(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
エボルト:…暴走しないように、気を付けろよ
龍兎:…ああ、分かってる
エボルト:…さて、いつものアレ、やるか
龍兎&エボルト:……さてさてどうなる、第55話
(今回ばかりはシリアス一色&閲覧注意です)
『アンコントロールスイッチ!ブラックハザード!ヤベーイ!』
【……】
「…龍兎…」
『ハッ、たかが黒くなっただけじゃねぇか!すぐに殺してやらぁ!』
また高速移動を始め、攻撃を仕掛けようとするオータム
もちろんそれをハザード状態のビルドのセンサーが見逃すはずもなく
【…フッ!】
背後に接近してきたところで裏拳にてオータムを怯ませ、腕を掴む
『くっ…!まだ…!』
どうにか離れようとするオータムの腕を折れそうになるまで力を込める
【…悪いな、時間が無いからすぐに終わらせる】
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
Ready Go!ハザードアタック!』
手に紫のオーラを込め、振り下ろすようにオータムに拳を叩き付けオータムは地面にひれ伏すような状態になる
『が…っ…!』
オータムが苦しげな声を上げつつフルボトルを使った状態ではなく元のボロボロなアラクネの姿に戻り、スパナボトルが俺の背後に落下するとアラクネが圧縮空気の音を響かせオータムのISが本体から離れる
『っ…今回は、引いてやる…覚えてやがれ…!!』
光を放ち始めたそれは、数秒後に大爆発を起こした
後ろを見ると更識先輩と一夏は無事のようだ…良かった
【…大丈夫か、二人とも】
「あ、ああ…あ!あの女は!?」
「逃げられたみたいね
ISのコアも、おそらく自爆直前に取り出しているわ
装備と装甲だけを爆発させたみたい
それにしても無茶をするわね…失敗すれば自分だって危なかったでしょうに」
「…なるほど…」
【…もう追っ手とかが来る気配も無いし、そろ、そろ…っ…!?】
刹那、俺の視界がぐにゃりと曲がる
それは危険の合図で、思考がハザードトリガーを取れと命令するが体が動かない
体が重い
頭が痛い
【イ、シキ、ガ…】
頭に電撃が走ったような感覚に襲われ、俺の意識は失われた
【……】
「…?龍兎?」
だらんと腕を下ろした龍兎は急に黙り、まるで人形のような状態になったと思うと、ゆっくりと顔を上げ俺達に向かって歩き始めた
「…龍兎、君…?…ぁ、っ…!!」
「っ!?龍兎、何を…!?」
俺達の元に着いた龍兎は、楯無さんを見るなりISを纏っている状態の楯無さんの首を掴み始めゆっくりと腕を上げる
楯無さんの腕が龍兎の腕を離させようとするが、龍兎の腕は離れる気配がない
『マックスハザードオン!
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
Ready Go!』
龍兎は黙ったまま電子音声が鳴り響くとレバーを回し始め、楯無さんを掴む腕が紫のオーラに包まれ始めた
『オーバーフロー!』
すると楯無さんのISが火花を強く散らし始め、楯無さんが苦しそうに声を上げる
「ぁぁぁっ!!」
「楯無さん!」
『ヤベーイ!』
「っ…ゲホッ、ゴホッ…」
ようやく離された…と、思うとフラフラと立つ楯無さんを見ながらまたレバーを回し始めた
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
ガタガタゴットン!ズッタンズタン!
Ready Go!
ハザードフィニッシュ!』
その音声が流れると共に龍兎の右足に紫のオーラが集まり始める
「っ!?龍兎、やめ…!!」
俺が阻止の言葉を発し終える前に
龍兎は楯無さんのお腹を強く蹴った
「っ、う…!?」
痛みで声も上げずに壁へと吹き飛ばされる楯無さん
煙が晴れるとISが解除されている状態の楯無さんが、頭や足から血を流しゆっくりと地面に倒れた
「っ…!?楯無さん…!?楯無さん!!」
いくら俺が声を掛けても、楯無さんが起き上がる気配はない
動かなくなったのを確認した様子の龍兎は、次はお前だと言わんばかりに俺の方を向く
ゆっくりと歩き始める龍兎を見つめもうダメなのかと思った、その時
『マイティ!クリティカルストライク!』
何かが龍兎を蹴り飛ばし、吹き飛ばされた龍兎は変身が解除され苦しげな声を上げる
「が、はっ…!っ…!」
〖…石動龍兎〗
「…っ…?ゲンム…?」
龍兎に話しかけるその人物は、龍兎が変身するものとは違う姿をしている仮面ライダーのようなものだった
龍兎が言ったのを聞くと、ゲンムという名前らしい
「…俺は、何を…?」
〖…横を見てみろ〗
「横…?
…っ!?」
龍兎が見たのは、楯無さんの姿
ゲンムに言われるまま横を見ると、そこには
血の溜まりの上に力無く横たわっている更識先輩の姿があった
「っ…!?」
更識先輩を見ると、俺の声と別の誰かの声が聞こえてくる
誰がやった?
俺だ
誰をやった?
目の前の『モノ』を見ればわかる
何をした?
お前の手と足にその感触があるだろう
それを言われた途端、腕と足にゴムマリを殴ったような感触が浮かび上がった
気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
得体の知れない気持ちの悪さに我慢できず、胃の中の物を全て地面にぶちまけてしまう
〖…ハザードトリガーで暴走したお前が、した事だ
ISのシステムのおかげでもう止血も終わっている上に生きている、だが…〗
ゲンムはどこか悲しげな声を出しながら更識先輩を見つめる
「…っ、ぅ……いち、か…」
信じたくない気持ちが一夏へと助けを求める
「……」
一夏は悔しそうに、悲しそうに、怒っているかのように俺から目線を逸らし地面にを見つめた
「…ぁ、ぁ…ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ようやく自分が更識先輩をここまでのようにしたという事を理解した俺は、戦闘の疲れなのか、それとも精神が限界になったのかは分からないが
大声を上げ、気を失った
…いかがでしたでしょうか
楯無好きの皆さん、本当にすみませんでした…死んでいませんが、これからどうなるかは次回で
次回はその後の話の予定です
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡