(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
エボルト:無駄て……なかなか酷いな…
龍兎:でも結局甘やかしちゃうのがつらい
…さて、いつものあれやりますか!
龍兎&エボルト:さてさてどうなる第51話!
あの後杏は帰ったり更識先輩が少しだけ手伝って帰ったり一夏が二、三度ほど休憩してどこかに行ったり戻ってきたりを繰り返してはいるが
「…はぁ、俺に休憩時間はないのか…」
当の俺に休憩時間はない
これはブラックなのでは?
[よっしゃ抗議しようぜ]
お、いいね
最悪もう失踪する気で行くわ
抗議をする決心をし、歩き出す
「じゃじゃん、楯無おねーさんの登場です」
「……」「……」
職場放棄痴女人間 が あらわれた!
コマンド
▶︎逃げる 戦う 押し倒す アイテム
「だが、逃げられない!」
一夏と共に逃げようとしたその瞬間、更識先輩がその進路を邪魔した
「だあっ!進路妨害すんのやめてくださいよ!」
「まあまあ、そう言わずに
時に一夏君、龍兎君
君達の教室手伝ってあげたんだから、生徒会の出し物にも協力しなさい」
「疑問形じゃない!?」
「うん、決定だもの」
「俺達の意思は…」
「勝手に決定してもいいじゃない、生徒会長だもの」
これはひどい
「……で、何を手伝うんですか…」
「あら、無抵抗」
「もう無駄だってわかってますから」
「あら、おねーさんのことわかったつもり?まだまだダメよ、一年生くん」
つんと鼻先を押される一夏
まあ多少はわかってると思うがな
「で、出し物は?」
「まあそう焦らないで、演劇よ」
「「演劇……?」」
「そう、観客参加型演劇」
「は!?」
驚いたように聞き返す一夏
俺は原作の知識があるからまあ分かる
「とにかく、おねーさんと一緒に来なさい、はい、決定」
びっと扇子を俺達に向け、威風堂々と宣言をする更識先輩
え?幻さん?呼んだかって…呼んでないです
あ、そのTシャツください
そして更識先輩がホイホイと一夏のヒロインズを誘った後、本音や簪も誘ってあると更識先輩からの死刑宣告が言い渡された
「ちなみに、演目って何なんですか?」
「ふふん」
ばっと扇子を開く更識先輩
そこには『追撃』の二文字
「シンデレラよ」
「一夏君、龍兎君、ちゃんと着たー?」
「「……」」
「開けるわよ」
「開けてから言わないでください!」
「なんだ、ちゃんと着てるじゃない
おねーさんがっかり」
「……なんでですか」
第四アリーナの更衣室
普段はISスーツの着替え場所として使われるそこに俺達はいた
一夏の服装は王子様
シンデレラにぴったりと言うかなんというか…
俺は…執事服?
「はい、王冠」
「はぁ……」
渋々王冠を受け取る一夏
「なによ、嬉しそうじゃないわね
シンデレラ役の方がよかった?」
「嫌ですよ!」
「絶対嫌です」
冗談が過ぎるぜ…
「……さて、そろそろはじまるわよ」
1度覗いたが、第四アリーナいっぱいに作られたセットはかなり豪勢だった
観客はもちろん満席
時説聞こえてくる歓声は更衣室にまで届いている
「あのー、脚本とか台本とか一度も見てないんですけど…」
「大丈夫、基本的にこちらからアナウンスするから、その通りにお話を進めてくれればいいわ
あ、もちろん台詞はアドリブでお願いね」
これあかんやつやで…嫌な予感しかしない
一夏も同じような気持ちのようで、俺達は不安げな表情で舞台袖に移動した
「さあ、幕開けよ!」
ブザーが鳴り響き、照明が落ちる
するするとセット全体にかけられた幕が上がっていき、アリーナのライトが点灯した
うおっ、まぶし
「むかしむかしあるところに、シンデレラという少女がいました」
意外なことに普通の出だし……は、いいもののここからの展開が大変なのだと思う俺である
そして俺達はセットの舞踏会エリアへと足を進める
「否、それはもはや名前ではない
幾多の舞踏会をくぐり抜け、群がる敵兵をなぎ倒し、灰燼を纏うことさえいとわぬ地上最強の兵士たち
彼女を呼ぶにふさわしい称号……それが『シンデレラ』!」
予想通りのめちゃくちゃ具合である
「今宵もまた、血に飢えたシンデレラたちの夜が始まる
王子の冠に隠された隣国の軍事機密を狙い、舞踏会という名の死地に少女たちが舞い踊る!」
「は、はぁっ!?」
驚く一夏
無理もない、こんなわけのわからん無茶苦茶なストーリーをアドリブで潜り抜けろと言われたのだから
「もらったぁぁぁ!」
「一夏、危ない!」
『フルボトル!スチームアタック!』
いきなり飛んできた鈴の攻撃から一夏を守るようにトランスチームガンにダイヤモンドフルボトルを装填し、ダイヤモンドで盾を作った
「…ちょっと龍兎!何するのよ!もう少しで…!」
「…さしずめ、一夏の王冠GETで同室同居の権利GETって感じだろうな…だが、それはさせないぜ?」
ポケットから取り出したボトルをゆっくりと振りながらそう告げる
「そして、王子の冠を守るのは王子の専属執事!その正体は…!」
ナレーションに合わせるようにフルボトルのキャップを合わせ、トランスチームガンに装填する
『バット…!』
不気味な音楽が鳴り響く中、右手に持ったトランスチームガンを顔の左の横まで持っていく
「蒸血」
『ミストマッチ…!』
トランスチームガンのトリガーを引きつつ腕を振るい、周りに黒い煙を漂わせる
『バット・バッ・バット…!』
黒い煙に包まれ、背後から閃光が俺を照らすと煙が晴れ、先程までの俺とは違う姿の人型の物が現れる
『ファイヤー!』
肩や頭の菅から花火が発射され、周りを綺麗に彩る
【…俺は、ナイトローグ】
「王子の守護を受け降臨したコウモリ、ナイトローグ!」
【さあ、戦争の始まりだ】
王子の冠を賭けたシンデレラとコウモリの対決が今、始まる
ナイトローグ初登場(かなり遅め)
再評価目指そう()
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡