(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
エボルト:なんかもう不遇感が凄い
龍兎:つ、次こそは、次こそは…!
……さて、いつものアレやりまっしょい
龍兎&エボルト:さてさてどうなる第62話!
そして、日は飛び金曜日
「やっほー、織斑くん、篠ノ之さん、石動くん、布仏さん」
二時限目の後の休み時間、一年一組に現れたのは黛先輩。
一夏と篠ノ之、俺と本音という感じでそれぞれ話していた俺達は一斉に目を向けた。
「あれ、どうしたんですか?」
「いやー、ちょっと頼みがあって」
「頼み?俺達にですか?」
「うん、そう。
あのね、私の姉って出版社で働いているんだけど、専用機持ちとして四人に独占インタビューさせてくれないかな?あ、ちなみにこれが雑誌ね」
そう言って黛先輩が取り出したのはティーンエイジャー向けのモデル雑誌。
「えっと、あのー、この雑誌ISと関係なくないですか?」
「ん?あれ?四人ってこういう仕事初めて?」
「いえ、俺は経験した事あります。
多分本音も…」
「やったことあるよ〜」
まぁ束に謎インタビューされただけなんですけどねフヒヒ
「はぁ…」
一夏と篠ノ之は要点が分からず、曖昧に頷いている。
「えっとね、専用機持ちって普通は国家代表かその候補生のどちらかだから、タレント的なこともするのよ。国家公認アイドルっていうか、主にモデルだけど。
あ、国によっては俳優業とかもするみたいだけど…」
「そうなのか?箒」
「わ、私に訊くな!知らん!」
一夏も篠ノ之も十代なのに芸能関係にはとことん疎いようだ。
そういや簪とか楯無はどんな事してんのかねぇ、ドレスとか着てるなら凄い見たいけど。
簪は日本代表候補生、楯無はロシア代表という感じで、学園で唯一の代表となっている人間は楯無だけだ。
[ま、後で聞いてみるなりなんなりしてみるしかないだろ]
だな
いつの間にか鈴が来ていたりしていたのにも気付かずにそんな事を考えていると、キーンコーンカーンコーンと休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
「織斑くんと石動くん、今日は剣道部に貸し出しよね。放課後また来るから。じゃあ!」
来た時と同じように颯爽と去る黛先輩。
鈴も同じく二組に帰るかと思いきや一夏に携帯を見せるのに夢中になっている様子だった。
「でねでね、こっちが……あいたぁ!?」
ますますヒートアップしていく鈴の頭を、一つのグーが乗っかった。
目をつり上げながら振り向く鈴だったが、そこに立っていたのは当然の如く織斑先生。
「とっとと二組に帰れ」
「ひゃ、ひゃい…」
すごすごと引き下がるいつものパターンだった。
犬だったら確実に尻尾が垂れ下がってる。
「……?」
…本音の犬コス見たいな…
[何考えてんだお前]
「さて、今日は近接格闘戦における効果的な回避方法と距離の取り方についての理論講習を始める」
そうして、いつも通り授業が始まった。
「タオルどうぞ」
「あ、俺はドリンク持ってきました」
「きゃー、本物の織斑くんと石動くんだ!」
「こっち!こっちにもタオルとドリンクちょうだい!」
「ねぇねぇ、マッサージってしてくれるの?」
「そういうサービスはしておりません」
「マッドなドクターでもいいなら」
[なんか激痛伴いそう(こなみ)]
ピーポーピーポー
「ちぇっ、織斑くんと石動くんのいけずー」
そして放課後の武道館、俺と一夏は練習を終えたばかりの剣道部員ひとりひとりにタオルとドリンクを配って回っていた。
黛先輩の言う通り、今日は生徒会の『織斑一夏&石動龍兎部活動貸し出しの日』である。
「ほれ一夏、このドリンクも一緒に篠ノ之に渡してこい」
「ん?おう、分かった
ほれ、箒も」
「あ、ああ。すまんな」
面を外した篠ノ之が頭の手ぬぐいを抜き取り、タオルに顔をうずめた。
「………」
「な、なんだ?ジロジロと見て」
「いや、やっぱり箒の袴姿って様になるなぁって思って」
「…ふ、ふん……」
ぷいっと横を向く篠ノ之。照れているようだ。
ふふふ微笑ましいですわねぇ…
[ほんとですわね、ニヤついてしまいますわ]
「やあ、織斑一夏くん、石動龍兎くん?お久しぶりだね?」
「あ、はい、学園祭ぶりですね、剣道部部長さん。」
「うふふ?みんな喜んでいるようだし?ビンゴで勝ったかいがあるというものだね?」
しかしこの人、なぜ全て疑問形なのだろうか。
そんな事を考えていると、すーっと部員の間を縫ってどこかへと行ってしまったようだ。
「なぁ、箒、龍兎」
「んー?」
「うん?なんだ」
「休み時間に黛さんが言ってた件だけど、どうする?」
「あー、それかぁ…俺と本音は受けるつもりだぞ
なんか本音が『写真撮影とかでいーすんにお姫様抱っこしてもらいたいな〜』って言ってたし。」
謎に圧がかかってたのはいつもの事。
「私は断る。見世物など、私の主義に反するからな」
「やっぱりそうか」
実に篠ノ之らしい。この場に本音がいないのは少し残念だが、終われば普通に黛先輩に報告しに行こう。
「やっほー、お待たせ〜。
それでね、取材の件なんだけど」
話をすればなんとやら。黛先輩がガラッとやってきた。
「ああ、そのことでしたら箒が……」
断るみたいですよ、と続けようとした一夏は黛先輩の次の言葉で遮られた。
「じゃん!この豪華一流ホテルのディナー招待券が報酬よ。もちろん、ペアで」
そう言って、黛先輩はホテルのパンフレットを俺達に渡してきた。
ほうほう、なかなか豪華で…はぁ!?このディナー招待券当日はあのプロ料理家の津上翔一さんと天道総司さん、それに特別シェフで門矢士さんが料理を作るだって!!??
[わぁ勢揃い]
「はい!俺と本音は喜んで受けさせていただきます!!」
「うん、いい返事!よっし、石動くんと布仏さんは決まりね。織斑くんと篠ノ之さんは?」
「受けましょう」
おお、篠ノ之もあの三人の料理を…
[多分違うと思う]
…嘘だ、僕を騙そうとしてる…ウッ(ノイズ)
「え、ほんとに?篠ノ之さん、こういうのイヤかなーって思ったのに」
「いえ、何事も経験ですので」
「そっかぁ。じゃあ決まりね。織斑くんもそれでいいよね?じゃあ、明後日の日曜日に取材だから、この住所にお昼の二時までに来てね」
「あの、えっと……」
「それじゃあね〜」
そして颯爽と去っていく黛先輩。
武道館のドアがぱたんと閉まったところで、一夏は篠ノ之をじーっと見つめていた。
「箒」
「なんだ?」
「主義はどうした」
「わ、私は柔軟な物事の考え方をしているのだ!文句があるか!?」
せんせー、このひとうそついてまーす
[いけないなぁ…そういうのは…]
首折るぞ
[ごめんなさい]
「ところで……だな、このホテルのディナーだが、も、もちろん一緒に行くのだろうな!?」
エボルトとの雑談を終わらせると、もじもじと訊きづらそうに一夏に篠ノ之はそう言っていた。
「おう。そりゃ、俺も取材受けるのにチケットもらえなかったら怒るぞ」
「そ、そうか!そうだな、うむ、そうだな!」
ぱぁぁっと表情が明るくなった篠ノ之は、ぎゅうっとパンフレットを握り締めた。
…いい加減素直になりゃいいんだけどなぁ…言いたい事ははっきり言わないといざくっついた時にすぐ別れるぞ、ソースは俺
あと付き合った瞬間に杏から排除(物理)されそうになってたからその子の身の安全の為に……
[涙拭けよ……]
な、泣いてねぇし!これはあれだ、目からトラロックが……
[なんか溶けそう(小並感)]
とにかく、日曜日か…それまでに楯無としっかり話したいけど…多分、無理なんだろうなぁ…
なんかもう小説が投稿できないことの辛さがすごいですね逆に()
次回は……一斉投稿ですしいりませんね、予告は
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡