(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
さて、温泉を出た後普通に何事も無く寝て合宿二日目
今日は午前中から夜までの丸一日ISの各種装備試験運用とデータ取りに追われる
特に専用機持ちは大量の装備が待っているのだから大変だ
俺も例外ではなく、そろそろ束から結構な量のボトルが……っと、珍しく遅刻したボーデヴィッヒが到着し全員揃ったみたいだ
「ようやく全員集まったか……おい、遅刻者」
「は、はいっ」
「……そうだな、ISのコア・ネットワークについて説明してみろ」
唐突すぎる…あんな長いもん覚えられるわけ「は、はい…ISのコアはそれぞれが……」
覚えとんのかい
「……とのことです」
すげえなぁ…噛む事も止まることもなく全部言い切った…
流石軍人と言った所かな?
「さすがに優秀だな、遅刻の件はこれで許してやろう」
織斑先生がそう言うと、ボーデヴィッヒはふぅと息を吐いた
ドイツ教官時代になんかあったやつのタイプだなあれは
「…さて、それでは各班ごとに振り分けられたISの装備試験を行うように
専用機持ちは専用パーツのテストだ
全員、迅速に行え」
はーいと一同が返事をするものの、一学年全員が並んでるだけあって結構な人数の声が聞こえる
現在位置はIS試験用のビーチ
崖に囲まれドーム状になっている
「ああ、篠ノ之、お前はちょっとこっちに来い」
「はい」
打鉄用の装備を運んでいた篠ノ之は織斑先生に呼ばれそちらへ向かう
「お前には今日から専用「ちーちゃ〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」……束」
砂煙を上げながら走ってくる人影、くっそ早い
ISっぽい何かをつけているみたいだ
「やあやあ!会いたかったよ、ちーちゃん!さあ、ハグハグしよう!愛を確かめ……ぶへっ」
飛びかかった束を片手で掴む、しかも顔面
思いっきり指が食い込んでる…痛そうだ…
「うるさいぞ、束」
「ぐぬぬぬ……相変わらず容赦のないアイアンクローだねっ」
織斑先生の拘束から抜け出せる束も束だが…
そして着地した束は篠ノ之の方を向いた……って、ややこしいな
「やあ!」
バトルおにいさんだよ!
[それ知ってる人少ないんじゃないかな]
えー?火野映司という名のバトルおにいさんを知らない人がいるの?ありえないでしょー
[凄い偏見だな…]
「……どうも」
「えへへ、久しぶりだね!こうして会うのは何年ぶりかなぁ…おっきくなったね、箒ちゃん
…特におっぱいが」
1文字でも隠すつもりないんか君
あっ篠ノ之が束の頭を日本刀の鞘で叩いた
「殴りますよ」
「な、殴ってから言ったぁ……し、しかも日本刀の鞘で叩いた!ひどい!箒ちゃんひどい!」
頭を押さえながら涙目で訴える束
そんな二人のやりとりを一同はぽかーんとした表情で見ていた
俺は涙目で頭を押さえる束を見て少しキュンとしたのは黙っておこう
[oh…バレバレ]
「おい束、自己紹介くらいしろ
うちの生徒たちが困っている」
……さあ、ショータイムだ
「あ、そうだね!……こほん、私がISの開発者、篠ノ之束だよ!そこにいる石動龍兎君とは婚約関係!よろしくね!」
ざわざわとし始めた中最も驚いているのは織斑先生
この世のものとは思えないものを見ているような顔をしている
「りゅーくん、こんな感じでいいよね?」
「100点満点、最高、好き、愛してる」
「愛っ…!」
[お、顔真っ赤になった
いつも攻めるのに攻められると弱いんだな]
「……んんっ、一年、手が止まっているぞ
こいつのことは無視してテストを続けろ」
あ、織斑先生復活した
「こいつぁひどいなぁ、らぶりぃ束さんと呼んでいいよ?」
「うるさい、黙れ」
うーんこの
もう少し言葉でも仲良くして(悲願)
「それで、頼んでおいたものは……?」
ややためらいがちに篠ノ之が尋ねると、束はニヤリと笑い答える
「うっふっふっ…それはすでに準備済みだよ!さあ、大空をご覧あれ!」
ビシッと空に向かって指差す束、その指さす方向を篠ノ之を含め俺たち全員が見上げる
すると、上空から銀色のコンテナが降ってきた
すさまじい衝撃とともに砂浜の砂が舞う
「おわぁっ!」
次の瞬間コンテナの正面が開き、その中身を表す
そこにあったのは……
「じゃじゃーん!これぞ箒ちゃん専用機こと『紅椿』!全スペックが現行ISを上回る束さんお手製のISだよ!」
真紅の装甲のISが束の言葉に呼応するようにゆっくりと出てきた
……なんかジョ〇ョよろしくバァーンと聞こえてきたような気がするがまぁ気のせいだろう
………ん?ちょい待って、今のセリフおかしくなかった?
全スペックが現行ISを上回る?
それってもしかして最強なんじゃね?
「さあ!箒ちゃん、今からフィッティングとパーソナライズをはじめようか! 私が補佐するからすぐに終わるよん♪」
「……それでは、頼みます」
「もう~また堅いよ~実の姉妹なんだから、こうもっとキャッチーな呼び方で呼んで……「早く、はじめましょう」……ん〜、まあ、それもそうだね、じゃあはじめようか」
……
[…おーい龍兎、大丈夫かー?]
ん、ああ、大丈夫だ
束がピッとリモコンを押した直後、紅椿の装甲が開くと同時に操縦者を受け入れるように膝をついた
「箒ちゃんのデータはある程度選考して入れてあるから、あとは最新データに更新するだけだね
さてと、ぴ、ぽ、ぱ、っと♪」
コンソールを開いた途端に、高速で指を滑らせる束
さらに空中投影のディスプレイを六枚ほど呼び出し、膨大なデータに目配りをしていく
それと同時進行で、先程と同じく六枚呼び出した空中投影のキーボードを叩いていた
安定で凄い動きしてんなぁ
「近接戦闘を基礎に万能型に調整済みだから、すぐに馴染むと思うよ
あとは自動支援装備も付けといたからね!お姉ちゃんが!」
「それは、どうも」
篠ノ之の素っ気なさに少しだけイラっとしてきた俺の横で数人の女子たちがこそこそと話し出した
「あの専用機って篠ノ之さんがもらえるの……?身内ってだけで」
「だよねぇ…なんかずるいよねぇ」
「……そうだよね…私は、精一杯の努力をしても誰もが平等になれない世界が大っ嫌いだよ
…君たちが専用機をもらえないないのは、私のせいでもあるんだよ、ごめんね…」
ピタッと手が止まりいつもになく暗い表情で女子に謝る束
…なんだこいつ…(感動)
「あ、いや、篠ノ之博士は悪くないですよ!」
「そうそう!気にしないでください!私達、専用機がなくたってへっちゃらですから!」
「……ごめんね、ありがとう」
[…泣けるで…]
涙はこれで拭いとき(涙まみれのハンカチを手渡しながら)
[いらぬ…]
「あとは自動処理に任せておけばパーソナライズも終わるね
あ、いっくん、白式見せて!束さんは興味津々なのだよ〜」
「え、あ、はい」
「あとりゅーくんはボトルもアイテムも全部貸して!待機状態にできるようにしておくから!」
「おお!ありがたい…!!……ちなみに、なんで待機状態が欲しいって分かった?」
「束さんは愛しのりゅーくんが考えている事は99%分かるのだ〜」
何故か納得できるのが謎である
「……よし、いっくんの白式は大体分かったし、りゅーくんのアイテムをっと……スクラッシュドライバーは腕時計型、トランスチームガンは…服のベルトに付くタイプの小型アクセサリーみたいな感じでいいかな…?」
めちゃくちゃ真剣に考えてる…嬉しい…
[エボルドライバーとかがどうなるか楽しみだな]
ほんとほんと、すげぇ楽しみ
……と、期待に胸を膨らませていると横に緊張している様子のセシリアが束に話しかけ始めた
「 あ、あのっ!篠ノ之束博士のご高名はかねがね承っておりますっ。もしよろしければわたくしのISを見ていただけないでしょうか!?」
さて、ここはどうなるかな…?
「…あ、セシリアちゃん、だよね?いいよ!でも今はりゅーくんのアイテムを待機状態にしてるんだ、ごめんね〜……だから後ででも大丈夫かな?」
「はっ、はい!全然!」
「それじゃあ終わったら言うから待っててね〜!」
……うん
100点満点通り越して1000点あげたい
[甘々だなぁ…]
思いの外尺が長くなったのでイベントは次の回になります()
おめでとう!たばねは まっしろになった!
次回からはようやくあのイベントが開始です
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡