(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件 作:スカーレット@エボルト憑依中
エボルト:お前なんで平然とあらすじやってんの?
龍兎:……さて、いつものアレやりますか
エボルト:あっ、うん(察し)
龍兎&エボルト:さてさてどうなる第75話!
「お兄ちゃん…!お兄ちゃん…!!」
さっきのダメージがまだ続いてるせいか、地面を這ってお兄ちゃんに近付く。
ようやく触れる位置まで近付けたものの、お兄ちゃんは力無く横たわっている事から揺すっても起きないのはもう分かっている。
なのに手を伸ばそうとするのは、何故だろう。
『いーすん!?』『おい、龍兎!龍兎!!あんたも大丈夫か!』『待って、揺すっちゃ駄目!まずは安静に運ばないと…!!』『でもそれじゃあ時間が…!』
ああ、ちょうどいい。お願い、お兄ちゃんを…助けてあげて。
お兄ちゃんと一緒に何かに抱えられるような感触を感じると、すぐに意識は消えた。
「……」
龍兎と女の子をIS学園まで運んだ後、箒達と合流した俺達は会話を交わすこともなくただただ祈っていた。
IS学園に着いた頃には、龍兎の症状は悪化していた。
とんでもない温度の発熱、意識を失いながらも続く咳と同時に出てくる血。
二、三時間程経った頃だろうか。千冬姉が出てきたのは。
「……」
「千冬姉!龍兎は…龍兎はどうなんだ!?」
織斑先生と呼ぶのも忘れ、千冬姉に問い詰めるが千冬姉は重苦しく首を横に振るだけ。
「…駄目だ。隅々まで調べても原因らしきものは無かった。」
「そん、な…」
じゃあ、龍兎は。
そう言葉を続けようとすると、続いて山田先生が出てきた。
「……織斑先生、女の子の方は目を覚ましました。」
「…分かった。…おい、お前達。話をしてこい。私や山田先生だと話しにくいだろうからな。」
もしかすると、龍兎を治す方法を知っているかもしれない。
そう思ったのは他の皆も同じらしく、目線を合わせ頷いてから入っていった。
「……」
部屋に入ると、隣で寝ている龍兎を重苦しそうに見つめている一人の女の子がベッドの上にいた。
見た感じ、中学1、2年生ほどだろうか。
こんな子があのライダーになっていたなんて、今でも信じられない。
「…あの…」
俺が声を掛けると、女の子は体をピクリと動かし俺達を見た。
「……何ですか?」
「…単刀直入に聞くわ。君、龍兎君の治し方を知ってる?」
楯無さんが『質問』と書かれた扇子を広げ女の子に聞く。
「…知りません。
…知っていたら、良かったのに。」
首を横に振り、龍兎の頬に触れる女の子。
その横顔は悲しそうだった。
「…今は何とか、エボルトがお兄ちゃんの症状を少しは楽にしてると思うけど…」
小さく呟いたその言葉を、楯無さんは聞き逃さなかった。
「お兄ちゃん?エボルト?」
「…あ、すみません…私は桐丈 杏、お兄ちゃんの…石動龍兎の、前世の妹です。」
「……前世…?」
「…どこか打っちゃったのかな〜…?」
よく分からないと言わんばかりに困惑する俺達。何気にのほほんさん酷いな。
「…まあ、普通は信じてもらえませんよね。
…でも、お兄ちゃんも私も、前世の記憶をしっかり持ってるんです。
お兄ちゃんにエボルトが憑依してるのも……って、エボルトの事を言ってませんでしたよね。
その辺りは、近い内にお兄ちゃんから教えられると思います。」
何とも訳が分からない話だ。
前世も憑依も、龍兎の身に何が起きてるかで気が気じゃない俺達にはあまり理解できない。
「…まあ、それはいいとして…桐丈さん、本当に龍兎を治す方法は分からないのか?ちょっとの事でもいい、可能性がある事があれば教えてくれ。」
さっき知らないと言われたばかりだが、何も知らなさそうには見えない。
俺には、まるで可能性はあるが危険である方法を隠すかのように見えた。
「…一つだけ。」
俯いていた顔を上げ、俺達を見る桐丈さん。
苦渋の選択を選んだかのような顔をしていた。
「…それって、何…?」
簪さんが聞くと、桐丈さんは箒の方を見た。
「…篠ノ之箒さん、あなたのお姉さんが…お兄ちゃんを助ける鍵になります。」
これ何の小説だっけ()
あと4~5話でみんな大好きあの星狩りライダーを出す予定です、ようやく…
これからの更新について
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特訓回を本編に入れる
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特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
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なんでもいいから更新しろ♡