スバルside
今はメリオダスが俺と俺が抱えている少女を守るためにウルガルムと戦っている。本来の力の内の三分の一程度と聞いて心配したがその必要はなかったようだ。
「おいしっかりしろ、もう大丈夫だ!」
「うぅ・・・う・・・」
少女は苦しそうな顔をしている。早く呪いと解かないと死んでしまう。
「スバル!!そっちに行ったぞ!!」
すると背後からウルガルムが一匹迫っていた。メリオダスも他の連中に気を取られていて反応が遅れたようだ。
「くっそ・・・!来るなら来やがれ!!」
俺は少女を後ろに隠し、ウルガルムの方を向いて構えた。だが、次の瞬間、ウルガルムは俺の目の前で真横に吹っ飛んでいった、そしてこの聞き覚えのある鎖の音。
「どうやら間に合ったようですね。」
レムが村に子ども達を運び終えて戻って来てくれたようだ。
「レム、スバルの後ろにいる子どもで最後だ!」
「わかりました!撤退しましょう!」
「わかった!スバル、村に戻るぞ!」
「お、おう。」
メリオダスはウルガルム達を全滅させて村に向かうその道中、また新たにウルガルムが現れてはメリオダスが倒し、現れては倒すの繰り返しだった。そしてウルガルムの軍勢に狙われメリオダス一人では厳しくなっていた。
「これじゃあキリがねぇな。」
「メリオダス君、私も手伝います!・・・うああぁぁあぁ!!!」
「っ!レム・・・その姿は・・」
レムが叫んだと同時に額から角のようなものが生えてきた。
「はぁ!!」
そして次々とウルガルム達を鉄球でミンチにしている、これにはさすがのメリオダスも驚いている様子だった。
「はぁはぁはぁ・・・・・・ははっ・・・はっははははははは!はははは!!・・・魔獣!魔獣魔獣魔獣魔獣魔獣・・・魔女!!」
レムは狂気に満ちた笑みを浮かべ、ウルガルム達を蹂躙していった。
「鬼だ・・・!」
「なんて奴だ・・・っ!危ねぇ!!」
メリオダスはレムに土砂が迫っていたのでレムを押し飛ばして代わりにメリオダスが土砂を受け、数匹のウルガルム達に噛み付かれた。
「・・・はぁ!!」
メリオダスは体を回転させてウルガルム達を吹っ飛ばしたが逃げられてしまった。
「くっ・・・どうやら、オレも呪いを受けちまったらしいな。徐々に魔力を吸われてる感覚がある。」
「だ、大丈夫なのかよ!!」
「あぁ、今のところ問題ねぇ・・・っ!」
「メリオダス!!」
「メリオダス君!!死なないで・・・死なないで・・・!!」
メリオダスは突然倒れ気を失ってしまった。その後はメリオダスと子どもを村に連れて行き、ベアトリスが呪いの解呪に取り掛かった。
スバルside out