんな行為、やめさせてくれるって。

そう、思っていた。

 

「何?いじめられてる?馬鹿言うな、気のせいだって。

幼稚園の頃にそういう事が無かったからそう思うんだ。

ただのふざけ合いだと思え。

……ったく、これだからクソガキは。」

 

そう言って、目の前で起こった事も全て目を逸らしていた。

僕が親に相談しても、親は無関心を貫き通す。

学年が上がる頃には、限度はあってないようなものだった。

 

「なぁなぁ、この彫刻刀って斬れ味いいんだよな?」

 

「らしいぜー、ちょっとつついたらすぐ血が出るんだってさ!」

 

「…あそこにいい実験道具あるよな?」

 

「おお!良い考えじゃん!やってみようぜ!」

 

「って事で、刺してみるから動くなよ?」

 

そこから気付いた時には、病院にいた。

警察の人が教師や親と話をしていたけど、終わった頃には僕を睨んでは

 

「このクソガキが…よくも面倒起こしてくれたな、おかげでこれから教育委員会や校長達との話をする事になったんだぞ!」

 

「これくらいで騒ぎすぎだ、病院に行く金すら惜しいんだぞ。」

 

「はぁ、早く帰りたいわ…ねぇ、コイツなんか放って帰りましょう?」

 

親や教師が帰ると、僕は一人で、誰もいない所で泣いていた。

どうして僕なんかが生まれてきたのだろう、どうして僕がこんな目に遭うんだ、と声を漏らしながら。

 

その日から、僕は教師や親に希望を持たなくなっていた。

 

 

「……」

 

嫌な夢だ。

転生してからは、もう忘れたかった事なのに。

 

目を覚ますと、検査が終了したのか検査用のカプセルのようなものから出た僕の体を揺する女の人。

その人は綺麗な水色の髪をしていて、きっちりと制服を着こなしている。

 

「あ、起きた。龍兎く…じゃなくて、惣一くん、検査終わったわよ。」

 

透き通るようなその声を聞いて、すぐに思い出した。

 

「…か…楯無ちゃん…?」

 

「へっ!?たっ、たて、楯無ちゃん!?」

 

危ない。

何故か身体は大きくなっているけど、小さい頃に知り合った女の子の本名を言いそうになってしまった。

ある日に楯無って呼んでと言われていたのを一瞬だけ忘れていた。

 

「楯無、ちゃん……いいかも…」

 

顔を真っ赤にしてニヤける楯無ちゃんは、姿こそ立派で綺麗な高校生なものの小さい頃のそれにそっくりだった。

僕が楯無ちゃんを見ているのに気付いたのか、楯無ちゃんは咳払いをする。

 

「…ん、んっ…検査が終わったから、とりあえず結果の紙のコピーを渡しておくわね。

もう寮の部屋に戻って大丈夫よ。」

 

結果の紙というには多すぎる紙束を渡され、言われるがままにそこへ出る。

 

「……寮って、どこだろう…」

 

聞きたかった事あったのになぁ。

 

 

 

 

 

龍兎くんを無理矢理出し、奥の部屋に入る。

そこには、真剣な表情で結果の紙を見る篠ノ之博士、織斑先生、山田先生、簪ちゃんが大きい机を囲むように椅子に座っていた。

 

「…この結果、どう思います?」

 

結果の紙の全ての項目には異常無しと書かれており、健康状態である事を表していた。

 

「…はっきり言って異常ですね…石動くんの身体自体が変わっていますし、記憶も無くなっているようですから、まるで別人と入れ替わったようにしか…」

 

「…石動に何が起こったかは万丈から話してもらったが…おそらく、石動に似た男が原因なのは間違いないな。」

 

「…あの状態の龍兎、私達の事知ってるみたいだけど…」

 

一人一人が話す中、篠ノ之博士だけは無言。

何かを考えているらしい。

 

「……決めた。」

 

そして、篠ノ之博士が口を開き———————

 

 

 

 

 

「…ようやく着いた…」

 

道を歩く女の子に教えてもらい、なんとか辿り着いた。

部屋の鍵は空いていたため、ドアを開ける。

 

「…暗…」

 

部屋は真っ暗で、先の方に少しくらいしか明かりが見えない。

目を凝らし見ると、スイッチが取り付けられているのを見つけた。

 

そしてスイッチを押すと、部屋が明るくなる。

 

「あ、ついた。」

 

明るくなったのを確認すると、玄関で靴を脱いで部屋に入る。

 

すると、その先には見覚えのある人物。

 

「…杏…?」

 

絶対にいる筈のない杏が、どうして。

杏が僕の声に気付くと、僕を見て抱きついた。

 

「…えっ…?」

 

「……」

 

何も言わずに抱き締めてくる杏に困惑しつつ、しょうがないなと言うように頭を撫でる。

なんでここにいるかは、後で聞くとしよう。

ふと、机に並べられている物に目を向ける。

 

「…っ…」

 

そこには、腕時計やネックレス等が置いてある。

だが、一番に目に入った物はそれじゃない。

 

それは僕の持ち物で、ここに来てから元々持っていた物。

 

だけど、あの懐中時計は——————

 

 

『大丈夫ですか!?今、助け…』

 

「…いいの…私、どの道助からないみたいだから…」

 

『そん、な…』

 

「…このままだと、私は怪物になっちゃう…私は、誰も殺したくない、傷付けたくない…

…ごめんね、仮面ライダーさん。…お願い、私を…楽に、してください。」

 

『…ッ、ク…!!』

 

「…ありが、とう…」

 

『PAUSE…』

 

『…ッ…うわぁぁぁぁぁ!!!』

 

『CRITICAL CREWSEAD…!』

 

 

——————呪われている。

 

「……」

 

僕が懐中時計を見つめていると、懐中時計は小さく、緑色に光った。

 

まるで、僕を求めているかのように。




記念すべき100話、せめてそれっぽい事したくてあのライダーが少しだけ登場。

100話も続けられたのは皆さんの暖かく、面白い感想や活動報告等の応援あってこそだと思っています。
いつも感想をくれる方、そうでない方、活動報告にてアイデアを出してくれた方、そうでない方。
本当に、ありがとうございます。
これからも『転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件』は完結に向けて頑張っていきます。どうぞ、これからもよろしくお願いします。


100話記念番外編書きたい(台無し)(唐突)(瞬足)(コーナーで差をつけろ)

これからの更新について

  • 特訓回を本編に入れる
  • 特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
  • なんでもいいから更新しろ♡
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