(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件   作:スカーレット@エボルト憑依中

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龍兎:天っ才物理学者の息子、石動龍兎こと仮面ライダーエボル(仮)は前回大ピンチ、腹をビームで貫かれてしまうのでありました……

エボルト:なんか初ゴーレム戦といいゴーレムに体の一部貫かれすぎじゃない?

龍兎:……さて、いつものアレやりますか

エボルト:無視!?ああもうしゃーない!

龍兎&エボルト:さてさてどうなる第67話!


登場、リモコンなあいつ!……最終回かな?

「な、なんだ!?」

 

なんとか落ちている左腕を取り、これからボトルを回収……というところに、突如反対側のゲートから巻き起こった大爆発に目を見開く。

あの大爆発が起こる少し前に龍兎が向かったはずだ。

 

「もしかして、龍兎達が…?」

 

ISのプライベート・チャネルを開くが、反応がない。

どうやらさっきからずっとこの無人機が強力なジャミングを発しているらしい。

…でも、箒に楯無さんに龍兎の三人で無事じゃない筈が……

 

「…とりあえず、ボトルを…」

 

左腕からボトルを抜くと、ゴーレムはハサミを装備していた姿からシンプルではあるものの不気味な姿に変わった。

そしてその姿に変わったゴーレムは……動きを止めなかった。

 

「っ…!?ボトルを取っても止まらないのかよ…!」

 

どうやら弱体化しかないようだ。

だが所々の装甲から電気を発しているところを見る限りかなりの弱体化……と、思いたい。

 

「くっ…!」

 

煙が視界を遮る中一度後退をして、ハイパーセンサーを高感度探知モードへ切り替える。

 

「どこだ…!?」

 

不安に駆られながら、三人を探す。

無事でいてほしい。

奥の方でも更識さんが同じように探している。

 

「……!!」

 

見つけたのは、無事そうに立っている龍兎と地面に座っている楯無さん、箒だった。

 

良かった。無事だった。

 

「龍……!?」

 

話しかけようと口を開く瞬間、龍兎の腹をビームが貫いた。

 

 

 

 

 

本音がボトルを抜いてくれたおかげで、無人機は弱体化して一人で大丈夫なようになったため龍兎達を探しにガレキが落下してきた位置を見渡す。

 

そしてやっとの思いで龍兎とお姉ちゃん、篠ノ之さんを見つけ話しかけようとした瞬間、突如飛んできたビームにより龍兎の腹は貫かれた。

 

視界が歪んで見えた。

名前を呼びたいのに、口が動かない。

吐きそうなほどの不快感に襲われながら、私は視線を別の無人機に戻した。

 

物言わぬ無機質なライン・アイのバイザー。少女のようなボディライン。不釣り合いに巨大な左腕。逆に洗練されたスマートな右腕。

 

その全てが

 

憎い。

 

「…壊して……やる…」

 

気付かぬうちに漏れたつぶやき。

けれど、その響きには自分でも驚くほどの強固な決意……いや、殺意が含まれていた。

 

「うわああああああっ!!」

 

ウイング・スラスターを展開し最大出力で瞬時加速を行う。

弾丸のように飛び出した私は、両手で振りかぶった薙刀を無人機に叩き付ける。

 

鋭い金属音が耳に響く。その薙刀は、切られていた無人機の左腕により吹き飛ばされてしまう。

 

だが、それでも。

 

「あああああああああっ!!」

 

私の激情は止まらない。

すぐさま荷電粒子砲を構えて、超至近距離から滅茶苦茶に連射をする。

 

着弾の衝撃で無人機が後退すると、それを追って逃がさず距離を詰めて連射を繰り返す。

 

「ゆる……さ、ない……」

 

思いをぶつけるように、無人機の装甲に撃ちまくる。

 

「許さない!」

 

可変シールドユニットが入り込む余地を与えずに、ただひたすら撃ちまくる。

そして、強固な無人機の装甲がついに砕けコアが露出した。

 

「これを、吹き飛ばせば…!」

 

勝利を垣間見た私をカチリ、と無機質な音が残酷である現実を突きつけた。

荷電粒子砲のエネルギーが底をついてしまった。

 

「あ、あ……」

 

すがるようにトリガーを引いても、そこからエネルギー弾は発射されない。

ただ無情な響きがそこに残る。

 

「っ……!?」

 

顔を上げると、無人機が目の前まで迫ってきていた。

震えて動けなくなってしまう私を、巨大なブレードが薙ぎ払う。

 

「あ、うっ!」

 

地面に叩き付けられた私は、倒れたままの姿でコンソールを呼び出す。

 

使える武装を必死に探し始める。

 

そして使用可能を確認出来たのは、八連想ミサイルポッドの山嵐。

そして……

 

「…な、なに、これ…?」

 

紫色で歯車が付いている銃のネビュラスチームガンというものだった。

 

「…そういえば、龍兎が…」

 

龍兎が似たようなものを使っているのを見たことがある。

そう考えた私は、すぐさまそれを呼び出し右手に持つ。

 

「……!!」

 

分かる。

これをどう使えばいいのかが、頭の中に流れ込んでくる。

 

「……」

 

打鉄二式の装着を解除し、地面に立つ。

そして昨日手に入れたボトルのようなものを取り出し、ネビュラスチームガンに装填してから前に突き出しトリガーを引く。

 

『ギアリモコン!!ファンキー!』

 

黒い煙が私を包む。

この時、私が言うべき言葉も頭の中に浮かぶ。

いつも龍兎が言っている言葉とは違うけど、今の私に戦う為の勇気をくれる言葉。

 

力を、貸して。

 

「潤動!!」

 

煙の中にいる私の背後を閃光が走り、緑色の歯車が火花を散らして私に向かってくる。

そして煙が晴れると、そこにいたのは姿を変えた私。

 

『Remote control gear』

 

『……』

 

力が溢れてくる。

これなら、勝てる。

 

「…更識さん?…更識さんなのか……?」

 

突如背後に聞こえる声。多分、織斑くんの声だ。

 

『……あ、織斑、くん…』

 

「…その姿…」

 

驚いた様子で私を見てくる織斑くん。

無理もない。

 

『…龍兎に、力を借りて…』

 

「……そっか」

 

『…ヒーローはもう、いないんだね…』

 

織斑くんの顔を見て分かる。龍兎は、もう……

 

「……ああ、いないさ…完全無欠なヒーローなんて」

 

『……』

 

「…完全無欠なヒーローなんてやつらは、泣きもしなけりゃ笑いもしないからな…」

 

『……え…?』

 

「…だから、あいつは…龍兎は、人間だ。

泣きも、笑いもする。

負ける時だってある。

だけど、あいつは何があっても諦めない、諦めずに笑って勝つ為に戦う!

逃げ出さずに戦える、人間だ!」

 

『…織斑くん…』

 

「…ふふ、そうね、龍兎君はこんな所で…絶対に死んだりしない子よね。

私、忘れちゃってた。

信じなきゃ、龍兎君がまた笑って目の前に現れるのを!

……でも、流石に許せないから無人機は破壊するけど。」

 

そして、飛んできたお姉ちゃん。

青い宝石が埋め込まれたペンダントを着けて、笑顔でそう言う。

 

『…そうだね…龍兎は、絶対に……絶対に、ここで死んだりしない!』

 

 

 

「いい事言ってくれるねぇ、まるで最終回みたいだ。」




IS物でエボルト憑依系多くなってきましたよね()

これからの更新について

  • 特訓回を本編に入れる
  • 特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
  • なんでもいいから更新しろ♡
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