(祝・一周年)転生したらエボルトに乗っ取られて勝手に色々されてた件   作:スカーレット@エボルト憑依中

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龍兎:天ッ才物理学者の息子、石動龍兎こと仮面ライダーエボルは、前回杏の入学記念+お帰りパーティに向かうのでありました!

杏:部屋出る前何かあったの?

龍兎:…いや、なんでもないんだが…悪い予感、外れてほしい。
……さて、いつものやりますか!

龍兎&杏:さてさてどうなる第96話!


お帰りパーティ!……対峙する、4と1。

「よし、皆いるな。」

 

場所はクラス代表決定パーティと同じく食堂、ジュースが入ったグラスを持った一夏が前に立ち話を始める。

 

「えー、本日は…[かんぱーい!]おい!!」

 

油断したな、一夏。

 

「ねぇねぇ、万丈さんってちっちゃくて可愛いよね!肌も白いしすべすべー…どうやってやるの!?」

 

「え、ええと、まず肌は最近発売された…」

 

既に何人かに囲まれている杏。

仲良くできそうで安心した。

 

[親かお前は。]

 

「龍兎。」

 

微笑ましくワイワイとしている光景を楽しんでいると、片手に料理が乗った皿を持っている一夏が俺に声を掛けた。

 

「ん?どうした一夏?」

 

ジュースを飲みつつ、一夏に視線を向ける。

 

「どうしたって…お前、食べないのかよ。いつものお前ならピンクの悪魔並に食べてるぞ。」

 

「俺をなんだと思ってんだよお前は…」

 

一夏が俺に差し出してきた皿を受け取りながら、苦笑いを浮かべる。

流石に胃袋ブラックホールではない。

 

「…数日だったけど皆寂しがってたぞ、いつもの騒ぎが嘘みたいに。」

 

お菓子の山を全てかっさらっていく本音を追いかける女子軍が視界に入ってくる。

 

「へぇ…そりゃ嬉しいな。皆心配してくれてたんだな。」

 

冷静に言ってるけど実際クッソ嬉しい。

気を抜けば涙が5Lは軽く出そう。

 

[バケモンかお前。]

 

「おいおい、そりゃそうだろ?皆、ムードメーカーのお前がクラスに必要なんだよ。」

 

アカン、(涙が)出、出ますよ…。

 

「はは、ありがとな。…ま、戻ってきた事だしこれからはその役目を全うしますかね。」

 

何があったかは皆聞いてこない。

その優しさが暖かい。

俺も皆を面白おかしく笑わせてやろう。

 

 

「…戻ってきた、ねぇ。」

 

 

背後から聞こえる、俺にそっくりの声。

その声は小さい声量にも関わらず、その場に響いたように感じた。

 

『トランスチームガン!』『ビートクローザー!』

 

反射的にトランスチームガンの銃口を向けるように後ろに振り返ると、二、三発程の銃弾が飛んでくる。

俺はそれをビートクローザーで受け、その場にいるクラスの全員に声を掛ける。

 

「皆、逃げろ。」

 

突然起こった非日常な光景に、全員が固まっている。

俺と杏を除いて。

 

「…ぇ…?石動君が二人…?」

 

「逃げろ、って言ってたし、とにかく逃げないと…!」

 

その女子が放った一言が引き金になり、専用機持ち以外の全員が次へ次へと食堂から出て行く。

やがて専用機持ち以外のクラスメイトがいない事を確認すると、トランスチームガンの銃口をそのまま向けながら目の前の人物に質問を投げかける。

 

「…お前、誰だ?」

 

見れば見る程、俺に瓜二つなそいつは俺と杏を見て不気味に口を三日月形に歪める。

 

「おいおい、忘れたのかよ。『No.0429-33』……っと、そうかそうか、忘れてたよ。お前にはその辺りの記憶が無いんだよな。」

 

「…何が言いたい。」

 

「っと、そうだな。本題に入ると…」

 

男がコートから一つのバックルと黒いトリガーを取り出すと、男の目が赤く光る。

そのバックルとトリガーの形状は、俺もよく知っている物。

 

〔人間共のおかげで失った俺の一部を取り戻しに来た、とでも言おうか。〕

 

『エボルドライバー!』

 

男の声がもう一つの聞き慣れた声へと変化する。

口調、声、雰囲気。

全てが『本物のエボルト』を感じさせる。

 

「…皆、最悪の事態が起きる前に全員を避難させてくれ。杏は危なくなった時に支援頼む。……エボルト。」

 

[分かってる。]

 

腕時計をエボルドライバーへと変化させ、腰に当てる。

 

『エボルドライバー!』

 

「……」

 

二つのボトルのキャップを正面に合わせ、装填していく。

 

『コブラ!ライダーシステム!エボリューション!』

 

〔なんだ、まだフェーズ3止まりなのか。まあ、いいだろう。〕

 

男はトリガーの赤いボタンを押し、エボルドライバーへと装填する。

 

『オーバー・ザ・エボリューション!』

 

〔悪いが、時間が無くてな。すぐに終わらせてやる。〕

 

『コブラ!ライダーシステム!レボリューション!!』

 

俺と男が同時にレバーを回し始め、銀色と金色の輪が互いの周りを自由に回転する。

 

『『Are you ready?』』

 

二重のドライバーからの問い掛け。

俺と男は腕を交差させ、その問い掛けに答える。

 

「変身…!」〔変身。〕

 

同時に腕を前に広げると、輪がさらに勢い良く回転する。

 

『コブラ!コブラ!エボルコブラ!!』

 

『ブラックホール!ブラックホール!!ブラックホール!!!レボリューション!』

 

『『フッハッハッハッハッハッハ!』』

 

俺はもやで隠されたシルエットから、男は虚無からその姿を現す。

 

〔…さあ、楽しい宴を始めようじゃないか。〕

 

【……】

 

フェーズ4とフェーズ1。

戦力差は圧倒的。

 

最悪の事態だが、やるしかない。

覚悟を決めた俺は、拳を強く握り締めた。




尺の都合上重要な回は次回になります。

ギャグからすぐにシリアスに戻ってしまうのは悩み。

これからの更新について

  • 特訓回を本編に入れる
  • 特訓回を番外編にして修学旅行編を更新
  • なんでもいいから更新しろ♡
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