(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件   作:スカーレット@エボルト憑依中

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龍兎:天っ才物理学者の息子、石動龍兎こと仮面ライダーエボル(仮)は前回暇なのを見つけられた杏とついに戦う羽目になるのでありました……勝てるかね?

エボルト:勝てない(確信)

龍兎:おい!!
……さて、いつものアレやりますか

龍兎&エボルト:さてさてどうなる第70話!

龍兎:もう70話かぁ…ここまで続けられてるのも、応援してくれてる皆のおかげだ。本当にありがとう!これからも頑張るぜ!

エボルト:はいはいそういうのは100話とか最終回でやろうね〜

龍兎:ちょっ、あっ痛い!お願い!引っ張んなぁぁ!


VS、黒き龍!(1)……オーバースペックすぎない?

【…あー、えっ、と…杏?ちょ、ちょっと待ってくれないか?】

 

まず、まずは時間を稼ごう、うん、それがいい。

 

『えー?お兄ちゃん変身状態だし大丈夫じゃ…』

 

【いやーちょっとさっきのダメージで肩痛いわー殴れないわー、ちょーっとお話すれば治るかなーどうかなー?】

 

[うーんこの、お前の妹でも流石にこれは…]

 

『え?そうなの?なら治るまでお話しよっか!』

 

そう言いながらガレキにちょこんと座る杏。

変身してるからかなりシュールである。

そして……

 

ちょろい

 

[ちょろい]

 

【助かるわぁ…さて、お話するか…

…そう言えば、杏の目的が地味に分かりにくいんだけど纏めてもらっていいかな?】

 

『んー?いいよ?

私の目的は今の所三つ!

まず、最初の目的がお兄ちゃんを連れて帰る事。

これは今でも続いてるね。

それで、夏に増えた目的がお兄ちゃんと結婚を前提に付き合う事!

…連れて帰れたら最終手段で媚薬を…』

 

やだ聞きたくないこと聞こえたわ。

 

[何故かデジャブを感じてしまうのは何故だろう。]

 

【お、おう…それで、あと一つの目的は?】

 

『…その前に聞かせて。

お兄ちゃんは、どんな経路でこの世界に来たの?』

 

【えっ?】

 

俺の経路を唐突に聞いてくる杏。

あの死に際言うの嫌なんだけど…

まあ、いいか……

 

【…俺は、コーヒーを床にこぼしていつの間にか足にくっついてきたタコを引き剥がそうとして足を滑らせて床に激突、そのまま死んだんだ…】

 

『…えっ、ごめん、私の聞き間違いかな?

なんか私の耳にはとんでもなくギャグ漫画みたいな死に方が聞こえたんだけど…』

 

変身していても焦ってる様子の杏。

誰だって困惑する話だから仕方ないといえば仕方ないが。

 

【……真実なんだよ、それが。】

 

『……』

 

今度は黙って何かを考えている杏。

 

【…おーい、どしたー?】

 

『えっ?ああ、ちょっとね。

…私の最後の目的は…お兄ちゃんと決着をつけてからでもいいかな?』

 

うわあ俺恥かいただけじゃんそれ。

 

[どうせ言わないといけなかったことだろうし、多少はね?]

 

【…決着、か…なら、二つほど言いたい事がある。】

 

『ん?』

 

【まず一つ。決着っていうのは、俺とお前の一体一で戦ってお前が勝ったら俺を連れてどこかに帰る。俺が勝ったらおとなしく諦める。そういう事だよな?】

 

『うん。お兄ちゃんも、長々と戦うのは嫌でしょ?』

 

【まあな。】

 

長期戦闘より短期決戦タイプ。

俺の性格的にも体力的にも。

 

[そういやさ、いくら特訓してもお前の体力全然上がらないけどなんか呪いでもかかってるのか?]

 

俺が聞きたい。

 

『それで、あとひとつは?』

 

【お前の武器についてだ。その武器、どんな能力を持ってる?】

 

『えー、それ手の内を晒す事になるからやだよー』

 

[ごもっともである。]

 

ぐぬぬ…

 

【じゃあこれだけでいい。その武器、ボトルを差したら何か特別な能力とか使えるか?】

 

『うーん、そだね…お兄ちゃんの持ってる武器よりもかなり特別な能力が、ね。』

 

【…そうか…あ、決着つけようとする前にあと一ついいか?】

 

『なになに?』

 

【今回はその武器で俺の魂吸い取らないでくれ…】

 

流石にワンサイドゲームすぎた。

ちなみに『対決、ライダーとライダー!……その武器は、何だ?』を参照。

 

[これまたメタいな。]

 

『あ、そこは大丈夫!本当に何か想定外の事がない限り使わないから!』

 

そう言いつつ腕をブンブンと振る杏。

何度も言うが変身してるからすごいシュールである。

 

【…なんかフラグっぽいけど、それなら…】

 

『よいしょ…それで、もう大丈夫?』

 

あっ、完全に忘れてた

 

[おい]

 

【…ああ、全力で行くからな?】

 

『もちろん!手加減されたら嫌だからね?』

 

【……】

 

杏の言葉を聞き、俺はマグマナックルをビルドドライバーから取り出し二つのボトルを振りキャップを合わせてビルドドライバーに差す。

 

『タカ!ガトリング!ベストマッチ!Are you ready?』

 

【ビルドアップ!】

 

レバーを回してスナップライドビルダーとオレンジとガンメタリックの色をした二つのハーフボディを出現させ、両腕を斜めに向けるとハーフボディに挟まれる。

 

『天空の暴れん坊!ホークガトリング!イェア…!』

 

『あれ、さっきのオレンジの奴じゃないの?』

 

【まあな、ビルドは汎用性高いし……行くぞ!】

 

『ホークガトリンガー!』

 

俺の声に応えるかのように、ビルドドライバーからホークガトリンガーが出現する。

そしてグリップをしっかりと握り、杏に向けて撃つ。

 

『うわっ、危ない!』

 

『フルボトルデスサイザー…!』

 

杏は避けることも無く、鎌形の武器を出現させて弾を弾き返す。

余裕そうな感じだ。

 

【弾を弾き返す、か…なら、連射はどうだ!】

 

ホークガトリンガーのリボルマガジンを手で回転させる。

 

『テン!トゥエンティー!サーティー!フォーティー!フィフティー!シックスティー!セブンティー!ナインティー!

 

ワンハンドレッド!!フルバレット!』

 

トリガーを引いて、百発の弾を連射する。

いくつかの弾は地面に当たり、杏の姿を土煙で隠す。

 

【…こういう奴って、大体…】

 

嫌な予感がする中、ホークガトリンガーから連射が終わり土煙が晴れていく。

 

『……』

 

やはり弾が煙を生み出すのはフラグらしく、無傷の杏が姿を見せる。

全身の黒く青いラインが入っているスーツは太陽に照らされて輝き、まさに強者というオーラを放っている。

 

『これで終わりかな?お兄ちゃん?』

 

【まさか、まだまだに決まってるだろ!】

 

また二つのボトルを取り出し、振ってからキャップを合わせて装填しレバーを回す。

 

『トラ!UFO!ベストマッチ!Are you ready?』

 

【ビルドアップ!】

 

今度は黄色とピンク色のハーフボディに挟まれ、煙が噴射する。

 

『未確認ジャングルハンター!トラユーフォー!イェェア!』

 

【ハッ!】

 

宙に登場させたUFOに乗り、杏の周りを素早く移動する。

 

『わー、早いねー!

でも、こっちも負けないからね?』

 

杏がそう呟くと、杏の姿が一瞬にして消える。

辺りを見渡すと、黒い残像が俺の周りを移動している。

 

【ッ…!?】

 

ビルドに変身していることで飛躍的に上がっている視力でも、杏の姿を視認する事ができない。

下手すればハザードでのオーバーフローを軽く越える速度だ。

 

【早い…!】

 

俺自身が危機を察知したのか、トラハーフボディでの察知能力なのかは分からないが、俺を乗せたUFOは自然と浮上していく。

 

『逃がさないよ!』

 

鎌を振り上げた杏はUFOの速度を超えて迫ってくる。

このままだと最悪の場合かなりのダメージを食らうだろう。

 

【マジかよ…!】

 

UFOの最高速度を出して逃げつつ、また二つのボトルを装填しレバーを回す。

 

『クジラ!ジェット!ベストマッチ!Are you ready?』

 

【ビルドアップゥ!】

 

『天駆けるビックウェーブ!クジラジェット!イェェア!』

 

スナップライドビルダーは出現せず、既に完成されたハーフボディが飛んできて俺を挟み込み、煙を噴射する。

 

UFOでも逃げられない速度だ。最悪ジェットだとすぐに追い付かれるだろう。

 

【一か八か…頼む!】

 

俺の声に反応するように、ジェットハーフボディの胸部から複数の小型ジェットが射出され杏に向けて飛んでいく。

 

『んー、邪魔だ、なぁ!』

 

振り上げた鎌を振り下ろし、複数のジェットを切り裂いていく。

切り裂かれた小型ジェットは爆発し、煙で杏の視界を遮る。

 

『何これ、全然煙消えないんだけど…!』

 

【今だ!】

 

弾も効かない、その上異常な速度と来たら攻撃するタイミングはここしかない。

隙を逃さないように最高速度で接近しつつ、新たに二つのボトルを装填しレバーを回す。

 

『パンダ!ロケット!ベストマッチ!Are you ready?』

 

【ビルドアップ!】

 

『ぶっ飛びモノトーン!ロケットパンダ!』

 

クジラジェットと同じように、スナップライドビルダーは出現せずに既に完成されたハーフボディのみが飛んで俺を挟み込む。

左腕に装備されたロケットから炎を吹き出し、クジラジェットに勝るとも劣らない速度で杏に接近し右腕に装備された巨大な爪のジャイアントスクラッチャーを振り上げ、杏に向けて振り下ろす。

 

【ハァッ!】

 

金属がぶつかる音を響かせ、何かを切り裂く感触が腕に残る。

 

当たった…?

でも、当たったなら落下する筈だ。

そんな自問自答を状況を理解出来ていない頭でしていると、ようやく煙が晴れて杏の姿が見える。

そこにいたのは、ジャイアントスクラッチャーをギリギリで避けている杏の姿。

あの切り裂いた感触の正体は、杏が手に持っている小さなぬいぐるみのような物だった。

 

『…まだまだ甘いよ、お兄ちゃん?』

 

【ッ、ク……!?】

 

杏はぬいぐるみを手から離し、それによって空いた手で俺の頭を掴む。

段々と力は強くなっていき、ミシミシと音を立てていく。

 

【不味い…!】

 

ライダーシステムによりマスクの中で表示されているディスプレイは緑から赤に変わり、緊急事態に陥っている事を証明する。

マスクにはヒビが入り、欠片がポロポロと落ちていく。

 

『空中戦もジリ貧だし、地上戦にしよっか!』

 

そう言った杏は俺の頭を掴んだ腕を振り上げ、地面に向けて俺を投げる。

ハザードトリガーにより強化されているのか、対処がしきれない速度で地面に向かっていく。

精々できるのは落下のダメージを抑える事だった。

 

【ッ、ガハ…ッ…】

 

勢いよく背中から地面に激突し、体の酸素を全て吐き出してしまう。

いくらライダーシステムてもフォローがしきれないようで、苦しさで動けない。

 

『あれー?大丈夫ー?』

 

元凶が何を言うか。

心の中で突っ込みながら、必死に呼吸をして起き上がる。

 

『あ、大丈夫そうだね。

…さて、まだまだ楽しませてくれるよね?』

 

嫌な事に、まだまだ始まったばかりなのだ。

実の妹との殺し合いという決戦は。




もう70話とか信じられませんねこりゃ。
初投稿が5/25なのでもう二ヶ月も経ってるゥ…
よく二ヶ月で70話も更新できたなと自分で自分を褒めてあげたい。()

次回は杏戦(2)の予定です。

これからの更新について

  • 特訓回を本編に入れる
  • 特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
  • なんでもいいから更新しろ♡
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