(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
エボルト:スパークリングの活躍は?
龍兎:ないです。(無慈悲)
……さて、いつものアレやりますか
龍兎&エボルト:さてさてどうなる第72話!
【避けるとは思うが…!】
ドリルクラッシャーをガンモードで呼び出し、杏に向けて連射する。
やはり元がオーバースペックな為、軽く避けられてしまう。
『ヴゥゥゥ…!』
理性を失った獣のような声を出しながら、杏は自身の武器である大鎌ことフルボトルデスサイザーの刃が付いている所と反対の後ろ刃部分にいくつかのボトルを装填した。
『オルカ…スタンガン…スクイッド…ポイズン…蝦蛄…車庫…』
おいおいどんだけ入るんだよ。
フルボトルバスターでも四つが限界だぞ。
しかもあのボトル全部見た事もないし…
[見た感じ、装填した瞬間にグリップの部分に移動してるから…多分あれ10~20くらい入るぞ。]
開発者頭おかしいわそれ。フルボトルバスターと父さんに謝れ。
『ヴァァ!!』
ちょっと待って、めっちゃ来てる。
これ絶対スパークリングじゃ勝てないよね?
[意外と飛べばどうにでもなるかもしれない、クジラジェットだし飛んでみろ。]
駄目そうならハザード通り越してフルフルいくからな?
エボルトの言葉をミリ単位で信じ、飛んでみる。
あの杏の状態、ハザードクローズとでも呼べばいいか。
ハザードクローズには通常と同じく、翼は付いていない。
あの状態だと普通にジャンプする他に接近手段は無いと思いたい。
『…ヴゥゥゥ…ァァ…!!』
あら不思議。ナイトローグとマッドローグよろしく翼が生えたではありませんか。
これあかんやつや。
ごめんクジラジェットスパークリング、今回は出番という出番無しだ…また遠い未来に出番あげるから許してくれ。
嫌な予感を察知し、スパークリングをビルドドライバーから抜いてハザードトリガーをビルドドライバーに装着、フルフルラビットタンクボトルを出す。
そして五回ほど振り、金色のキャップを回す。
『マックスハザードオン!』『ラビット!』
ボトルの成分を決定し、真っ二つに割ってボトルに差しレバーを回す。
『ラビット&ラビット!』
『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!ガタガタゴットン!ズッタンズタン!Are you ready?』
【ビルドアップ!】
鋳型のようなフレームのハザードライドビルダーが出現し、俺をプレスするように挟み込む。
『オーバーフロー!』
ハザードライドビルダーが開くと既にハザードフォームに変化していて、いつの間にか俺と同じで空中にラビットラビットのアーマーが浮遊している。
そして自分からアーマーを装着し、全てのアーマーを装着したのを確認すると地面に着地はせずに空中をジャンプする。
ここから落ちたら確実に杏の技を食らうだけだ。
『紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット!』『ヤベーイ!』『ハエーイ!』
【……ッ!!??】
ラビットラビットへの変身が完了した俺の頭が、突然割れるような痛みに襲われ地面に落下していく。
どうにかなるわけでもないのに、俺もラビットラビットの複眼が捉える杏も、頭を押さえてうずくまってしまう。
この感覚はハザードトリガーを長時間使用した時の理性を失う時に、少し似ている。
脳の神経を刺激し、理性を崩壊させてしまうような。
…考えにくいが、ハザードトリガーを同時に使用しているのが原因かもしれない。
既に理性を失っている杏と、フルフルでも意識が途切れてしまいそうになる俺。
同時に理性を失ったら、どうなってしまうのか。
何が起こるのか。
疑問と不安と痛みが俺の脳を刺激していく。
地面に激突してしまう。
ダメージを抑える為に防御をしたくても、既に体は動かない。
そしてついに……意識が、途切れた。
『っ…!これ、で…!!』
『ファンキードライブ!ギアリモコン!』
ネビュラスチームガンに溜まったエネルギー弾が、無人機のコアを貫く。
そして無人機は消滅、ボトルが地面に落ちた。
『よっしゃ!』
『簪ちゃんいぇーい!』
無人機の動きを止めてくれた織斑くんとお姉ちゃんが私に近付く。
お姉ちゃんは右手を差し出しハイタッチの合図をしてくる。
『いぇーい!』
無人機を倒せた喜びで、私もテンションが上がってハイタッチ。
ちょっと恥ずかしいけど。
『…あ、のほほんさんは!?』
織斑くんがいきなり声を上げる。
そういえば、本音に一人きりで任せてしまっていた。
私と織斑くん、お姉ちゃんは急いで本音の所へ向かう。
『本音!』
『ん、かんちゃん〜?いーすん大丈夫だった〜?』
ボディに無数の穴が空き倒れている無人機に座っている本音。
全然大丈夫だった。
『…はぁ、良かった…ごめん、本音一人に任せて…』
『大丈夫大丈夫〜、いーすんの事考えてたらいつの間にか終わってたから〜』
『ふふ、本音ちゃんらしいわね…』
私もそうだと自覚してるけど、お姉ちゃんと本音の龍兎への思いが強すぎる気がしなくもない。
あんなに苦戦していた無人機を気が付けば倒していたなんて。
これが龍兎の言っていた「愛の力は強大だってじっちゃんが言ってた」というものなのだろう。
ただ単に使いこなしているかとかエネルギー管理はしっかりしているかとかそういうのもあると思うけど。
『それで、いーすんは?』
『ああ、龍兎なら…っ…!?』
さっきまで龍兎がいた場所には、見た事の無い仮面ライダーが頭を押さえてうずくまっている。
その仮面ライダーを見た瞬間、何かが落ちてきた。
『っ…何…!?』
新手の無人機かと思い、武器を構える。
けど、打鉄二式のハイパーセンサーが捉えたのは変身した龍兎だった。
『龍兎!?』
驚いて龍兎に近付こうとする織斑くんを、お姉ちゃんが止める。
『待って、様子がおかしいわ。』
確かに、お姉ちゃんの言う通り様子がおかしい。
無事なら起き上がるし、ダメージが大きかったら変身解除する筈。なのに変身したまま動かないなんてありえない。
【……】『……』
そんな事を考えていると、同時に龍兎と別の仮面ライダーがゆっくりと起き上がった。
言葉は一つも発さずに互いを見つめ合っている。
だけど、そんな行為はすぐに終わった。
【ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!】『ヴァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!』
人間とは思えない大きさの叫び声が響く。
あまりの音の大きさに、龍兎とその仮面ライダー以外の全員が耳を塞ぐ。
数十秒した頃だろうか。お互いが叫ぶのを止め、互いに向かって走り出したのは。
『フ…ル、ボト、ル…バス、ター…!』
『フ、ル…ボトル、デスサイザ…ー……!』
ノイズ入りの音声を出しながら、龍兎は大剣を呼び出す。
また別の仮面ライダーは、大鎌らしき物を呼び出した。
そして、大剣と大鎌が火花を散らしぶつかり合う。
その光景はまるで、戦士と死神の殺し合いを象徴するようだった。
戦闘描写キツすぎて毎日投稿全然できない。()
はい、完全に私のせいです。楽しみにしてくれている方に申し訳ないです。
あと関西住みなのでビルド見れてないです。悲しい。
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡