(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
これも全て万丈ってやつの仕業なんだ
「……」
[……大丈夫か?]
「えっ、あっ」
ごめん、一瞬三途の川渡りかけてた
[割とヤバい状況だった…]
「いーすん?」
「龍兎?」
ヒェッ
「あ、ほ、本音、簪……どうした?」
「隣、いいかな〜って…」
「おう、いいぞ…(ビーー)…お、始まったな」
……本音と簪の行動、流石に…
[そろそろちゃんと答えてやったらどうだ?
お前もそこまで鈍感じゃないだろ]
……
[最初から気付いてたのかは知らんが…少なくとも今の布仏妹はお前がいなかったら間違いなく壊れるぞ]
…そう、だな
[なら、今日にでもお前の思いを伝えてやれ
嫌なら嫌、好きなら好きでハーレムに入れちまえ]
……簡単に言ってくれるな…って、うおっ
突如アリーナが揺れ、目の前が防御壁に包まれる
暗くなったと思えば、危険を知らせる赤いランプが光始める
[キャァァァァァ!!!!]
皆が悲鳴をあげながら出口へと向かうが…
「開かない!」
「なんで!?」
「俺は帰らなくちゃいけないんだ…出してぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
佐野いるぞ
……っと、そんな事言ってる暇ないか
ISコアネットワークを起動し、ピットにいる先生二人に通信する
「先生、聞こえますか!?」
『聞こえます!』『石動か?』
「はい、今はどういう状況ですか!?」
『それが、防御シールドを突き破って謎のISが侵入してきたんです!
そちらの救出に向かいたいのですが、なぜか遮断シールドがレベル4に設定されて扉がすべてロックされていて向かえないんです!』
『現在も三年の精鋭がシステムクラックを実行中だ
遮断シールドを解除できれば、すぐに部隊を突入させる
少し待て』
「悠長に待っていたら怪我人は続出します!
……そうだ、扉を破壊してもいいですか!?」
『何を言っている!』
「非常事態なんです!人の命と扉の修復代、どっちが大事ですか!?」
『……扉の破壊を許可する』
「よっしゃ…そう言ってくれると思ってましたよ!」
『スクラッシュドライバー!』
「本音、簪、下がっててくれ」
『デンジャー…』
『クロコダイル!』
「変身!」
『割れる!食われる!砕け散る!
クロコダイルインローグ…オラァ!』『キャー!』
「皆、離れててくれ!今開ける!」
『クラックアップフィニッシュ!』
「……よし、皆!焦らずに怪我がないように移動してくれ!」
…よし、全員行ったか……って、篠ノ之……?簪と本音もまだいるし…!
「本音!簪!何してる!」
「でも……きゃっ!」
[まずいな…流れ弾で防御壁に穴が開いてる
最悪二人とも死ぬぞ!]
「くっ…!!」
すぐさま走り出し、穴が開いている所から出てくるビームを2人を庇うように抱き締め受け止める
「ぐぁ…っ…!!」
クッソ、クロコダイラタンアーマーでも結構、ダメージが…
メンテ出しときゃよかった…
[無茶するなぁ…]
とりあえずこのままだと危ない、変身解除だ
「…っ…二人とも、無事か……?」
「大丈夫、だけどいーすんが…!」
「…大丈夫だ」
「嘘だよ…」
「……嘘ついてでもやらなくちゃいけないんだ、分かってくれ」
「そんな、龍兎だけが傷付くなんて…」
「大丈夫だっての」
「…龍兎は、正義の味方だって…」
……
[龍兎、ここは俺に言わせてくれ]
珍しいな…分かった
[サンキュ]
【 …正義の味方ってのは、『どの』、正義の味方だ?】
「……え?」
【敵対する奴にも、ソイツなりの正義がある。
俺達は、その正義には味方出来ない。
つまり、正義の味方とは言えないんだ。】
……
【例えば、悪徳政治家を皆のために殺そうとする奴がいる。
『ソイツ』はそうすることで『自分の近しい者の笑顔を取り戻す』という正義を貫こうとしている。
お前は『ソイツ』を止め、殺させずにその政治家を法で裁いてもらおうとするだろう。
だが、それじゃあ『ソイツの正義』に味方してはいない。な?こんな風に、『正義の味方』ってのは、それそのものが大きな矛盾、パラドックスなんだ。】
「…それは…」
【だから俺達は、多くの罪無き人々が笑顔になれる正義に肩入れして、それに仇なす正義を叩き潰す。
ヒーローってのは、哀しいことに……そういうもんなんだよ。】
[……ふぅ、ありがとな
言いたい事は言った]
おう
「…でも、龍兎は…」
「……俺も、一夏には
お前の正義は幻想、って言ったんだ
俺の正義も、簪の正義も違うもので、どちらが正しいとかはない
だけど俺は俺の正義を貫く
幻想だと言われても」
「どうして、そこまでして…」
「決まってんだろ
そこにある命を、人々を守りたいからだ」
「…わかんないよ、そんなの…」
「今は分からなくていい、でもきっと分かるようになる時が来る
大丈夫、すぐ終わるさ…待っててくれるか?」
「「……うん」」
「……ありがとな」
……さて、篠ノ之助けに行かないとな
「これで行くか」
[お、いいねぇ]
小さいゼリー飲料のパックのような物のキャップを合わせ、左手で少し上に投げ右手でキャッチしそのままスクラッシュドライバーのスロットに差し込む
『ロボットゼリー!』
左手の人差し指を軽く立て銃のようにし、額にまで持っていき横に向けて指さすように手をゆっくりと下ろす
【変身】
レンチ型のレバーを下ろすと同時に左手の手のひらが上になるように動かすとローグの時と同様に巨大なビーカーと装置が俺を囲むように現れ、黒の液体がビーカーの中に溜まっていく中、俺は挑発をするように人差し指をクイクイ動かす
『潰れる!流れる!溢れ出る!』
ビーカーごと俺を包み、黒と金と白のスーツが装着される
マスクの頭の真上部分からは金色のゼリーが大量に吹き出し、頭と胸、そして肩にかかっていき弾け飛ぶ
ゼリーがかかっていた部分にアーマーが装着され、
仮面ライダーグリスの変身を終える
『ロボットイングリス!ブラァ!』
「…龍兎…」
「いーすん…」
【…行ってくる
お前らは早く避難しとけ
……あ、そうそう
戻ってきたらお前らのその想いの返事するから待っとけよ】
そう言って篠ノ之の歩いていった方向に走り出す
[原作通りだと篠ノ之撃たれるぞ!]
「分かってるっつの!どうにか間に合わせる!」
俺もう何回も間に合えだとか言ってる気がするぞ!
「一夏ぁ!」
【っ!こっちか!】
「男なら……男なら、そのくらいの敵に勝てなくてなんとする!」
どうやら間に合ったみたいだ
篠ノ之がアリーナの方に向かって叫んでいた
アリーナにいるのは一夏と鈴の他に両腕の大きな全身装甲の黒いIS
黒いISは篠ノ之の方を見ながら右手を上げ始める
【畜生!馬鹿な事しやがって!】
ダイヤモンドフルボトルを振ってキャップを合わせ、スクラッシュドライバーに差し込みレバーを下ろす
『ディスチャージボトル!潰れない!ディスチャージクラッシュ!』
篠ノ之の前に立ち右手を広げるとシトリンのような色をしたダイヤモンドが現れ、黒いISが発射したビームを受け止める
「なっ…!?お前は…」
『龍兎か!?』
【ああ、俺だ!今そっちに行く!なんとか時間を稼ぐなりなんなりしてくれ!】
『了解!』
「…何故お前が…」
【馬鹿かお前!】
「っ!?」
【死にたいのか!?俺があと少しでも遅れてたら今頃悲惨な光景がここに広がってたぞ!】
「……」
【…命に関わる事なんだ、考えてから実行してくれ】
そう呟いた後にジェットフルボトルを振りキャップを合わせスクラッシュドライバーに差し込み、レバーを下ろす
『ディスチャージボトル!潰れない!ディスチャージクラッシュ!』
肩のアーマーからゼリーが噴射され、アリーナへと飛ぶ
【悪い、待たせた!
どういう状況だ?】
『さっきあいつは無人機って分かった所だ!
俺が鈴の衝撃砲でエネルギーを確保して瞬時加速、零落白夜で切る!
龍兎、それまでの時間稼ぎをしてもらっていいか!?』
【任せろ】
さて、今こそ言うタイミングだ
【心の火、心火だ
…心火を燃やして…ぶっ潰す!!】
謎に最終決戦前みたいになってしまった…
初登場、仮面ライダーグリス!
ドルオタ、推しと付き合うってよ
次回は黒いISとの決着、その後……という感じを予定しています
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡