ジークフリートとして生きる   作:鉄血

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仕事とイベントを回ってたら、遅くなってしまって申し訳ない。
FGOガチャの結果。無料十連5回分と呼び札23枚の結果。
沖田オルタ、刑部姫、エミヤアサシン、エミヤ、李書文、タマモキャット、岡田さん2枚と大当たりだぜやったー。
そんなわけでどうぞ!!


四糸乃パペット
四糸乃と出会った日


カーテンに朝日が差し込む。

その光が顔に当たり、眩しくなり目が覚めた。

オレはベットから体を起こすと背を伸ばした。

背中の呪いのせいで、何時もの寝かたが出来ないせいだ。おかげで受肉してから、横になって寝るか、うつ伏せになって寝るかのどちらかしか出来ない。

不死身の肉体を手にしてから不便になったと思ったものだ。

そろそろ朝御飯を作らなければ十香が学校へ行かなくなる。

そう思いながらオレはベットから降りようとしたが、オレの腰に誰かが捕まっている感覚があり、オレは布団をめくった。

そしてそこに居たのは・・・・

 

「ん・・・・」

 

オレの足を抱き枕がわりに十香が幸せそうな顔で眠っていた。

 

「はぁ・・・・」

 

またかとオレは思いながら溜め息をついた。

ここの所最近はこればかりである。

ラタトスクからは"十香の精神がオレといる間が一番安定するからマンションが出来るまで此処に住まわせろ"と言っていた。

大体、此処はオレの家ではない。

ランサーの家の二階だ。

ランサーは身元がないオレ達に「此処に住むと良い」と言われた。

始めは断ろうとしたが、ラタトスクから"監視が面倒になるからマンションが出来るまでその家で住め"と威圧が伝わってきたので、ランサーにすまないと思いながら

十香と一緒に住むことになった。

そして今は男二人と美少女一人という空間になっている。

端から見たら大丈夫か?と思う絵面だが、大丈夫だ。

カルナはそんな事には興味がなく、オレは生前とはいえ妻がいる。

だが、その事を十香に知られたらどうなるのか、考えたくもない。

そんなこんなで今に至るという訳だ。

・・・話が逸れた。

まぁ、十香がこのように毎晩、自分の部屋を抜け出してはオレの部屋に来て寝ているので、流石に頭が痛くなってくる。

そんな事を考えていると十香が目を擦りながら起きた。

 

「・・・・ん・・・・ジーク・・・おは・・・よう・・・」

 

まだ、眠いのだろう。頭をこっくりこっくりとさせながら言っている。

そんな十香にオレは言った。

 

「十香。今から朝御飯を作ってくる。少し時間がかかるからもう少し寝ていると良い」

 

オレがそう言うと、眠気に勝てなかったのか、"ポスッ"と体をベットに倒させて、すぅすぅと寝息をたてながら寝てしまった。

やれやれと思いながら、彼女に布団をかけてオレはキッチンに向かった。

階段を降りリビングに向かうと、そこにはコーヒーを片手にニュースを見るランサーの姿があった。

 

「すまない、ランサー。少し遅れた」

 

オレは彼に謝罪をした。

なんせ、今日の料理当番はオレだ。

何時もより10分ばかり遅い。それはランサーもかなり迷惑だろうと思ったのだが、ランサーは気にしていない様子で言った。

 

「気にしなくてもいい、セイバー。今日は少しばかり早く起きただけだ。お前が気にする事はない」

 

「では、早速朝食の準備に取りかかる」

 

オレはそう言って朝食の準備に取りかかった。

 

それから三十分して十香が目を擦りながら降りてきた。

起きたばかりで、彼女の髪は寝癖が酷い。

これは直すのが大変そうだと思いつつ、オレは十香に言った。

 

「おはよう、十香。もう、朝食は出来ているぞ」

 

「ん・・・・」

 

オレの言葉にコクりと頷きながら十香は椅子に座った。

オレとランサーはもう食事は済ませてあるので、後は十香だけだ。

モソモソと十香が食事をしている中、オレとランサーは天気予報を見ていた。

 

「今日も雨か」

 

ランサーの言葉にオレは言った。

 

「ここの所最近、雨ばかりだな。なかなか、洗濯物が乾かなくて困る」

 

かれこれ一週間も雨が降り続いているのだ。

そろそろ晴れて欲しいと思うところもある。

だが、天気は流石にオレ達でも替えることは出来ない。

そんな下らない事を考えていると十香が言った。

 

「ジーク!!今日は調理実習というものがあるから帰ってきたらクッキィと言うものを食べてほしい!!」

 

「分かった。楽しみにしているよ」

 

オレは彼女の言葉にそう返すと、彼女は嬉しそうにして着替えに行った。

そしてランサーが言った。

 

「それでは俺たちもそろそろ準備をするとしようセイバー」

 

「ああ、今日も雨だからそれなりには来るだろう」

 

「そうだといいが」

 

そんな事をオレ達は言いながら朝準備をした。

 

◇◇◇

しばらくして・・・・

学校では死闘が行われていた。

士道はその様子を見て冷や汗を流していた。

何故なら十香と折紙が言い争いをしているからである。

事の発展は調理実習で作られたクッキーであった。

始めは十香がジークフリートに食べてほしいと言っていたクッキーを俺に味見をしてほしいと言ってきたのでそれを了承し、食べようとしたら折紙のフォークによる投擲によるクッキー粉砕が言い争いの発展である。

 

「シドーには私のクッキィを食べてもらうつもりだったのに邪魔をするな!」

 

「邪魔なのはあなた。すぐに立ち去るべき」

 

「何を言うか!あとから来ておいて偉そうに!」

 

これでは不毛な争いである。

それを止めるために俺は彼女達に言った。

 

「落ち着けって二人とも!」

 

放って置いたら殴り合いになりかねない。

俺は二人の間に割って入ると、なだめるように二人の距離を取らせた。

 

「ぬ・・・・・それではシドーは、どちらのクッキィが食べたいのだ?」

 

「え?」

 

不意にそんな事をいわれ、俺は間の抜けた声を出した。

十香と折紙が、左右から同時に、クッキーが入った容器を差し出してくる。

 

「さぁシドー!」

 

「・・・・・・・」

 

十香と折紙、二人の刺すような眼光に射竦められた俺は、顔中にぶわっと脂汗が出るのを感じつつ後ずさった。

・・・・・どっちを食べても殺されそうな気がする。

そんな事を彼は考えながら彼は胃を痛めた。

 

◇◇◇

 

「・・・・はぁ──・・・・」

 

学校が終わり、その帰り道に士道は溜め息をつきながら日の傾き始めた住宅街を歩いていた。

彼の顔は疲労の色に染まり、髪も心なしか艶がない。

それも無理はないだろう。

結局あの後、十香と折紙は喧嘩をし、そのたびに士道が止めにはいる。

そんなことが今日に始まったことではない。

先月から十香が転入してきてから、毎日のように二人の小競り合いが続いているのである。

それは彼も溜め息をつきたくなるのもわかる。

そして、もう一度溜め息を吐こうとし──

 

ポツンと突然、冷たいものが頭に当たった気がした。

 

「・・・・うわ」

 

呻くようにして彼は顔をしかめた。

いつの間にか雨が降って来そうな天気になってきたのである。

 

「雨かよ。傘を持って来ておいてよかった」

 

「ん・・・・・・・?」

 

雨が降ろうとしているなか、彼はふと足を止めた。

 

「女の子・・・・?」

 

目の前にいた少女に目が止まった。

可愛らしい意匠の施された外套を身に包んだ、小柄の影。

顔は窺い知れない。というのも、ウサギの耳のような飾りがついた大きなフードが彼女の頭をすっぽりと覆い隠していたからだ。

そしてもっとも特徴的なのは、その左手。

やけにコミカルなウサギの人形がそこに装着されていたからである。

そんな少女が人気がなくなった道路で楽しげに跳ね回っていた。

冷たい雨の中で、軽やかに踊る少女に、

目を釘つけにされ──

 

───ずるべったぁぁぁぁぁぁんッ!!

 

「は・・・・・?」

 

呆然と俺は目を見開く。

・・・・女の子が、コケた。

それも顔面に盛大に。

彼女の左手からパペットがすっぽ抜け、前方に飛んでいった。

うつ伏せになって動かなくなくなる。

 

「・・・・お、おいッ!」

 

俺は慌てて駆け寄ると、その小さな体を抱えるように仰向けにしてやった。

 

「大丈夫か、おい」

 

そこで初めて少女の顔を見とることができた。

ふわふわの髪は海のような青。丸い頬。まるでフランス人形のように綺麗な少女だった。

すると後ろから声がかけられた。

 

「すみません。この人形は彼女の物ですか」

 

後ろからかけられた声に俺はすぐに振り向いた。

そこにいたのは黒い肌に黒い髪の長身の男だった。

彼の色に反対するように白色の服が目立つ。

優男のような雰囲気の男だった。

すると俺に抱き抱えられていた少女は、俺が振り向いた時に目を覚ましたのかその男が持っていたパペットを奪い取るとすぐさま逃げていった。

 

「あ、おい」

 

少女が逃げていった方を俺は見ながら呆然とした。

すると褐色肌の男から声がかけられた。

 

「先程はすみませんでした。すこしばかりよろしいですか」

 

「あ、ああ・・・」

 

俺はその言葉に返事をした。

 

「私は人を探しているのですが、この写真に写っている男を見ませんでしたか?」

 

俺はその写真を見ると顔が固まった。

その写真の人物を見たことがある。

それは十香の力を封印する時と喫茶店でだ。

彼は目からビームを出して丘を消し飛ばす、傷はすぐに再生するといった精霊を圧倒し、人外じみた強さを誇る喫茶店の店長だった。

そんな彼を探している男はいったい何者なんだ。

そんな事を考えながら俺はランサーと呼ばれている人物の所へ案内をした。

 

その頃、ジークフリート達。

 

「ん?」

 

「どうした?ランサー」

 

「・・・・いや、何でもない」

 

そんなやり取りが行われていたそうな。

 

 




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