(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件   作:スカーレット@エボルト憑依中

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悪役&暗黒VS、白騎士。……そして三人は。

私の背後を太陽が照らしている。

マスクの下で表示されているディスプレイのおかげで、このフォームの能力や武器の使い方が手に取るように分かる。

 

勝てる。

 

私がマントを翻すと、背後に何十本もの剣が現れた。

その中で1番近い剣を手に取ると、光に包まれ新たな武器と化す。

 

『フルボトルカリバー!』

 

フルボトルカリバーをしっかりと右手に持ち、左手を開きお兄ちゃんの方へと左手を伸ばす。

 

『…はっ!』

 

すると、背後の剣は一つ一つ意思を持ったように動き出した。

全ての剣はお兄ちゃんへと飛んでいき、確実にダメージを与えている。

 

【…ッ、グ…!…ァ…!!】

 

対処しきれないようで、何度も攻撃を受けている。

お兄ちゃんはフルボトルホルダーからボトルを取り出し、ヴィランボトルと入れ替えレバーを回し始めた。

 

『ダークネス!ライダーシステム!ダークエボリューション!

Are you ready?

エ……ボ………ル………ダークネス!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!』

 

数十本の剣はライドビルダーに弾かれ、粒子となって消えていく。

私を倒した時の姿に変わったお兄ちゃんは、エボルドライバーから大剣を出現させた。

 

『ダー…ク……ネ…スバ……スタ……ー…!!』

 

【…来い…!】

 

お兄ちゃんがそう言うと、私とお兄ちゃんは剣を構える。

 

ほぼ同時のタイミングで相手に向かって走り出し、お兄ちゃんは大剣を横に振るう。

 

私はそれを腰を落として避けながら懐に入り、胸部アーマーに向けてフルボトルカリバーを下から振り上げる。

 

【ッ…!】

 

『ダーク…ネス……ブレー…ド…!』

 

だが、咄嗟に出現させた真っ黒なスチームブレードの逆手持ちで止められる。

私は左手を少し開き、もう一つのフルボトルカリバーを出現させ手に持ち真っ黒なスチームブレードの上を滑るように力を入れる。

 

そして左手に持ったフルボトルカリバーはお兄ちゃんの胸部アーマーの横を捉えた。

左手に入れられるだけの力を入れ、一気にそのままで横に振るうと、大量の火花が飛び散る。

 

【グッ、ァァ…!!】

 

お兄ちゃんは衝撃で怯み、後ろに下がる。

このチャンスを逃しはしない。

 

左手に持ったフルボトルカリバーを離し、フルボトルホルダーからドラゴンボトルを取り出して右手に持ったフルボトルカリバーの柄の下部分から差し込む。

 

『ラウンドワン!ドラゴンカリバー!』

 

待機音が鳴る中、振り上げたフルボトルカリバーを一気に振り下ろした。

 

『ガウェイン!ドラゴニックスラッシュ!』

 

青い炎を纏った剣がお兄ちゃんを斬ると、フルボトルカリバーから蒼龍が飛び出す。

 

大きく口を開けた蒼龍はお兄ちゃんを噛みつつ、空中を舞い粒子となって消えていく。

 

【ッ、ガァ…!!】

 

『ッ…これで、終わりに…!!』

 

地面に落ちたお兄ちゃんはゆっくりと立ち上がり、レバーを回し始めると、足元に真っ黒なオーラが纏われていく。

 

対する私はもう一度フルボトルカリバーにドラゴンボトルを差し込み、地面に刺してからレバーを回し始める。

私の両足に背後から現れた剣が光となって金色のエネルギーとして纏われていく。

 

 

『『Ready Go!!』』

 

 

【…フッ!】

 

『ハッ!』

 

音声が同時に鳴ると、私達は同時にその場から飛ぶ。

お兄ちゃんは片足を、私は両足を真っ直ぐに伸ばし相手に向けて蹴りの体制を作る。

 

『エボルダークネスフィニッシュ!!』

 

【デヤァァァ!!】

 

真っ黒な複眼が妖しく光りながら、お兄ちゃんは力強い声を出しながらライダーキックを放つ。

 

『ラウンドトゥエルブ!!アーサー!!ドラゴニックストライク!!』

 

『ハザードフィニッシュ!!』『グレートドラゴニックフィニッシュ!!』

 

地面に刺さったフルボトルカリバーから蒼龍が、背後からは金色の龍が現れ私の周りを舞い私の背中に向けて炎を同時に吐く。

 

青い炎と金色の炎に纏われた私はその勢いのまま両足でライダーキックを放つ。

 

『ハァァァァ!!』

 

3m、2m、1m。

 

ついに、互いのライダーキックはぶつかり合った。

 

 

【グッ…!!ウォォォ!!】

 

『ウゥゥ…ッ…!ウァァァァ!!』

 

互いに力を込めると、互いの複眼が更に強く光る。

 

私は…お兄ちゃんとエボルト、そして…あいつを救ってみせる。

絶対に。

そんな考えを巡らせると、更に力が重なる。

 

【ッ…!?グッ、ウワァァァ!!】

 

膨大なエネルギーを叩き込み、大爆発が起こる。

 

長く感じるライダーキックの対決は、私の勝利で終わった。

 

 

 

「っ…かは…っ…!はぁっ…!」

 

お兄ちゃんは爆発により変身が解除され、あの真っ黒なボトルはどこかへと飛んでいった。

 

そして変身が解除されると同時に、ゲンムもお兄ちゃんと分離され地面へと落ちた。

 

『ハァ…ッ…!ハァ…!』

 

〖ッ…ハァ…ハァ…ッ…〗

 

全員が地面に倒れ、息を切らしている。

 

真っ先に動いたのは、私だった。

ハザードトリガーと色が変わったクローズドラゴンをビルドドライバーから抜くと変身解除し、クローズドラゴンは元の青いクローズドラゴンに戻りどこかへと飛んでいく。

 

「っ…二人とも、大丈夫…?」

 

一応、安全確認をしておく。

お兄ちゃんは、どんな言葉を私達にかけるのか。

 

「…っ……杏…ゲンム…俺、は……」

 

お兄ちゃんは私達を見ると、申し訳なさそうに目を逸らす。

 

ふと時計を見ると、時刻は6時になっていた。

 

〖…問題ない…〗

 

ゲンムが呟くと、ベルトから白いアイテムを引き抜いた。

 

『ガッシューン……』

 

アーマーが粒子に変わり、変身者が姿を現す。

変身者……篠ノ之束はその姿と真剣な表情を、私とお兄ちゃんに見せた。

 

「……りゅーくん。」




話の内容を台無しにしたくない気持ちと後書きでギャグやりたい気持ちがマザルアップ。

戦闘描写キッツイ

これからの更新について

  • 特訓回を本編に入れる
  • 特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
  • なんでもいいから更新しろ♡
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