「メリオダス・・・ひゃあ!」
「ふむふむふーむ、相変わらずお元気そうで何よりですなぁ」
「あっ・・・ちょ、ちょっとメリオダス・・・!」
再会早々エリザベスにセクハラをし出したメリオダスはいつの間にか自分の事を呼び捨てで呼ぶようになっているのに気づき、違和感を覚えたが、そんな事は気にせず続けた。
「エリザベスちゃんに何してやがるんだ!この豚野郎!!」
「ホーク!お前もいたのか。」
「メ、メリオダス!?お前死んだ筈じゃなかったのか!?」
なんとエリザベスだけでなくホークもルグニカ王国に来ていたらしい。そしてメリオダスは何故二人が・・・いや、一人と一匹がこの世界に来てしまったのか聞き出した。
「実は、私達にもよく分からないの・・・」
「〈豚の帽子〉亭に居たら急にここに飛ばされてよぉ、んで俺は周りを探索して帰って来たらお前がエリザベスちゃんにセクハラしてたって訳だ。」
「なるほどな・・・」
メリオダスは考えていた。彼の場合は命を落とし煉獄からブリタニアではなく、ルグニカに蘇生させられていた。これは魔神王が意図的にしたのか、それとも何らかの手違いがあったのか定かではない。だがエリザベスとホークは話しを聞く限り死んではいないのに何故この世界に来たのか分からなかった。
「・・・ま、何にせよお前が無事ならそれでいい。それに、また会えて良かった・・・エリザベス。」
「私も、会えてすごく嬉しい・・・メリオダス・・・!!」
「あぁ、約束だからな。オレはどんな場所からだって、必ず生きてお前の元に戻る・・・ってな!」
「うん!」
「まぁ、戻って来たってよりはこっちが迎えに来たって感じだけどな。」
その後はメリオダス達は今晩泊まる予定だった場所に行き、ロズワールにエリザベス達の話しをして屋敷に雇ってもらおうと交渉しようとしていた。
「なるほどねーぇ、エリザベスさんは君と同じブリタニアと言う地方からやって来たと・・・」
「そうなんです・・・あの、私をロズワール様の屋敷で雇ってもらえませんか!私・・・メリオダスと一緒に居たいんです!!」
「エリザベス・・・ロズワール、オレからも頼む!」
「・・・確かメリオダス君には魔獣退治の時の褒美を与えてなかったね・・・いいでしょう、エリザベスさんは今日から我が邸宅の使用人てーぇ事でよろしく頼むよ。」
「ありがとうございます!ロズワール様!!」
「よかったな!エリザベスちゃん!!」
「・・・ん?」
人の言語を喋る豚、ホークを見てロズワールは少し驚いていたが理解出来たらしく笑いながら言った。
「おやおやメリオダス君、お土産に家畜を捕って来てくれたなんて気が利くじゃーないか。」
「誰が家畜だ豚野郎!!俺は残飯処理騎士団団長ホーク様だ!」
「残飯処理騎士団・・・?」
「偉そうな豚ですまん。こいつで良ければ煮るなり焼くなり好きにしていいぜ。」
「そうそう・・・ってどっちも堪忍しろ!!」
という訳で無事にエリザベスはロズワール邸の使用人になることができ、その後ホークも雇ってもらえたらしい・・・残飯処理係として・・・