「七つの大罪?」
「そんな騎士団など聞いた事がないぞ?」
「憤怒の罪・・・まさか魔女教の関係者か!?」
『!!?』
貴族達がまた騒ぎ出し、一人の貴族が魔女教の名を口にした瞬間その場にいたラインハルト、ユリウス、フェリス、マーコス以外の近衛騎士達がメリオダスを睨みながら腰の剣を抜こうとしていた。
「エミリア、何でこいつらはオレを睨んでるんだ?」
「そ、それはね・・・その・・・」
「魔女教と言うのは嫉妬の魔女を信仰している集団で、各国でも危険視するほど犯罪行為を繰り返している・・・その中でも”大罪司教”と呼ばれる幹部達は大量殺戮をする事も厭わない危険人物達ばかり・・・これだけ説明すれば魔女教がどういう連中か分かるよねーぇえ」
ロズワールの説明を聞いたメリオダスは口に手を当てて納得した。偶然にもメリオダスは《七つの大罪》団長の憤怒の罪、確かにこの世界の人間ならばそれだけで魔女教の関係者と疑われても可笑しくはない。
「一つ言っておくがオレは魔女教ってのには全くの無関係だぜ?この憤怒も偶然一緒なだけだ」
「そんなの信じられるか!!」
「ならば魔女教と無関係だと言う証拠を出せ!!」
「参ったなぁ・・・」
貴族達は全く信用せずメリオダスを魔女教だと言い張る中、近衛騎士達は何時でも戦えるように臨戦態勢を取っている。エミリアはどうすれば良いか分からずオロオロしていて、他の候補者はただじっとメリオダスを見据えている。
「少なくとも私の目には、その男が嘘をついている様には見えんな」
すると王選候補者であるクルシュ・カルステンがメリオダスを擁護した。
「そやねぇ、仮に魔女教やとしたら近衛騎士団が勢揃いしてる場所でわざわざ公言せぇへんと思うよ?何より益があらへん」
「まぁ、このちんちくりんが大量殺戮をする様には見えねーしな」
「なっ・・・何故だ!!此奴は即刻処刑すべきだと言うのが何故分からん!!」
「そうだ!!憤怒など、魔女教大罪司教のそれではないか!!」
クルシュに続いてアナスタシア、フェルトの擁護する様な発言に対して貴族達は不服を示した。
「皆の者、静粛に近衛騎士達も剣を収めなさい」
とうとうマイフロトフが静止を呼びかけ、騒いでいた貴族や臨戦態勢を取っていた近衛騎士達は静かになり、再びマイフロトフが話し出した。
「此奴が魔女教と繋がりがある件についてはクルシュ様やアナスタシア様の考察で判断した結果、現時点で信憑性が薄いものとする」
と言うことで話しはまとまったがメリオダスに対する疑心が晴れた訳では無い。特に貴族側はメリオダスとエミリアが魔女教と共にルグニカ王国を滅ぼそうなどと見当違いな事を考えた者もいたらしい。
その後はアニメ通り話しが進み王選が開始された。