メリオダスside
今俺達がいるのはルグニカ王国、ロズワールの屋敷から竜車に乗り、王都まで来たのだが・・・
「あのエミリアたん、これやっぱりやめね?」
エミリア「絶対にだぁーめ!スバルの事だから、目を離した隙におかしな事するに決まってる!」
スバルの言っているこれとはエミリアに手を繋がれていることだ。男として見てもらいたいスバルからすればこれは恥ずかしいだろうな。肝心なエミリアはスバルを友人として・・・と言うより今に限っては母親みたいになっている。
「いい加減イチャつくのはその辺にしとけや!客が寄り付かなくなんだろうが!」
後ろから男性の声が聞こえたので俺達は振り返って見たら、そこには顔に傷のある悪人面の男が居た。
「せっかく約束を果たそうって来たのに連れないねぇ。」
「無一文じゃなく、買い物に来たってのはありがてぇけどな・・・っと、そこの坊主もお前の連れか?」
「あぁ、こいつは一緒に働いているメリオダス。俺達の護衛だ。」
「スバルはついでだけどな。」
「んなっ!!」
「ほぉ〜ちっこいのに偉いじゃねぇか!俺はカドモンってんだ、よろしくな坊主!これうちで売ってるリンガだ、一つサービスだ!」
顔は悪人面だが悪い奴ではなさそうなので安心した。やっぱり人は見た目じゃないってことか。
「それじゃあ、私達は別の用事があるから貴族街の手前にある詰所に行くんだけど、メリオダスはどうする?」
「んじゃ、オレは街を適当にぶらぶらしてるわ。」
「そうか?じゃあ後で待ち合わせしようぜ。」
「そうね、まぁメリオダスなら一人でも大丈夫だと思うけど、一応気おつけてね。」
オレはスバル達と別れて街を探索した。どの建物もブリタニアには見かけないものが多く新鮮な気分だ。さっきは言わなかったがこの世界ではリンゴの事をリンガと言うらしい。他の食べ物もおそらく微妙に違う読み方だろう。
「しっかし何をするかな〜」
特にやりたい事も無かったオレは適当に街を歩き、酒場を見つけ酒でも飲むかと入店したら店主に「子どもがこんな所に来るもんじゃない!」と叱られてしまい、追い出されてしまった。
そんな事をしているうちにすっかり夕方になってしまい、結局何もしないで一日が終わってしまった・・・かのように思えたその時
「メリ・・・オダス・・・?」
オレの後ろから聞き覚えのある女の声が聞こえ急いで振り返った。
「エリザベス・・・?」
そこにはかつて愛し合い、互いに呪いを受けた最愛の恋人の姿があった。
メリオダスside out