(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件   作:スカーレット@エボルト憑依中

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龍兎:天ッ才物理学者の息子、石動龍兎こと仮面ライダーエボル(仮)は、前回盗撮をされた事を知って少し落ち込むのでありました!

エボルト:盗撮ダメ絶対

龍兎:いつの間に撮ったのか……
さて、いつものあれやりますか!

龍兎&エボルト:さてさてどうなる第48話!


学園祭の会議!……先輩が鍛えてくれるってよ

同日、教室にて放課後の特別HR

今はクラスの出し物を決めるため、わいのわいのと盛り上がっていた

 

「えーと…」

 

クラス代表として一夏は意見をまとめる立場にある、だが…

 

内容が『織斑一夏と石動龍兎のホストクラブ』『織斑一夏と石動龍兎とツイスター』『織斑一夏と石動龍兎とポッキー遊び』『織斑一夏と石動龍兎と王様ゲーム』というものである

 

[なんだこれはたまげたなぁ…]

 

「却下」

 

えええええー!!と大音量サラウンドでブーイングが響く

 

「あ、アホか!誰が嬉しいんだ、こんなもん!」

 

「私は嬉しいわね、断言する!」

 

「そうだそうだ!女子を喜ばせる義務を全うせよ!」

 

「織斑一夏と石動龍兎は最後の希望!」

 

「他のクラスから色々言われてるんだってば、うちの部の先輩もうるさいし」

 

「助けると思って!」

 

「神様気取りで!」

 

[ブゥン!!]

 

うーんこの

どうしろって言うんや……

 

一夏は助けを求めるように視線を動かすがすでに織斑先生はいない

 

「山田先生、ダメですよね?こういうおかしな企画は」

 

「えっ!?わ、私に振るんですか!?」

 

おいこら副担任

 

「え、えーと……うーん、わ、私はポッキーのなんかいいと思いますよ…?」

 

やや顔を赤らめながら言う副担任・山田真耶先生

もはや地雷である

やがて俺に視線を合わせる一夏

 

「りゅ、龍兎、ダメだよな?こんなの」

 

「いや、俺は面白くなるならなんでもいい」

 

「ちくしょう!!」

 

「さっすが石動くん!分かってるぅ!」

 

「やるねぇ!」

 

「だろぉ?」

 

「……とにかく、もっと普通な意見をだな!」

 

「メイド喫茶はどうだ?」

 

そう言ったのはなんとラウラ

一夏だけでなく俺以外のクラスの全員がぽかんとしている

 

「客受けはいいだろう、それに飲食店は経費の回収が行える

確か、招待券制で外部からも入れるのだろう?それなら、休憩場としての需要も少なからずあるはずだ」

 

ラウラらしくない言葉だったせいか俺以外の全員が理解に時間を要した

 

「え、えーと……みんなはどう思う?」

 

多数決を取ろうとした一夏

急に振られたせいかきょとんとしたままの全員

 

「いいんじゃないかな?一夏と龍兎には執事か厨房を担当してもらえばオーケーだよね」

 

そう言ったのはシャルロットだった

ラウラの援護射撃と思われるそれは見事一組女子全員にヒットする

 

「織斑君、石動君、執事!いい!」

 

「それでそれで!」

 

「メイド服はどうする!?私、演劇部衣装係だから縫えるけど!」

 

「あ、俺も縫えるから手伝うぞ」

 

「えっ!?石動君凄いね!?それじゃあお願い!」

 

「ん、了解」

 

「メイド服ならツテがある、執事服も含めて貸してもらえるか聞いてみよう」

 

クラスメイトと計画を立てている最中そう言ったのはまたしてもラウラ

え?と全員が目を丸くする中、ハッと気がついて咳払いをするラウラ

 

「……ごほん、シャルロットが、な」

 

注目されたのが照れくさかったのかわずかに顔を赤らめているラウラ

そしていきなり振られたシャルロットは困った顔をするばかり

 

「え、えっと、ラウラ?それって、先月の……?」

 

「うむ」

 

「き、訊いてみるだけ訊いてみるけど、無理でも怒らないでね」

 

[怒りませんとも!]

 

不安げにそう告げるシャルロットにクラスの女子は声を合わせて断言した

 

かくして、一年一組の出し物はメイド喫茶改め『ご奉仕喫茶』に決まったのである

 

 

 

「うう…石動君と縫うチャンスがぁ…」

 

「まあまあ…あ、マカロンいるか?」

 

「食べる……おいしっ!?」

 

 

 

「ゆーめーをーおいかーけーてー、すーべーてーがーかーわーるー……うん、スパークリング化は順調だな」

 

放課後の教室内、俺は一人で全てのベストマッチのスパークリング化の実験をしていた……といっても、ただベストマッチのデータをスパークリングに送って適合するか見ているだけなのだが

 

「龍兎、いるか?」

 

「ん、一夏…ってあれ、先輩も?」

 

「やっほ、龍兎くん♪ちょっとついてきて♪」

 

ドアを開けて俺を訪ねたのは一夏と先輩

一夏は困ったような顔を、先輩は楽しそうな笑みを浮かべている

 

 

 

「……いつまでぼんやりしてるの」

 

「眠……夜……遅……いーすん……」

 

「しゃんとしなさい」

 

「了解……」

 

そんな声がドアの向こうから聞こえてくる

いーすんという辺り本音だな

あ、状況説明をすると生徒会室に招待されたというシンプルなものである

 

「ん?どうしたの?」

 

なにやら一夏は入るのをためらっているようだ

 

「いや、どこかで聞いたような声が……」

 

「ああ、そうね、今は中にあの子がいるからかしらね

もちろん、龍兎くんはよく分かってるだろうけど……ね?」

 

いたずらを仕掛けるような笑みをしてくる先輩

まああそこまでやって気付かない方がおかしいわな

 

「ええ、まあ」

 

俺の言葉を聞いた先輩は楽しそうに笑いながらがちゃりとドアを開ける

重厚な開き戸は軋みの一つも立てずにゆっくりと開いていく

かなりいい質のドアのようだ

 

「ただいま」

 

「おかえりなさい、会長」

 

出迎えたのは三年生の女子

眼鏡に三つ編み、いかにも『お堅いが仕事はできる』風の人で、片手に持ったファイルがよく似合っている

 

「!?いーすん!?」

 

俺が入ってきたことに強く反応したのは本音

俺を見るなり抱きついてくるのはやめなさいな

撫でるけど

 

[撫でるんかい]

 

「まあ、そこにかけなさいな、お茶はすぐに出すわ」

 

「は、はぁ……」

 

一夏はどうやら本音が生徒会室にいることに驚いているようだ

先程まで眠そうな声を出していた本音は俺を見るなり眠気が吹っ飛んだように膝に乗りつつ抱きついて……

 

「すぅ……」

 

あ、寝てるわ

 

[安心してるように寝てるなぁ]

 

ま、少しの間はこれでいいか

 

「お客様の前よ、いくら彼氏でもしっかりしなさい」

 

「んー……」

 

「ま、まぁまぁ…少しの間はこれで…」

 

「…分かりました…まったく」

 

「はは…ありがとうございます、先輩」

 

お茶の準備を先輩に任せ、2年生でありながら会長職を務める先輩……ややこしいな、更識先輩は優雅に腕組みをして座席にかける

 

「あ、紹介が遅れましたね

私は布仏虚

妹は本音」

 

「むかーしから、更識家のお手伝いさんなんだよ〜、うちは、代々」

 

「あれ、起きたのか本音」

 

「うん〜」

 

だが相変わらず抱きついたままの本音

 

[これ絶対入って]やめろ[はい]

 

「えっ?ていうか、姉妹で生徒会に?」

 

「そうよ

生徒会長は最強でないといけないけど、他のメンバーは定員数になるまで好きに入れていいの

だから、私は幼なじみの二人をね」

 

更識先輩が丁寧に説明する

 

「お嬢様にお仕えするのが私どもの仕事ですので」

 

ちょうどお茶ができたようで、カップの一つ一つに布仏先輩は注いでいく

 

「あん、お嬢様はやめてよ」

 

「失礼しました、ついクセで」

 

そんなやりとりから感じる更識家の名家具合

まあ更識先輩のちょっとした仕草を見てもわかることではあるが

 

「織斑君も、石動君も、どうぞ」

 

「ど、どうも」

 

「ありがとうございます、布仏先輩

……あ、ケーキ持ってきたんでどうぞ」

 

鞄から箱を出し中のケーキを出す

 

「ケーキ…ありがとうございます」

 

「わ〜…おいしそ〜…手作り?」

 

「ああ、本音が寝てる時にな」

 

「そうなんだ〜」

 

「手作り…凄いわね…」

 

「今回は自信作なんで更識先輩もどうぞ」

 

「うん、いただくわ……って、シンプルな先輩呼びはやめたのね

なんなら楯無でもいいのよ?」

 

「ええ、なんとなく区別しづらいんで

遠慮しておきます」

 

「つれないんだから…さて」

 

改めて生徒会メンバーの三人が俺と一夏に向き合う

 

「一応、最初から説明するわね

一夏くんと龍兎くんが部活動に入らないことで色々と苦情が寄せられていてね

生徒会は君達をどこかに入部させないとまずいことになっちゃったのよ」

 

「それで学園祭の投票決戦ですか…」

 

うーん、部活してる暇はないんだよなぁ

データ取りとか特訓とかお菓子作りと料理とかで

 

[最後の一つがめちゃくちゃ女子力強い]

 

「でね、交換条件としてこれから学園祭の間まで私が特別に鍛えてあげましょう

ISも、生身もね」

 

「遠慮します」

 

「オッスお願いしまーす」

 

「お、龍兎くんは気合いが入ってるわね♪

一夏くんもそう言わずに…あ、お茶飲んでみて、おいしいから

私はケーキを…」

 

「……いただきます」

 

花の香りが鼻腔をくすぐる

心地よいそれを軽く吸い込んでから、俺と一夏は適度な熱さの紅茶をゆっくりと飲む

 

「…うん、おいしいですね、これ」

 

「うん、おいしい!手作りとは思えない程!」

 

「はは、ありがとうございます」

 

「そして私の指導もどうぞ」

 

謎に自然な流れである

 

「いや、だからそれはいいですって

大体、どうして指導してくれるんですか?」

 

「ん?それは簡単

君達は弱いからだよ」

 

「それなりには弱くないつもりですが

それに、龍兎が弱いだなんて…」

 

さらりと言われた一夏は少しムッとして言った

地味に照れることも言うな

 

「ううん、弱いよ

滅茶苦茶弱い

だから、ちょっとでもマシになるように私が鍛えてあげようというお話

 

…あ、龍兎くんはISの操縦とか装備とか戦い方は文句無しのいい点をあげたいところなんだけど、どうにも体力がないみたいだしこの前見たカナヅチ加減が……」

 

「ウィッス」

 

分かってはいるがどうにもつらい部分である

だが、さすがにここまで言われて平静でいられなかったようで一夏は立ち上がり更識先輩を指さしていた

 

「じゃあ、勝負しましょう

俺が負けたら従います」

 

「うん、いいよ」

 

にこりと笑ったその顔は『罠にかかった』という表情を、一夏は『しまった』という顔をしていた




軽い龍兎くん

お菓子作れて縫うのができる龍兎くんの女子力は高め

これからの更新について

  • 特訓回を本編に入れる
  • 特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
  • なんでもいいから更新しろ♡
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