メリオダスside
昨日、エミリアが連れて来たという怪我人は朝起きて突然何かに恐怖したように悲鳴を上げたらしい。なのでエミリアが
「メリオダス、お願い!スバルを助けてあげて!私には話してくれなかったげど男の子同士なら話してくれるかもしれないわ!」
と言ってきたのでオレはそのスバルって奴の部屋まで来たのだが、先にベアトリスがスバルと話していた。
「よう、ナツキ・スバルだな?エミリアが心配してたぞ。」
「メ、メリオダス・・・すまねぇ・・・」
ん?確かこいつとオレは初対面だよな?何でオレの名前を知ってんだ?まぁ、それはいいか。
「ベアトリスはここで何をやってたんだ?」
「ベティーはあの小娘に妙な言い掛かりを付けられてここに居るかしら。それでベティーはこいつを五日間守ってやる契約を結んだところだったのよ。」
「そうなんだ、それでメリオダスにも俺を守ってもらいたいんだ!頼む!」
いきなり頼まれたが、エミリアに助けてあげてと言われたしな。ブリタニア探しはその後でもいいか。少なくともエリザベスは大丈夫だしな。
「わかった、五日間お前を守ればいいんだな。任せろ!」
「すまねぇ、恩に着るぜ。」
その後、こんな事になったのでロズワールにオレを傭兵としてこの屋敷で雇ってもらった。
そして四日目の朝になった。オレはスバルをベアトリスの禁書庫まで運び、ベアトリスはスバルを蹴って起こした。
「さっさと起きるかしら・・・ふん!」
「バンボルディア!!」
「約束に時間だから嫌々来てやったのに随分余裕のある奴なのよ。」
「肝心な四日目に居眠りとかマジ命知らずの阿保かよ!」
「それにしても遂に最後の日だな。」
「あぁ、マジありがとな!二人とも!」
「礼を言うのはまだ早いかしら。」
ベアトリスはいつも通り椅子に座って本を読み出した。スバルもベアトリスに本を投げ渡されて読んでいる。オレはここの字が読めないから適当に座って明日まで待つ事にした。
それから数十時間経って突然ベアトリスが何かに呼ばれたらしく禁書庫を出た。オレはスバルを守るために禁書庫に残ったがスバルはベアトリスの事が気になったのか禁書庫の扉を開けた。その扉から朝日が差し込み遂に五日目が来たと自覚した。
「まさか・・・越えたのか?・・・四日目の夜を・・・ハ、ハハハハ・・・あれだけ遠いって思い込んでいたのに・・・こんなにあっさりと・・・」
スバルが喜びのあまり床に膝を着いた。だがそれも束の間、エミリアが血相を変えてやって来たと思ったら、いきなりスバルの手を引いてどこかへ行ってしまった。オレもすぐにその後を追っていると突然・・・
「いやぁあぁぁあぁああぁ!!!」
ラムの悲鳴が聞こえたので急いで向かった。そしてその部屋にはベアトリス、ロズワール、エミリア、スバルそしてレムの亡骸の横で慟哭ているラムがいた。
メリオダスside out